中野三玖

Last-modified: 2023-11-25 (土) 01:09:51

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中野姉妹三女の三玖は、夜遅い時間になっても眠る様子が全くなかった。ベッドの上に座る彼女の視界には、九人の自分の姿。
服装から顔まで違いは一切なく、世にも珍しい一卵性五つ子が可愛く思えるレベル。

「「「「「「「「「「・・・・・・」」」」」」」」」」

続く無言。室内は静寂に包まれており、動いている冷房の音だけが異様に大きく聞こえていた。十人の三玖は互いに向き合った円陣のまま、ゆっくりと右腕を前に伸ばした。中心で十個の手がぶつかり、触れた部分からは確かに人肌の体温が感じられた。自分が増えた状況が現実だと改めて認識されていき、表情になくとも三玖の胸の中は喜びで沸き立っている。おそらく触れられたら、相手は即座に激しい心音を鳴らす心臓に気づくことだろう。

「「「「「「「「「「・・本当に私が十人いる。・・まるで分身の術みたい・・」」」」」」」」」」

戦国時代が好きな三玖は、当然ながらその時代に陰で活躍していた忍者にも興味津々だった。ゲームや漫画などで知った人間離れした身体能力、そして状況を一変させる忍術。
忍術の中では、特に分身の術が気になっていた。自分と同一の存在を無数に増やすという、人間が一度はやってみたいと思う有名な術。もちろん、実際に特訓したからといってできるわけもなく、一度は姉妹に自分と同じ格好をさせてリアル分身の術をやってみようかと考えたほど。
しかし、もう考える必要はなくなった。偶然とはいえ、長女のおかげでこうして自分を増やすことができたのだから・・。

「なんだか忍者になったって気分だね」
「うん。それにやっぱり自分だからかな?姉妹と一緒にいるのとは違った安心感がある」
「それになんだろ?とっても身体が熱くなっているような・・」
「冷房は利いているはずなのに不思議」

喜びとは違う別の感情。身体を少しでも冷まそうと、無意識に服や下着を脱いでしまう。あっという間に室内には十人の裸姿の少女が揃っていた。
足から顔までじっくり視線を動かしても、やっぱり違う部分など見つからない。むしろホクロの位置まで同じだったので、嬉しさの方が倍増しただけ。裸になり表面上は冷たい風で冷めていく、なのに内部の熱は一向に下がらず逆に上昇していっているみたいだ。熱の上昇と同期して、胸の鼓動も激しさを増す。

(私がいっぱい・・私がッ!?)

次第に三玖は目の前の九人の自分から目が放せなくなっていた。理由は不明だが、別の自分を見ているだけで身体中が疼いてしまい、抑えるのが限界になりつつある。呼吸は荒くなり、冷めていた肌からまた汗粒が噴き出てきた。顔を上げた瞬間、三玖は―――いや三玖たちは瞠目した。・・・火照った身体、赤らめた頬、潤んだ瞳と魅力たっぷりの少女たちから見つめられていたのだ。せっかく耐えきっていた理性から大きな亀裂の入る音が聞こえる。

「「「「「「「「「「ね、ねぇ・・ちょっとだけ、私のお願いきいて?」」」」」」」」」」

湧き上がってくる性欲。それでも自分相手に「性行為しよ」なんて恥ずかしくて言えるわけもない。だから遠回しに頼んで無理やり流れにもっていこうと企んだが、十人とも同一人物なので考えることは一緒だろうとすぐに思い、開き直って飛びついた。

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「んぁ・・ふぁ・・やぁん・・!」
「すごい刺激っ!・・もっと強く、あん!」

ベッドの上に向かい合ったまま寝転ぶ二人の三玖。彼女たちは股を開き、間に隠されている秘部を曝け出したまま躊躇なくくっつけた。同時に開いていた股を閉じ、外れないようにロックをかける。
貝合わせをした瞬間、二人の身体を強烈な刺激が襲った。初めてのこともあってか、威力は相当だ。知識はからっきしだが、態勢だけにやれることは限られる。
二人は両手をベッドに置き、身体のバランスを保ちながらゆっくりと下半身を前後に動かしてみる。するとどうだろうか!瞬く間に膣口と膣口が擦れる。その衝撃を受けた時に、開いた口から発せられたのは大きな喘ぎだった。一度味わうと、人間とは気持ちの良いことに夢中になる生き物だ。三玖と三玖は止まることなく腰を動かし続ける。次第にパンッパンッと肌の当たる音しか聞こえてこなかったBGMの中に水音が混ざり始めていく。
快楽で分泌された愛液が繋がっている相手側の膣内へと流れ込む。だが、一滴残らず綺麗に入っていくわけでもなく半分ほどは零れてしまう。普通なら零れた愛液は外に撒き散らされるのだが、膣口同士が綺麗に合わさっているために範囲は膣周辺に留まる。
ぶつかる度に愛液同士が膣口とともに擦れ、卑猥な水音を奏でる。

「ああん!私の――三玖のが私の中に流れ込んでくるぅぅぅぅぅ❤❤❤」
「動くたびに揺れる三玖のおっぱい・・とってもエロくて興奮してくる❤❤」
「「三玖と三玖の汁が何度も交換されて、より濃厚になってくのぉ感じる❤・・・はぁ、はぁ・・身体がもっと熱くなってきたよぉ❤❤❤」」

正確に感じてくる膣の中を激しく行き来する愛液の動き、それと身体が揺れることで大きく暴れる巨乳の姿。自分自身をオカズにしながら、三玖たちの興奮は絶頂まで迫ろうとしていた。

「あっちの私たち、すごく気持ちよさそう・・❤」
「うん。・・ねぇ?早く私たちも続きしよ?」
「待ちきれないの?同じ私と思えないぐらい、変態だね♪」
「だって・・こんなの覚えたら、もう意識しないなんてできないもん!」
「じゃあ・・続きしよっか❤」
「今度は二人で仲良く気持ちよくなろうね❤」

貝合わせしている三玖同士のペアを隣から眺めながら、二人の三玖は視線を相手へと戻す。彼女たちも貝合わせ状態なのだが、最初の組とは態勢が違っていた。仰向けに寝転がる三玖の上にもう一人が重なるように上に寝転がる。両足は交差させて絡ませ、膣口同士がピッタリ全体的に密着している状態となる。
両腕を相手の首へと回し、乱れた吐息を何度も浴びせる。

「「またくるっ!!おマンコ同士のぶつけ合い、気持ちよくて止まらない❤❤」」

身体を上下に動かせば、膣同士が何度も擦れ、ぶつかり弾ける音を出す。愛液で濡れている所為か、音は異様に反響していた。うっとりと相手を見つめながら、三玖たちは性行為を満喫する。

「三玖とおっぱいがぶつかって、柔らかい乳房と鋭い乳首が擦れていい❤」
「こんなに密着してるからか、三玖のいい匂いが漂ってくるよぉ❤汗のにおいも混ざっていて、吸うだけで身体が火照ってくる❤」
「「でもやっぱり一番は・・」」

三玖と三玖の動きが一瞬止まる。二人は見つめ合いながら、ドキドキしている心臓の音を落ち着かせつつ同時に合図を送る。

「「・・やって」」

その言葉を聞いた途端に、動きが再開。刹那、凄まじい快楽が全身を駆け巡った。

「「あああああああああああああああああああああーーーーッ❤❤❤」」

物静かな彼女からは信じられないほどの、大きな嬌声が発せられる。動きの速度がどんどん上がっていく。

「「はっ❤はっ❤突起した部分が潰れて、今までで一番気持ちいいの、きたね❤❤・・あん❤あん❤」」

膣口を押し付けていた三玖たち。しかし重ねているのは膣だけでなく真上にポツンと膨らんだ突起物―――陰核も入っていた。とても敏感で、刺激の強い箇所。そんなこと知る由もない三玖だが、雰囲気で陰核同士をぶつけてみた。直後二人を待っていたのは、溢れんばかりの快感だった。愛液が湯水のように噴出され、互いの膣内を満たしていく。あまりの量に、ブクブクと泡立つほどだ。
三玖たちはその余韻を堪能しながら、相手の温もりを味わうのであった。

「「んぐうううううううううう❤❤❤」」
「「あっ❤あっ❤もっと吸ってっ❤もっとぉ❤」」

今度は珍しく二組の共同作業だった。貝合わせしている二人の三玖の顔にそれぞれ一人ずつ座り、秘部を口元に当てていた。あとは下の二人が動けば連動的に上の二人にも効果が起こる。
下側の三玖たちの方が二人の自分を同時に相手をしないといけないため、疲労も二倍という苦労がある。が、その代わりに二倍の快楽を満喫できるのだから、お相子だろう。
マンコ同士を重ねた状態で下半身を動かしつつ、顔面騎乗している三玖の膣を舐める。

「「んちゅ、れろっ、ぴちゃ・・❤」」
「「い、一方的に舐められるのも・・いいね❤それに三玖の舌が触れるたびにこそばゆくて、身体が悶えちゃうううう❤❤」」

下の三玖たちは疲労だけでなく、顔に自分の体重が丸々乗っかっているのだ。酸素もほとんど吸えず、酸欠する危険さえある状況。それでも彼女たちは相手を喜ばせようと、苦しみに耐えながら膣を舐める。舐めるとお尻がぶるっと震えて弱めのマッサージを顔に受けているような気分だ。
それだけでなく、分泌された愛液が舌先から口内へと流れ込み、喉を通っていく。初めて味わう性の味。お世辞にも上手いとは言えないが、だからといっていらないと思うほどマズくもない。とにかく独特な味で、もっと欲しくなるような欲求が刺激される。三玖と三玖は苦しみなんて二の次。もう一度愛液を飲みたい一心で、無我夢中に舌を動かしているのだ。
耳から聞こえてくる相手の喘ぐ声。喜声から察するに、とても喜んでくれているのがうかがえる。見えていなくとも、同じ自分だからこそ分かる部分がある。

「「じゅるううううううううう❤」」
「「ひゃああああああああーーーっ❤❤す、すっちゃぁ・・だめぇ・・❤」」

舐めるだけじゃない。時には膣内に隠れている愛液を残らず搾り取ろうと吸引もする。すると膣内の中に冷たい空気が入り込んでしまうため、やられている方は過敏な反応をしてしまう。

上側の三玖たちは正直言ってすることは何もない。あるとすれば、ひたすらまでに喘ぎ色めくような声を上げることのみ。両手は前に突き出され、向かい側で同じ快楽を受けているもう一人の自分の手と重ねる。指は綺麗に絡まり、恋人つなぎとなって固定。

「「三玖に犯されてる三玖・・・・すごく可愛い❤」」

あとは相手を見つめて、恍惚になるだけだろう。

そして一方的に攻められ続けた三玖たちの限界がやってくる。

「「で、でるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーー❤❤❤❤」」

嬌声からの激しい放出音。真下に向けて放たれた愛液は、当然ながら下にいる三玖の顔面にぶっかかる。飛び散った愛液が髪などに付着して汚れていく。
出し切った三玖たちは脱力しながら倒れ、ようやくその場から退く。貝合わせをしていた三玖たちは上体を起こし、顔にかかっている愛液を舐めとり、呼吸を整えながら身体を休ませている三玖たちの顔に座る。

「「むぐぅ!?」」
「「・・・交代ね❤」」
「「ふぁ、ふぁい❤」」

立ち位置交代で、同じ光景がもう一度繰り返されるのであった。

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「「・・・みんなちょっと集まって」」
「「「「「「「「どうしたの?」」」」」」」」

二人同士で自由に性行為を楽しんでいた三玖たち。結構な時間が経過した頃、唐突に五組目の三玖たちが呼びかけてきた。他の八人が性行為をやめ、二人の下に集まる。
移動する時に緩み切った膣口からトロトロと愛液が零れ、ベッドが汚れているが気にもしない。八人を見渡してから、隣に座る自分と顔を合わせた二人の三玖はある提案をもちかける。

「さっき、私たちで気持ちいいやり方を見つけたんだけど・・」
「これならみんなとも一緒にやれると思って・・」
「「二人でも気持ちよかった。・・きっと人数が増えればもっと気持ちよくなるかも」」

確証のない、しかし誘惑的な言葉。興味をもった八人の三玖がゴクリと唾を呑み込む。一人の三玖が小さく挙手をして質問する。

「・・それって、どんなの?」
「シックスナインって言うのかな?」
「69みたいな形になって互いにマンコを弄るの。でも、やっていて思ったんだけど円陣でやれば大勢でやれるんじゃないかなって・・」
「じゃ、じゃあ・・実際にやってみようよ」

おずおずと賛同した三玖に、残り九人が頷いた。

「「「「「「「「「「・・んぁ、ちゅ、れろぉ・・」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「ホントだ!・・これならみんなで楽しめるね❤」」」」」」」」
「「「「「「「「「「三玖のを舐めて、三玖に舐められる・・・攻守同時に経験できて、とってもお得❤」」」」」」」」」」

十人は横向きに寝転がり、円の形になる。そして前方にいる三玖の股の間に顔を埋め、膣口に唇を合わせた。
至近距離からの性欲をそそる異臭。愛液の付着している膣口は何度舐めても、味が落ちずむしろどんどん滲み出てきているみたいだ。
呻くような喘ぎ声、舌の動きによって生まれる卑猥な水音が室内に響き渡っていく。ギシギシとベッドが悲鳴を上げ、もっと深く弄ろうと指で膣を無理やりこじ開け、舌を捻じ込む。

「「「「「「「「「「んんんんんんんんんんんんんんんんんんんーーー❤❤❤」」」」」」」」」」

膣内に舌が入った矢先、愛液が顔面にかかる。鼻腔に入ってくる匂いが濃くなり、性的興奮が強まる。
暴走した三玖たちは止まらず、捻じ込んだ舌を動かしていく。舌先が膣内を撫でまわし、秘部がビクビクと激しく痙攣を起こす。

―――もっと奥まで。

そう決意した三玖たちが舌を最奥まで伸ばす。その先は行き止まりであり、舌先で何度も突くと・・

「「「「「「「「「「―—ッ!!!?うああああああああああああああああああああーーーーーッ❤❤」」」」」」」」」」

耐え切れないレベルの快感が襲ってきた。思わず舌を抜いてしまい、甲高い悲鳴が十倍に重なって室内に広がる。
自分がしたことはそのまま自分自身に返ってくる。なぜなら全員が同じ行動をしているから。

『はっ❤はっ❤はっ❤・・・・もっともっっっと!!・・・気持ちよくなろう❤』

すっかり虜になってしまった三玖。さらなる快感を求め、色んな方法を試していく。

「「「「「「「「「「んじゅうううううううううううううううううう❤❤❤」」」」」」」」」」

勢いよく吸ってみたり・・。

「「「「「「「「「「わぁ・・!三玖の中、とってもグチュグチュしていて、生温かい・・ひゃんっ!・・も、もうぅ❤もう少し優しく、あんっ!してぇ~❤❤❤」」」」」」」」」」

指を挿入してみたり・・。

「「「「「「「「「「じゃ、じゃあ・・押すよ?・・・ああああああああああああああああああああああーーーーッ!!!!!!!!?」」」」」」」」」」」

陰核を指で潰してみたり・・。

他にも息を吹きかけてみたり、指で撫でてみたり、唾液を塗りたくってみたりとやってみたが、どれも効果は抜群だった。というのも、三玖の身体はすでに“中野三玖”にたいして酷く敏感になってしまっていたのだ。だから、何をされようと相手が中野三玖ならば感じてしまうのは仕方のないこと。

「「「「「「「「「「ま、またイっちゃぅぅぅぅぅぅぅぅーーーッ❤❤❤」」」」」」」」」」

もう何度目の絶頂かも記憶できていないだろう。顔だけでなく身体中が汗ではなく愛液でびしょ濡れ。匂いを嗅ぐだけで、愛液が零れてしまう。
三玖たちは一瞬だけ顔を逸らし、他の自分と顔を合わせると満面に微笑みかける。

「「「「「「「「「「もっと楽しもう❤」」」」」」」」」」

そして続く夜の運動。こうして三玖は寝る間も惜しんでセックスを行い、どんなやり方が一番気持ちいいのか?という課題の答えを探すのであった。