外宇宙探査衛星/第3段エンジン考

Last-modified: 2014-06-10 (火) 03:47:26

雑記、イオンエンジンが面白かったので、惑星間航行をするエンジンについて定量評価をしてみる。

ルール

ペイロード

  • Probodobodyne HECS
  • OX-4L 1x6 ×2
  • KES Flight Engineer
  • MechJeb 2
  • Advanced S.A.S. Module Large
  • 4k Rechargeable Battery Bank
  • Mobile Processing Lab.

比較的重いものということで、3.5tあるMobile Processing Lab.を選んだ。ペイロード全体では4,035kg。

screenshot165.jpg

航法

可能な限りMechJebに任せることで、条件を統一する。

第1,2段

共通のリフターを使う。Kerbin上空80kmの周回軌道に乗ったところで、燃料がいくら残っていても切り捨てることで条件を統一する。

打ち上げ時刻

Duna到着後、Revertする。つまり打ち上げ時のKerbin-Dunaの位置関係はほとんど同じはず。

評価

Duna上空300kmの周回軌道に乗った時の残りΔVが多いほど良いとする。つまり燃費勝負。

試験機

案α オレンジ缶+Poodle

おそらくもっともシンプルな構成。部品点数が少ない分PCに優しいというメリットもある。

screenshot166.jpg

案β オレンジ缶+核エンジン

核エンジンは比推力が高いのが売りだがどういう結果になるだろうか……。

screenshot168.jpg

案γ アスパラガス

FL-T800×7+LV909のアスパラガス。不要な質量を切り捨てていくため、効率は良くなるはず。

screenshot169.jpg

案δ イオンエンジン

燃費が売りのイオンエンジン。単体では軌道変更に時間がかかりすぎるので13機並列にした。日陰に入ったときのために、動力は150機の核電池を用いる。ここで心が折れそうになった。大型のキセノンタンクはないんかい!

screenshot175.jpg

結果

αβγδ
質量*1[kg]42,53542,28536,18530,500
ΔV[m/s]5,34011,0956,7647,636
推力[kN]22060*25026
残ΔV*3[m/s]3,0828,3274,5055,106
消費ΔV[m/s]2,2582,7682,2592,530

コメント

  • (ホントにおいらの記事読んだ・・・?) -- 流浪の緑? 2014-06-02 (月) 17:42:31
    • とりあえずOX-STATの使用とイオンエンジンの数を1~2にまで抑えれば割と普通に航行できてワロタ。ペイロードがどうのよりも核電池150の重量がオカシイ。 -- 流浪の緑? 2014-06-10 (火) 03:47:26
  • αとγの消費ΔVの差が凄いな・・・ TWRが関係するのかと思ったけどδは割と成績いいしわからないや・・・ -- 2014-06-02 (月) 18:11:04
    • すみません。γのΔVは転記ミスなので、修正しておきました -- Capitalist? 2014-06-02 (月) 20:38:33
  • これ比較資料として成立するのか……? -- 2014-06-02 (月) 22:34:51
    • 条件を統一し切れてないので、比較資料にはなりません -- Capitalist? 2014-06-02 (月) 22:38:35
  • イオンエンジンはmod入れない限り大型ペイロードの航宙エンジンにはしづらい緑おぼえた -- 2014-06-04 (水) 01:44:15

*1 ペイロード込み
*2 オーバーヒートを防ぐためには48kN程度に制限する必要がある
*3 Duna軌道上300km