第0回 初めに

Last-modified: 2014-09-26 (金) 21:11:35

題名の通りMinmusに宇宙ステーションを建築していきます。
まずは宇宙ステーションや環境についての軽い説明。

導入MODの説明

今回の挑戦では建築自体がいくつかのMODの導入を前提としており、
更にそれを補助するためのMODも使用しています。


MechJeb

g5NYZ7B.png

操作補助/データ表示を司るMODの中でも特に有名なのがMechJebです。
導入することで重さ/空気抵抗0の固有パーツが登場(つまり飛行特性に影響はありません)、通信機型のそれを取り付けることで、様々な操作が可能になります。
もっともよく使われるのは宇宙船の情報表示で、重さや搭乗人数、ステージごとのΔV、TWRが分かるように。
また、マニューバの自動実行やオートランデブー、オートドッキングなどステーション建設に大きく貢献する機能も。
画像内に見慣れない黒い枠があったなら、それはMechJebが機能しているという証拠です。

Kethane

Rxu65Wh.jpg

架空資源Kethaneを導入し各星の表面での採掘活動を可能にしたMODです。
探知機で星に散らばるKethaneの分布を確認し、掘削用のドリル、Kethaneを貯蓄するためのタンク、採取したKethaneを各種燃料に変換するためのコンバータの三種類を備えたビーグルを送り込むことで簡易補給所を設けることができます。
Kethaneのイメージカラーは緑であり、各種装備も緑色で示されています。
詳しくは日本wikiのMODに専用ページがあります。


Extraplanetary Launchpads

d9cINgD.png

通常KSCでしか行えないロケット発射を、専用パーツによってどの地点からも行えるようにしたのがこのMOD。
専用資源RocetPartsとロケット製作所、発射台、そして十分な作業員が必要ですが、Kethane MODとともに導入することでこちらの資源も現地採取が可能。
コイツをMinmus上空で組み立てるのが今回の目的です。
こちらも日本wikiに専用ページがあります。

KAS Kerbal Attachment System

00uTX73.png

バニラではロケット設計画面でしかワイヤーや補給管を伸ばせませんが、KASは発射後の現地作業をサポート。
今回使うのはパイプとワイヤーの二つで、前者は専用パーツで結んだ二つのビーグルをドッキング状態にし、ワイヤーはいわゆる針金と同じで構造を頑強にします。
それでも宇宙ではドッキングポートが最も安定した結合方法であることは変わらず、これらのパーツはあくまでも補助的なものとなります。

趣旨

本家wikiに添付されたΔV表
上の図を参照していただければ分かる通り、基本的に外宇宙探索に必要な燃料の大部分はKerbal周回軌道に乗った時点で消費され、
Sunの周回軌道に乗るころにはなんと5000-6000m/sものΔVが失われることになります。
この問題に対する根本的な解決策は一つ。宇宙に上げるのが困難なら宇宙で上げればいいわけです。
仮にMinmus、Kerbinからもっとも離れた月から宇宙船を打ち上げられたなら、それは数百tの燃料の節約につながり、
コスト削減に大きく貢献することでしょう。多分。
また、数十tの宇宙船を作るために数百tの材料をKerbinから打ち上げていたのでは、やっぱり意味がありません。
ということでMinmusの表面に各種採掘施設を拵え、完全な自立化にも挑戦。

次>第1回 ステーション打ち上げ