若桜鉄道

Last-modified: 2017-02-04 (土) 00:55:15

会社概要

若桜鉄道株式会社は、鳥取県で旧国鉄特定地方交通線の若桜線を引き継いで運営している鳥取県などが出資する第三セクター方式の鉄道会社である。本社は鳥取県八頭郡若桜町に所在している。

路線

若桜線
全列車が各駅に停車する普通列車で1日10往復(2時間に1本程度)1 - 3両編成で運転されており、1両編成の場合はワンマン運転である。半数以上の列車が郡家駅からJR西日本の因美線に直通し、鳥取駅まで運転される。
相互乗り入れの場合は車両の所属会社による相互乗り入れとなっていたが、2010年3月13日のダイヤ改正からはそれぞれ自社線内のみを担当するようになった。また、2009年3月13日まで平日朝に山陰本線宝木駅まで直通する列車が設定されていたが、鳥取行きに短縮変更された。この列車は国鉄時代から運転されていた湖山行きの列車を1996年3月16日に宝木行きに延長したものであった。その後2010年3月13日のダイヤ改正で夜に米子発若桜行きの普通列車が設定され、山陰本線直通列車が復活ものの2015年3月14日のダイヤ改正で鳥取駅で系統分割されて鳥取発となったため、山陰本線直通列車が再び廃止された。

使用されている車両

若桜鉄道WT3000形

開業時に投入したWT2500形を更新工事の施工により改番した軽快気動車である。工事内容としてはエンジンの出力アップ、外板塗装の変更、台車交換が実施されている。車両側部にサボ受けが装備されている。最高速度は 95 km/h で定員は116人。トイレは設置されていない。
WT3300形
WP2500形の更新工事時の所要両数確保およびイベント用列車として2001年3月に増備された軽快気動車である。車体はステンレス製で18 m 級の大型車である。車内は転換クロスシートでトイレは設置されておらず側窓は固定となった日本宝くじ協会寄贈の「宝くじ号」である。車両前部に行先方向幕が装備されており、最高速度は 95 km/h 。定員はWT3000より少ない94人である。理由としては、イベント用としてカラオケ装置が設置されているためである。現在ラッピング広告車両となっており、「スズキ・GSX1300Rハヤブサ」のラッピングが張られている。(2016年3月から)
キハ40・41・47・48系

過去に使用されていた車両

WT2500系

2001年(平成13年)から更新によりWT3000形へ改番されたため、更新されなかったWT2502のみが残り、後に余剰となったことから同年12月31日をもって廃車となり形式消滅した。廃車の際には、非常時の訓練を兼ねて同車と自動車を衝突させた。現在では因美線東郡家駅 - 郡家駅間で、半分に切断されて倉庫となっている廃車体を見ることができる。

その他

  • 2009年より上下分離方式となり、若桜鉄道が所有する線路、駅施設等を若桜町および八頭町に譲渡し、両町が第三種鉄道事業者として施設を保有管理、若桜鉄道が第二種鉄道事業者として車両や乗務員を保有して運行を行うこととなっている。
  • 郡家駅 - 八頭高校前駅間 (0.9 km) の運賃は100円となっているが、2007年3月31日までこの区間の運賃は60円と日本一安い設定となっていた。

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