セリフ/【オレの未来をどうするか、その答え。アーシェと行けばみつかると思う。】

Last-modified: 2022-03-20 (日) 18:03:26

FF12

ガリフの地ジャハラで、アーシェに語ったヴァンの心情。
全文は

「帝国が憎いとか、仕返ししてやるとか――怨みばっかりふくらんで――けど、その先は全然。
どうせなんにもできやしないって。気がついて、空しくなって。そのたびに兄さんを思い出して――。
オレ、そういうの忘れたくて、とりあえず『空賊になりたい』とか――景気いいこと言ってたんだろうな。
兄さんの死から――逃げたかったんだ。
アーシェについてここまで来たのも、きっと逃げたいからなんだ。
でも、もうやめる。逃げるのはやめる。ちゃんと目標みつけたいんだ。
オレの未来をどうするか、その答え。アーシェと行けばみつかると思う」

ヴァンがの死を乗り越え生きていくことを決意した瞬間である。
力に執着しなくなったヴァンは、以降リドルアナ大灯台までオキューリアの見せる幻が見えなくなる。


なかなか主人公らしい台詞である。
この歳頃の主人公によくある精神的成長を示すものであり、ヴァンが純粋に主人公らしく見えるのだが…。
言うのが早過ぎた、オマケに戦争の危機が迫っているという世界情勢がヴァンを隅に追いやってしまった。


アーシェと同じく、戦争で大切な人を失ったヴァンだからこそ重い言葉。
大灯台でのガブラスとのやりとりも、ヴァンとアーシェだからこそ、深く心に残る。
帝国に対しての恨みを捨て、前に進むための目標を見つける決意が伺える。


過去を乗り越え、今を精一杯生きるヴァン、パンネロ。
過去に囚われ、そこから抜け出せないバルフレア、アーシェ。
こうして見るといい対比なんだがな。


従来のFFならば物語後半に持ってくるであろうセリフ。
もう少し後まで迷ったり悩んだりしていれば主人公らしい場面も増えただろうが、
12は色々な意味で近作の常識を破ることがコンセプトにあったためこんな扱いになった。

DFFAC

ヴァンのC.Lv13で開放されるシンボルチャット
「もうやめる 逃げるのはやめる」が抜き出されている。致死ブレイブをドレッドノートで固定したときによく使われる。

  • 「じゃあなー」と組み合わせて「もうやめる 逃げるじゃあなー」。