数字をなるべく使わずロケットの設計方法を説明します。「ΔVとかTWRとか言われても何のことか分からない!」っていう初心者向けだよ。
前提条件
- Sandboxモード(全てのパーツを使いたいので)
- コマンドポッドはOKTO(緑命は大事なので)
- エンジンは液体燃料タンクFL-T400と液体燃料エンジンLV-T30だけ
このパーツをどう組み合わせたら遠くまで行けるかを説明するよ。第一目標は宇宙空間(高度70km)、第二目標は地球周回軌道、最終目標は月(Mum)への衝突。着陸船を作るのは別の技術のなので、またの機会に。
1号機
燃料タンクとエンジンを各1つだけ。無人機なので太陽電池(Photovoltaic Panel)を忘れずに付けよう。
[T]キーでSAS(姿勢安定装置)起動、[左Shift]キーでスロットル全開、[スペース]キーでエンジン点火。
高度32kmまで到達。地平線が丸く見える。宇宙までもう一歩。(パラシュートを付けていないので、この後ロケットは木っ端みじんに……)
2号機
燃料をたくさん積めばもっと遠くまで行けるかな? ということで、燃料タンク+燃料タンク+エンジンの組み合わせにしてみた。
高度339kmまで到達。ここは完全な宇宙空間。第1目標達成!
3号機
ロケットなんだから、やっぱり切り離しをしたい。左から4番目のStructualタブにあるTR-18A Stack Decouplerを使うよ。2段目のエンジンにカバーが付いているから分かりにくいかもしれないけど、燃料タンク+エンジン+デカップラ+燃料タンク+エンジンの順番。
左下の緑のバーが残燃料なので、空になったら[スペース]キーを押して切り離し。もう1回[スペース]キーを押して第2段点火。
最高到達高度が335kmに減っちゃった。多段式にすると、空になった燃料タンクを早いタイミングで捨てて無駄な重量を減らせるというメリットがある。でも1.25トンあるエンジンを2つ積まなきゃいけないというデメリットがある。有利になるか不利になるかはケースバイケース。
4号機
とにかく燃料がたくさんあればいいだろってことで、燃料タンクを10個に増やしてみた。
エンジンに点火しても飛ばない……。いくら燃料がたくさんあっても、エンジンパワーより重いものは持ち上げられない。
5号機
じゃあ、エンジンがたくさんあればいいのか? 設計中に[X]キーを押すと複数パーツを対称に配置できるので、中央の燃料タンク+エンジンの周りに6本追加してみた。
最高到達高度は36kmと、1号機とそれほど変わらなかった。複数のロケットを束ねると、より重いペイロード(この場合はProbodobodyne OKTO)を運べるが、遠くまで行けるわけではない。
6号機
じゃあどうすればいいのよ? ってことで実在のロケットを見てみる。第1段はエンジンがたくさんあってパワー重視、その上に軽い第2段が乗っているように見える。
これを真似て、第1段は燃料タンク4つ+エンジンの組み合わせを7本束ねたもの。第2段は燃料タンク1つ+エンジンの構成にした。
高度87kmで第1段切り離し。第2段に点火してさらに加速を続ける。
[M]キーを押して画面を切り替えると、ロケットの想定進路が月軌道を越えた。これで距離的には届きそうだが……。
コメント
- 地球周回軌道を目指して執筆中 -- Capitalist? 2014-11-11 (火) 22:25:43