ネットを見るとバカになる

Last-modified: 2024-01-01 (月) 21:00:02
ネットを見るとバカになるとは、:テレビを見るとバカになるをそのままネットに当てはめた言葉である。

概要

ネットが普及しきった現在では、"テレビを見るとバカになる"といった言葉はあまり聞かなくなったし、馴染みが薄い言葉になりつつある。また、言われたとしてもほとんどネット上だけで、こういう場合はたいてい「ネットと比べて、テレビは見るとバカになる」という意味合いで使われる。しかしネットに対して堂々とこの言葉を使う人間はほとんどいない。もちろんネット上で、ネットを使うとーなんて言わないし、テレビ上でテレビを見てるとーなんて言ってテレビを否定する人間はほとんどいない。それはそのメディア上というか、媒体を使って飯食ってる自分たちの首を絞めることになるし、その言葉は他でもない自分に返ってくる(無論当記事の筆者もそうである)。それでもネットを使うとバカになると、声を大にして言いたい。その理由もある。ネットに言わせれば、あくまで何の根拠もない個人的な意見でしかないが。

情報のゴミ山

読んで字のごとく、ネットというのは今やゴミ山であると断言できる。よくネットの情報を吟味するときに、「玉石混合」という言葉がよく使われる。このwikiを見てる諸君に、この言葉の意味はわざわざ説明するまでもないだろう。実際に使われるとき、玉と石が5:5、あるいは悪くても3:7というニュアンスで使われる。そうであれば、今のネットはとっくに玉石混合ですらない。割合的には1:1000とか、あるいはもっと低い。ゴミ山の中からたった1枚の一円玉を拾うようなものだ。例えば実際に「玉石混合」の意味を調べたとき、薄っぺらいアフィブログが検索結果にズラッと並ぶ光景に辟易した。このような具体例がほんの短時間で、wikiを書く片手間で見つかる事態がそもそも異常である。そんな記事にもならない駄文を書き、SEO対策だけは一丁前に頑張る人間には、無料で質のいい情報を提供するというかつてのネットのボランティア精神なんて無いし、かと言ってお金を貰ってやってるという責任感もない。記事を上げ続ける人間もそうだが、googleもまさしく張本人の一人である。例えば、検索欄に「ネットを見るとバカになる」と打ってエンターを押してみよう。すると「ネットを見てるとバカになる??と思い込んでいる人の特徴!」とか「ネットを見ないとバカになる」とか真逆の意見を平気で出してくる。検索アルゴリズムが崩壊して、機能しないのだ。さらに今や、それだけでは済まない。youtubeをはじめとして、配信サイトや動画サイト、SNSなんかでは「おすすめ」とかいって見たくもない動画や意見を無理やりねじ込んで表示させる手法が横行している。LINEですら、VOOMとかいって無駄な機能を押し付けている。この類の「おしつけ」機能には、それ自体を非表示にするという設定が存在しない。そもそも押し付けられない、またはそういったものを眼中に入れないというユーザーの選択肢を徹底的に奪っているといえる。これはもはや情報のゴミ山どころの話ではない。自宅の玄関に他所のゴミが勝手に投げられている、または糞尿が巻き散らかされている。そのレベルの話である。昔のネットや2ch界隈は、便所の落書きと言われた。その落書きレベルであればどれだけマシか。いや、そうした駄文を排泄する場所があっただけどれだけマシか。

認知症っぽい?

さて、こうしたゴミの濁流に流されている現代人には、得てしてそれに気づくことがない。つまり本人には「情報を調べている」「知識を入れようとしてる」「玉といえる情報を探し出す」といった意識がそもそもない。アプリを入れる、アカウント登録する、LINEで友達登録する、メール登録するetc...そうすることで流される通知の山を処理することに奔走し、テレビを見てるかのように好きな動画を見たり、SNSでフォロワーの独り言を確認することに奔走する(これは悪いこととは言えないかもしれないが)。細かいことを言えば、たとえ上のような意識を持ってたとしても、今のネットにおいてその認識をすること自体がそもそも間違いではあるのだが。とにかく、無意識にそんな毎日を送ることで、こんなことを実感するだろう。忘れることが多くなった怒りやすくなった思い出せないことが多くなったという認知症っぽい感覚。筆者は医者でも研究者でもないから脳がどうなっているのかというのは分からない、という保険は前もって掛けさせてもらう。その上で話すが、最近は特に高齢でもない若者にもそのことがある人間があからさまに増えているように感じる。これを症状と書くと意味合いが大分違うことになるため、ことと言わせてもらう。それが増えているのは、まさしくゴミ情報の濁流に飲まれ続けるからと、素人ながらに思う。空いた時間をネットに費やす。それは脳に休息を与えず、情報を整理する間も考えごとをする間も与えないことに他ならない。分からないことがあればまず考えるといったプロセスをすっ飛ばし、ポケットの中の四角い機械を取り出し、そこから答えを得る。また、忘れた知識があっても同じことで、思い出すというプロセスを省略する。そんな機械に知識を委ねる生活を続ければ、その脳の機能は衰えて当然ともいえる。ましてやその委ねる場所がゴミ山ともなれば尚更だ。ゴミを漁るのに時間を費やし、目に入ったゴミにストレスを溜める。脳の堕落とストレスの2重の効果で、無意識に脳を衰えさせているんだなと素人ながらに感じてしまう。もしその感覚があれば、ネットなんてさっぱり切ったほうがいい。切って分かるがびっくりするほど困らない。とにかく自分で考える力が無くなる、覚えようとする、思い出そうとする力が無くなる。そうなった人間ははっきり言ってバカになったと言える。「実はネットをやり続けると脳のなんたらが委縮する」だの、「ネットは脳に悪影響をもたらす」だの、そういった言説が論文から始まり、ネット記事やテレビ番組なんかで紹介される未来が見える。そうやって紹介されてからではなく、是非とも今からネット断ちをおすすめしたい。

関連用語

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  • おっしゃる通りだと思います。 -- 匿名? 2024-01-01 (月) 21:00:02