フリバンセリン
ドイツの製薬会社「べーリンガーインゲルハイム」が開発している女性の性欲高進剤「フリバンセリン」が、女性版バイアグラとして期待されています。
エヴァンス・ケニス・ロバートらは鬱病治療薬(うつびょうちりょうやく)の研究していたところ、1990年代にフリバンセリンを発見しました。
そして、フリバンセリンに鬱病や精神分裂症のほかに、性欲障害や性欲の低下に対して効果があることを確認したとのことです。べーリンガーインゲルハイム社は11月16日に行われる学会で、女性5000人による臨床試験のデータを初めて公開する予定とのことです。
フリバンセリンは、肉体的に作用するバイアグラとは違い、神経伝達物質セロトニンの分泌を抑制するとともに、性欲を刺激するドーパミンの分泌を促す作用があるとのことです。
フリバンセリンが認証された場合、男性の性的不能治療薬市場の上回る年間1800億円規模の市場になるとの試算が出ています。