よく手入れされたプレートメイルを着ている女性が、頭を傾げたまま何かを考えているようで、手を頬につけている。 コーヒー色のつぶらな瞳には淡い影が差し、黒く長いまつげの間で輝いている。 後ろで結った茶髪は腰のあたりまで届くほど長く、つややかな光沢を見せているが、 やや呆けた顔で話しかけてくる彼女の声は、いくぶん鼻にかかっている。 |
そこのあなた、見たところイメンマハで装備を修理できるところを探しているようですね? 武器屋か鍛冶屋か…。もしそうでしたら、広場から北西に少し行くと、上半身にひょいっとプレートアーマーをまとった娘に会えます。片手を頬にあて、首をずっとかしげているのですぐに目に付くでしょう。その娘がまさに、イメンマハの武器屋を運営するオスラです。
え? なんであんなボーッとしてるように見える人が、ちゃんと修理をできるのかって? ふふっ、知らないようですね。じつは、オスラは見かけより手際がいい方なので、イメンマハ近衛隊の装備の修理はオスラが全部引き受けているのです。その実力にはかなりの信頼をおけるのですが、みんなが口々に「いつもボーッとしている」「何を考えているのか掴みにくい」と噂をするせいで、むしろオスラ自身が、自分に対する自信を失っているようでもあります。
ぼんやりとした表情でボーッとした話をいろいろとするため、印象はちょっとアレですが、都市に住む大部分の人たちがそうであるように、オスラは小賢しさとか自己中心的な面とは縁遠い娘です。他の人と少し違う雰囲気を醸し出しているのは、小さい頃から旅行をしていて成人してからイメンマハに定着したためだと言われていますが…これほどの天然ぶりは、ただこの娘の個性なのだと考えても良いのではないでしょうか?
…それでもまあ、これはちょっと…いう時もあります。売り上げが減ってしまい、店の隅っこですすり泣いているのを見たときには、何と声をかければいいのか…。
選択肢
台詞
「…(キラキラ)」
「また赤字…」(惨)
「また計算間違えちゃった…」
「ん~何か忘れてるような~」
「いい男の人いないかな~」(愛)
「わたしって美人なのかしら…?」
「わたし…何考えてたんだっけ?」
「修理頼んだ方、取りにきてくださ~い」
「いつか…白馬に乗った王子様が…」(萌)
「わたしって頭悪いかな…やっぱり」(情)
「あ~メモした紙…どこにしまったかな…?」
「お客様が多くても心配だわ~」
資料提供用
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