更新情報

Last-modified: 2024-04-27 (土) 11:54:58
 
 
過去の更新情報2 (2017/02 ~ 2019/11)
過去の更新情報 (2014/05 ~ 2017/01)
 
日本語による更新履歴
fileJapanese.txt
「プログラム情報」(F1キー)の更新履歴タブに反映させるために使用できます。
右クリックメニューから「名前を付けてリンク先を保存」でダウンロードして、PotPlayer\Historyフォルダの "Japanese.txt" を上書きして下さい。



解説

 
  • バージョン番号と日付について
    PotPlayerのリリース版は、同じバージョン番号のまま何度か修正されて差し替えられることがあります。
    それらの修正版は互いに動作が違いますが、バージョン番号では区別できません。
    そのため、必ずプログラムの日時(Product Date)で最新のリリース版を確認して下さい
     
    署名のタイムスタンプ
    インストール後、プログラム情報のダイアログ(F1キー)でバージョン番号と作成日時が表示されますが、これでは区別できない場合もあります。
    インストーラファイルをエクスプローラで表示してファイルのプロパティを開くと、デジタル署名のタブでタイムスタンプを確認できます。*1
    こちらはビルドした日時よりも公開日時に近いと考えられます。
    解凍した PotPlayer(64).dll のファイル更新日時またはデジタル署名でも確認できます
     
  • 更新内容について
    各版の更新内容は、前回のリリース版からの主な変更点をすべて含んだものです。
    記載されている点以外にも無数の改善点があります。
    公式の更新履歴に沿っているので、通常日本では使用しないか、または使えない機能(動画配信やTV放送受信など)に関しても記載しています。
     
    公式の更新履歴では、リリース版がバグ修正で差し替えられている場合、その修正項目が次のバージョンに記載されている場合があります。
    このページの更新履歴では、そうした場合でもできるだけ本来の更新位置であるバージョン番号の項目として書き直してありますが、正確さを保証するものではありません。
     
  • 開発版について
    古い開発版の履歴は残しません。
    リリース版より新しいバージョンがある場合に、最新の開発版の情報だけ記載しています。
     
  • 日本語ファイルについて
    このページで提供される日本語ファイルは、TiltStrバージョンとは違うオリジナル翻訳です。
    PotPlayerインストールフォルダ下のLanguageフォルダに置いて、言語の設定で選択して下さい。
    追加した言語ファイルがリストに表示されない場合は、PotPlayerを再起動して下さい。
    インストーラを実行して更新すると、各国のデフォルトの言語ファイルにリセットされますので注意して下さい。
     
  • インストーラのリンクについて
    各バージョンのインストーラへのリンクはKakao公式サイトのものです。
    現在の最新バージョンは以下から落とせます。
     
32bitリリース版(最新)
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/Latest/PotPlayerSetup.exe
 
64bitリリース版(最新)
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/Latest/PotPlayerSetup64.exe
 
開発版 [64bitのみ](最新)
https://t1.daumcdn.net/potplayer/beta/PotPlayerSetup64.exe
2019年9月24日以降、開発版は [32bit版のみ] から [64bit版のみ] に変更されました。







2024/04/26 (240426 / 1.7.22195) 開発版

 
+ HDR再生で Dolby Vision に対応
・ 特定のMP4ファイル再生で映像が出力しなかった問題を修正
・ 内蔵D3D9映像レンダラの安定性を改善
・ 圧縮ファイル内の特定のメディアファイル再生に失敗することがあった問題を修正
・ 特定のMPEG2をD3D9デコーダで再生時、シークすると映像が破綻することがあった問題を修正
 

HDRの規格として、Dolby Vision(ドルビービジョン)に対応しました。
12シリーズ以降のiPhoneなど一部のスマホで撮影した Dolby Vision 用の動画を視聴するためにPotPlayerが利用できるようになります。
Dolby Vision はNetflixなどの有料配信サービスや Ultra HD Blu-ray で導入されていますが、HDR10規格のようにライセンスフリーではなく、YouTubeでは採用されていません。
ここここから Dolby Vision のサンプル動画を落とせます。
PotPlayerで再生情報を表示(Ctrl+F1)して、ファイルタブでVideoの "HDR Format" を確認して下さい。

HDR動画を再生する際は映像レンダラをデフォルトのままではなく、内蔵D3D11-VR (Built-in Direct3D 11 Video Renderer) にすることをお勧めします。
PotPlayerで外部レンダラを使用する場合、MPC-VR であれば Dolby Vision に使えますが、ピクセルシェーダも機能しないのでPotPlayer側でHDRのオン/オフ認識はできなくなります。

Dolby Vision はまずはプロファイル 5 への部分的な対応で、シーン毎に調整可能な動的メタデータ(SMPTE ST 2094-10)も適用されていない模様です。
12bitカラー出力が可能な拡張レイヤー方式(プロファイル 7)はPCソフトにとってかなり敷居が高く、対応する見込みはありません。
Dolby Vision と HDR10 の両方に対応する動画(プロファイル 8.1 または 7.6)では、処理のシンプルなHDR10が優先される仕様らしく、実質的に Dolby Vision によるHDR処理はされません。
「対応」の意味としては、Dolby Vision 形式の動画であってもなるだけ問題なく表示できるようになったというところです。

 

FFmpegのバージョンが昨年11月に6.1に上がったことに伴い、PotPlayer公式配布の追加コーデックもこのバージョンから更新されています。
手動でセットアップする場合は以下のリンクから落として適用して下さい。PotPlayer環境設定の「3D映像」のページで、右上のダウンロードボタンからも落とせます。
内部デコーダとして FFmpeg(64).dll を使用するには、実行時に "FFmpeg Files" をチェックします。7-Zipで解凍して取り出す場合は、Moduleフォルダ下に今までのFFmpeg60に替えて FFmpeg61 という新規フォルダを作って下さい。
(追加コーデック 32bit版)https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Codec/v3/OpenCodecSetup.exe
(追加コーデック 64bit版)https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Codec/v3/OpenCodecSetup64.exe

 

YouTubeのクライアントバージョンが再び上がり、PotPlayerでの解析スクリプトもそれに応じて更新されています。
拡張機能の更新機能からスクリプトのみの更新も可能です。

 
 

2024/03/15 (240315 / 1.7.22129)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/240305/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/240305/PotPlayerSetup64.exe
 
+ NVIDIA RTX Video HDR の設定を追加
+ プレイリストメニューにファイルのフォルダを移動させるコマンドを追加
・ 破損したWAVファイルを再生できなかった問題を修正
・ 特定のMPEG4コーデック再生で映像が破綻していた問題を修正
・ 特定のWMV再生で映像が出力しなかった問題を修正
・ 特定のSRTプロトコルが動作しなかった問題を修正
・ 特定のTSファイル再生でエラーが発生した問題を修正
・ 特定のVP8/9再生時に特定の状況でエラーが発生した問題を修正
 
日本語ファイル
fileJapanese_240305_stable.ini
 

3月5日に最初の 240305 / 1.7.22124 がアップされ、その後7日と15日に更新版へと置き換わっています。
5日のバージョンは、環境によって再生停止する際に必ずエラーが発生するという深刻な不具合がありましたが、これはおそらく7日版で修正されていると思われます。
7日版ではYouTubeの解析スクリプト(MediaPlayParse - YouTube.as)が更新されています。古いスクリプトのままではYouTubeの読み込みで障害が発生します。拡張機能の更新機能からスクリプトのみの更新も可能です。
更に7日版では、映像レンダラを EVR Custom Present にしていると、P010などの10bit深度の映像で肌色が青紫色に表示されるという色表示の不具合がありましたが、15日版で修正されています。
15日版では、他にも再生時の不具合修正や調整がおこなわれている可能性があります。また、縦横比の違う二つのモニターを使用している場合、全画面表示状態で一方から他方へPotPlayerを移すと表示範囲が調整されるようになっているかもしれません(未確認)。

 

NVIDIAの RTX Video HDR はHDRではない通常のSDR映像をHDRに変換して表示する機能で、ChromeやEdgeなどのChromiumベースブラウザに適用できるものですが、PotPlayerでも使用可能になりました。
映像シーンによっては見違えるようなコントラストアップになるはずです。(参照
HDR10対応のディスプレイモニターの他、グラフィックボードとしてGeForce RTX シリーズとその最新ドライバ(551.23以降)が必要です。
対応する環境がある場合、NVIDIAコントロールパネルの設定をチェックして(「ビデオ画像設定の調整」→「RTX ビデオ拡張」→ HDR)試してみて下さい。
Windownsのディスプレイ設定でもHDRを有効にしておく必要がありそうです。
PotPlayer側では環境設定の「映像」でD3D11レンダラを選択し、10bit出力と RTX Video HDR の設定をオンにします。
RTX Video Super Resolution (RTX VSR) と合わせて使用できるので、RTXユーザーにとってPotPlayerは強力な高画質化プレーヤーになります。

 

数種類の再生問題について修正が加えられています。
また、次世代の映像伝送プロトコルとされるSRTに既に対応しているようです。

 

プレイリストの右クリックメニューで「追加・編集」にファイルのフォルダを移動させるコマンドが追加されました。
このコマンドのフォルダ選択ダイアログで最初に表示されるフォルダは、操作対象の選択中ファイルが存在するフォルダではなく、再生中の(停止中の場合は直前に再生していた)ファイルの場所なので、どのファイルを移動させようとしているのか意識しながら使用して下さい。
同じメニュー内にあるファイル名の変更コマンドでもフォルダの移動はできます。

 

ブックマークをPBFファイルで外部保存する設定の場合、ファイル操作でPBFファイルが既に削除されているのに、そのブックマークを持っていたファイルが内部登録されたままになっていることがありました。
こうした場合、PBFファイルを確認して登録リストを修正するコマンドボタンが、ブックマーク管理パネルに追加されています。(ボタンが見えない場合はパネルの横幅を拡大して下さい)
ただしファイルを再生しない限り、そのブックマークをPBFから自動で取り込んで登録することはできません。

 
 

2024/01/02 (231220 / 1.7.22077)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/231220/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/231220/PotPlayerSetup64.exe
 
* チャット機能のフロントエンドを改変
+ TTSの設定に音声出力デバイスの選択を追加
+ プレイリストのメニューコマンドに、選択項目の下への貼り付けを追加
・ 古いGPUのD3DデコーダでMPEG1/2を再生するとエラーが発生する問題を修正
・ 特定のMKVファイル再生でエラーが発生した問題を修正
・ 特定のファイル再生でシークできなかった問題を修正
 
日本語ファイル
fileJapanese_231220_stable.ini
 

2023年12月20日に最初の 231220 / 1.7.22071 がアップされ、21日と22日、そして2024年1月2日に更新版に置き換わっています。

 

ライブバージョン(PotPlayer(64).exe)を使用する際のチャット機能が改変され、過去バージョンとの互換性はなくなりました。
(PotPlayerMini(64).exeの使用には影響ありません)

 

PotPlayer(64).dllのファイルサイズが劇的に小さくなっています。
前バージョンで更新したビルドツールを元に戻した可能性がありますが、二つ前のバージョンと比べても大幅にサイズ縮小されているので、PotPlayer本体側でのチャット制御をなくしたことも効いているのかもしれません。

 
 

2023/11/14 (231113 / 1.7.22038)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/231102/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/231102/PotPlayerSetup64.exe
 
+ 字幕ブラウザの設定で文字の折り返し用に表示行数を追加
+ NotchLC映像コーデックに対応
・ 画像保存で可能ならHDRの色補正が適用されるように修正
・ DTS音声のパススルーが特定環境で動作しなかった問題を修正
・ シームレス再生時、内蔵字幕が重複して表示されていた問題を修正
・ 再生完了でファイルを削除する機能を使用時、再生完了後の終了動作が無効だった問題を修正
・ HEVCを古いIntel GPUでD3Dデコード再生するとフリーズする問題を修正
・ 特定のMKVでシーク後に再生できなくなった問題を修正
 
日本語ファイル
fileJapanese_231102_stable.ini
 

11月2日に最初の 231102 / 1.7.22031 がアップされ、その後更新版に置き換わっています。
9日版で市販のDVD再生が内蔵の映像レンダラ(Built-in D3D11とD3D9)で可能になりました。

 

プログラム本体のPotPlayer(64).dllの容量が前バージョンと比べて大幅に増えていますが、ビルドツールをアップグレードした結果ということらしいです。
次のバージョンで開発環境が元に戻る可能性もあります。

 

このバージョンでDTS音声のパススルー機能に修正が加えられていますが、当初は標準DTS以外の DTS HD や DTS X でパススルー出力ができない問題がありました。
この問題は14日版では修正されています。

 

高速3DモデリングソフトNotch用のコーデックNotchLCに対応したようです。NotchLCでエンコードして作成した動画の確認に使用できます。

 

内蔵のWASAPI音声レンダラの設定で、共有モードの遅延を抑える項目が追加されていますが、初期状態では有効になっていません。
この設定で体感できるほどの遅延差があるのか、または有効にすることでデメリットも生じるのかわかりませんが、WASAPI共有モードを使用する場合は試してみて下さい。

 

音量の自動調整機能(正規化)の演算方法の設定オプションから16bit処理が取り除かれたため、更新後に従来とは設定がずれる場合があります。推奨設定はTomSteadyです。

 

Ctrl+EなどのキーでHDR画像を保存する場合、EVR-CPなどD3D9系の映像レンダラでは、ピクセルシェーダによる色変換がされていない色あせた保存画像になっていたのが修正されました。

 

内蔵D3D11映像レンダラによるHDRのハードウェア出力の安定性が改善されたようです。
このバージョンではHDRに非対応のモニターに出力する場合であっても、ハードウェア出力設定がチェック選択されていれば強制されて、HDR映像が白飛びを起こすようです。(9日版以降、チェック選択ではなくスクエア選択状態では以前のようにモニター非対応では無視されます)

 

テキスト字幕を映像領域内に収める設定が適用される場合、映像領域サイズが一定なら外余白の増減によって文字サイズが変化しないように変更されました。

 
 

2023/09/08 (230905 / 1.7.21999)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/230830/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/230830/PotPlayerSetup64.exe
 
・ 字幕のリアルタイム翻訳で、ASS字幕などでも可能な限り属性を維持して対応
・ 配信や放送などの途中で縦横比(アスペクト比)が変化する場合、追随できていなかった問題を修正
・ 内蔵D3D11レンダラ使用時、解像度の違う別モニターに移動すると映像の表示領域が不正になった問題を修正
・ 特定の状況で強制終了した問題を修正
・ 内蔵ビデオレンダラの安定性を向上
 
日本語ファイル
fileJapanese_230830_stable.ini
 

8月30日に 230830 / 1.7.21990 が最初にアップされ、その後更新版に置き換わり、最終的に9月8日版(230905 / 1.7.21999)になっています。
30日版はD3Dデコーダ(DXVA)の設定で「FFmpeg D3Dデコーダ使用」をチェックして使用するとエラーが発生しますが、これは31日版以降修正されています。

 

YouTube動画の読み込みが不安定になっていましたが、拡張機能のスクリプト(MediaPlayParse - YouTube.as)が更新されて対応しています。
拡張機能の更新機能によってスクリプトだけの更新も可能です。

 

属性を指定するタグ付き字幕の場合にもリアルタイム翻訳に対応し、ARIB字幕などでも翻訳可能になりました。
ただし文の改行区切りやルビなどで、必ずしも適切な翻訳文にならないのは避けられません。

 
 

2023/07/07 (230707 / 1.7.21953)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/230705/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/230705/PotPlayerSetup64.exe
 
+ リアルタイム翻訳を指定言語以外の言語に適用する設定を追加
+ MP4でG.726 ADPCM音声に対応
+ 日本の放送用ARIB字幕に対応
・ プレイリストのタッチバッドによるスクロール動作を改善
・ MP4のダウンロード途中/録画進行中の再生を改善
・ RAW AV1ファイルの再生を改善
 
日本語ファイル
fileJapanese_230705_stable.ini
 

7月5日に最初の 230705 / 1.7.21951 が上がり、7日に更新版に入れ替わっています。
5日に短時間だけダウンロード可能だった1.7.21951は、動画再生中シークプレビューが表示できない不具合があります。

 

日本の放送用字幕ストリームであるARIB字幕に対応しました。
字幕付きのTV番組を録画したTSファイルを再生すると、画面内に字幕が表示されます。
番組の字幕は誰のセリフか分かりやすくなったり、音声だけの場合より理解の助けになったりします。
不要なら、字幕表示をオフに切り替える(標準キー:Alt+H)か、または環境設定の優先字幕項目で内蔵字幕を無視したり、優先言語の文字列に一致しない字幕を非表示(字幕なし)にするように設定しておいて下さい。

デフォルトの状態でも大きな問題なく使用できるようになっていますが、ARIB字幕用にフォントの変更も可能です。
字幕の横幅(大きさ)やARIB用の記号文字( ➡ や ♬ など)の対応はフォントによります。
ARIB字幕のようなスタイルを含んだ字幕は疑似的にASS字幕として実装されているため、表示フォントを変更するには、環境設定の字幕項目でASS/SSAスタイルを「フォント名のみPotPlayerの設定を使用」するように設定しておく必要があります。その状態で字幕スタイル項目のフォント設定を変更します。
字幕のルビ(振り仮名)の位置がずれないようにするには、文字種によらない完全な等幅フォントにする必要があります。
Windows TV ゴシック和田研細丸ゴシック2004絵文字がARIB字幕の参照用としてよく使われ、基本的にこれらのフォントでルビが横ズレしないようになっています。
ただしフォントを選んだとしても、漢字の異字体など、PotPlayer上で一部適正表示できない文字や記号は残ります。

 

テキスト字幕のクリック検索で、表示されるWebブラウザに一部変更がありました。
Windows既定のブラウザを使用する場合は従来通りですが、既に時代遅れになっているInternet Explorer(IE)はPotPlayer内蔵のブラウザに変更されました。
この内蔵ブラウザの中身(レンダリングエンジン)は今のところ基本的にはIEのままで、Edge WebView2が使える環境でのみEdgeベースで動くようです。
内蔵ブラウザのエンジンは、ライブ版PotPlayerでKakaoTVの配信リストやチャット画面の描画にも使用されます。

 

音楽再生時の視覚効果で、スライドショーの画像選択をランダムに設定していても、毎回同じ順番で同じ画像ファイルが表示されていた問題が修正されました。
この問題は昨年3月のバージョンから続いていました。

 

映像効果でフレームダブラーの解像度制限がなくなり、4K映像などでも中間フレームの生成が可能になったようです。
ただし高解像度でスムーズに画面が動くとは限りません。

 

2023/05/31 (230523 / 1.7.21916)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/230523/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/230523/PotPlayerSetup64.exe
 
・ MJPEGコーデックで映像/音声の同期がずれる問題を修正
・ 特定のMPEG2コーデックで再生エラーになった問題を修正
・ 特定のDVDでタイトル画面が出力されなかった問題を修正
・ 特定のH.264をD3Dデコードで再生すると画面が破綻した問題を修正
 
日本語ファイル
fileJapanese_230523_stable.ini
 

5月23日に最初のバージョン 230523 / 1.7.21915 がアップされて、その後更新バージョンに置き換えられています。
24日版と31日版は署名のタイムスタンプは違いますがバージョン表記は同じで、翻訳などプログラム以外の更新だと考えられます。

 

外部機器からの入力映像で録画に失敗するという、去年の12月版以降続いてきた不具合がようやく修正されたようです。
キャプチャカードからMJPEG形式で映像が転送される場合、PotPlayerで同期ずれが発生したことによるものです。
録画時でなくても、MJPEG動画であれば再生エラーが発生していました。

 

YouTubeのオンデマンドストリーミングがサーバーの仕様変更で再び再生困難になっていましたが、PotPlayerの解析スクリプトが更新されて対応しました。
このスクリプトに関して、拡張機能の自動更新機能は以前のようには使えなくなっています。(PotPlayer本体側を最近のバージョンにしないとスクリプトの更新だけでは使えないため)

 

前バージョンでDVDのタイトル画面が出力しない不具合があり、このバージョンで修正されています。

 

モニター領域の取り込み(標準キー:Ctrl+S)で指定可能な入力解像度が 1920×1080 まで拡大されました。
従来は水平解像度で1280止まりだったため、目的によっては使いづらい機能でした。(なぜかライブバージョンでKakaoTVにログインすればFull HDまで設定できていたようです)

 
 

2023/04/10 (230407 / 1.7.21902)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/230405/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/230405/PotPlayerSetup64.exe
 
+ 映像レンダラの設定にGPUによる超解像 Video Super Resolution を追加(内蔵D3D11VRのみ)
・ 音声メディアで右チャンネルのみに音が存在する場合、視覚効果が機能しなかった問題を修正
・ D3D11映像レンダラを使用して静止画像を保存する場合、字幕なども含める設定では正常に出力しなかった問題を修正
・ 破損した映像ファイルを再生する場合、特定の状況で音声が出力しなかった問題を修正
・ 特定のFLACコーデックが再生できなかった問題を修正
 
日本語ファイル
fileJapanese_230405_stable.ini
 

4月5日に最初の 230405/1.7.21900 がアップされた後、更新版に入れ替えられています。
6日に 230406/1.7.21901、7日に 230407/1.7.21902 と日付番号が上がっています。
5日版ではXVIDなど一部ファイルで再生速度が異常になる問題があり、これは6日版で修正されています。
10日版は ffcodec(64).dll を少しいじっているかもしれませんが、動作は7日版と同じだと考えられます。

 

NVIDIAのGeForce RTX30/40シリーズで使用できる映像高精細化機能、RTX Video Super Resolution (RTX VSR) がPotPlayerに実装されました。該当するグラボ搭載PCの所有者は試して下さい。
対応したグラフィックドライバ側でVSRを設定し、PotPlayerの方でも環境設定の映像項目で超解像・Super Resolution を設定しておく必要があります。
映像レンダラは内蔵D3D11VR(Built-in Direct3D 11 Video Renderer)のみ対応します。(比較的最近のPCではD3D11をPotPlayerのデフォルトレンダラにするべきです)
IntelのCPU内蔵のGPU(第10世代コア以降?)でもIntel独自のVSRが動作する可能性があるようですが、これはまだ開発段階らしく、PotPlayerでIntel VSRの有効性は確認されていません。

VSRはソース映像のサイズよりも表示サイズが大きな場合にレンダラ内のVSRスケーラーが働き、高精細にアップスケーリングするものです。
そのため、例えば Full HD で撮影された映像を Full HD のモニターで全画面表示しても、サイズ(解像度)が変わらないので高画質化されません。
SD映像をHDモニターに、またはHD映像を4Kモニターに、ソースサイズより大きく表示することで威力を発揮します。
VSRが機能している最中は、Tabキーによる再生情報で「GPU Super Resolution」が表示されますが、環境設定でVSRのオン/オフを切り替えれば違いはわかるはずです。

 

2月末に FFmpeg 6.0 がリリースされています。(参照
それに伴い、PotPlayer公式配布の追加コーデック FFmpeg(64).dll も更新されています。
PotPlayerを手作業でセットアップする場合、新しい OpenCodecSetup(64).exe は以下からダウンロードして下さい。
(追加コーデック 32bit版)https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Codec/v2/OpenCodecSetup.exe
(追加コーデック 64bit版)https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Codec/v2/OpenCodecSetup64.exe

上記のファイルを実行してFFmpegのDLLファイルを導入すると、PotPlayerのプログラムフォルダ下のModuleフォルダに新しくFFmpeg60フォルダが作られてセットされます。(PotPlayer\Module\FFmpeg60\
exeを実行しないで7zファイルとして解凍しても、同様に各DLLファイルを取得できます。
権利上組み込みから削除されているH.265/HEVC用の内部デコーダとして FFmpeg(64).dll を指定している場合、HEVCのソフトウェアデコードのために更新しておく必要があります。(GPUがHEVCのハードウェアデコード=D3Dデコードに対応している場合は特に困らないかもしれませんが)

 

YouTubeのDASHストリームでPotPlayerによる処理が変更され、映像と組み合わせる音声の形式(OPUSまたはAAC)を選べるようになりました。
その影響で、YouTubeに関して映像の無い「音声のみ」の選択再生はできなくなっています。

 

YouTubeチャンネルのURLをPotPlayerで開くと、チャンネル内の動画リストを一括して取り込むことは不完全ながら以前からできたのですが、最近の@付きURL(https://www.youtube.com/@~)のチャンネルにも対応しました。
ただしリスト検索が完了するまで長時間かかるチャンネルもあります。

 

このバージョンではDVD再生でメニュー画面が出力しない不具合がありますが、次のリリース版で修正されています。

 
 

2023/02/15 (230208 / 1.7.21878)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/230207/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/230207/PotPlayerSetup64.exe
 
+ 録画のコンテナ形式にWEBPを追加
・ 初回の起動速度を少し改善
・ 特定の破損FLACファイルが再生できなかった問題を修正
・ 特定のFTP/HTTPファイルの再生で読み込みが遅かった問題を修正
・ 特定のMP4ファイル再生で再生時間が不正に処理されていた問題を修正
 
日本語ファイル
fileJapanese_230207_stable.ini
 

2月7日に最初の 230207 / 1.7.21873 がアップされた後、更新版に置き換えられています。
修正項目の内、「初回の起動速度」「破損FLACファイル」「FTP/HTTPファイル」に関しては、前バージョン 221215 のリンクから落とせる12月26日版で既に修正済みの可能性があります。
9日版では日付番号が 230208 へと上がっていて、一部の非圧縮RAW映像の再生が修正されているようです。
更に、日本時間(韓国時間)で2月9日にMicrosoftがDirect3Dの不具合を公表したことによる再調整が入っているかもしれません。
13日版では、YUV444形式の動画を直接変換(環境設定の映像→色空間→損失回避)する場合、再生不具合に対処するため出力形式が変更されました。Direct AYUV(32bit) だった出力が、Direct YUY2(16bit) や Direct NV12(12bit)、Direct YV12(12bit) に変化しています(レンダラや直接変換の設定によります)。これで再生エラーはなくなりますが、YUV444の損失を回避するにはbit数が足りません。

 

このバージョンでYouTubeのオンデマンドDASHの読み込みが劇的に軽くなっています。
DASHストリームは画質切替メニューで -Video や -Audio で始まる映像/音声分離形式で、YouTubeを Full HD 以上の高画質で視聴するためには必須です。
YouTube用のストリーミング解析スクリプト(MediaPlayParse - YouTube.as)ではなく、プログラム本体によって改善されています。

現在PotPlayerではYouTubeを再生する時にKakaoのサーバーに接続します。
その目的は不明ですが、ライブ版のPotPlayer(64).exeではKakaoへのログインサービスと連携しようとしているようです。
現時点でYouTubeの動画をストリーミング視聴できる外部プレーヤーはあまり無く(Full HD 以上の画質で視聴できるのはPotPlayerの他に見当たりません)、可能性としてKakao側のサーバーを使って通信をチェック・解析する必要性はあるのかもしれません。
ただしファイヤーウォールでPotPlayerからKakaoへのアドレスをブロックしてしまっても、YouTubeの通常再生は問題なくできます。

 

再生中のクリップがタイトルのメタ情報を含んでいる場合、再生情報コマンド(標準キー:Tab)を2回実行することでその情報が画面表示されてきましたが、このバージョンから動画に関しては表示されなくなりました。
音楽のID3タグなどでは実際の曲名やアーティスト名が表示される一方、動画の場合は作品内容と無関係なメモ情報が記録されていることも多く、Tabキーを押す操作が煩雑になっていたためです。
ただし環境設定の「再生」項目で、タイトルを付属情報で表示する設定をスクエア選択状態にしていると、コンテンツタグなどがあれば動画であってもタイトルが付属情報で置き換えられるのはこれまで通りです。

 
 

2022/12/26 (221215 / 1.7.21862)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/221215/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/221215/PotPlayerSetup64.exe
 
・ 特定のAV1映像が再生できなかった問題を修正
・ i420p以外のインターレース映像で再生画質が低下する可能性があった問題を修正
・ 特定のWaveOutデバイスで再生速度を変更する場合、音声出力が異常だった問題を修正
・ 字幕の選択肢で表示可能な数を拡張
・ 特定のFLVで再生時間が不正だった問題を修正
・ 字幕上でマウスポイントする場合、日本語の全角空白文字でも単語の区切りとして認識するように修正
・ 特定のRSSフィードが読み取れなかった問題を修正
 
日本語ファイル
fileJapanese_221215_stable.ini
 

12月15日に最初の 221215 / 1.7.21859 がアップされた後、更新版に入れ替わっています。
15~19日版までは、YouTubeのライブ配信でストリーム記録(標準キー:Ctrl+A)を実行しても、映像無しの音声ファイルしか作成されないという不具合があり、26日版(1.7.21862)で修正されています。
NAS上のファイルをダウンロード完了を待たずに即再生できる設定(バージョン220420で追加されたもの)が 221102 より機能しなくなっていたようですが、これも26日版で修正されています(未確認)。

 

このリリース版以降、外部入力機器(Webカメラやキャプチャカード)からのMJPEGの入力映像をPotPlayerで録画しようとしても、エラーが頻発して失敗する不具合があります。
この問題は2023年5月版で修正されています。

 

グラフィックボードが対応しているはずなのにAV1でD3Dデコード(DXVA)による再生が失敗する場合は、そのグラフィックドライバが最新であることを確認して下さい。

 

一定の条件下の音声出力でWaveOutを使用すると問題が発生することがあったようです。
実用上あえて古いWaveOutを使う必要は無いはずなので、もし音声デバイス設定でWaveOutを選択している場合は DirectSound か WASAPI への切替を推奨します。

 
 

2022/11/04 (221102 / 1.7.21834)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/221102/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/221102/PotPlayerSetup64.exe
 
・ 特定のシステムでエラーが発生した問題を修正
・ サムネイル一覧画像の作成で作成画像が壊れていた問題を修正
・ DASH/HLS再生を改善
 
日本語ファイル
fileJapanese_221102_stable.ini
 

11月2日に最初のバージョン 221102 / 1.7.21830 がアップされ、その後入れ替えられています。(複数回アップされている日があります)
2日の 1.7.21831 でライブストリーミング、3日の 1.7.21833 で一部音声ファイルの再生不具合が修正されているようです。

 

バージョン220420で追加された、ネットワークドライブ上のファイルをダウンロード完了を待たずに即再生できる設定が機能しなくなっているようです。
この問題は次のバージョンの26日版に修正されていると思われます。

 

AMDのCPU(またはAMDのGPUでCopyBack D3D11 デコード)で発生するエラーについては、前バージョンから引き続き修正された可能性があります。

 

このバージョンから、YouTubeのライブストリーミングをHLSではなく、YouTube DASH形式(オンデマンド動画の映像/音声分離形式と同じ)で再生するようになっています。
これにより、インターネットブラウザ内でタイムシフト再生が可能なYouTubeライブは、PotPlayerでも同じように番組開始時点までさかのぼって再生できます。(ただし2時間以上配信が続いてきたような長時間のライブでは、メモリーの制約からか、番組の冒頭までは戻せないようです)
これまではPotPlayerでタイムシフト再生を有効にした場合であっても、PotPlayer側で再生を開始した時点以降でしかシークできませんでした。

 
 

2022/09/15 (220914 / 1.7.21801)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/220831/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/220831/PotPlayerSetup64.exe
 
・ 特定のMP4ファイル再生で音声が出力しなかった問題を修正
・ 特定のファイル再生でエラーが発生した問題を修正
・ 最初の再生で読み込みが遅かった問題を修正
・ D3D11デコード再生の安定性を向上
 
日本語ファイル
fileJapanese_220831_stable.ini
 

8月31日に 220831 / 1.7.21792 が最初にアップされ、9月5日まで 220905 / 1.7.21800 へとバージョンが継続して入れ替えられた後、14日と15日に更に 220914 / 1.7.21801 へと置き換えられています。
CPUの拡張命令などプログラムの基本的な部分も変更されているようで、特定のハードウェア環境でエラーが修正されているか、または逆に問題が発生する可能性があります。
特にAMDのCPUまたはGPU(RyzenやRadeon)で再生中にシステムのエラー警告が表示される場合は、最新の日付バージョンに入れ替えてみるか、古いバージョンに戻して様子見して下さい。
9月1日版ではデジタルTVの取り込み機能(日本では使用不可)も修正されています。

 
 

2022/07/12 (220706 / 1.7.21765)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/220706/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/220706/PotPlayerSetup64.exe
 
+ 字幕保存メニューに、リアルタイム翻訳済みなら結果を反映して保存する設定を追加
+ HDRのハードウェア出力で、システムのHDR設定切替を制御する機能を追加
+ PESファイル再生に対応
+ HEVCで420P12、422P10、422P12、444P8、444P10、444P10のD3D11デコードに対応(Intel GPUのみ)
+ 字幕データベースの設定で、ダウンロードしない除外パターンを追加
・ 特定の映像で回転が適用されると画像保存が異常だった問題を修正
・ 特定の映像再生でエラーが発生した問題を修正
・ 特定のメニュー項目がホットキーに登録できなかった問題を修正
・ 特定の字幕が出力されなかった問題を修正
・ AV1映像を CopyBack D3D11 でデコードすると映像が出力しなかった問題を修正
・ シャッフル再生で最初のクリップがランダムに選ばれなかった問題を修正
・ カラースペースの内部処理で速度を改善
・ CopyBack D3D11 デコードでシークが遅かった問題を修正
 
日本語ファイル
fileJapanese_220706_stable.ini
 

7月6日に最初の 220706 /1.7.21759 がアップされ、その後更新版に置き換えられています。
7日版でNVIDIAでのD3D11デコードやKakaoTV、ホットキー登録の不具合などが修正されています。

 

検証できていませんが、HDRハードウェア出力(内蔵D3D11レンダラ使用)でシステム側の設定とのやり取りが可能になったようです。
これまでは環境がHDRに対応しているかどうかや、Windows HD Color 設定とは無関係にPotPlayerがHDR表示しようとしていたため問題がありました。
PotPlayerのハードウェアHDRの設定は環境設定の「映像」にあり、今回から必要時だけHDR出力に切り替わる設定が追加されて三状態式の選択になっています。
実用上、HDR出力を常時有効にしてPCを使用するわけではないことを考えると、プレーヤーソフト側での切替制御は必須といえます。

 

HEVCのディープカラーや高サンプリングの動画でもD3D11によるデコードに今回対応しましたが、D3D9のDXVA2ではおそらく無理で、またGPUはIntelのもの(CPU内蔵)に限られます。
手持ちのGPUで使えるかは DXVA Checker などで調べることができます。(Intelの場合、おおざっぱにはこんな感じです)

 

「DXVA」という用語に関して、PotPlayerの再生情報ではそのわかりやすさから「D3D11 DXVA Decoder」などと表記されます。
このページや配布する日本語ファイルでも、Direct3Dによる動画のデコード機能のことを、それがD3D11によるものであっても「DXVA」と書いてきました。
しかしDXVAはD3D10までのAPI仕様であり、D3D11では既に捨てられているため、使用法としては間違いです。
現在、同様の機能は再設計されてD3D11の一部になり、その後継のD3D12でも内部関数になっています。
つまり DirectX による Video Acceleration には違いありませんが、DXVAとは仕様が違います。
→ 当Wiki配布の日本語ファイルでは、次のバージョンから「D3Dデコーダ」に表記を改めました。

 

D3D11デコードのCopyBackモードが調整されています。AV1などの高負荷フォーマットではCopyBackモードであっても高い効果があります。
逆にそれほど負荷のかからない従来の動画なら、CPUによってはソフトウェア再生との差はほぼ無いので、CopyBackモードを使う意味は薄れます。(もっとも、ソフトウェアデコードでも充分に軽い動画の場合、たとえNativeモードであってもCPU負荷に違いが見られず、Direct3Dデコード自体の恩恵を感じられません)
12日のバージョンでは、HEVCの内蔵デコーダとしてFFmpeg(64).dllを指定してHEVC映像を CopyBack D3Dデコードするとエラーが発生します。(Intel GPU)→ この問題は次のバージョンで修正されています。

HEVCのソフトウェアデコーダは、権利上内蔵デコーダから削除されているため、デフォルトの組み込みFFmpegデコーダではHEVCのソフトウェア再生はできません。
また、GPUがHEVCのデコードに対応していなければ、D3D11やDXVA2によるハードウェア再生もできません。
初期設定でGPUが未対応の場合、システムにLAVフィルタが存在すればPotPlayerはHEVCの再生にLAVを使用しようとします。

 
 

2022/04/26 (220420 / 1.7.21632)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/220420/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/220420/PotPlayerSetup64.exe
 
+ FTP/WebDAV上のファイル削除に対応する設定をプレイリストに追加
+ 内部ソース/スプリッタの設定に、ネットワークドライブ上のファイルをダウンロード中でも再生可能にする項目を追加
・ 特定のFLACファイル再生に失敗した問題を修正
日本語ファイル
fileJapanese_220420_stable.ini
 

4月20日に最初の 220420 / 1.7.21625 がアップされ、その後更新版に置き換えられています。
このバージョンでは(環境によって?)Motion Adaptiveによるインターレース解除がエラーになっていたようですが、22日版で修正されています。

 

再生などに問題がある場合は、まずPotPlayerの環境設定で映像レンダラを Built-in Direct3D 11 VR に変更してみて下さい。
スキンのオーバーレイモードを使用している場合は、Direct3D 11による出力に変えます。
外部レンダラであってもその設定でD3D11が有効になっていることが基本です。
(映像レンダラを自動選択のままにしておくと、ほとんどの場合D3D9ベースの EVR Custom Present が使用されます)
5月のWidnows UpdateでもD3D9に関する修正項目が入っていますが、PotPlayerでの状況はよくわかりません。
また、最新の映像ドライバの場合、バグがある可能性もあります。
GPU側のG-Sync/FreeSyncといったリフレッシュレート変換機能は以前からトラブルの原因になってきましたが、問題がある場合はやはりその使用を無効にしておくのが無難です。

 

環境設定のプレイリスト項目で、FTP/WebDAV上のファイル削除に対応する設定が追加されました。
メディアファイルをネットワーク越しにNASで保存している場合でも、PotPlayerからファイル削除が実行できるようになったようです。

 

ネットワークドライブ上のファイルに関して、ダウンロード完了を待たずに即再生できるようになりました。
ただし可能なファイルは限られるかもしれません。(MP4形式なら動画情報moov atomを先頭に書き込む必要があるなど)
この設定は内部ソース/スプリッタの設定画面に追加されていますが、初期設定では無効になっています。

 

PotPlayerの終了タイマーで、指定時間操作がなかったらWindowsをスリープ(または休止状態)に移行し、次回以降も繰り返しタイマーを維持する設定にしている場合、スリープから復帰直後に時間がリセットされていなかった問題が修正されました。(スリープから復帰直後にすぐにもう一度スリープに入ろうとしていました)

 
 

2022/03/08 (220302 / 1.7.21620)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/220302/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/220302/PotPlayerSetup64.exe
 
+ TXT形式の外部チャプタ読み込みに対応
・ プレイリスト設定で参照フォルダの監視が機能しなかった問題を修正
・ 表示時間が重なる字幕はまとめて処理するように変更
日本語ファイル
fileJapanese_220302_stable.ini
 

3月2日に最初の 220302 / 1.7.21612 がアップされ、その後更新版に置き換えられています。
3日版以降で、表示時間が重なる字幕処理について再調整されているかもしれません。
4日版でサムネイル一覧画像コマンドによる出力画像が修正されました。
字幕処理に手を加えたため、ASS字幕など一部のタグ情報で問題が発生していましたが、これは7日版で修正されています。
更に8日版で、音楽ファイルの内蔵歌詞が字幕ブラウザで表示できない不具合が修正されました。

 

環境によるかもしれませんが、このバージョンでは動画形式を問わず、シーク速度が低下しているようです。
→ シークが重くなったと感じる場合、Windowsの再起動や更新をして様子を見て下さい。時間をおいてから再生すると、同じ結果にならないかもしれません。

 

このバージョンでは音楽再生時に視覚効果でスライドショーを表示する際、画像フォルダの中からランダム順に画像を選択する設定が従来のように機能しなくなっています。
ランダム設定ではファイル名順ではなくなるものの、毎回同じ順番で画像ファイルが表示されます。
この問題はバージョン230707で修正されるまで続いています。

 

環境設定のプレイリスト項目にあるフォルダ監視機能は、フォルダ内容を変更した時にPotPlayerの「フォルダ参照アルバム」へリアルタイムで反映するようです。
元々は、サーバー上に追加されるコンテンツの続きを自動検索する目的(標準アルバムで使用)でしたが、一般には使えませんでした。
このバージョンからフォルダ参照アルバムへの即時反映が機能するようになりましたが、現在のところ、設定がオフであっても即時反映されています。
録画中やダウンロード中ファイルの場合、参照アルバム内でそのサムネイル画像の作成に失敗して、ファイル完成後も正常に表示されないという不具合があります。

 

スキン定義のメニュースタイルを使用する場合、親メニューから離れた場所に展開されたサブメニューへマウスカーソルを移動させると、そのサブメニューがすぐに消えてしまう(つまりサブメニューを選択できない)という不便な実装でしたが、このバージョンで改善されています。

 

TXT形式の外部チャプタに対応したとありますが、具体的な書式について説明がなく、これを利用するユーザーはほぼいないでしょう。
→ チャプタを指定するテキストは次のような書式だそうです。
fileチャプタ指定TXT サンプル.chapter.txt
決まった書式でチャプタリストを書いて、そのファイル名をメディアファイルと同じで拡張子部分だけ .chapter.txt に変更したものにし、同じフォルダに置きます。
以前に対応したXMLファイルによるチャプタ指定と同様で、PotPlayerからは編集できません。

 

1月に公開された FFmpeg 5.0 では安定性や拡張性を確保するため大幅な改定がなされていて、FFmpegではこれ以降、メジャーバージョンアップがおよそ半年一年ごとにリリースされる予定です。(関連記事
PotPlayerでも去年の8月あたりのバージョンから対応の準備が始まっていると思われますが、完全な実装にはまだ時間がかかるようです。(既に部分的に取り込まれている可能性はあります)
そして最新のFFmpegへの対応作業は、バージョン4から5への作業量ほどではないにしても、バージョン5以降も毎年続いていくことになります。

 
 

2022/01/13 (220106 / 1.7.21595)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/220106/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/220106/PotPlayerSetup64.exe
 
・ 特定の状況で全画面時にスキンUIが表示されない問題を修正
・ AAC/MP3再生でより正確にシーク移動するように改善
・ HTTPストリーム再生のシーク速度を改善
・ 特定のMP4シーク時に再生が終了した問題を修正
・ 再生中にマウスカーソルを隠す処理を修正(13日版)
日本語ファイル
fileJapanese_220106_stable.ini
 

1月6日に最初のバージョン 220106 / 1.7.21589 がアップされ、その後更新版に置き換えられています。
6日版で見られた不具合のいくつかは更新版で修正されています。
特定のWMV再生の不具合は7日版で修正されています。
12日版では、全画面の操作領域がタッチ操作で表示されなかった問題が修正されましたが、その影響で発生した「再生中にマウスカーソルが消えたまま戻らない」という不具合は13日版で修正されました。

 

YouTubeの解析スクリプトが更に更新されました。
また、キーフレーム単位の移動をしない設定では、YouTubeでAV1ストリームのシークができなかった問題が解消されています。

 
 

2021/11/25 (211118 / 1.7.21566)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/211118/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/211118/PotPlayerSetup64.exe
 
+ モニター/全画面の設定で、全画面表示中は他のモニターを暗転する機能を追加(複数モニター使用時)
+ 区間リピートでリピート完了時点でも中断間隔を挟む設定を追加
・ 特定のMPEG TSファイル再生で音が出力されなかった問題を修正
・ 特定の状況で音声入力が機能しなかった問題を修正
・ 特定のDD+音声の再生でAC3と表示されていた問題を修正
・ ブックマークをプレイリスト化する機能で時間の誤差を修正
・ 字幕のフォントサイズを非常に大きく設定した場合、字幕が小さく表示されていた問題を修正
日本語ファイル
fileJapanese_211118_stable.ini
 

11月18日に最初のバージョン 211118 / 1.7.21564 がアップされ、最終的に25日版に置き換わっています。
内容が更新されてもビルド番号(1.7.21564~)がなかなか増えなくなっていますが、これは割り振り可能な数字に上限があるためかもしれません。
YouTubeの解析スクリプトが更新されましたが、23日版で更にもう一度更新されています。

 

複数のモニターを使用している環境で、全画面再生中以外のモニターを黒く塗り潰す設定が追加されました。
部屋を暗くして再生コンテンツに集中する時などで便利な機能で、環境設定の再生下のモニター/全画面項目で設定できます。

 

MPEG TSファイルで音が出ない対策が時々追加されますが、それによって今まで問題なかったファイルで逆に音が鳴らなくなる可能性もあります。
MPEG TSによる録画では先頭(番組の変わり目)に無効の音声トラックが記録されてしまうことがあり、その場合は音声ストリームの切替で解決します。

 

ブックマークのプレイリスト化は、プレイリスト化された各クリップで先頭と末尾のマーク表示が無くなって時間の区切りが正確になったようです。

 

PotPlayerのYouTube解析スクリプトが更新され、一部のYouTube動画で再生不具合が解消されています。
一方で、YouTubeの急上昇リストはサーバー側の変更により再び取得できなくなっています。

 
 

2021/10/12 (210929 / 1.7.21564)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/210929/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/210929/PotPlayerSetup64.exe
 
+ 区間リピートメニューにクイックリプレイのコマンドを追加
・ 特定のMP4ファイル再生で異常動作していた問題を修正
・ 再生中にスキンを変更すると特定の状況でエラーが発生した問題を修正
日本語ファイル
fileJapanese_210929_stable.ini
 

9月29日に最初の 210929 / 1.7.21555 がアップされて、以後複数回にわたって置き換わっています。

 

新しくできたクイックリプレイは、実行位置から設定した時間をさかのぼってすぐにリピート再生をするもので、直前のシーンの見返し・聞き返しに使えます。戻す秒数は区間リピートの設定画面から変更可能です(初期値は5秒)。
クイックリプレイは日本語キーボードの場合、標準で Ctrl+| に割り当てられています。

 

YouTube動画がスムーズに読み込めなくなる現象は、PotPlayer側の更新によって解消されているようです。
以前のバージョンのPotPlayerに新しいYouTube解析スクリプト(MediaPlayParse - YouTube.as)を適用すると不具合があるので、PotPlayer本体ごと更新する必要があります。拡張機能の更新確認でも通知されません。

 

また、YouTubeの急上昇動画の実装が再び変更された模様で、このリストを取得する拡張機能スクリプト(MediaUrlList - YouTube.as)が約半年ぶりに機能するようになっています。
これはURLを開くダイアログやオープンナビ[URL]のパネル内で、YouTube Most/Least Viewed として表示されます。
ただしジャンルは「最新」だけで、「音楽」や「ゲーム」といった新設ジャンルの切り替えはできません。

 
 

2021/08/03 (210729 / 1.7.21526)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/210729/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/210729/PotPlayerSetup64.exe
 
* KakaoTVで投稿者に対する広告などの後援機能を廃止
+ 再生位置の時間をコピーするメニューコマンドで時間書式設定を追加
・ H264映像形式の特定のTSファイルで映像割れ(テアリング)を修正
・ 高サンプリングレート音声が再生できていなかった問題を修正
・ 字幕の最小/最大表示時間の調整で他の字幕と時間が重なった場合の処理を改善
・ 特定のMP4で映像が停止した問題を修正
日本語ファイル
fileJapanese_210729_stable.ini
 

7月29日午前に最初のバージョン 210729 / 1.7.21523 がアップされ、30日と8月3日に置き換わっています。
30日版で字幕の最小表示時間やアニメーションGIFによる録画などが修正されています。

 

FFmpegの追加コーデックが変更されて、格納フォルダ名もFFmpegから「FFmpeg4」に変わっています。(PotPlayer\Module\FFmpeg4)
インストーラを実行しないで中身をコピーして導入している場合や、オプション画面でFFmpeg Filesなどをチェックしなかった場合は、OpenCodecSetup(64).exeを新しいリンク先から落として入れ直して下さい。
(内部デコーダとして、H.265/HEVC用の FFmpeg(64).dll や、3D用H.264 MVCで libmfxsw(32/64).dll を使わないなら不要です)
(追加コーデック 64bit版)https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Codec/v1/OpenCodecSetup64.exe
(追加コーデック 32bit版)https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Codec/v1/OpenCodecSetup.exe

 

ライブ版でKakaoTVの投稿者に広告や投げ銭による収入が無くなったようですが、配信中のCM自体が無くなったわけではありません。
試してみる場合はインストーラを解凍してPotPlayer.exeをプログラムフォルダにコピーして実行して下さい。(セキュリティー対策上、インストーラはライブ版が不要な地域ではPotPlayer.exeを削除します)

 
 

2021/05/04 (210428 / 1.7.21486)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/210428/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/210428/PotPlayerSetup64.exe
 
+ ホットキー設定でカラムヘッダのクリックとCtrl+上下キーによる項目の並べ替えに対応
・ 特定のHEVC再生でDXVAデコードのエラーを修正
・ 特定のMP4再生でエラーを修正
・ YouTube動画のチャプタ解析を更新し、チャプタメニューでチャプタと画質選択の同時表示に対応
・ WebDAVのプレイリストで日付順の並べ替えができなかった問題を修正
日本語ファイル
fileJapanese_210428_stable.ini
 

4月28日に 210428 / 1.7.21482 が最初にアップされています。
5月3日版でホットキー設定のコマンドカラムによる並べ替えの不具合が修正されました。

 

HEVC/H265のDXVAデコード再生でエラーが発生していた場合は修正された可能性があるので試して下さい。
逆にDXVAデコードを使用しないソフトウェア再生で失敗する場合は、HEVC/H265用のデコーダが標準設定のまま変更されていないと考えられるので、内部映像デコーダの設定でFFmpeg.dll(64bit版はFFmpeg64.dll)を選択して下さい。

 

HLSなどのライブストリーミングのキャッシュに関して、特定の状況で設定通りの時間制限(環境設定の「高度な再生機能」)に従っていなかったのですが修正されたようです。

 

チャプタ付きYouTube動画の内部処理変更に対応しました。PotPlayerの従来の拡張スクリプトのままでは、YouTubeのチャプタを取得できなくなっています。
更にチャプタ付きの場合、チャプタメニュー(標準で H キー)に解像度別のストリーム選択を表示するスペースが無かった問題に対処しました。

 
 

2021/04/02 (210318 / 1.7.21472)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/210318/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/210318/PotPlayerSetup64.exe
 
+ 3D映像出力で右映像のみを左右反転するコマンドを追加
・ 特定のAAC音声が再生できなかった問題を修正
・ ASS/SSA字幕で表示時間が重複する別の行がある場合、特定の条件で重複回避していた処理を修正
・ 音声選択メニューで外部音声の名前表記に [Ext] を追加するように変更
・ プレイリスト項目を重複して追加しない設定が、YouTubeプレイリストでは機能しない場合があった問題を修正
・ 字幕のオンライン検索でGoogleの検索書式を更新
・ 10bit深度のAV1でDXVAデコードに対応
日本語ファイル
fileJapanese_210318_stable.ini
 

最初にアップされたのは3月18日の 210318 / 1.7.21466 です。
22日版で、YouTubeでAV1の10bitストリームも選択可能になり(画像サイズなどが同じAV1ストリームが2つあれば、容量の大きい方が10bit)、字幕ブラウザで時間調整ボタンの動作(複数行選択時に増減の向きが逆だった)が修正されています。

 

引き続きWindowsの更新に注意して下さい。
4月のWindows UpdateでもHDRの明るさやマルチチャンネル音声の修正が含まれています。
一般に新しいWindows Updateやドライババージョンを適用した場合は、新しいバージョンのPotPlayerを使うことがトラブル回避につながります。
逆に古い状態のシステムでは古いバージョンのPotPlayerのまま使う方が安定する場合もあります。

 

PotPlayer公式の海外向けフォーラム(https://potplayer.daum.net/forum)が3月時点でリンク削除されています。閉鎖された模様です。
長らくボランティアユーザーによるモデレータも不在で、公式でありながら開発元もほぼノーチェックの放置フォーラムだったので、仕方ないところかもしれません。

 

AV1の10bit映像でもDXVA再生が可能なように調整されましたが、スムーズに再生できるかどうかは搭載するGPU次第です。

AV1に限らず10bit映像が最もよく考慮されているのはNVIDIA製のGPUで、Intel製はPotPlayerでの対応に苦戦するようです。
テスト可能な環境があって試すには、ビデオドライバの深度設定と再生する動画のサイズ(FHD/4K/8K)、PotPlayer側の映像レンダラなどの各設定を付き合わせる必要があります。

 

HLG方式のHDR映像で不正だった色調が修正されたようです。
HLGはHDRに対応しないモニターにも適用できますが、非HDRモニターでは最大輝度が上がるわけではないので明るさの違いは目立ちません。

 

3D映像で、左目用に対して右目用の映像だけを左右反転して記録する形式に対応するため、3Dのメインメニューにコマンドが追加されています。
左右の視差を作るために、一方だけをミラーで反射させる構造のカメラや3D作成ソフトなどが考えられますが、やはりマニアックな機能と言えます。(参照

 

初期設定のGoogle検索書式が古くて使えなくなっていたのですが更新されました。
ただしユーザーが書式設定を編集していた場合は、PotPlayerを更新しても自動で上書きされることはありません。
更新後も書式が古いままなら、環境設定の字幕項目から検索書式をすべて削除してから再起動して下さい。
字幕メニューからのオンラインによるメディア情報検索(タイトル検索)と、字幕文字列のクリック検索(単語検索)の二か所で使用されています。
直接書き直す場合、以下のようにnewwindow指定不要の新しい書式にして下さい。

https://www.google.com/search?q=%%SS

メディア情報検索では空白文字が見づらくなるので、%%SS の替わりに %%NAME を使う方がいいでしょう。

 
 

2021/02/09 (210209 / 1.7.21419)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/210127/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/210127/PotPlayerSetup64.exe
 
* Flashの再生機能を削除
* KakaoTVで番組開始の通知機能を削除
+ オランダ語を追加
+ WMP視覚効果にスキンのスペクトル表示を利用した内蔵視覚効果を追加
+ AV1のDXVAデコードに対応
・ 特定のMKV動画がスムーズに再生できなかった問題を修正
・ ライブストリーミングのタイムシフトが異常動作していた問題を修正
・ システムで設定されたサンプリングレートが192kHzよりも大きい場合、音が鳴らなかった問題を修正
・ パスワードがかかったKakaoTVの視聴で画質切替がされていなかった問題を修正
・ ブックマーク編集の特定の状況でエラーが発生した問題を修正
・ SMI統合字幕の優先選択が機能していなかった問題を修正
日本語ファイル
fileJapanese_210209_stable.ini
 

最初にアップされたのは1月27日の 210127 / 1.7.21419 で、その後複数回にわたって置き換えられています。
ビルド番号の1.7.21419は変わらず、日付番号が2月1日に210201に、9日には210209に変更されました。
210127との違いはよくわかりませんが、最新のWindows Updateで調整されている可能性があります。

 

内部DXVAデコーダによるAV1動画の再生に対応しました。
前バージョン解説の最新GPUを搭載しているPCでのみ、AV1のDXVAデコード(S/W -> H/W)が可能です。

 

PotPlayerで推奨されたマウス割り当てとは異なりますが、左ボタンのシングルクリックに一時停止切替、ダブルクリックに全画面や最大化の切替を同時に設定している場合の動作タイミングが調整されています。
従来はダブルクリックで画面切替をする瞬間に、シングルクリックの一時停止切替も2回反応し、再生位置の時間が一瞬進んだり途切れたりしました。シングルクリックの反応速度をあまり落とさないようにするには、ダブルクリックの完了を待っていられないためです。
今回は反応のタイミングを工夫してこの二重動作を抑止していますが、クリック間隔や描画処理の負荷によっては必ずしも狙い通りの動作にはなりません。

 

システムで192kHzより大きなサンプリングレートを指定している場合、DirectSoundで音が出力しなかったのですが、回避措置が取られたようです。
サンプリングレートが384kHz以上まで対応する高音質サウンドデバイスを使用する場合、PotPlayerに限らずこの不具合が発生することがあります。

 

PotPlayerでもFlash再生機能の削除が進められていますが、内蔵のFLV Parserなどはそのままで、ベクター描画などを使用しない一般的な動画のFlashコンテナは引き続き再生可能と思われます。
もし再生できなくなったFLVやSWFを再生しようとすると、PotPlayer.dll(64bit版なら PotPlayer64.dll)で扱えない例外警告(Unhandled exception)が表示されてPotPlayerがクラッシュします。

例外警告で MediaDB.dll(64bit版なら MediaDB64.dll)が表示されてPotPlayerが起動できなくなる場合もあるようです。
この場合は、プレイリストサムネイルに再生禁止のFlashが含まれている可能性があり、サムネイルライブラリ用ファイル MediaInfo.sdb(64bit版なら MediaInfo64.sdb)を一度削除してからPotPlayerを起動してみて下さい。
MediaInfo(64).sdbがプログラムフォルダ内に無い場合は、ユーザーデータフォルダ(標準で C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\PotPlayerMini(64)\)を探す必要があります。

 

前バージョンでライブストリーミングのタイムシフトが異常だった問題(シーク操作で意図した位置へ移動できない)が修正されました。
ネットラジオや YouTube Live でリアルタイムよりも過去を再生するには、環境設定の「高度な再生機能」でタイムシフト機能を有効にする必要があります。(PotPlayerで再生開始した時間より前へは移動できません)

 

内蔵のWMP視覚効果が追加されましたが、これは音声用スキンで使用されている周波数スペクトルを単純に拡大したものです。
WMP視覚効果は特に64bit版では外部から追加可能なものがほとんど無く、内蔵効果の追加自体は歓迎すべきことです。

 

ASS/SSA字幕の場合、表示タイミングなどは従来字幕内の記述にそのまま従っていたのですが、このバージョンではユーザー要望により、特定の条件で違う行が同じ時間に重複表示されないよう調整されています。
これによって結果的に意図通りの表示にならなくなるパターンがあり、次のバージョンで更に調整されています。

 

字幕のリアルタイム翻訳エンジンとしてKakao翻訳(카카오 번역)を使用するために、Windows設定の [国または地域] のローカルコンテンツ情報を [韓国] にしているユーザーがいるかもしれません。
その環境では、PotPlayer起動時デスクトップ右下にときどき表示されるPotPlayerのロゴが、このバージョンから韓国内の商品広告に変わっています。

 
 

2020/12/15 (201209 / 1.7.21397)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/201209/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/201209/PotPlayerSetup64.exe
 
+ メインメニューの項目内容をカスタマイズメニューに切り替える設定を追加(スキン設定)
+ 内部映像デコーダの設定にAV1を追加し、CUDAとQuickSyncによるデコード切替に対応
+ 環境設定にピクセルシェーダの項目を追加
+ メニュー項目のコマンド名を確認するダイアログを追加(スキン設定)
・ ブックマーク管理パネルでブックマーク削除時の誤動作を修正
・ カスタムメニューの出力速度を改善
・ 起動直後の動作のもたつきを改善
・ 特定のMKVファイルで音声が出力されなかった問題を修正
日本語ファイル
fileJapanese_201209_stable.ini
 

12月9日に最初の201209/1.7.21391がアップされました。
15日版で、特定の環境における60FPS動画の再生不具合(スタッタリング)や、コマンドラインのパイプによる標準入力(再生メディア名に "-" を指定)が修正されているようです。

 

PotPlayerの内部映像デコーダ設定でAV1(AOMedia Video 1)用のデコーダとしてCUDAやQuickSyncが選択可能になっています。
選択切替には、事前に環境設定のオープンコーデック項目で目的のデコーダを選択肢に含めるように設定しておく必要があります。
ただしハードウェアによるAV1デコードが可能なのは、Intel Iris Xe(11世代Coreプロセッサに内蔵)や NVIDIA GeForce RTX 30シリーズといった最新のGPUに限られます。現時点でAMD Radeon RX 6000シリーズへは未対応だと思われます。
まだ時間はかかりますが、今後発売されるカメラや内蔵ボードでAV1のハードウェア支援が当たり前になってくると、ロイヤリティフリーな規格だけにAV1によるコンテンツが徐々に増えていくことが予想されます。

次のバージョンでAV1のDXVAデコードに対応しています。
例えば上記のGPUでAV1のDXVAデコードが可能ならば、AV1のデコーダ選択欄は標準のFFmpegのままにしてDXVA(正確にはNative DXVA)を有効にする方が、GPUのハードウェア性能を引き出す上で有利です。
その場合でもDXVAデコーダはCUDAやQuickSyncのエンジンを使用してハードウェア動作するため、DXVAデコーダのオン/オフ以外にデコーダの切替設定は(実用的には)必要ありません。

 

メインメニューの項目をユーザーがカスタマイズできるように、メインメニューの切替に対応しました。
手順としてコマンドを並べたリストファイル(xml)を作成する必要があり、決して手軽とは言えませんが、スキン内部でもカスタマイズされたメニューの同梱が可能になるようです。
注意点として、環境設定で複数の設定構成を作っている場合、デフォルト構成以外ではメインメニューの切替設定が保存されないという不具合があります。

スキン内部でメインメニューを定義するには、<Menu> 要素内に <MainMenuPopup> を作ります。

 

これまでメニューやキー割り付けでしか呼び出せなかったピクセルシェーダの設定が、今になって環境設定内に追加されました。
環境設定の [映像] の下にある各項目は多くがPotPlayer内部の映像処理フィルタ(デコーダとレンダラの間の中間処理)による機能で、ピクセルシェーダのような映像レンダラによる設定は長らく意図的に別の場所に置かれていました。
今回からピクセルシェーダは3D機能と一緒に [映像] のサブ項目になっています。

 

ライブストリーミング(HLS)処理がFFmpegベースに変更され、HLS中のストリーム記録(標準キー:Ctrl+A)が9日版では一旦削除されていましたが、ユーザーの要望により10日版で復活しています。
ストリーム記録(ダイレクトコピー)の機能は著作権がらみの案件でもあり、今後の動向次第では再び削除される可能性があるようです。

 

拡張機能でYouTubeの解析が更新されています。
YouTubeの「チャプター」仕様にも対応しています。YouTubeのチャプタマークとチャプタ名が、PotPlayerのシークバー上に反映されることを確認して下さい。(チャプタ付き動画の例

 

字幕で最大/最小表示時間を指定した場合の同期調整の不具合が修正されています。

 

スクリーンセーバー機能で動画を再生する場合の音量調整が可能になっています。従来は音を出すか消すかの二択しかありませんでした。

 

2020年5月のバージョン(200525)で区間リピート機能に変更が加えられてから、キー(標準で [、]、\ )で指定したリピート区間を記憶しなくなっていましたが、半年経ってようやく元に戻りました。

 

このバージョンはライブストリーミングのタイムシフトで、シーク操作が正常にできない不具合がありますが、次のバージョンで修正されています。

 
 

2020/10/26 (201021 / 1.7.21311)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/201021/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/201021/PotPlayerSetup64.exe
 
+ ブックマーク管理パネルで全体を同期調整する機能を追加
・ HLG方式のHDR映像で色合いが不正だった問題を修正
・ 10bit出力で画像保存が異常だった問題を修正
・ LayeredWindowによるスキンオーバーレイでCPU使用率が高かった問題を修正
・ 特定のMKVファイルで全体の再生時間が0になっていた問題を修正
・ ブックマーク管理パネルでブックマーク削除時に異常編集された問題を修正
・ 字幕のリアルタイム翻訳で改行位置を最大限維持するように変更
・ 特定のASS/SSA字幕で時間指定がずれていた問題を修正
・ 特定のMOVファイルのシークで再生の問題を修正
・ サムネイル一覧画像の作成を連続実行する場合、動画に含まれた回転情報の処理を修正
日本語ファイル
fileJapanese_201021_stable.ini
 

最初にアップされたバージョンは21日の1.7.21305です。
21日版では、再生中マウスカーソルを隠す設定に不具合(キー操作してもカーソルが表示されてしまう)がありましたが、22日版で修正されています。
また21日版では、音声メディア再生時に負荷軽減のためアートワーク表示の解像度を落とす処理が加えられていたのですが、22日版以降ほとんどの画像で解像度を維持するようになっています。

 

26日版は署名のタイムスタンプが無効になっていますが、解凍したPotPlayer(64).dllの更新日時でバージョンの判別ができます。

 

動画本編の前にCMやオープニング映像が挟まれたりカット編集されている場合、字幕では全体の同期ズレをPotPlayerで簡単に調整できていましたが、同じことがブックマークでも可能になりました。
ブックマーク管理パネルを横に広げると同期調整ボタンが現れます。(ミリ秒単位の時間を直接入力する方式)
また、ブックマーク管理パネルによるブックマーク削除時の不具合も修正されました。
PBFファイルへの外部保存設定で使用する場合にはまだ反映に不具合があり、直接リストを入力編集できる一括編集機能は、対象ファイルを再生していない場合、PotPlayer終了で一括編集した内容が消えてしまいます。

 

HDR方式としてHLG(Hybrid Log-Gamma)に対応した模様です。
HLGは放送用規格で、HDR用の高輝度モニターなどを必ずしも必要としないHLGコンテンツはこれから増えていくと予想されます。
ただしHLG方式の信号変換に関してこのバージョンではまだ不正だったようで、バージョン210318で更に修正されています
HDR10Dolby Vision といったPQ方式のHDRと同様、HLG方式もピクセルシェーダ内ののコマンドによって信号切替が実行されます。(初期状態で有効)

 

ScrollLockキーによるタイトル表示(OSD)で、拡張子を非表示にするオプションが修正され、タイトル先頭のアルバム内順位番号と、更にフレーム番号を表示するかどうかを指定できるようになりました。
[8/35] のような順位番号はタイトルバーへのタイトル表示では必ず先頭に追加されます。(プレイリストのアルバムを切り替えるなどして、再生中の項目が表示中のアルバム内に見つからない場合に限り、順位番号はタイトルバーから消えます)

 

プレイリスト中で項目をマウスでドラッグ移動する際中に、ドラッグ位置に応じて自動で上下スクロールする処理が復活しました。
処理されなかったのは一時的なWindows10の不具合による影響と考えられます。
スクロール速度は相変わらず速すぎて、項目数の多いアルバムではドロップ位置を定めにくいです。

 

バージョン200730以降、スキンによって再生時間の表示ができなかったCMD_MEDIATIME_MESSAGEの問題が修正されています。

 
 

2020/09/15 (200908 / 1.7.21295)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/200908/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/200908/PotPlayerSetup64.exe
 
・ 特定の状況でファイルを開くためのホットキーが動作しなかった問題を修正
・ サムネイル一覧画像の作成で処理が遅かった問題を修正
・ MP4ファイルで3D/360°映像の互換性を改善
・ Blu-rayフォルダの再生で読み込みが遅かった問題を修正
・ 特定のファイル再生でエラーが発生した問題を修正
・ ショートカットファイルのリンク先で /seek と /sub オプションに対応
・ 特定の字幕が点滅した問題を修正
・ ブックマークの管理パネルからブックマークを削除した場合、同期が不正だった問題を修正
日本語ファイル
fileJapanese_200908_stable.ini
 

最初のアップは9月8日の1.7.21289です。

 

PotPlayerを起動する時に一日に1回または数回、デスクトップ画面の右下にロゴマークが10秒間ほど浮かぶようになっています。
これは一年前の8月版から実装されている「プログラム本体の広告」で、韓国以外の国・地域ではこれまで抑止されていました。
現在は各地域で、しかも2019年8月以降のすべての公式ビルドでこの広告領域が表示されます。

広告内容は国・地域に応じたものがネット経由で随時差し込まれる仕組みで、今後、各地域の広告業者と契約すれば、ロゴの代わりに様々な広告が表示される可能性があります。
PotPlayerがインターネットに接続できない環境にすると表示されませんが、その場合は当然PotPlayerでYouTubeなどのストリーミングも再生できなくなります。

 

 

バージョン200525以降多くのフォーマットで遅かったシークプレビューの反応速度が、このバージョンで高速化されて元に戻っているようです。

 

類似ファイルを一緒に開く設定で、類似と見なすファイル名の判定条件が、音声ファイルに限り再び緩和されました。
200616より以前のように、音楽アルバムのフォルダからファイルを一つ開くと、すべての曲を一括して取り込む仕様に戻っています。

 

YouTubeで年齢制限付き動画が再び再生可能になっています。

 

デスクトップやエクスプローラ上に動画や音声ファイルへのショートカットファイルがある場合、開始位置の時間や字幕ファイルの指定が可能になりました。
コマンドラインオプションと同様、リンク先指定でファイル名の後ろに /seek または /sub を付加します。
もちろんPotPlayer専用のオプションです。

shortcut_file.jpg
 
 

ブックマークの管理パネルからブックマークを編集する場合、操作通りに反映されない不具合が従来からありましたが、今回の修正でも直っていません
特定の手順でブックマークを削除してからパネルを閉じると、同じブックマークが重複するなどかなりデタラメな記録になります。
この問題は次のバージョンで修正されています。

 
 

2020/08/03 (200730 / 1.7.21280)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/200730/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/200730/PotPlayerSetup64.exe
 
+ プレイリストなどのパネルで再生ウィンドウと同じホットキーが有効になるように変更
+ 再生時間や全体時間を再生速度に応じた実時間で表示するスキン設定を追加
+ ブックマークの管理パネルに絞り込み機能を追加
+ 字幕のASS/SSAスタイルでフォント名のみ変更する設定を追加
・ 特定のシステムで再生エラーが発生した問題を修正
・ 特定の字幕でテキストが重複して出力された問題を修正
・ DASH/HLSで特定のストリーミングが再生できなかった問題を修正
・ AV1形式の映像で10bit深度の再生処理が遅かった問題を修正
・ 特定のMP4ファイルで映像が出力されなかった問題を修正
・ ASS/SSA字幕で特定のスケール指定に対する処理を修正
日本語ファイル
fileJapanese_200730_stable.ini
 

最初にアップされたのは7月30日の 200730 / 1.7.21276 です。

 

インストーラからバンドル広告が取り除かれました。
セキュリティソフトのチェックが厳しいインストーラの広告を捨てて、プログラム本体のポップアップ広告をメインにする方向かもしれません。

 

YouTubeの音楽コンテンツの仕様が28日に再び変わり、PotPlayerの拡張機能スクリプト(MediaPlayParse - YouTube.as)が対応しています。
31日の最新スクリプトが「拡張機能の更新」に反映されました。

 

PotPlayerでYouTubeのAV1映像形式(PotPlayerの表記ではAV01/av01)を選択した場合、PotPlayerのAV1用デコーダ(libdav1d)では、キーフレーム単位の移動でない限り途中位置からの再生ができない、またはシーク操作すると映像が出ない不具合があります。
この問題は2022年1月のバージョンで解消されました。
それ以前のバージョンでは、YouTube DASHはAVCかVP9のストリーム選択が無難です。ローカルにあるAV1ファイルには影響ありません。

 

MediaPlayParse - YouTube.as 内でYouTubeプレイリスト解析がYouTubeのAPIを利用しない方法へ移行しています。
APIによる方法では、YouTubeサーバー側のタイミングによってプレイリストの取得に失敗したり、取得できる動画数が少なかったりします。(規制を招かないよう何度も自動で再接続するのを避けています)
逆にHTML/JavaScriptを直接読む方法では、取得数が少なくなることはありませんが、プレイリストの持つ動画が数百個もあると取得にそれなりの時間がかかります。

 

プレイリスト、オープンナビ、字幕ブラウザ、ブックマークの管理などのパネル上にフォーカスがある場合でも、再生ウィンドウのホットキーに反応するようになっています。
各パネルからフォーカスを移さないでも、そのままキーによる再生操作などが可能です。
注意点として、プレイリスト側にも独自のキー割り当てがあり、また各パネルの入力欄などでは別のキー割り当てが優先されるため、必ずしも再生ウィンドウで使用するキーが他のパネルでも同じように使えるとは限りません。
あまり意識しないでキー操作すると、思っていたものとは別のコマンドが実行される可能性があります。
プレイリストに関して、以前はTabキーによる検索ボックスとの往来や、アタッチ状態でもCtrl+Tabによる再生画面とのフォーカス切替ができていましたが、現状ではできなくなっています。
フォルダ参照アルバムで、親フォルダへの移動にBackSpaceキーも利かなくなっています。

 

常に倍速で高速再生しているユーザーのために、メディアの記録時間ではなく、再生に要する実時間で表示するというユニークな設定が追加されました。(環境設定内のスキン設定)
1時間の動画であっても、2倍速で再生中は30分の動画として表示します。
現在の仕様では、およそ1秒毎に記録時間と実時間が交互に表示されるようになっています。
この表示スタイルによって倍速再生中であることがすぐにわかりますが、時間の数字が読み取りにくいという難点があります。
またこの機能追加が原因で、スキンによっては再生時間の表示が機能しなくなっています。(CMD_MEDIATIME_MESSAGEを使用するスキン)
この時間表示の不具合は、10月のバージョン201021で修正されています。

 
 

2020/06/18 (200616 / 1.7.21239)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/200616/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/200616/PotPlayerSetup64.exe
 
+ 外部プレイリスト参照アルバムとして、再生履歴とブックマーク登録メディアの選択肢を追加
+ ズーム/パンメニューに再起動後も変更を保持するコマンドを追加
+ 区間リピートの設定でリピートの中断間隔や調整時間の設定を追加
・ 特定のファイルでイコライザのSuperEQを使用すると再生できなくなる問題を修正
・ 配信時の視聴者情報が更新できなかった問題を修正
・ 特定の状況でMP4ファイルを破損状態として再生していた問題を修正
・ アクセシビリティ(操作補助)の互換性を改善
日本語ファイル
fileJapanese_200616_stable.ini
 

PotPlayerのバンドル広告付きインストーラはMicrosoftによって「望ましくない可能性のあるアプリ(PUA)」と認識されていて、新しいEdgeブラウザなどで最初にダウンロードしようとするとSmartScreenによって警告を受けることがあります。(参照
PUAは「悪意のあるソフトウェアや望ましくないソフトウェア(マルウェア)」とは区別されています。
そのまま無視してダウンロード可能です。

 

6月16日の最初のバージョン 200616 / 1.7.21231 以降、複数回にわたって差し替えられています。
17日の1.7.21234で、一部TSファイルの不正な音声ストリームが修正され、音声を選択し直さなくても正常再生できるように戻りました。

 

YouTubeの音楽コンテンツで再び仕様変更があり、拡張機能によるYouTube解析が更新されています。(拡張機能のスクリプトのみでも自動更新が可能です)

 

アルバム追加で外部プレイリスト参照アルバムを作る場合、プレイリストファイル指定の他に、ブックマークに登録されているメディアの一覧と再生履歴の一覧も選択可能になりました。
外部プレイリストとして扱うと、アルバムを切り替えるタイミングで再読み込み(同期)がかかります。
ドロップダウンコンボになった設定欄で長いパス名やURLを表示できない不具合がありますが、設定ダイアログを呼び出せば長い文字列も指定可能です。

 

区間リピート設定で更に時間調整などが追加されましたが、これはもっぱら「字幕区間リピート」による外国語の聞き取り訓練用です。
PotPlayerは字幕機能が強力なため、語学学習に利用するユーザーが一定数存在します。

 

アクセシビリティの改善は、主にNVDAなどの外部スクリーンリーダーの対応を想定しています。

 

環境設定の全般項目にあった「モニターの向きを自動で回転」が無くなっていますが、元々タブレット機であればセンサーで上下を判別してシステムの表示が追随するので、不要な上に混乱を招く設定でした。
モニターの横縦比に合わせて映像内容だけを自動で90度回転する設定は、メインメニューの [映像の回転] 項目にあります。

 

環境設定の全般項目で、類似ファイルを一緒に開く設定になっている場合、類似と見なすファイル名の判定基準が厳しくなっています。
これまではファイル名の先頭に二桁の数字があれば、音楽アルバム用のファイルとしてフォルダ内の同種のファイルをすべてPotPlayerの標準アルバムへ送っていました。
この仕様では無関係なファイルまで取り込んでしまう場合があるので見直された訳ですが、音楽アルバムのフォルダから一括して曲を取り込みたい場合には使えなくなり、一見してランダムなファイルだけが選択されます。
200908のバージョンで、音声ファイルの拡張子を持つファイルに限り、先頭の数字で類似ファイルと見なす仕様に戻っています。

 
 

2020/05/25 (200525 / 1.7.21212)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/200512/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/200512/PotPlayerSetup64.exe
 
+ ゲームキャプチャのAPIとしてVulkanに対応
+ スキンの表示で経過時間と残り時間を切り替える設定を追加
+ コマンドラインに字幕指定のオプションを追加(/sub="字幕ファイル名")
+ 区間リピートメニューにリピートの基本回数設定を呼び出すコマンドを追加
・ ウィンドウ指定の領域取り込みでUWPウィンドウに対応(Windows10 1803以上)
・ ゲームキャプチャでDirectDrawとDirect3D 8 に対応
・ モニター領域の取り込み機能を改善
・ アクセシビリティ(操作補助)の互換性を改善
・ 特殊文字が含まれるFTPサーバーへの接続を改善
・ 領域指定の取り込みで全画面指定を記憶するように変更
・ オープンナビの検索欄で空白文字をAND検索に利用できるように変更
日本語ファイル
fileJapanese_200525_stable.ini
 

5月12日のバージョン(200512 / 1.7.21212)が13日と25日に置き換わっています。置き換わったバージョンはこれまでと違って、1.7.21212 がビルド番号として固定され、日付番号の方が 200525 のように増えています。
13日版で、字幕の自動選択が不正に [字幕なし] になってしまう不具合が修正されています。(これは手動選択を記憶する設定の不具合です。名前判定厳密化の新設定は下記参照)

 

インストーラを実行すると、セキュリティソフトによっては「危険なURL」への接続をブロックされます。
一時フォルダに作られる広告用作業ファイル群(C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Temp\ns~, PotPlayerFus などのフォルダ/ファイル)はインストーラの実行時だけ働くと思われますが、気になるならインストール後に削除して下さい。

 

スキン操作領域の表示時間は基本的に「経過時間」を表しますが、これを「残り時間」に切り替える設定がスキン項目に追加されました。
標準スキンでは下部の表示時間をマウスクリックすれば切り替わるようになっています。
意図せずクリックした場合、経過時間と思っていたら実は残り時間だったという勘違いが起こりかねませんので注意して下さい。現在のところ両者にスタイル上の違いはありません。
従来から公式以外のスキンの中には、経過時間/残り時間のクリック切替に対応したものもありますが、そういったスキンでは今回の新しい設定とは無関係に工夫して実装されています。これからスキンを設計する場合は、表示時間のクリック切替への対応が簡単になります。

 

区間リピート機能で基本となるリピート回数の設定画面が追加され、例えば1回のみのリピート(つまりリピートしない)で字幕部分だけを連続再生することが可能になりました。
ユーザーの求めに応じて区間リピート機能を拡張しようとしてきた結果、直感的に少しわかりづらい仕様になっています。
更に従来のようにキー(標準で [、]、\ )でリピート区間を指定していっても、その区間が記憶されなくなっています
この記憶動作は201209のバージョンで元に戻されました。

 

モニター領域の取り込み機能(標準キー:Ctrl+S)が改善されています。
ウィンドウ指定の取り込みで、Windows10(1803~)のUWPウィンドウにようやく対応(CaptureUWP(64).dll)した他、ゲームキャプチャでVulkanも使用できるようになっています。
VulkanはOpenGLのようにマルチプラットフォーム対応の3D CG用APIですが、対応するグラフィックボードは限られます。(参照

 

自動で読み込む字幕の名前判定に関して、更に設定が追加されました。
メディアファイルと完全に同名の字幕ファイルのみを自動で読み込むというもので、字幕ファイル名の語尾に言語名など付属情報が加えられていると、多くの場合字幕の選択肢から除外されます。
この設定はデフォルトでオンになっているため、優先言語設定で名前判定しているユーザーは注意が必要です。

 

字幕の表示コマンド(標準キーAlt+H)で字幕を表示しない設定であっても、字幕の選択肢(標準キー:L)から特定の字幕を手動で選ぶと連動して表示状態に切り替わるようになりました。これまでAlt+Hによる再表示の操作が別に必要でした。

 

オープンナビの検索機能が強化され、空白文字で区切ればAND検索できるようになりました。
標準キーF12による大きな画面のオープンナビだけでなく、マルチブラウザ(F9)内のオープンナビタブでも検索機能が有効です。

 

このバージョン以降、様々な種類の動画でシークバー上のサムネイル出力(シークプレビュー)の反応が遅くなっています。

 
 

2020/03/24 (200317 / 1.7.21149)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/200317/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/200317/PotPlayerSetup64.exe
 
+ プレイリストメニューに選択項目のリンク先をコピーするコマンドを追加
+ プレイリストメニューに選択項目の移動コマンドを追加
+ 字幕をデータベースから自動追加する機能で優先言語の字幕のみを使用する設定を追加
・ 特定のPCへのインストールで開始が遅れたり停止した問題を修正
・ 特定のWebDAVサーバーに接続していなかった問題を修正
・ 特定のFTPサーバー上のファイルリストを取得できなかった問題を修正
・ 特定のPNGファイル読み込みでエラーが発生していた問題を修正
・ 特定のMKVでシークバー上のサムネイル出力を改善
・ 特定のBlu-rayで字幕が出力しなかった問題を修正
・ MP3で内蔵歌詞読み込みの互換性を改善
日本語ファイル
fileJapanese_200317_stable.ini
 

最初にアップされたバージョンは3月17日の1.7.21146です。
32bit版のインストールに失敗してPotPlayer.dllに関する警告が出る場合は、24日版を落とし直して下さい。
64bit版では23日が最終版です。
日付はファイルのプロパティから署名のタイムスタンプで確認する必要があります。

 

このバージョンの18日版以降(?)では、スキンスタイルに未対応の古いスキンで右クリックメニューの表示に不具合があります。
スキンのメニュースタイルで、システムスタイル時にダークモードを使用する設定になっていると、右クリックメニューが黒一色になって項目が読めません。
該当する場合はスキンのメニュースタイル設定を変更して下さい。(デフォルトの標準スキンでは問題ありません)
この不具合は次のバージョンで修正されています。

 

引き続きFTPやWebDAVサーバー接続の問題が修正されています。
NASなどオンライン上のメディアファイルやフォルダがPotPlayerから認識できない場合、ファイル名やフォルダ名の使用文字や文字コードが影響している場合があります。
またSMB関連の不具合はWindowsの更新にも影響されます。

 

MP3の特定の内蔵歌詞に対応しましたが、音楽ファイルの内蔵歌詞は書き込みソフトやその仕様によってはPotPlayerで表示できないことがあります。
特にSYLTと呼ばれる、曲に合わせて表示時間を指定した同期歌詞は、個別対応が必要です。
前回のバージョンでは問題なかった同期歌詞が、今回の改変で時間情報を反映しなくなる不具合があります。

 
 

2020/02/07 (200204 / 1.7.21126)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/200204/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/200204/PotPlayerSetup64.exe
 
+ 環境設定に検索機能を追加
+ 視覚効果のスライドショー設定で画像配置の方法を追加
+ 字幕の優先で内蔵字幕を読み込まない設定を追加
・ 特定のWebDAVサーバー接続でエラーが発生した問題を修正
・ 再生開始時に閉じた場合外部ブックマークが削除された問題を修正
・ 特定のPCで再生開始時に読み込みが遅かった問題を修正
・ 特定のPCで不正なフォントが出力された問題を修正
・ Overlay Mixer を排他画面モードで使用時にピンク色が出力された問題を修正
・ 特定のFTPサーバーで文字コード処理の問題を修正
日本語ファイル
fileJapanese_200204_stable.ini
 

2月4日に最初にアップされたリリース版が7日まで連日更新されています。
6日までは200206のように日付番号が増えていきましたが、7日版では200204に戻っています。
6日版より前ではスキンオーバーレイで一部の右クリックメニューが表示されない不具合があります。

 

インストーラでの広告は表示される時とされない時があり、広告画面では外部アプリ契約同意のチェックマークがなくなり、[同意] または [拒絶] のボタン選択式になっています。

 

項目数が多く各位置を把握するまで時間がかかる環境設定に、ついに検索機能が付きました。
現在の仕様ではマウスで押すための検索ボタンが無いので、連続して検索する場合、毎回検索欄にフォーカスを移してEnterキーを押す必要があります。
加えてまだ動作が多少不安定なようです。

 

標準のスキンではYouTube動画の日付情報も表示されるようになっています。

 

音声出力チャンネルを変更しない設定で7.1chソースを再生する場合の不具合が修正されています。

 
 

2019/12/13 (191211 / 1.7.21097)

32bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/20191211/PotPlayerSetup.exe
64bit
https://t1.daumcdn.net/potplayer/PotPlayer/Version/20191211/PotPlayerSetup64.exe
 
* プログラムのバージョン情報の表記を日付形式に変更
+ 内蔵D3D11レンダラでHDR映像をハードウェア処理する設定を追加
+ クルド語を追加
+ スキン設定でメニュースタイルをシステムで表示する場合の暗色モードを追加
+ 映像レンダラの設定に MPC Video Renderer の選択を追加
+ 字幕リアルタイム翻訳のエンジンにYandexを追加
・ 高DPIのスケーリングを DPI-Aware v2 に対応
・ モニター/全画面の設定でGPUデバイス名に加えてモニター名も表示
・ cueファイル内で複数のメディアを指定する場合、誤動作した問題を修正
・ 内蔵D3D11レンダラで全画面排他処理が停止した問題を修正
・ 10bit深度の出力処理を改善
・ 特定のDVD IFOファイル再生で字幕が表示されなかった問題を修正
・ 特定のMKVで字幕や音声の選択肢取得が遅かった問題を修正
日本語ファイル
fileJapanese_191211_stable.ini
 

バージョン表記に日付が取り入れられています
このリリースバージョンは2019年12月11日に最初にアップされたので、191211です。
内部的には従来の 1.7.xxxx の形式も継続しているため、両形式が併用されています。
リリース版が差し替えられたバージョンでは、別の日に差し替えられていても日付形式の数字はそのまま変わらず、1.7.xxxx形式のビルド番号だけが増えていくようです。

 

12月11日に最初に上がったリリース版 1.7.21091 では、内蔵D3D11レンダラでプレゼンタを変更した場合の描画不具合があり、12日に修正されましたが部分的な症状は続いている様子です。(自動選択ではD3D11のプレゼンタは Flip Sequential です)
13日にも何回か差し替えられ、設定をレジストリファイルへ保存した場合に複数の環境構成を再現できなかった問題などが修正されています。

 

BT2020からBT2100にかけての映像規格への対応を視野に、内蔵D3D11レンダラ(Windows7以降)による処理が見直されています。

 

映像レンダラの設定で、HDR映像をHDR対応のモニターに直接出力する項目が追加されました
内蔵D3D11レンダラでのみ有効で、再生する映像、環境共にHDRに対応している必要があります。
更に全画面の排他モードで見る必要もあるかもしれません。
直接出力しない(またはできない)場合、PotPlayerでは従来通りピクセルシェーダで変換処理できます。
一般的にPCでのHDR環境はまだ普及していませんが、HDR直接出力を試せるユーザーは内部処理との違いを確認してみて下さい。

 

PotPlayerの映像レンダラとして MPC Video Renderer が選択可能になりました。
使用するには、MPC-BEとは別に配布サイトからレンダラをダウンロードして、システムにインストールしておく必要があります。

 

DPI-Aware v2に対応したことで、複数モニター環境のウィンドウ描画がよりスムーズになることが期待できます。(Wiindows10の1703以降)
モニターごとにシステムの拡大率を変えている場合、ダイアログやウィンドウの一部などでサイズ切替に影響します。

 

ロシアで待望の(?)Yandexによる字幕翻訳が可能になりましたが、やはりAPI keyの登録が必要です。

 

拡張機能に形式上の更新が発生しています。
PotPlayerの拡張機能はフォルダ名などで Extention と表記されてきましたが、このバージョンから誤字が訂正されて Extension になりました。

 
 

*1 このタイムスタンプではタイムゾーンによる時間差を考慮する必要があります。韓国や日本以外にあるPCでは日時のずれに注意して下さい。