三江線

Last-modified: 2017-02-05 (日) 23:44:59

路線概要

浜原ダムを回避する沢谷駅付近をのぞくと、北方が頂点となる「へ」の字状に流れる江の川に沿って狭い平地を縫うように建設された。そのため、大きく迂回するルートとなり目的である陰陽連絡路線としての機能を果たせるものではなかったのに加え、全通はきわめて遅い1975年であったため通学利用を中心とした地域住民のローカルな移動需要のみで推移してきた。

運行形態

普通列車のみの運転で、全線通しの2往復のほか、江津駅 - 浜原駅間に3往復(うち1往復は浜田駅発着)、浜原駅 - 三次駅間に2往復、口羽駅 - 三次駅間に1往復の区間運転列車があり5時間以上運行されない時間帯がある。全列車でワンマン運転を実施しており、午前中の上り、午後の下り列車は長谷駅を通過する。
なお、車両の夜間滞泊は浜田鉄道部(鉄道部 - 江津駅間に毎日定期回送列車が設定されている)と浜原駅(2本)、三次駅(1本)で行っている。

使用されている車両

キハ120系?

過去の運転形態

最終列車は江津・三次発19時台であるが、以前は20時台や21時台に設定があった 。1980年10月1日改正では、江津駅 - 浜原駅間の始発が朝5時(現在は6時00分江津駅発車)にあり、夜に1往復、石見川本駅折り返しが設定されていた。

変わった列車

三次駅9時57分発の424Dは石見川本止まりであるが、運用上は江津行きとなっている。理由としては、石見川本駅を出ると江津駅まで交換駅がないため対向列車石見川本駅に到着するまで1時間半程度待つためで、石見川本駅に到着後は乗客をすべて降ろし、エンジンが切られ施錠されてホームに滞泊(その間、運転士は駅構内の詰所で休憩)した後に改めて江津行きとなり列車番号も426Dとなる。なお、この列車は2006年の豪雨災害前は土曜日は浜原行きで、午後に浜原発江津行きとして運行されていたものである。

その他

  • 有人駅は江津駅(直営駅)・石見川本駅(業務委託駅)・粕淵駅(簡易委託駅)・三次駅(直営駅)である以外はすべて無人駅である。
  • この路線は2018年3月31日をもって全線廃止予定である。

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