マニュアル/信号

Last-modified: 2018-02-27 (火) 19:16:11

信号について

 鉄道では、信号を設置できますが、いろいろな掲示板を見ていると、信号の使い方に大変苦労されているようです。また、僕も苦労していました。

 初期では線路1本に対して1編成でも問題ありませんが、ゲームが進むにつれ、複線で大量の列車を走らせたくなるでしょう。また、遠距離輸送を行う際に1列車1線路では効率が悪すぎます。そこで信号をうまく利用し、最小限の線路で最大限の列車を走らせましょう

 そこでちょっとまとめ

わかる!信号講座

基本原則

※ブロック信号についての説明となります。パス信号はまた異なります。

  1. 信号から信号までの間を閉塞といい、この間には1編成しか列車を入れません。これにより、追突・衝突を防止します。
  2. ポイント(分岐点)でつながってる閉塞はまとめて1閉塞になります。
  3. 1閉塞の長さはその路線を走る予定の列車の最大編成数より長いのが理想です。また、それより短くすることもできますが、''上下線が合流するクロスポイントとクロスポイントの間は、必ず最大編成両数より長い必要があります。これを守らないとデッドロックを引き起こします。
  4. Simutransとは異なり、停車駅は閉塞区間の境界とはなりません。

信号の種類

waytype.jpg

信号には2種類あります。この切り替えは設置した信号を再度クリックしていくことで切り替えることができます。

  1. 2wayタイプ(左側)
     列車は両方向に進むことができます。
     ※パス信号に2wayタイプはありません。
  2. 1wayタイプ(右側)
     列車は信号の向いてる方向にしかすすめません。逆走できないので、複線で使います。
     ※片方向型でない(板のようなものがついていない)パス信号は、逆走することができます。この場合、信号機は存在しないものとして扱われます。

信号のタイプ

singnals.jpg

 動作別に6種類(閉塞・入口・出口・コンボ・パス・一方向型パス)、ビジュアル的に2種類(色灯・腕木)があります。信号を設置するときにCtrlを押さないと、色灯式信号機(左側)。Ctrlを押しながら設置すると腕木式信号機(右側)になります。どちらも効果はかわりません。
 なぜ2種類あるかというと、非電化鉄道で信号機が色灯式だったらちょっと変ですよね?だからです。ディーゼル車やSLの走る情緒ある風景を作りたい場合には腕木式信号機を使いましょう。(非電化鉄道でも色灯式の設置はできますし、電化鉄道に腕木式も設置できます。)

ブロック信号

 さて、では各ブロック信号の説明に入ります。
 閉塞信号と入口信号の違いについては下記の図をご覧ください。

showsignal.JPG

 右側の線路はすべて閉塞信号(Plain)です。ご覧のとおり、列車が2台連なっています。
 左側の線路は間に入口信号(Pre-Signal)と出口信号(Exit-Signal)を入れてあります。その間の1閉塞に列車は居ませんが、後続の列車の信号は赤信号です。これが入口信号と出口信号コンビの効果です。
 入口信号は、自分の次の閉塞に出口信号がある場合、出口信号が1つでも青になるまで自分の閉塞にも列車を進入させません。
 わかります?

 では、実際の実例を見てみましょう。

jissen.jpg

 この写真はすべて閉塞信号です。左側のホームを1番線右側のホームを2番線としてお話します。※Simutransと異なり、「指令で発着番線を指定する」ことはできません。
 現在、1番線、2番線ともホームに電車が居る状態ですので、後続列車がポイント(分岐点)上で停車しています。この後続列車は2番線に入るべく突進していますね。
 問題はこの後です。もし1番線の列車が先に出た場合、この後続列車は1番線に入ってくれません。ポイント上で停車しているからです。
 せっかくホームが2つあるのに、これでは効率が悪すぎます。そこで、入口信号と出口信号コンビの出番です。次の画像を見てください。

jissen2.jpg

 ホーム手前に出口信号。ポイントの手前に入口信号を配置しました。
 こうすると、現在出口信号はすべて赤の状態なので列車は入口信号の手前で停まっています。
 この状態なら1番線が先に空けば1番線に入りますし、2番線が先に空けば2番線に入ることができます。

 この信号をうまく使えると、遊びの幅がひろがります。
 ※Simutransの「プレシグナル」と名前が同じですが、その挙動は全く異なることに注意しましょう。この例では、Simutransの「入線振分信号」に近い機能を実現しています。
 ※Simutransとは異なり、停車駅は閉塞の境界とはなりません。
 ※「配線上の制約により、入口信号から物理的に列車が到達できない線路に設置された出口信号」であっても、当該出口信号が青になると、仕様上入口信号は青になってしまいます。複数の入口を持つ区間に入口信号・出口信号の組を設置する場合、この点注意する必要があります。

 今日はここまで。次回はデッドロックについて   つづく。。。

パス信号

(この項目は書きかけです。執筆協力者を募集しています。)

信号設置のヒント

  1. 練習にはお金がかかります(事故1回につき列車2台大破です)メインの強靭な収入路線を作ってからメイン路線以外のところで練習しましょう。
  2. デットロックが起きたらむやみやたらに折り返しや信号削除をしないで一度落ち着いて考えましょう。間違いな処理をすると事故を起こします。
  3. 事故を起こしたら犠牲者に黙祷を捧げましょう。
  4. open TTDの列車には90度転回という実際の鉄道ではありえない大技が使えます。つまり、クロスポイントさえあれば列車の方向転換ができます。
  5. 90度展開を利用して、駅構内は完全一方通行にすることをお奨めします。

最後に

  1. 日本の鉄道は左側通行です。どうせ日本語ならそこら辺も凝ってみてはどうでしょうか?