四駆トライアルって?

Last-modified: 2014-05-31 (土) 23:19:44

四駆トライアルってナニ?

大雑把に言えば、「テープに規制されたコースを如何に減点を少なく走り、その減点数で勝敗を決める競技」となります。
古くはイギリスを発祥として始まった競技であり、日本においては日本ジムニークラブ会長でもある二階堂氏をはじめ四駆業界の老舗の方々が趣味・楽しみとしての四駆業界を振興すると共に育ててきたスポーツでもあるのです。

四駆トライアルって過激だし特殊な人達の競技?

初めてトライアルを見た方からすると、車が転倒したり凹んだり壊れたりする過激な競技に見えますよね。
実際、確かに過激な側面もあります。
確かに過激では在るのですが、あの中で駆使している技術は趣味や山菜採りで山を走ったりしている時の延長線に在るものなのです。
突き詰めれば「ライン取りとアクセルワーク、そしてドライバーの判断力」となります。
なので、山を走り慣れている人が出場すると「始めてのエントリーなのにソコソコ行けた」なんて話もあります。
中には特殊な人がいるかも知れませんが、本来、全ての四駆乗りが参加して技術向上が出来る場でもあるのです。

四駆トライアルってナゼ減点法?

競技である以上、順位を決定します。
では、ナニを持って上位を決定するか?・・・それは地形を読み、車を知り、技術がある者が勝つ。っということです。
本物の荒れた山で、走りきれた人が上手いよね。
横が崖・直ぐ前が立ち木・ズレたら沼に落ちるなど、様々な状況を思い浮かべてください。
それを完走できる人は上手い。そして、切り替えをせずに一発でクリアできる人はもっと上手い。ですよね。
だから、トライアルでは切り替えしてバックすると減点なのです。
そして、テープやポールは立ち木や崖なのです。
そんな、山での難所をクリアする技術を競うために減点法なのです。

四駆トライアルの魅力?

競技である以上勝ちを求めて参加する人もいるし、それを否定する気はありません。
でも、この競技にはもっと深い楽しみがあると考えています。
それは、「勝ち以外にある価値観」だと考えています。
例えば、マラソンで勝利者は1位の人だけなのでしょうか?
確かにリザルト上、1位は一人だけです。でも1位にならなくてもマラソンに参加する人は大勢います。
四駆トライアルにも、同じ趣味を持つ方との交流や自分の技術向上など、そんな楽しみ方があると思います。


でもまあ、現在の四駆トライアルに気軽に参加しますか?と言えば競技会そのもののレベルも高く、初心者だと車を壊してしまう可能性も高いので中々参加し難いのも現実ですね。
そのため、各地でも「ビギトラ」等と銘打ち初心者が参加しやすい大会を工夫しているのが現状ですね。
当ジムニークラブ北海道支部の「トライアルごっこ」も初心者が参加して、車を壊さず四駆で山を走る楽しさを知るキッカケになったらいいな~なんて思っています。
まずは、見物だけでも足を運んで見ては?