淫夢霊異記

Last-modified: 2023-03-29 (水) 14:51:19

淫夢霊異記

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概要

シリーズ名淫夢霊異記
制作者ラミーカミキリ兄貴
進捗度失踪中

淫夢霊異記(いんむりょういき)は、ラミーカミキリ兄貴がかつてニコニコ動画に投稿していたホラー淫夢シリーズ。KineMaster編集。

投稿者が脱淫夢に伴って過去作品をすべて自主削除してしまったが、有志らにより一部(当時のコメントが残る)が再投稿された。

シリーズ本編&あらすじ

淫夢霊異記『第零話 目の前におるじゃん』

(第三話の後に投稿された)
養子の幼いひでを喪い悲嘆に暮れるKBTIT。夫のsyamuは秘密裡にひでの蘇生を企てる。

淫夢霊異記『第一話 空手部員の怪談(前編)』

淫夢霊異記『第一話 空手部員の怪談(後編)』

夏休みを得た空手部はMURのおじと会うために電車に乗って旅に出る。KMRの山や野獣の樹………怪談をする三人に突如、災禍が降り掛かる。

淫夢霊異記『第二話 不思議な子供』

(第零話の先に見るとよい)
syamuおじさんとKBおばさん二人の家に宿泊し稽古に励む空手部は、森で見つけた川で泳ぐ。その時KMRは謎の子が川にいるのを認めるが、先輩たちには見えていない。

淫夢霊異記『第三話 憑きもの』

連日悪夢にうなされるKMRは気力と交際を損ない、引きこもりがちになってしまう。AKYSの知人・和津が視たKMRに憑いたものとは。

淫夢霊異記『第四話 古の土人形』

遠野とGOが夏休みレポートを書くため古墳に行く。先日現れたNKTIDKSGも参加し調査に赴くが、GOが撮った写真の中には謎の遮光器土偶があった。謎は土偶だけではなく………

淫夢霊異記『第五話 自画像』

大学の美術部に入ったNKTIDKSG。一年後、絵に吸い込まれたかのように姿を消した顧問の北浦教授や後輩の堺浪蓮たちを救うため、GOや平野に助けを乞う。

淫夢霊異記『第六話 馬羅ヶ岳登山』

(再投稿なし。以下ネタバレ)
久しく連絡のなかったMURからある日、手紙が来た。筆不精であることを詫び、MURは過去に経験したとある奇妙な出来事を後輩の二人へと綴る。

むかし、友人のジャイロとジョニィを含めた三人で『馬羅ヶ岳』まで行った時、バスにてジャイロがこう語った。
「自分は過去に霊を見てそれを追いかけたことがある。子供のような風体ですばしっこくて見つからず、森の周りのフェンス下にその足跡が残っていた」と………

到着してから山を登り紅葉いっぱいの景色を愛で(チャラ男が「下痢みたいや」とふざける)、その後昼食を摂るために休憩所まで歩いたが、席がいっぱいで入れない。
だが不運はこれだけでは終わらず、チャラ男の様子がおかしいので尋ねてみれば「背後から誰かの視線を感じる」というので振り向いてみると、ある一人の女性に見つめられていた。

登山者にしては軽装で表情がなく不気味だが、こちらから声をかけてみた。
すると女性は口を開き、なぜか自分たちを知っていてやけに親しげに話してきた。
さらに恐ろしいことには、女性は自分たちのために弁当を作ってきたという。ジャイロの好みの珍料理ナマコを知らないはずなのに、それもなぜか入っている。
徐々に女性は顔を歪め、悪魔のような形相に………
すっかり怯えた三人はどうにかしてでも逃げようと、ジャイロが臨機応変に「急に便意を催した」と嘘でその場を切り抜けた。

下山した後は無事だったと知り野獣は胸を撫で下ろす。目前の"それ"に気付かぬまま………(おわり)

(原作:安曇潤平著『山の霊異記 霧中の幻影』「ついてくる女」)

淫夢霊異記『第七話 宿坊に泊まった先輩』

(再投稿なし。以下ネタバレ)
再び休暇を得た三人。墓参りに行くMURに対し、二人にはまだ予定がない。野獣が得意の無茶ぶりでKMRを放浪に誘ったら、なぜか快諾されてしまう。

着いた先には海があり独り占めにすることはできたが、肝心の宿が決まらない。3.64杯もの海鮮丼を平らげた野獣だったが、行くあてのないこの旅にとうとう不満を覚え出す。
やっと見つけた旅宿は、『井木蒼寺』という寺の坊。寺の住職(破戒僧)に挨拶し精進料理も振る舞われ一安心かと思いきや………
ふと真夜中に目が覚めて、誰もいないはずの外からなぜか走る足音がした。鐘の音が鳴ったその時、寺の周りが燃え出した………
いち早く異変を悟った野獣は、携帯を開くと奇妙な画面が映り、恐怖に襲われ一目散にKMRを起こして坊を出た。

近隣に助けを求め、訪ねた家から現れた主人(伊藤文學)に説明したところ「またか…」といった雰囲気で「背後を見てください」と言われ、寺に異変がないことを知る。
話によると、この地域には「とある伝承」があるという。

むかし、ここに住んでいたある青年が、海にある『言ってはいけない場所』に行き発狂が始まってしまい、今もある井木蒼寺の住職に浄霊の儀を受けたという。
しかしまったく効果はなく、ついには住職の身にも災いが起こるようになり、業火に包まれ鐘が落ち下敷きになって死んでしまった。
この凄惨な事件から寺は廃れて誰もおらず、事件のあったその日には偶然海に入った者に同じことが起きるという………
すべてを知った野獣とKMRは、救ってくれた主人に謝し、自分たちは無事だったことに安堵して帰路についたのだ。

翌日、部室で再会しMURに土産を渡そうと漬物を出した野獣は、となりのKMRに旅の話題を振ってみたのはいいものの

「何の話をしてるんですか?」

と、記憶にないと言われてしまう。

わかったこと、それは漬物は大昔の腐敗したものだったこと。そして、野獣がたった一人で謎の集落へ行ったこと。(おわり)

(作中の架空の寺院『井木蒼寺』のモデル:金楽山法楽寺)

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