津山線

Last-modified: 2017-02-12 (日) 01:14:38

路線概要

因美線とともに陰陽連絡線を構成し、急行列車が多数運転されていたが、智頭急行智頭線の開業により同線経由の特急列車が運転されるようになると陰陽連絡線としての役割を失い、津山線は都市間連絡線として徹するようになった。

運行形態

普通列車は岡山駅 - 津山駅間の全線を通して運転する列車が1時間あたり1本程度設定されているほか福渡駅や金川駅発着も設定されている。平日・土曜日には野々口発岡山行きと通学輸送のための岡山駅 - 法界院駅間の区間列車が運転されている。
快速列車「ことぶき」は、日中に2時間間隔で、下り8本・上り7本が運転されている。一般公募で津山線沿線に福渡駅・神目駅・亀甲駅・金川駅・誕生寺駅など縁起の良い駅名が多数あることから名付けられた。

使用されている車両

キハ40系・47系での運用が主力であり、キハ120系での運用は2往復しかない。
キハ40・47系
キハ120系?

過去の運転形態

1997年11月29日のダイヤ改正で急行「砂丘」が廃止されたため、急行「つやま」1往復とともに運行を開始した快速列車「ことぶき」。当初は急行列車の代替でもあったことから座席指定席も設定されていた。しかし、津山線でみどりの窓口があるのは岡山駅・法界院駅・津山駅の3駅のみで、ほとんどの駅で購入することができなかったため、運用面でも問題が生じた。しかも座席は自由席と変わらず、当初は座席近くの窓に「指定席」と書かれた藁半紙の紙片が貼られていただけだったが、その後対象外の列車が記述された正規のステッカーに更新された。あまりの扱いのひどさから「最低の指定席」と非難され、地元メディアや雑誌などでも話題にされたこともあったためか徐々に縮小され、2001年3月7日に指定席の設定が廃止されて全車自由席となっている。
過去には急行「つやま」が運転されており、こちらもぼったくり急行と呼ばれ非難を浴びた。

落石との闘い

津山線では山間部を走行するため、落石が多く発生しており警戒が行われている。
2005年2月26日には玉柏駅 - 牧山駅間で落石が発生し、回送列車が衝突する列車脱線事故が発生し、運転士が負傷した。同年3月14日に運転を再開したものの1年半後にも同一区間の別の箇所でも落石が発生し、変形した線路に津山発岡山行きが通過して脱線する津山線列車脱線事故が発生。乗客25名が負傷した。2度の落石による脱線事故を重く見たJR西日本は、再び落石の可能性があることから、発生源の岩石などに処置を施すとともにワイヤーネット・落石防止柵落石検知装置が設置した。なお、この時に落石が発生する可能性がある場所にも落石検知装置が設置したため、運転再開は遅くなり、2007年3月18日であった。

情報追加