名言集

Last-modified: 2016-06-27 (月) 02:25:42

Ben Monder
まず自分の才能を信じること。そして、自分のやっていることが正しいのか、間違っているのかの判断を他人に委ねない。それに、アーティストとして自分が共感したものに対しては、自立した意見なり評価を持つべきだね。あとは一生懸命音楽をプレイするだけだよ。(読者のジャズギタリストへという質問に対して。Jazz Guitar Book 7)

Ben Williams

アルバム・コンセプトは、日常の音楽生活そのもので、今の時代や世界をジャズという言語で解釈すること。そこにフォーカスを当てている。ずっとこう考えてきたんだ。ジャズは音楽の新しい動きを映す鏡にならなくてはいけない、と。もっと言えば、現代を反映させることこそ、ジャズの使命であり、役割だと思っている。(Jazz Life 2012.3)

Brad Mehldau

僕は、ジャズとはソーシャル・ミュージックだと思うんだよ。
3人の輪がスポンテニアスな瞬発力を生み、
次の瞬間に何が起こるかわからないスリリングなテンションが生まれる。(98,2JL)


僕は革新的なものが好きなんだ。
それも仰々しいものじゃなく、クワイエットなものが。
語り口は静かで、微妙なニュアンスを大切にし、
それでいて水面下で密かに革命的な要素が進行しているような……。
(98,4JL)
Brian Blade
「完全な世界での音楽の主役はミュージシャンではなく音楽そのものなんだ。音楽が自ら語り始めたら、それを静かに受け止めるだけだと思うよ。」JL 12.1998

「リズムには境界がないんだ。一定のテンポで考えたり、これは4だとか7だとか、3だとか5/8だとかいった限定された拍子の数字で考えたりしなくても、タイムがあっていればいい。タイムさえ合っていれば、あとはどう解釈してもいいんだ。」R&D 5.2014

Dave Liebman
「これからのジャズにおいて、私は以前のように革新的なものがどんどん作り出されるとは考えていない。音楽スタイルにおける素晴らしい人は出てくるだろうが、革新的な意味においてはあまり期待していない。その代わりになるもの、それはわれわれが生きるこの時代を正確に反映するコンビネーションだろう。」

「ジャズはもう、52ndストリートの小さなクラブで演奏される一種のオカルト的音楽ではないし、また以前そうだったサプカルチャー的存在でもなくなっている。教育ならびに音楽的広がりのおかげで、ジャズは今
日あるアート・フォームの中でもすでにメインストリームの一端を担っている。」

「今日のジャズ・ミュージシャンは、ある意味ポップ・アーティストと言われる連中とさほど大きな違いはない。あらゆるものがミックスされる現代カルチャーの文脈のなかで、ジャズ・ミュージシャンも時代にフィットしなくてはならないのだ。」

「純粋なアート・フォームがこのブレンドにより希釈されてきた、と考える人もいることだろう。しかし、新しいコンビネーションがオリジナルな見方を超えることができる、というのは真実でもある。」

Nels Cline
私にとって"研究する"とは、彼ら(ギタリスト)の演奏をコピーすることではなく、ただ何回も何回も聴きこむ、ということです。[pp181.Jazz The New Chapter 2]

Pat Metheny
でも、忘れないでほしい。巨匠は全員ひとり残らず、反逆者だからこそ巨匠と呼ばれる存在になったことを。音楽的な祖先に敬意を表しつつも、「いや、でも自分はこうやる」という主張があり、既存のものとは違うものを目指したからこそ、唯一無二な存在になったんだ。[Jazz Life 2001.2]