機体名:衝突安全ローバー3号
製造元:NISHIHI
機体のねらい
そこそこ満足のいくデキだったはずの衝突安全ローバー2号には致命的な問題があった
ミンマスより重力の重い星では、すこぶる使い勝手が悪かったのである。
この点の解決を目指す。
次の活躍の地、アイクで自由自在に飛び回れる機体を設計するのだ!
機体の必須事項
衝突安全ローバー2号の機能に加えて、
電池が切れても十分な推力(発電力)を有し、安全に着陸ができること。
選定したパーツ
引き続きSM-25サービスモジュール を基幹とし、MTMステージをプローブコアとし、Mk1ランダー缶を採用しました。
今回の変化はここから。前回、搭載した普通の電池が切れたあとに核電池にだけ頼って飛行しようとしても
核電池はこのように非力
核電池の出力は毎秒0.8しかなく、イオンエンジンは毎秒8.74を必要としますつまり、おおよそ核電池11本でイオンエンジン1個が動きます
2号機までは16本の核電池を搭載していましたので 電池が切れたあとはイオンエンジンが1.4個動く計算でした。
今回は、更に8本増量して3号機は24本を搭載し、電池が切れた後でも2個のイオンエンジンが噴射を続けるように改造しました。
他の全ての仕様は2号と同じとし、設計を完了しました。
機体紹介
最高衝突速度:約50m/s
乗員:最大2名、無人飛行可能
エンジン:イオンエンジン5基
燃料搭載量:キセノン3800
全備重量:6.175t
パーツ数:48
価格:\F660,670
単純に核電池が8本増えただけなのだから、特に言うことはない
いざアイクで実験へ
むむ、、、、いざローバー3号を飛ばしてみても、
今ひとつ改善した感じがしない。
非常に動きがもっさりしているし、減速がモタモタしている点も同じだ
ローバー2号までは1.4個のイオンエンジンで減速・着陸を担当していたところ
核電池を増やしたローバー3号は2.1個のイオンエンジンで減速・着陸を担当してくれるので、
操作性がアップし、着陸安全性能を十分発揮してくれることを期待しました。
原因の究明
直接的な原因はすぐに分かりました。
相変わらず減速力の不足です
しかし不審なのは、着陸用の電力、つまり着陸用の推力を1.5倍に増量したのに、
むしろ以前より操作性が悪くなっている感じがします。
次の開発へ
かくして、明確な原因究明ができないまま、次のマシン、衝突安全ローバー4号の開発に着手せざるを得なくなりました