「LEGEND of CHUSEN」は中国の小説「誅仙」がベース
もともとは中国で記録的な人気を誇ったネット小説「誅仙(チュセン)」の世界観をベースに本作の仙人エリアの部分は成り立っている。
仙人エリアでの大まかなストーリーは主人公の「絶影」(ゼツエイ。元々の名前は瞬星)と2大ヒロイン「白麗」(ハクレイ)・「緑蘭」(リョクラン)との恋愛ストーリーを主軸に、彼らの背後にある宗教派閥間戦争など武侠小説のテイストも織り交ぜながら人間界と仙人界、そして過去と現在をも行き来する複雑で壮大な物語と言える。
仙人(族)としてゲームを開始したプレイヤーはメインクエスト「誅仙クエスト」によって彼らの身に起きたできごとや関係者を各地に辿りながら「誅仙」のストーリーを楽しむことができるようになっている。
一方神族は「新世界」の実装により顕現したが、これまで神々の末裔が住む神域と人間界(仙人)は数千年の間隔絶して触れ合うことはなかった。しかしロア族を端として再び人間界と接触する機会が訪れることになる。
神族としてゲームを開始したプレイヤーはメインクエスト「誅仙クエスト」によってその接触について、神族の現状や絶影と思われる人物などの情報を得ながら、やがて人間界で仙人(族)と同様の「誅仙クエスト」を経験することになる。
なお、仙人・神族のいずれを選んでもそれぞれのエリアに行くことはできるようになっている。
「誅仙」(仙人エリアの)の大まかなあらすじ
(うろ覚え。違っていたらすみません。なんちゃってくらいの感覚でどうぞ)
廟堂村(原作では草廟村)出身の「瞬星(シュンゼイ)」は、村を舞台とした惨劇を機会に天音寺の僧、神閣(原作では普智)より仏門口伝と玉を授かった後、身寄りを失ったために青雲門大竹峰に弟子入りすることとなる。そこで宋大仁や威吹と出会い、道術の修行を開始する。
2人いるヒロインのうちの1人「白麗(ハクレイ)」は瞬星と同門の有能な弟子のひとり。長じて出場した青雲門の七派格闘大会では瞬星は邪悪な法宝「残血の玉」を使い4位に入賞。白麗は瞬星との対戦の際に勝ちを譲られたことで瞬星を思慕するようになっていた。しかし魔教の法宝を使ったことで裏切り者扱いされた瞬星は青雲門を去ることになってしまう。
ちなみにもう一方のヒロイン、魔教・鬼王宗宗主の娘「緑蘭(リョクラン)」と瞬星とは血脈洞窟で共に閉じ込められた際、心を通わせていた。
青雲門と鬼王宗の争いの中で緑蘭は瞬星のために禁術・情壁術を発動し、恐麗鈴の中に魂が収められてしまう。狐岐山で眠る緑蘭を救うため、魔教の技も含め仏・道・魔すべてに通じて絶影と名を変えた瞬星はあらゆる手段を尽くすが…。
物語の主軸は瞬星(絶影)が捨て置けない白麗と、情絶ちがたい緑蘭との間に板ばさみになるというメロドラマ。
世界観
原作が中国作品のため、仙人エリアの部分に関しては中国の思想や背景が非常に色濃い武侠作品風の作りとなっている。しかし「新世界」の実装に伴い、神族エリアに関してはスキル名称も含めて東洋風の雰囲気は一掃され、アイヌ神話やエジプト神話など多様な神話モチーフが散りばめられた無国籍風のファンタジックな雰囲気となっている。
▼仙人界風景
▼神域風景
プレイ上の特色
グラフィックや音楽の美しさ・動作の軽さ
「LEGEND of CHUSEN2-新世界-」(以下LC2)の大きな特徴としてグラフィックが要求スペックに対して非常に美麗であることが挙げられる。各派閥・種族が繰り出すスキルグラフィックも見どころのひとつである。
また、動作の軽さや容量の少なさについても定評がある。
コンテンツの豊富さ
フィールドやダンジョンでの狩り以外に、師弟システムやシステムイベントと呼ばれる定時制イベントを通じ、様々な形で経験値を取得できる仕組みがある。そのため序盤のレベリングは容易で、後発プレイヤーやプレイ時間に制限があるプレイヤーにとってもレベリングをしやすい環境が整っている。
また、戦闘用ペットである「霊獣」や特殊な攻撃ツール「法宝」(ホウボウ)の改良と育成は本ゲームにおいて大きなやりこみ要素のあるコンテンツとなっている。
▼様々な霊獣
▼特殊効果を持つ法宝
一方直接ゲームのクエストなどとは関連しない息抜きコンテンツである娯楽イベントやミニゲームもある。またソーシャルゲームも「新世界」実装時に追加され、冒険から交流まで幅広いコンテンツでプレイヤーのニーズに応えている。
▼ミニゲーム「誅仙剣陣」クリアすると褒賞がある
新規プレイヤーに対して手厚い支援がある
新しくキャラクターを作成すると自動的に「百宝箱」と呼ばれる支援アイテムが配布される。この中からは節目となるレベルごとに、回復薬や霊獣用アイテムといった冒険に必要なアイテムから、特殊な絵文字やファッションといったアバター系アイテムまで、様々なアイテムがLv150まで支給され続ける。
キャラクターGMの存在
ゲーム内の不正監視のためのGM(ゲームマスター)以外にLC2にはキャラクターGMと呼ばれる運営チーム操作キャラクターが存在する。彼等はそれぞれ異なる個性を持ち、GMイベントの運営・司会やプレイヤーとの交流を行ない、積極的に運営チームやゲーム世界へのへの親密度を高める役割をしている。
様々なつながり作り
オンラインゲームの醍醐味でもある他プレイヤーとの交流については、男女ペアでの「結婚」、先輩と後輩のプレイヤーが契約で結ばれる「師弟」、親密な小集団「家族」、家族の集まりである「旅団」といったものが存在する。
一般的なオンラインゲームではパーティーと呼ばれる一時的な集団が日々の行動の基本単位になるが、LC2においてはボスやイベントなどの特殊なケースを除いて通常の狩りではソロ指向が強いゲーム仕様になっている。
上記に挙げた集団ではそれぞれ家族スキルや旅団クエストといった所属による特典がある。また旅団戦・攻城戦といった集団戦のコンテンツもあり、ゲームを本格的にプレイするのであれば率先して集団に属することが望ましいと言える。また、これ以外にもGMイベントやゲーム内掲示板機能である見聞録、公式掲示板などで気の合う仲間を探すことができる。
▼結婚すると伴侶のみに適用される結婚スキルが使用できる
▼ゲーム内募集掲示板「見聞録」
▼フレンドと作物を育てあえるソーシャルゲーム「百花菜園」
バラエティーに富んだ移動方法
クエストをこなす上で移動は欠かせないが、LC2ではオートランという機能が便利である。これはクエストリストのNPC名や妖魔名をクリックするだけで、自動的にその場所まで誘導してくれる機能である。クエストリストの改良に伴い、現在はより目的地まで移動しやすくなっている。仲間とわかりにくい場所で落ち合うための機能もあり、クエストがより効率的に行える工夫が見える。
また、通常移動の他に騎獣による地面の移動、飛仙剣・飛仙獣による空中の移動も可能。既に入手が難しいものもあるが、どちらの移動ツールも現在豊富な種類が揃っている。
更には課金アイテム「飛天羅針盤」「飛天神符」といった登録した特定座標で即座にジャンプできるアイテムや方法も近年実装になり、移動がますます効率的に行えるようになった。