源の王

Last-modified: 2012-05-11 (金) 13:04:10
源(はじまり)の王

未開の地オブリビオの活火山に今もなお住まう古代人、バニアの王
その形こそ人間だが、肌は岩石のようで、所々に亀裂があって
そこから火か噴出さんとばかりに赤々と光が放たれている
バニアは長命な種族で外見に反して知的であり、古代の技術と歴史を多く知っている
そのため近年数多くの国から接触を受けたが、人間とは交わらない民族の気質なのか
その全てを退け、侵略を目論見て軍が送られたときは、王一人で壊滅させた
王の扱うロボの名はケル・ヴォ・ノースと呼ばれ、彼らの言葉で、恵みを齎す者という意味
その姿は冥府の番人ケロベロスのような三頭犬のもので、全身が燃え盛っている
彼らにとって恵みとは劫火であり、ロボの周りは恐ろしいほどの熱波が発生し、
並みのロボなら近づくことも適わず融解し、触れられでもしたら一瞬で蒸発するであろう
08/03/16(日)22:20:46 No.11721511