艦船一覧/ハーミーズ

Last-modified: 2018-12-25 (火) 19:45:26

※ステータスはLV100、好感度愛時点のもの

レアN
艦種軽空母
陣営ロイヤル
建造02:10:00
CV稲村優奈
絵師夢咲楓
 
耐久687→3553
中装甲
装填64→150
火力0→0
雷装0→0
回避18→47
対空46→215
航空52→246
消費2→9
対潜25→91
 
スキル
強襲空母自身の航空攻撃時15.0%(25.0%)で発動。
一回だけ航空攻撃によるダメージを2倍にする

ロイヤル所属の軽空母。
日本初の空母、鳳翔について少し調べた指揮官であれば度々名前を聞いたことがあるであろう、「最初から空母として計画・起工された軍艦はどちらか」の話題で比較対象とされているのが彼女である。
※ただし、起工されたのはこっちが先で、完成したのは鳳翔が先とかなりややこしい事になっており、どっちが世界初の空母かを決めるのは困難な状態にある。
そもそも「空母」全体のカテゴリでは初めて飛行甲板を設置した元巡洋艦のフューリアス、全通飛行甲板やエレベーターを設置して今に繋がる空母の体系を確立させた客船改造空母のアーガスなどがいるため、どれをもって世界初の空母とするかの議論は未だに決着がついていない。

 

第二次世界大戦のころは鳳翔と共に既に旧式化しており、初期の空母戦闘がまだ確立すらされていなかった頃に建造されたこともあって対空兵装が貧弱、さらに運が悪いことに丸腰の状態で変態的練度と技能を身に付けた日本の爆撃部隊に襲われて沈没した。

 

そんなこんなもあってステータスは空母の中では基本性能がかなり低め。
特に耐久面に問題があり、しかも防空手段として戦闘機が積めない為、敵の航空機を前衛部隊で落とさないと史実の通りあっという間に沈められたりする。
しかも他のノーマル空母は既に改造が実装されており、今のところ育てる優先度は軽空母の中でも低め。

 

攻撃面も個性的で装備スロットが攻撃機×2と爆撃のように必中とはいかない。
ただし、装填値の高さとスキル「強襲空母」の攻撃強化で瞬間火力は高く、装填の速さのおかげで手数も多い。
航空攻撃には弾消しの効果もあるので前衛の緊急回避の手段として役立つ。

 

序盤は空母自体が入手しにくく貴重な存在で、とがった性能のハーミーズでも手に入れば十分な戦力になる。そこ、既にロングアイランドがいるし120円でサラトガ買ったとか言わない。
ササっと序盤のステージを攻略していきたいのなら即戦力として使っていこう。

 
 

さて、ここまでの紹介で指揮官たちの中には鳳翔のライバル位しか目立つポイントがないとか、地味だとか思うのではないだろうか。とんでもない。

この空母、地味どころか恐ろしいほどに個性を発揮し、アズールレーン配信開始時に多くの注目を集めたアズレン界における武勲艦なのである!

 
 
 

「この記事のお楽しみは、これからだ!」

 
 

まず、「ハーミーズ アズレン」で画像検索してほしい。
ロイヤルらしい清楚な雰囲気の服装・・・
いやそんなものどうでもいい(まあこれも十分かわいいのだが)

 

なんかどっかのカードゲームで見たことのあるデュエルディスク、ソリッドビジョンのような光を帯びて飛んでいく艦載機、左手は4枚の手札、右手には一枚のドローしたようなカード・・・

 

まさかの決闘者スタイルな出で立ちだった。

 

更に、セリフに至っては
「戻ったか。楽しいデュエルしよう!」
「ガッチャ!熱いデュエルだったぜ。」
「集いし星が一つになる時、私たちの絆は新たな未来を照らし出す!」
「勝利だけではなく、私の力で、みんなに笑顔を…!」

 

と、歴代遊戯王アニメシリーズを完全に再現した台詞だらけである。色々大丈夫なのだろうか。
「ふぅん」なんて台詞があるがコイツの場合絶対女の子のかわいい感じじゃなくて某社長の発音だろう。

 

このゲーム、中国発のゲームなので原語は当然中国語なのである。
そのため日本語に翻訳した場合、たまにテキストで「てをには」の助詞の使い方にミスがあったり、誤植が出たりすることがよくある。
だが、このハーミーズの台詞は本当に中国で作られたゲームなのか疑われるくらい完璧な翻訳になっている。まるで意味が分からんぞ!

 

そんな事もあって付いたあだ名は決闘者(デュエリスト)空母仮にもゲーム内のイギリス最古の空母がこれでいいのだろうか…。

 

このあまりにもの再現度から、その昔動画やアニメで決闘に熱くなっていたどこぞの違う海の提督たち、
さらにはこれまで艦船擬人化に興味のなかった決闘者までこのアズレン次元へ呼び寄せる事になった。中にはハーミーズのテーマデッキまで考察している指揮官までいるらしい。《幻子力空母エンタープラズニル》とかいるしね。
案の定というか、彼女の図鑑コメント欄は遊戯王の名言で埋まっている

 

もはやここに性能だとか、レアリティだとかは関係ない。でも改造実装でレアになったら「だが俺はレアだぜ?」って使えるよね?
デッキを愛しているなら、デッキは応えてくれる」ように「ハーミーズを愛しているなら、ハーミーズは応えてくれる」と今日もハーミーズを第一艦隊に置いて理想のデッキ編成を目指して決闘者指揮官達は戦い続けている。

 
 

確かに遊戯王のパロゼリフだらけのせいで元の性格はどうなんだと気になるところだが、
遊戯王の主人公たちの台詞をベースにしているだけあって「友情」や「絆」を重んじる熱い性格である。
好感度が上がっていくと歴代ヒロインのように恥ずかしそうにデレる様子も。

 

ちなみに公式も指揮官たちも遊戯王が大好きなようで、家具には近い名前のカードとイラストが似ている「謎過ぎる埋葬」なんてものがあったり、ツイッターでは「どんな効果?いつ発動する?」とか呟いたり、
公式が新月(にいつき)のボイスを間違えて「しんげつ」で収録したと報告した時はリプライに大量のベクター(真ゲス)が現れたりした。
大陸の方でも『三幻神』という単語が生まれたように向こうでも似たような感じである。

 
 

他のノーマル軽空母のボイスや改造が充実していることからハーミーズにも改造やボイスを望む声も多く、ボイス実装の際は「是非遊戯王アニメに出演経験のある声優を!」と希望する指揮官も多い。

 
 

そしてリリースから約1年後の2018年7月16日。ついにハーミーズの担当声優が発表された。
担当するのは「遊戯王ARC-V」にてヒロインの柊柚子と彼女に並ぶ重要な役割を担っていたキャラクター、セレナを演じた稲村優奈女史。
以前からハーミーズのすべてをデュエルに例える姿と勇ましい口調にセレナを重ねていた決闘者指揮官も多かったため、この配役には納得の声も多いようだ。