因美線

Last-modified: 2017-02-10 (金) 23:30:33

路線概要

かつては全線が津山線とともに岡山と鳥取を結ぶ陰陽連絡路線の役割を果たしていた。しかし智頭急行の開業後、鳥取と岡山を結ぶ列車が智頭急行智頭線を経由するようになったため、陰陽連絡の役割は智頭線経由の列車が走る智頭駅以北のみとなり、智頭駅以南は陰陽連絡路線として役割を果たすことがなくなった。また、智頭駅以南は1997年に急行「砂丘」が廃止された後、落石防止のため25km/hの速度制限が数多くかけられており、雨天時には15km/hという制限になることもある。

運行形態

智頭駅以北では、智頭急行線を経由する特急「スーパーはくと」と「スーパーいなば」が運転されており、鳥取駅 - 津ノ井駅間で110km/h、津ノ井駅 - 智頭駅間で95km/h運転を行っている。かつては85km/hで運転されていたため、鳥取 - 智頭間では最新の高性能車「スーパーはくと」も旧型車両の急行「砂丘」と同じ所要時間であったが、地元負担による線路改良が行われ、所要時間の短縮が実現した。
普通列車はおおむね1 - 2時間に1本程度が運行されている。基本的には鳥取駅 - 智頭駅間の運行であるが、那岐発鳥取行き、郡家発鳥取行きや山陰本線の米子行き、智頭急行線の大原駅発着列車と上郡発の列車も設定されている。若桜鉄道へ直通する列車があるため、鳥取駅 - 郡家駅間では列車本数が多くなり、下り20本、上り19本の普通列車が設定されている。
朝5時台の鳥取発智頭行きの始発列車は、智頭駅で折り返し6時台の米子行きの始発列車になっており、この列車に限りキハ121・126形気動車で運転されている。2010年3月13日の改正から土曜・休日のみ山陰本線内を快速「とっとりライナー」として運行されていたが2011年3月12日の改正で智頭から米子まで土曜・休日も普通として運転されるようになった。また、朝の智頭発那岐行きは前日の夜に智頭駅で夜間滞泊した車両同士の連結で運行されている。
2008年3月15日のダイヤ改正では鳥取駅 - 智頭駅間で夜間の一部列車時刻が大幅に変更され、夕方の時間帯に鳥取発の普通列車が2時間程間隔が開くようになった。そのため地元高校生や関係者などが「部活動ができない」「家に帰るのが遅くなる」と苦情が続出したうえ猛反発したため翌年のダイヤ改正改正で夜間に普通列車が1本増発された経歴も持つ。


智頭駅以南は本数が大幅に少なくなり、1日7往復(1 - 3時間に1本)運転され、加えて美作加茂駅 - 津山駅間の折り返し列車があるが、5時間近く運行のない時間帯がある。また、朝に智頭発那岐行きと、その折り返しで那岐発鳥取行きの列車が設定されており、全列車がキハ120系で運転されている。
また、那岐駅・美作加茂駅 - 津山駅間が実質的に回送となる朝の上り列車と夕方以降の下り列車が快速列車に変更された。線内で使われる車両の方向幕に「快速」を含むパターンが少ないこともあり、快速列車は方向幕に行先のみを掲出、前面窓に「快速」(白地に赤文字)と記載された行先標を挿入したうえで運転されている。但し、土休日は運休となる

使用されている車両

キハ187系?(智頭以北)
HOT7000系(智頭以北)
キハ47系
キハ120系?(智頭以南)
キハ121系・キハ126系?(智頭以北)
HOT3500系(智頭以北)

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