第1回大会レポート

Last-modified: 2008-08-20 (水) 06:21:29

恐らくこの規模では緋想天で初となるかと思われる、スイスドロー形式でのオンライン大会。
予定より大幅に時間がずれ込んでしまいましたが大きなトラブルも無く無事終了してほっとしております。
 

決勝トーナメント 上位4名が決定。

GW%100%という圧倒的な戦跡で1位通過を果たしたザンギ氏。
抜きん出たOMW%が示すとおりに並み居る強豪を押しのけて2位の座につけたmocle氏。
3回戦という比較的早い段階で敗北するもその後の試合を確実に取ることで3位をもぎ取ったでし氏。
そして辛いと言いながらも安定した強さで順当ともいえる4位入賞を果たしたレザマリでも辛い氏。
だったのだが、大会予定が大幅に遅れてしまったことによりレザマリでも辛い氏は決勝戦を辞退。
繰り上がりで決勝進出をした量産型天子2nd氏はなんと前回優勝者。
 
全てのカードが出揃い、いよいよ優勝をかけた戦いの火蓋が切って落とされた。

準決勝 ザンギ vs 量産型天子2nd

レポート hebi
 

 記念すべき第1回東方緋連扇、決勝トーナメントの第1組目。
 GWがなんと驚異の100%という結果を残して堂々の1位予選突破をした'ザンギ'の操作する紫。
 対するは辞退した'レザマリでも辛い'とOMW%が僅差だったがGWは76%と高い勝率を弾き出した前回テスト大会で優勝をした'量産型天子2nd'の操作する天子。
 予選を圧倒的なGWで勝ち抜いた'ザンギ'、そして前回優勝者の'量産型天子2nd'。
 果たしてどちらがこの戦いを制するのか。


ラウンド1

この宣言が大きく変える

 開幕から激しい弾幕のけん制、両者一発の被弾も許さない。
 先制をしたのは'ザンギ'、一瞬の隙を付いてターンを奪い取るとそのまま'量産型天子2nd'を端へ追い込みダメージを与え続ける。
 '量産型天子2nd'のライフが5割を切った所で'ザンギ'は「客観結界」を発動させた。
 客観結界が終わると同時に'量産型天子2nd'が'ザンギ'を空中で蹴り飛ばしターンを奪い取る。
 '量産型天子2nd'が得意の固めを駆使して追い込むも決定打に繋げる事は出来ず、'ザンギ'に再びターンを奪い取られてしまう。
 ここで再び両者弾幕合戦に発展、射撃が縦横無尽に飛び交う。
 そんな中、'ザンギ'の「禅寺に潜む妖蝶」が刺さる。
 ターンを奪われまいと'量産型天子2nd'が「ガード反撃」を放つも体が地面にめり込んでいた紫には当たらなかった。
 しかし直ぐに一瞬の隙を付いて'量産型天子2nd'はコンボを決めしっかりとリミットでダウンを奪い取ると「六震-相-」を宣言した。
 固めてさらにダメージを与えようとする'量産型天子2nd'、しかし回避結界で抜けられてしまった。
 激しい弾幕合戦に発展、'ザンギ'が徐々に打撃、そして開けて悔しき玉手箱を織り込み'量産型天子2nd'をじわじわと追い込む。
 '量産型天子2nd'の激しい射撃すらも掻い潜り得意のJ8Aで止めを刺した。
 第1ラウンドは'ザンギ'が取った。

ザンギ 1-0 量産型天子2nd
 

ラウンド2

 第1ラウンドを落として後が無い'量産型天子2nd'。
 ここで一気に勝負をつけて優勝決定戦へ駒を進めたい'ザンギ'。
 両者開始と同時に空へ舞い射撃と打撃のけん制を行う。
 '量産型天子2nd'のB射が刺さったと思えば'ザンギ'C射が刺さる一進一退の攻防戦が展開される。
 ここで'量産型天子2nd'の得意の固めに発展、しかしここで先ほど宣言した六震-相-を織り込んで逃げようとする'ザンギ'を狩る。
 固めを続行しようとする'量産型天子2nd'だが、回避結界で再び空へ逃げられてしまった。
 両者再び射撃と打撃を織り込んだけん制合戦へと展開したが、'量産型天子2nd'が霊撃で弾き飛ばしダウンを奪い取る。
 ダウンを奪い取るが得意の固めに持ち込むことは出来ず遠距離での射撃戦となった。
 空中でB射を鋭く挿し込み'量産型天子2nd'が空中コンボをするも、すぐに'ザンギ'はC射で反撃を取る一進一退の戦闘は尚も続く。

極光台風の悪夢

 'ザンギ'のB版「禅寺に潜む妖蝶」が当たったと思えば'量産型天子2nd'の空中打撃で追い返される激しい攻防。
 ここで'ザンギ'は式神「橙」を発動。天候が台風だったからだ。
 迎えた極光、効果は・・・不運にも台風だった。
 そして'量産型天子2nd'が先憂後楽の剣を宣言、緋想の剣が地面へ突き刺さる。
 激しく動き回りながら打撃と射撃を織り込み密着をされないように動き回る'ザンギ'。
 そして大きく空へ跳ぶと同時に地面が唸りを上げて大きく揺れる、先憂後楽の剣の効果が発動したのだ。
 'ザンギ'が幻想狂想穴で地面へ着地をすると激しい地上戦に発展。
 ダッシュCを連発して確実にダメージを与える'量産型天子2nd'に対し打撃と射撃を織り込んで応戦する'ザンギ'。
 見る間に'ザンギ'の体力が減り、'量産型天子2nd'と大きな差がついてしまった。
 危険を察知した'ザンギ'は回避行動を取るが空で'量産型天子2nd'のB射を浴びてしまいそのままJ8Aと繋げられた。
 第2ラウンドは'量産型天子2nd'が取った。

ザンギ 1-1 量産型天子2nd
 

最終戦 ラウンド3
 いよいよ勝者が決まる最終ラウンド。極光台風を8秒残してのスタートとなった。
 'ザンギ'のC射を潜り抜けようとする'量産型天子2nd'だったが、引っ掛かってダメージを受けてしまう。ここで悪夢の極光台風が終了した。
 空中でやり返すと言わんばかり'量産型天子2nd'の打撃が刺さり、ダッシュで移動中の'ザンギ'に再び「六震-相-」が襲い掛かる。
 ダウンを奪い取るとすかさず固めへ入る'量産型天子2nd'、そしてまたも「六震-相-」が刺さる。
 さらに'量産型天子2nd'は「緋想の剣」を宣言、立ち回り強化をする。
 ここで'ザンギ'は空へ高く飛び射撃で反撃を試みると'量産型天子2nd'も素早く避けB射で応戦。
 B射をガードさせると'量産型天子2nd'は再び固めへ突入、必死に逃げようとする'ザンギ'にさらに「六震-相-」が狩りに飛び出してきた。
 完全にペースを掴んだ'量産型天子2nd'は打撃の連打と射撃を駆使して画面端へ追い込み、B射をガードさせた後に天啓気象の剣を宣言、これにより'ザンギ'はガードクラッシュをしダメージを受ける。
 空へ打ち上げられた'ザンギ'は受身を取ると空中打撃を押し付けられるがガードして自由落下と共に打撃で反撃を試みる。
 ガードミスをされた事で両者互いに距離が開き、射撃合戦になるが'量産型天子2nd'のダッシュCが刺さりダウンを奪われる。
 'ザンギ'が起き上がると同時に目を疑う天候が飛び込んできた…台風である。
 この時点で'ザンギ'のライフは3割弱、'量産型天子2nd'のライフは7割弱という状態。
 先ほどの極光台風と同じ風景となり、'ザンギ'は魅力的な四重結界を宣言、勝負に出た。
 しかし'量産型天子2nd'のダッシュC硬直は終了しており、四重結界をグレイズされてしまった。
 勝負を制したのは'量産型天子2nd'だった。

ザンギ 1-2 量産型天子2nd

リプレイ [ file17 【ザンギ】 vs 12 【量産型天子2nd】 ]

準決勝 でし vs mocle

レポート 細雪

 奇しくも咲夜同士の対戦となった準決勝第2組。
 お互いが普段から咲夜IRC「#完全で瀟洒な従者」で対戦しているとのことで、良く見知った仲のようだが、決勝へ進めるのは果たしてどちらになるのだろうか?
 
ラウンド1

正に接戦

 序盤から片方が流れを引き寄せたかと思えば、もう一方が即座に切り返すといったハイレベルな展開。
 お互いに体力が1/4を切ったあたりで、起き攻めから追撃に走った'mocle'に'でし'の「インスクライブレッドソウル」が生HITするも、'mocle'も受身から「プライベートスクウェア」を発動。天気雨を利用し、ガードクラッシュから冷静に「エターナルミーク」に繋ぐ。
 もう後が無い'でし'だが、この状況で結界狩り、受身狩りを連続で決め'mocle'の体力を残り1dotまで追い詰める。
 正にナイフ1本が刺されば勝負が決まる体力。お互い距離を取りナイフを展開、相手の事故を待つ。
 そんな中、地上に'でし'、そのすぐ頭上に'mocle'という立ち位置で'でし'の選択はB、'mocle'の選択はJ2C。
 ほぼ同時に出された攻撃であったが、先に相手に刺さったのは'でし'のナイフだった。

でし 1-0 mocle
 

ラウンド2
 'でし'が「インスクライブレッドソウル」でダメージを取ったかと思えば、'mocle'がJ6Aから魔方陣を出し取り返す。
 'mocle'が起き攻めに「プライベートスクエア」を重ねれば、'でし'は回避結界で無傷で切り返す…
 序盤はまるでラウンド1の焼き直しのような接戦だったが、お互いにライフが半分を過ぎたあたりで'mocle'のJ6AがカウンターHIT。確実に最大ダメージコンボで魔方陣を出し、さらに起き攻めの「殺人ドール」発動。ハイジャンプで避けようとする'でし'だが、そこに刺さる'mocle'の遠A。容赦なく「殺人ドール」が襲い掛かり'でし'の体力は大きく削られてしまう。
 川霧の効果も手伝い、有効な反撃を行えないままじりじりとナイフで削られられる'でし'。果敢に狙ったダッシュCも無常にも空を切り、そのまま床へ倒れることとなった。

でし 1-1 mocle
 

ラウンド3
 お互いにカード5枚というほぼ同条件からスタートした最終ラウンド。
 前ラウンドの川霧終了とともに現れた予報は…なんとまた川霧。即座にダウンよって台風へと変化する。
 そのまま変わることなく台風発現。両者1歩も退かず、ナイフ、J6A、ダッシュCが幾度と無く交錯し、見る見るうちに体力が減っていく。
 台風もあと10カウントほどで終わろうかというところで、距離を取りスペル発動準備に入る'mocle'。手札の一番上は「咲夜の世界」。

世界vs世界

 それを見た'でし'も「咲夜の世界」をキャスト。タッチの差で'でし'の暗転前に'mocle'の「咲夜の世界」が発動。だが、魔方陣を出すもわずかに'でし'の体力を削りきれない。
 ダメージが全て台風中であったため、'mocle'の世界終了後、即座に今度は'でし'の「咲夜の世界」が発動。
台風は既に終了しており'mocle'は冷静にこれをガード。'でし'はガードクラッシュさせるも十分なダメージを与えられない。
 しかし、これで勢いを得た'でし'はじりじりと'mocle'の体力を削っていく。
 'mocle'の残り体力が後ワンコンボで無くなろうかとというとこで、'でし'はトドメとばかりに「プライベートスクエア」を発動。これで決まるかと思われたが'mocle'は上空でガードから回避結界を割り無傷で切り抜け、状況はイーブンに戻る。
 JCの投げ合いが始まるが、前飛翔から'でし'が接近、'でし'のJ6Aと'mocle'のJCが交錯する。
 ラウンド1のような、どちらが当たっても勝負が決まる一撃だったが、決勝への切符をもぎ取ったのは'mocle'のナイフだった。

でし 1-2 mocle

リプレイ [ file68 【でし】 vs 26 【mocle】 ]

3位決定戦 ザンギ vs でし

レポート たまゆら

決勝戦 mocle vs 量産型天子2nd

レポート 細雪

61人の中からついにTOPの2人が選ばれた。
実はこの組み合わせは予選第3回戦で一度行われている。そのときは2-0で'mocle'が勝利を収めたのだが…今回は舞台が違う。
'mocle'が2度目の勝利を飾るのか。'量産型天子2nd'がリベンジを果たすのか。
ついに決勝戦が始まる。
 
ラウンド1

大会反省点

エントリー関係
リザーブを採用するとやはり時間をとられてしまう、そのため今後はどうするかを検討。
予選スイスドロー関係
まず、エントリーの関係で若干時間が押してしまった事が一つ。
そして、データ入力完了から対戦表出力まで約10分程度掛かってしまっている事。
特に後者は、前半は10分前後掛かっているのが後半は5分程度で完了しているので慣れれば円滑に行えると思います。
また、データ入力に関しては、1人当たり30人はギリギリなので1スレッド=20前後に納めて今後は入力を拡散させ円滑に行えるようにする予定。
決勝戦関係
様々な問題が露出した一番悪い点
まず、対戦表を出すのが遅く次に、ホストの指示が無かった。
加えて、リプレイのアップ指示もかなりお粗末。(決勝戦参加された方、本当に申し訳ございません。)
まず最初に、この点の円滑な流れを組めるようにもっとしっかりと練りこむ。
配信関係
強力な助っ人のおかげでまったく問題なく配信が出来ました。
好評だったようで、とても嬉しく思います。
今後は、より盛り上げられるにはどうすればいいか?を考えたいと思います。