ツァーリ・ボンバ

Last-modified: 2010-05-18 (火) 08:53:46

1961年10月30日にソ連で核実験により使用された人類史最強の破壊力を持った核爆弾のこと。
ピースウォーカーが発射する予定だった1メガトン級核弾頭を遥かに上回る100メガトンの破壊力を有する。
実際に炸裂したツァーリ・ボンバはあまりの破壊力にソ連自体が被る影響を考慮し、出力を50メガトンまで抑えられていた。

 

高度4000mで炸裂したツァーリ・ボンバは地表に達するほどの巨大な火球を形成したという。
爆風の殺傷範囲は23kmに及び、放射される熱線は58km離れた地点まで殺傷力を保持していたと見られている。
分かりやすく例えると、新宿で炸裂した場合北はさいたま市、南は横浜まで爆風で薙ぎ払われる。
更に広範囲な致命的な火傷に至る熱線は成田空港や三浦半島まで到達する。
恐るべきことだが、出力を半分に抑えられた場合でさえこれほどの被害をもたらす。

 

PWとの関係だが、ピースウォーカーにはツァーリ・ボンバに対抗して製作された核爆弾が内蔵されている。
あの巨大な丸頭全体が水爆であり、ピースウォーカーは目標地点まで水爆を自力輸送し、自機もろとも自爆により攻撃対象に核攻撃を加える。
ヒューイの通信から、ツァーリ・ボンバ以上の破壊力を有していることも明らかになった。
ただ、それが実際に炸裂した50メガトン級なのか、本来の100メガトン級を上回る威力なのかは不明。

 

ピースウォーカーの頭部を入手することで、MSFは2つの核兵器を保有することになる。
戦略爆撃機であっても搭載するのは難しい為、運用法は極めて限られるだろうが。