キャラバンシューティングコレクション

Last-modified: 2022-08-06 (土) 21:45:23
ジャンルオムニバス

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発売・開発元ハドソン
発売日1995年7月7日
定価6,800円
判定なし
ポイントFCキャラバンシューティング三部作を丸ごと収録
良くも悪くもそのまんまのベタ移植


概要

  • かつてハドソンからファミコンにて発売された、キャラバン公式認定ソフトであった3つのシューティングを完全収録した一作。
  • 他のFCソフト収録のSFCオムニバスソフトとしては『スーパーマリオコレクション』や『忍者龍剣伝 巴』などがあるが、アレンジ化されたこれらとは違い、完全なまでにFC版のそれを再現しているのが特徴である。

収録作

  • スターフォース
    • 1985年発売。第1回キャラバン公式認定ソフト。キャラバンシューティングの元祖であり、アーケードからの移植でもある。元々はテーカン(現コーエーテクモゲームス)のゲームであったが、同社の許可をもらいハドソンが開発を行った。
    • なお、当然ながら本作に収録されているのはFC版であり、AC版とは一切無関係である。
  • スターソルジャー
    • 1986年発売。第2回キャラバン公式認定ソフト。おそらくキャラバンシューティングはおろか、ファミコン全般においても非常に有名な存在。高橋名人が有名になったきっかけは、このゲームの存在が極めて大きい。
  • ヘクター'87
    • 1987年発売。第3回キャラバン公式認定ソフト。FC版キャラバンシューティングとしては最終作にあたる。残機とライフを兼用、ステージによって縦と横にスクロールが変化、そして異様なまでの高難易度、と歴代キャラバンシューの中でも異端の目で見られやすい存在。

評価点

  • ファミコンで人気を博したシューティングが3本収録されていること
    • 『スターフォース』『スターソルジャー』『ヘクター'87』のいずれもファミコン全盛期にキャラバン等でスコアアタックが盛り上がりを見せた作品であり、本作発売時点で『スターフォース』は10年前の作品ということになる。古い作品が当時の現行機で遊べるということはそれだけでも評価点と言えるであろう。
    • 操作遅延といった移植作品にありがちな分かりやすい問題点も見受けられないため、快適にゲームをプレイすることが出来る。

賛否両論点

  • 概要でも述べた通り、アレンジなしのベタ移植である。
    • グラフィックやサウンドはFC基準であり、処理落ちやちらつきも完全再現されているが音源が強化された事で弾や爆発等の効果音とメインのBGMが被って変に聞こえる事はなくなっている。
      • 好意的にみれば混じりっ気無しの完全移植であり、否定的だと古臭い感は否めないところ。
    • ベタ移植であるが故に、FC版同様に連射機能は存在しない。連射パッドを使用するか、特定のパワーアップを取らない限りは手動で連打する必要がある。

総評

当時のSFCとしては価格がリーズナブルで、ほぼ完全再現という意味では、かなりのお買い得ソフトといえる存在。

その反面、それ以上の要素もないので、収録作にこれといった魅力を持てない人にとっては、ただの古臭いオムニバス集でしかないのも事実である。

S端子やRGBケーブルを使えばFC版以上の高画質でプレイ可能ではあるが。


余談

  • ほぼ同内容のソフトとして、2006年1月19日発売にハドソンからゲームボーイアドバンスにてリリースされた『ハドソンベストコレクション Vol.5 シューティングコレクション』がある。
  • これ一本で3つのソフトをプレイできるのは美味しいのだが、やはりというかWiiのバーチャルコンソールには配信されていない。すでに配信されている元ソフトの存在もあり、配信されるのは非常に厳しいのが現状であろう(ちなみに、『スターソルジャー』以外の二作は未だに配信されていない)。
    • ちなみにWiiのVCで『スターフォース』は配信されているが、これはアーケード版でありFC版とは内容が異なる。