機体名:LCP-01「デルタ・ショート」
参加種目:緑クラス
最終資金:499,720
バージョン 1.05
使用MOD:MechJeb2、EditorExtensions、RCS Build Aid
機体紹介
比較試験(コンペ前コンペ?予選?)で03に勝てなかった機体ですが、せっかく作ったのに没は勿体無いので、こちらもエントリーします
- どうせ椅子や梯子には勝てないので、もう筆者は記録とかあまり気にしてませんw
本機のコンセプトは「核エンジン(LV-N)の方が燃費がいいよね?」
で、ちょうど手元に1.0.4で作っていた同構成の小型SSTOがあったので1.0.5対応と燃料調整を行いました
・・・結果を見ればお分かりのように、全然そんなことありませんでしたがw
最大の理由は言うまでもなく
- 超重い核エンジンを抱えることによる機体の重量化
なわけですが、もうひとつの理由が
- 航空・核エンジン用燃料(LiquidFuelのみ)より液体ロケット用燃料(Lf+Ox)の方が安い
からですね。
- ちなみに各種燃料の1単位あたり*1の重量と価格はこんな感じ
重量(kg) 価格(funds) Liquid Fuel 5 0.8 Lf + Oxidizer 5 0.459 Solid Fuel 7.5 0.6 Mono Propellant 4 1.2 Xenon Gas 0.1 4
核エンジンとレイピアの単純な(重量ベースでの)燃費差は約2.6倍ですが、コストで考えると
(800 / 305) * (0.459 / 0.8)で実質1.5倍弱くらいしか差がない訳です
- 詳しくは検証していませんが、機体がある程度(たぶん本競技の9tクラス以上?)大型化すれば核エンジンの方が経済的になるはず
- あと本題と関係ないけど、固体燃料のダメさが個人的にはかなり気になりますw
外見上は03と大差のない(ていうか開発順的には03の方を似せて作ったんですが)普通の小型デルタ翼機。
「Shortってほど短くは無いんじゃね?」・・・と思った貴方のために、Offsetで埋め込んでない展開図もどうぞ
- 1.0.5ではエンジンカバーを作成時から外せるので、(見た目を崩さずに)スタックさせるのは以前より格段に楽です
- ただし「まともに飛ばす」つまり調整はかなりギリギリのレベル。
コクピットもジェットエンジンも、下手に変えると重心が後ろに寄りすぎて致命的に不安定になります
離陸~軌道投入
手間掛けて調整した甲斐あって本機もかなり素直な操縦性がありますが、
今回も搭載燃料をほぼ極限まで減らしているので、無難にMechJebに頼ります
今回の離陸時ピッチ設定は15°、レイピアより速度が出ない分浅めにしてみました
- 競技とはまるで関係ない余談ですが、1.0.5のラムジェットは噴射炎が青くてカッコイイですよね
ラムジェットでもこれくらいの高度/速度までは引っ張れますし、後は核エンジンでゆっくり加速しても十分に軌道まで上がります
- というか燃料消費効率とか度外視して「軌道に乗るだけ」なら、あと2~3tくらい重くても大丈夫です
ペイロード切り離し~帰還
コクピットを掴んでの上下移動でPrograde方向に飛び出して搬入(?)完了です
大気圏再突入の手順は、緑の本多さんのものをパク・・・参考にして、KSCの3/4周前、Pe60kmに変更。
消費燃料の削減(ΔVだと10m/sちょっと減少)もありますが、KSC上空に安定して降りられるようになりリロードが減りました
結果
おねだん280funds。
今回のような競技なら話は別ですが、実用を考えるならスペースプレーン・SSTOのエンジンは
(小型機の場合でも)それほど「レイピア一択」と言うわけでもなく
お好みで使い分けても構わないんじゃないかなー・・・・・・と言うのが筆者の印象です
機体データ
- 今回もMechJebチップは外してあります