We choose to go to the moon
使用したMODは以下の2つのみ
- Real Solar System
- 天体の大きさや軌道を変更し、現実の太陽系を再現するMOD
- Kerbal Engineer Redux
- TWRやDelta-V等の推力、重量データを計算してくれる機能を追加するMOD
パーツ性能は全てバニラ状態です。
核エンジンは比推力が高すぎるので使用を自粛しております。
- TWRやDelta-V等の推力、重量データを計算してくれる機能を追加するMOD
機体
月往還船
発電補助推進モジュール
燃料補給船
準備
月周回軌道へ燃料タンク兼帰還時推進モジュールを設置
この燃料補給船は地球周回軌道へ到達した時点でタンク内の燃料が半分にまで減ってしまいます。
そのため何度か補給船を打ち上げて軌道上の補給船に対して補給します。
5回に渡る打ち上げの末、軌道上で2機の補給船の燃料を満タンにし、連結しました。
こうして2機の補給船を連結して作った補給船を月周回軌道へ送ります。
苦労して作った補給船ですが、地球周回軌道から月周回軌道へ向かう途中で燃料の大半を消費してしまいます。
2機あった補給船のうち片方は途中で捨て、辿り着いた1機も燃料が半分しか残っていません。
月は遠いですね。
月周回軌道で発電補助推進モジュールを設置
機械船を動作させるための電力、有人カプセルの推進力を確保するための補助推進モジュールを月周回軌道に設置します。
このモジュールはとても小さいため、単独で月周回軌道へ到達できます。
往路
月往還船の燃料補給
この巨大なロケットで月往還船を打ち上げるのですが、これだけ巨大なロケットでも地球周回軌道へ打ち上げた時点で燃料タンクがほとんど空になってしまいます。
そのため月へ向かう前に何度か補給を行い、空になった燃料タンクを満タンにする必要があります。
月往還船に推進モジュールを接続
月往還船の燃料を満タンにしましたが、それでも月周回軌道へ投入するには燃料が足りません。
燃料補給船を接続して推進モジュールとして利用することでこの問題を解決します。
地球周回軌道から月周回軌道へ
補給した燃料、外付した燃料を使って加速、地球周回軌道を離れて月周回軌道を目指します。
月周回軌道上で燃料補給
地球周回軌道から月周回軌道へ辿り着く過程で大量の燃料を消費し、月に着陸する燃料すら残っていません。
あらかじめ月周回軌道上に設置していた燃料補給船から燃料を補給します。
この時、帰還に備えて補助推進モジュールと補給船を接続し、帰還用推進モジュールを組み立てます。
減速して月面へ降下
着陸に必要な燃料を確保した着陸船は減速し、100kmだった軌道高度を5kmまで下げます。
この時の軌道速度は1600m/sもあります
着陸
軌道速度1600m/sを減速し、相対速度を合わせて月面へ降下
着陸に成功しました。
復路
離陸
月面から離陸して月周回軌道上の推進モジュールとドッキングします。
この着陸船は帰還する際に着陸段を月面に残し、上昇段だけで軌道へ向かいます。
上昇段の液体燃料エンジンだけでは月の周回軌道速度1600m/sに達することができません。
そのため途中からRCSのみで推進し、周回軌道を目指して加速します。
以降はこの小さな宇宙船を『帰還船』と呼称します。
ドッキング
月周回軌道上で帰還船と推進モジュールをドッキングします。
この時、推進モジュールの搭載しているRCS燃料を帰還船のRCS燃料タンクに補給します。
加速して月周回軌道から脱出
推進モジュールに残された燃料は極僅かで、宇宙船を662m/s加速する燃料しか残されていません。
そのため途中で推進モジュールを投棄して補助推進モジュールのRCS燃料を使って加速します。
しかし、補助推進モジュールも途中で燃料切れに陥ってしまうのでコレも投棄します。
大気圏再突入
補助推進モジュールを投棄した帰還船はRCSによって推進し、大気圏再突入するための軌道に乗りました。
- 遠地点高度:389,500km
- 近地点高度:55km
大気圏に接触したばかり、高度100kmの時点では大気相対速度が10500m/sという猛烈な速度でした。
帰還船は大気と接触すると瞬く間に断熱圧縮で炎上
高度85kmで始まった再突入エフェクトは4分間も輝き続けました。
着陸
大気圏を突破した帰還船はパラシュートを展開
数十万キロに及ぶ長い旅の末、緑は無事に帰還することが出来ました。
感想
Real Solar System とても面白かったです!
処理能力不足によるパーツ数の制約、メインセイルエンジンの異常振動、分厚い大気、強大な引力、傾斜した軌道
様々な困難を乗り越えて打ち上げられるのは雀の涙ほどの僅かな燃料
何度も何度も同じ機体を同じ軌道へ打ち上げ、何度も何度もドッキングさせて補給
ようやく貯まった燃料は月への遷移だけで大半が消失
そんな過酷な世界ですが
地球低軌道から見る地球はとても巨大で迫力があり、何度見ても飽きない光景でした。
宇宙から見た地球、ただそのためだけに巨大なロケットを打ち上げたい。
この景色のおかげなのか、補給船の打ち上げ・ドッキングの作業も高揚感を感じながらプレイ出来ました。
月もとても迫力がありました。
月には大気が無いため、低高度でも軌道速度で飛行することができます。
月面まであと少し、目と鼻の先、スラスターを吹けばすぐに接触してしまいそうなくらいまで近づくことができるのです。
F1レースとか戦闘機とか、そんなものとは比べ物にならない。
周りに見える景色全てがライフル銃弾よりも速い速度で流れていく光景は物凄い迫力がありました。
Real Solar System 最後までとても楽しくプレイ出来ました。
「Kerbin星系を制覇してやることが無くなった」そんな方には強くオススメしたいMODでした。
ぜひ一度はプレイしてみてください。
ご視聴、ありがとうございました
コメント
- リアル地球は過酷過ぎて笑える…orz -- 流浪の緑? 2014-03-21 (金) 17:25:23
- このMODはだと周回軌道からの地球の見え方が全然変わるね。とても壮大できれいだ。 -- 2014-03-24 (月) 20:27:45
- 追記 そのためだけに導入する気にはならないのだけどw -- 2014-03-24 (月) 20:28:14