神さびる追憶 第四章/回想

Last-modified: 2014-02-05 (水) 11:28:41

※Flash部分には画像は付けていません。


オープニング

次々と目覚める十二天将の他にも、都近辺では怪事件が起こっていた。
知らぬ間に毒に侵される謎の病が流行り都中の人々が苦しんでいた。
少しでも症状を和らげようと薬草を求め陰陽師一行は山へ向かうが・・・。

天后と共に天地開闢の神々がの一人
天之常立神による人間の支配を退けた陰陽師一行は
十二天将にまつわる謎を解き明かすため、彼らを集めることとなった
――そして、今日もまたこの時代の京の都を訪れている
甘綿「なんだか皆具合がわるそうだねぇ~」
梨子「今この都では謎の毒の病が流行っているのです・・・」
「なんでも、知らぬ間に毒に侵され、体に蠍のような模様が浮かび上がるのだとか・・・」
豆太「この都で蠍なんて見たことないんだけど、いったいどこで刺されたっていうんだ?」
梨子「刺されたわけではないから、病、ということになっているのですが」
「治療どころか都に蔓延しつつあるのです」
時満「陰陽寮でも探ってるところなんだけど、なかなか原因が分からなくてな・・・」
「じっとしてられないんだよな
俺達に何かできないかな」
豆太「そういや、郊外の山奥に万病や毒に効く薬草が生えてるって聞いたことがあるんだ」
時満「へぇ、探しにいってみるか?
なぁ、明・・・」
「・・・・・・」
時満「明・・・?」
「すみません
少し考え事をしていました」
「薬草探しですか、行ってみるのも良いかもしれませんね」
時満「よし、そうと決まれば早速行こうぜ
梨子、お前は都で病人の面倒見ててくれないか」
梨子「はい
気を付けていってらっしゃい」
万病に効くと言われる薬草を探しに行こう!
豆太「さぁ、薬草はどこかなぁ・・・
お、なんだこれ・・・って!
旦那ぁ!人が倒れてるよ!!」
甘綿「あわわ、都の病人と一緒の症状だよぉ・・・」
町人「う・・・さ、蠍・・・
物の怪が・・・」
時満「おい、しっかりしろ・・・!
ん?なんだ、薬草を持ってるぞ」
「これは・・・毒消しの薬草のようです
すぐに煎じて飲ませましょう」
倒れていた町人に薬草を煎じてのませると何とか回復した
町人「助かりやした・・・」
「あっしの妻もあの流行病にかかってしまって、薬草を探しにここまで来たんですが・・・」
「まさか蠍の物の怪に襲われるとは思いませんでした」
時満「さっきの症状、流行病と同じ症状だったよな
その蠍の物の怪が関わっていそうだな」
「とにかく、あんたはすぐに都に帰るんだ
俺達が薬草を摘んで持っていくよ」
町人「おぉ、ありがたや・・・
宜しく頼みます・・・!」
町人の話ではこの先にある今は使われていない神殿に逃げて行ったというが・・・


ドクダミ

5:神殿の入り口

紅蠍を追ってやってきた薄暗く古い神殿で、十二天将の白虎と因幡の黒兎が争っているのを目にする。
因幡の黒兎は神殿の奥へと逃げてしまう。
白虎に事情を聞こうとすると人間は関わるなと突っ返されるが、諦めずに白虎を追いかけつつ紅蠍を探す。

【ストーリー】 Flash

まずはこの辺りで蠍の物の怪を探してみよう
甘綿「あれぇ、何か獣臭いよぉ?」
豆太「ぼ、僕じゃないよね!?
あ、あれは・・・」
因幡の黒兎「あはは!
弱くなったもんだなぁ白虎!」
白虎「くそっ・・・ちょこまかと飛び跳ねて逃げやがって!」
因幡の黒兎「おっと、お客さんのようだぜ?
俺もいつまでもお前に構ってられうほど暇じゃないんでね!」
白虎「待て・・・!!
ちっ・・・逃げられたか。
何だよ、お前ら」
甘綿「白虎って、言ってたよね
十二天将の白虎なのぉ?」
豆太「間違いないよ!
白虎も目覚めていたんだね」
白虎「煩い奴らだな・・・いいか、次に俺の邪魔したらただじゃ済まないからな!」
甘綿「行っちゃった・・・
おんみょうじたん、追いかけてみようよぉ」
白虎と対峙ていた物の怪は何だったのだろう・・・
とにかく白虎を追いかけてみよう


10:神殿の入り口

紅蠍を見つけ都に流行る病は蠍の猛毒のせいかと問い詰めると争いになり、陰陽師を庇った豆太が紅蠍の毒にかかってしまった。

【戦闘前】

【戦闘後】

15:神殿の入り口

豆太を解毒するため、神殿に居る薬草の物の怪から薬草を分けて貰おうとしたが、薬草の物の怪「どくだみ」は一筋縄ではいかないようだ。

【戦闘前】

【戦闘後】

20:神殿の入り口

【戦闘前】

【戦闘後】

25:神殿の入り口

なんとか薬草の物の怪から薬草を分けて貰い、豆太を解毒した。豆太は毒による熱にうなされて何事か呟いていたがあれは何だったのだろう・・・。


【戦闘前】

【戦闘後】 Flash

手に入れた薬草を煎じて豆太に飲ませよう・・・!
豆太「う、うぅ・・・おいらは・・・
皆を・・・たすけ・・・
朝廷に・・・・・・」
豆太は何事か呻いている
薬を飲ませてしばらくすると豆太は目を覚ました
甘綿「びぇぇえええ!!
まめたん生き返って良かったよぉ~!!」
豆太「死んでたわけじゃないんだけどね
陰陽師の旦那、ありがとう
もう足手まといにならないよ!」
足手まといなんかじゃない
豆太が甘綿と自分を助けてくれたんだ
時満「何とかなったみたいだな
けど、逃げた紅蠍を放っておくわけにはいかないよな」
「・・・私達は薬草を探しにきたんでしょう?」
時満「毒の病の元凶を目の前にして何もしないわけにはいかないんじゃないか?」
「ただの病気じゃなくて物の怪によって起こってることならなおさら、俺達がなんとかしないといけないだろう」
「ですが・・・」
「いえ、私の判断が間違っていました
このまま紅蠍を追いましょう」


【戦闘後】

紅蠍

30:神殿の通路

再び紅蠍を発見し、今度こそ都にはびこる毒の病について問い詰めようとするが、紅蠍にすっかり警戒されてしまいまた逃げられてしまうことに。

【戦闘前】 Flash

時満「あれは、紅蠍じゃないか!?
さっきはよくもやってくれたな」
紅蠍「ひぃ!
やめて!近寄らないで!」
豆太「君が都に毒の病を流行らせているんだろう」
「君の毒の症状は流行病と一緒だったよ」
紅蠍「あの、えっと・・・それは・・・」
甘綿「もうぶすっと刺されたりしないんだから
覚悟してよねぇ!」
紅蠍との戦いの準備をしよう!


【戦闘前】

【戦闘後】

35:神殿の通路

【戦闘前】

【戦闘後】

40:神殿の通路

【戦闘前】

【戦闘後】

45:神殿の通路

【戦闘前】

【戦闘後】

50:神殿の通路

ようやく紅蠍を追い詰めたところに白虎が現れ彼女を庇った。白虎との戦いになんとか打ち勝ち事情を聞くと、どうやら紅蠍は因幡の黒兎という、毒や病を操る物の怪に騙され利用されただけだという。

【戦闘前】

【戦闘後】 Flash

紅蠍「びゃ、白虎さんもうやめて!
私が悪いんです!」
白虎「お前はすっこんでろ!
おい、陰陽師ども!」
「町人もその狸も助かったんだから、こいつが間違って刺したことはもう見逃せよ!」
紅蠍「すっ、すみません!すみません!」
「町人には薬草を持たせたんですが、その狸ちゃんの分の薬草がなくて、私・・・」
時満「えっ・・・じゃあ、都で蔓延してる毒の病は・・・?」
白虎「都で流行り病だって・・・?
まさか、因幡の黒兎のやつ・・・!」
紅蠍「因幡の黒兎さんが万病を治す薬を作るのに必要だからって私の尾の毒を持って行ったんです」
「もしかしなくても、私の毒を使って都に・・・」
「貴方は因幡の黒兎に騙されたということですか
でも騙されたことは罪ではないと?」
白虎「何だよ、お前・・・嫌味な言い方だな
俺が因幡の黒兎を仕留めるんだから邪魔すんなよ」
「貴方も十二天将ならわかているはずです」
「人間からの信仰による力を失って自分が弱くなっていることも・・・」
白虎「・・・!
お前、何でそんなこと知ってるんだよ」
「ちっ、そんなのなくったって俺は負けない」
紅蠍「ああああのっ!
喧嘩はよくないです!」
「私にも責任がありますから、後で一緒に因幡の黒兎さんを追いましょう!」
少し呑気な雰囲気が漂いつつ、因幡の黒兎が逃げて行ったという、神殿の奥を目指すことになった


【戦闘後】

八咫の護摩王

55:神殿の通路

白虎と紅蠍と共に、都に広まる病を治す手立てを探していると、浄火の力を持つ八咫の護摩王と出会うが・・・。

【戦闘前】 Flash

紅蠍「まさか私の毒を利用して都の人達を苦しめてるなんて・・・」
白虎「お前の毒は強烈だからな・・・」
「因幡の黒兎を倒しても都に蔓延した病を片っ端から直していくのも骨が折れそうだな」
紅蠍「そうだ、八咫の護摩王さんなら私の毒を浄化で焼き尽くしてくれるかもしれません」
八咫の護摩王「なんや、さっきから神殿の中が騒がしいなぁ思て来てみたら、人間が入り込んどったんか」
白虎「八咫の護摩王!」
「ちょうどいいところに来たな
お前の力で紅蠍の毒の病にかかった都の人間達を救えるか?」
八咫の護摩王「ははぁん、黒兎の仕業やな?
そういうことなら得意やで」
「でもな・・・ただで引き受けちゃると思たらあかんで~?」
「自分、弱い奴には手ぇ貸しとうないし?」
「せやな、そこな陰陽師が自分に4回勝てたら引き受けてもええで!」
八咫の護摩王に指名されてしまった・・・
とにかく戦いの準備をしよう!


【戦闘前】

【戦闘後】

60:神殿の通路

【戦闘前】

【戦闘後】

65:神殿の通路

【戦闘前】

【戦闘後】

70:神殿の通路

八咫の護摩王との戦いに勝利し、毒の病を焼き尽くし治す方法を得たが、病の元凶たる因幡の黒兎を追わなくてはならない一行は神殿の奥へと進んだ。

【戦闘前】

【戦闘後】 Flash

八咫の護摩王「あはっ、これで4回目?
自分の負けですわぁ!」
白虎「こんな所まで逃げてきやがって・・・
何考えてるんだよ」
「あまりふざけないでください
私達には時間がありません」
八咫の護摩王「せっかちやなぁ!」
「逃げるついでに黒兎の居場所まで導いたんやさかい、ちっとは感謝してくれへん?」
時満「おい、何を企んでいるんだ?
わざわざ黒兎の前まで誘導するなんておかしいだろ」
「俺達が頼んだのは浄化の力で都の人達の病を祓うことだぞ?」
八咫の護摩王「人の善意は快く受け取るもんやで~」
「・・・ってまぁ、本音言うと、自分もあの黒兎には迷惑かけられとるさかい、仕返ししたろと思てな!」
「ささ、はよあの黒兎とっちめたってくだはりますぅ?」
因幡の黒兎を倒しに行こう!!


【戦闘後】

因幡の黒兎

75:神殿の奥地

神殿の奥へ進むと因幡の黒兎が待ち受けていた。
因幡の黒兎は白虎を挑発すると神殿の奥地へと逃げて行った。

【ストーリー】 Flash

因幡の黒兎「あっれぇ?
よくここが分かったな
とは言っても」
「もう手遅れだけどなぁ!
今頃人間の都には紅蠍の毒で作った新種の病が蔓延してるぜ」
白虎「てめぇ・・・
俺との勝負はどうしたんだよ!」
「俺がお前に勝てば俺達十二天将が眠りについた謎を教えるって話だろ!」
因幡の黒兎「あぁ~、あれ?
嘘だよ嘘っていいたいところだけど」
「俺も一部だけなら知ってるんだよなぁ・・・」
「もったいぶらないで言ったらどうなのです」
甘綿「そうだそうだぁ~
けちんぼぉ~!」
因幡の黒兎「ばぁか!
そう簡単に美味しい情報を教えてやれるわけないだろ!」
因幡の黒兎は逃げてしまった!
追いかけて捕まえよう!!


80:神殿の奥地

【戦闘前】

【戦闘後】

85:神殿の奥地

【戦闘前】

【戦闘後】

90:神殿の奥地

【戦闘前】

【戦闘後】

95:神殿の奥地

【戦闘前】

【戦闘後】

100:神殿の奥地

神殿の奥地へ追い詰めたはずだった因幡の黒兎に罠にかけられ、白虎は瀕死の状態に陥ってしまう。
陰陽師一行は因幡の黒兎との死闘の末、何とか勝利を収めた。
白虎を救う為、彼を明の式神にしようとするが、白虎は受け入れようとしない。このままでは白虎は・・・。

【戦闘前】 Flash

白虎「さぁもう後がないぜ!
いい加減観念しな!」
因幡の黒兎「ちっ、しつこい奴らだな
そんなに人間を救いたいのか?」
「人間なんて俺よりも劣っているくせに、我が物顔で地上で生活しやがって
腹立たしい・・・」
「だからせっかく滅ぼしてやろうと思ったのになぁ」
時満「そんな身勝手な理由で滅ぼされてたまるか!」
「陰陽師の旦那!
準備はいいかい?」

※豆太の間違いだと思われる
白虎「ここで決着をつけてやる!」


【戦闘前】

【戦闘後】 Flash

ついに因幡の黒兎を捕えた!!
白虎「さて、洗いざらい話してもらおうか!」
因幡の黒兎「くっ・・・陰陽師さえいなけりゃ・・・
まぁいいか、俺も全てを知ってるわけじゃないが教えてやるよ」
「お前達十二天将が眠りにつく前までは、まだ世の中には神々が◆◆してたんだ」
「だが黄泉の国の女帝が地上を攻めてきたとき、世界の理が色々変わっちまったんだよ」
「まぁ黄泉の国ごと女帝は封印されたみたいだけどな」
白虎「まさかその時に俺達の力の源も変わって人間からの信仰頼りになっちまったのか?」
因幡の黒兎「さぁな、けど十二天将が眠りについた時期と女帝が封印された時期は同じってことは確かだぜ」
「あーあ、俺は黄泉の国の女帝が支配する世界が見たかったのによ・・・」
「その日が来るまで大人しくしておいてやるよ」
「黄泉の国の女帝の封印と十二天将
・・・一体何の関係が・・・」
時満「明、それは後でじっくり考えよう
今は都に戻って病を治すのが先だぜ」
早く都に帰って皆の病を治さなくては・・・!


【戦闘後】

エンディング

因幡の黒兎によって歪められた神殿を彷徨っていたが、信仰による力を失った白虎の存在が消えかかっていた
白虎「くそ・・・
もう時間がないのか・・・」
「意地を張っている場合ではありません」
「私の式神になれば私から力を与えられます」
白虎「そんなことしたらお前は色んな奴らから狙われることになるんだぞ」
「もう既に何人か十二天将を持っているみたいだけどな・・・俺はお前の式神になるなんて嫌だ」
青龍「白虎、俺達と晃の目的は同じなんだよ」
「明は十二天将が目覚めた謎を
・・・僕達は眠りについた謎を解き明かそうとしているんだ」
「明は俺達のことをないがしろにしたりしないよ」
白虎「青龍・・・」
「お前がそう言うなら・・・わかったよ」
「明、お前には迷惑をかけることになる・・・」
「むしろ、一人で突っ走って力尽きられては十二天将を揃える私が困ります」
白虎「はははっ、お前って包み隠さずそういう事はっきり言うんだな」
「最初は気に食わなかったけどむしろ清々しいな」
「おい、明
俺を式神にして力を分けてくれ」
「こんな空間切り裂いてやる」
「わかりました
白虎、頼みますよ」
白虎「力が漲る・・・これが式神か」
「よし、この迷路の空間を切り裂いて脱出しよう」
早く都に戻って皆の病を治さなくては・・・!
明の式神となった白虎のおかげで無事に都に帰って来た!
梨子「良かった、貴方達のおかげで都に蔓延していた病は完治しました」
「朝廷は八咫の護摩王を祭る社を建てるそうですよ」
時満「あいつ、ちゃっかりと・・・
まぁ本当に都を救ってくれたし、良いか」
「何かきますよ・・・!」
因幡の白兎「貴方達が因幡の黒兎を封印した方々ですね?」
「あれは僕から切り離された邪心が物の怪となったものなのです」
「まさかこんなご迷惑をおかけするなんて・・・」
「これは僕からのお詫びのしるしです」
「この木の実は奇跡を呼ぶ実です
きっといつか貴方達のお役に立ちます」
甘綿「わぁぁ、きれいな果実だぁ~!」
甘綿がきらきらした目で見ている
甘綿に持たせておこう
甘綿「え!?いいのぉ?
やったぁ!大事に持っておくねぇ」
「まめたん!見て見て!
すっごくきれだよぉ」
豆太「・・・・・・えっ、あ、あぁ!
そうだね!
・・・・・・」
「・・・・・・」
甘綿「まめたん・・・?」


神さびる追憶 ~第四章~ 完