現在?人閲覧中
今回のカスタマイズは必要と感じた方のみ操作をして下さい。
目次
今回の内容
今回はライブラリーに表示される曲目を、日付順にして表示する設定を行います。
現在の設定では、歌手/アルバム/曲の順に階層別け及び表示がされています。
このアルバムの部分が、ABC順であったり実際のフォルダーの表示順であったりするかと思います。
私の場合、楽曲は発売された順に頭の中で記憶されています。
その為、目的のアルバムや曲を探すのにABC順で整理されていると変に手間取ってしまったり。
NG Playlist欄のDateカラムをクリックして日付順にソートし直せばいいのですが、どうせなら規定で日付順表示にしたい!
(ABC順を好む方は現状のままがベスト設定でです)
この手の動作は大抵 Title Formatting で設定ができます。
(と思っています。実際の所はどうなんでしょうか。)
そこで Title Formatting の解説ページを読んで調べてみました。
解説を読みながら実際に設定しテストをするも、残念な事に思ったような表示順にする事ができませんでした。
最終的にはパネル自体を変更する事によって、なんとか実現に成功しました。
パネルを変更せずに表示順を変更する方法を知っている方は、そちらのやり方が良いかも知れません。
準備
まず、第9回にて追加・設定したALbum List Panelによるライブラリー表示を廃止し、Filterによるライブラリー表示に変更をします。
設定画面を出して設定を変更しましょう。
Preferences → Display → Columns UI →Layoutタブ
パネル Album list を削除して、代わりにパネル Filter を追加します。
下の画像のように設定してみましょう。
導入
- Album listパネルと同じ階層にFilterパネルを追加します。
Album listパネル真上にあるHorizontal splitterを右クリック
Insert panel → Panels → Filter
- 追加されたFilterをAlbum listの下まで移動します。
Filter右クリック → Move up
- Album listを削除します。
Album listを右クリックしてRemove panel
設定が出来たらApply→OKをクリックして確認をします。
確認
Filterパネルに変更直後は左の画像のようになります。
Filter欄上部のGenreを右クリックして、表示をArtist別に変更します。
↓ 変更後
ライブラリーの表示が、アーティスト別になりました。
調整
第13回でやったように、表示の調整を行います。
パネルが変わった為、第13回の方法では全ての調整ができません。
Filterパネルの場合は以下の箇所から調整を行います。
Preferences → Display → Columns UI → Filterタブ → Vertical item padding
ここの数値を上下して行間を調整できる。
メイリオを使用している場合や、フォントを大きくしても行間は狭めたい場合などはここで調整しておきましょう。
↓
フォントやフォントサイズの調整は、通常通りColours and Fontsから行います。
Element = Filter Panel : Items
Mode = Custom
上記のように項目を選択した状態でFont 欄の Change...をクリックすると、ライブラリー欄のフォントとサイズを変更できます。
↓
設定
次に今回の目的である日付順に表示させるための設定をします。
Preferences → Display → Columns UI → Filterタブ
Behaviour欄のSort incoming files byにチェックを入れます。
恐らく、ここは既にチェック済みだと思いますが念の為に確認をして下さい。
次に、Sort incoming~の欄に以下を入力します。
%date%%album%%tracknumber%
または
%date%%album%%discnumber%%tracknumber%
これでアルバムやシングルが日付順に表示されるようになりました。
ソートは上記の右側のTitle Formattingから行われます。
この場合、まずはトラックナンバー順に並べます。
複数枚組のアルバムの場合には、更にディスクナンバー順に並び替えられます。
その後、アルバムorシングル毎にまとめられ、最後に日付順に並べ直されます。
この辺りは詳しく理解していません。 色々と試した結果、このような動作をする事が確認できただけなので実際は違うかも知れません。 間違っている場合は、ご指摘を頂ければ幸いです。
発売日順に並ばない場合は、タグやシートを確認して下さい。
年度だけでなく、月日まで情報が入力されている必要があります。
情報が年度だけの場合、同年に発売された曲はアルバム名ABC順で並びます。
また、mp3にタグを埋め込んでいる場合はID3v1ではなく、ID3v2*1以上のバージョンのタグで情報を埋め込む必要があります。
ID3v1では月日を設定する事が出来ないので注意して下さい。
設定ができたら、OKを押して設定を適用して下さい。
確認
設定が完了しても、既存のプレイリスト内の表示順は変わりません。
設定が成功したかどうかの確認は、Filterパネル欄で行います。
① 任意のアーティスト名をクリック。
② ウィンドウ右側のNG Playlist内に表示される楽曲を確認。
ライブラリーに登録されているアーティスト名を順々にクリックして、全てが問題無く並べられているか確認して下さい。
同時発売などで、同アーティストで日付が完全に一致しているアルバムなどはABC順になります。
※注意
既に作成済みのNG Playlist内の順番は変わらず、上記の設定後に作成されたNG Playlistから反映されます。
調整2
今回のカスタマイズをすると、プレイリスト欄(Playlist Switcherパネル)に以下の二つが勝手に追加されます。
- Filter Results
- Filter Results (Playback)
これらはFilterパネルを利用する事によって現れます。
Album Listパネルを使用した際のLibrary viewに似ています。
Filterパネルはその名の通り、メディアライブラリーにフィルターをかけるパネルです。
どんなフィルターをかけているかと言うと、こちらで設定した通りArtist別でライブラリーを整理しています。
設定前は、これがGenre別になっていました。
Filter欄で任意のアーティストを選択する事で、
Playlist Switcher欄にFilter Resultsという形で選択したアーティストに関する音楽ファイルだけをフィルターして出力します。
なのでFilter Results(フィルタリングした結果)という名前なんですね。
ではFilter Results(Playback)はというと、一度フィルターして出力したプレイリスト(Filter Results)をそのまま再生する事で出現します。
Filter欄のアーティスト名をダブルクリックして再生すると現れ、
フィルターされ出力されているNG Playlist内の曲を選択して再生すると現れません。
少しややこしいですね。
いずれにせよ、Filterパネルを使用している以上は必要な機能なので消さずにそのままにしておきましょう。
例えプレイリストから消したとしても、アーティストをクリックすればまた作成されます。
それに、Filter Resultsは上書きで更新されるため、Filter~とFilter~(Playback)の二つしか作成されません。
第9回で紹介したAlbum ListパネルにおけるLibrary viewと同様にリスト最上部に移動して、そこを定位置として有効活用して下さい。
どうしても表示させたくない、または、自分には必要ないという場合は以下の手順で非表示にする事ができます。
Preferences → Columns UI → Filterタブ
Auto-send selection to playlistのチェックを外します。
これでFilter Resultsが更新される事も、新規に作成される事もなくなります。
(ただし、既に作成されている物は手動で削除する必要がある。)
Library view 削除
Filter Results 最上段に移動
Filter Results (Playback) 最上段に移動
おさらい
番外編の後から色々と調べて考えてみた結果、今回の内容となりました。 今回のカスタマイズは、人によっては全くの不要、またはもっと良い方法があるかも知れません。 私にはこの方法しか分からなかったので今回のような方法となりました。 また、今回実施したカスタムは私が個人的に便利だと思う状態にする内容です。 中には逆に不便に感じる方もいると思います。その場合は弄る必要はないかも知れません。
しかし、カスタムする方法はご紹介できたと思います。 今回紹介した内容をマスターし、ご自身にとって一番良い表示方法にカスタマイズが出来たなら幸いです。
投票ありがとうございます。
(ここまで)