JPCSPは2008年7月から開発されているJavaベースのPSPエミュレーターです。
v0.1から市販ソフト、「パズルボブルポケット」が動くようになり動作ソフトも続々増えています
Ver | 更新日 | 製作者 | 言語 | 日本語対応 | ジョイパッド | 使用言語 | ソースコード |
0.7 | 2013/06/28 | gid15他 | 多言語仕様 | ◎ | ○ | Java | 公開 |
JPCSPのバーションは最新版が良いとは限りません。
動作させるタイトルにより、相性の良いバージョンが存在します。
動作しない場合にはいろいろなバージョンを試してみて下さい。
動作環境
動作環境はあくまで目安です。
Windows8では環境により起動しない事があるようです。
アップグレードによるインストールの場合、アップグレードする前にJavaをアンインストールし、アップグレード後に再インストールすると改善するかも知れません。
最低 | 推奨 | |
OS | Windows 32bit/64bit、Linux 32bit/64bit、Mac OSX | Windows7以降 64bit |
---|---|---|
CPU | Pentium 4 1.80GHz相当 | Core-i7 2600 以上 |
GPU | OpenGL 2.0をサポートしたグラフィックスカード | GeForce-GTX550Ti または RADEON-HD6790 以上 |
メモリ | 1GB | 4GB以上 |
本体
補助ツール
- JPCSP Launcher
- 最新版 1.8.0.4 / 更新 2012/12/05
- ソフト毎にビデオやオーディオ等の設定ができるようになる
- SonicStage 必須
- mono_ATRAC3PLUS
- 最新版 1.9.29 / 更新 2012/06/26
- 一部のボイスが正常に再生されないソフトで効果発揮
- PSP-Gamebrowser
- ソフトを圧縮することで、空き容量を確保できる
- 圧縮率を高くすると、ロード時間が延びたりBGMが途切れたりする
使い方
まず最新のJava(32bit版or64bit版)をインストールします。
インストール先を変えると正しくインストールされない場合があるので変えないで下さい。
ブラウザが64bitだとダウンロードページも64bitのJavaになるため64bitOSを使っている人は注意して下さい。
JPCSPを入手し、PSPのイメージファイル(ISOまたはCSO)はumdimagesに入れます。
独自に作ったプログラム(PSP用エミュなど)はdist\ms0\PSP\GAMEに入れます。
Windows系OSの場合は
32bitOSの場合はstart-windows-x86.bat
64bitOSの場合はstart-windows-amd64.batをダブルクリックし起動します。
※一部のゲームはメモリ消費が大きく64bit版でないと正常に動作しないこともあります。参考→よくある質問(64bit版を作動させるには64bitのJavaが必要となります)。
起動したら、メニューバーのLanguageで日本語を選択します。
推奨PC
本体同梱のCube.isoを読み込んで数分放置しaverageで60FPSでないPCではスペック不足です。
ソフト次第になりますが60FPSでなくても動作可能ですがかなり重いでしょう。参考→動作ソフト?
Javaで作成されているためにソフトウェアによる速度の向上は当面期待できません。
60FPSが数分間維持されないと快適な動作は望めません。
これはプレイするゲームにもよりますが、一定の数値が常に表示されないと成立しないからです。
もし自分のPCが上の数値にならない場合は一般的な「ベンチマーク」ソフトで性能を測定してから
再度JPCSPを起動してみて下さい。参考→動作環境
推奨設定
ビデオ
- オプション⇒設定⇒ビデオ--基本は全てチェックを入れないのが推奨設定です。
それで正しく表示されない場合画像のように設定すると、本来の色で表現されるようになるかもしれません。
(グラフィックカードが緊急停止したりします)を引き起こすので要注意。
一つずつチェックを入れ、設定変更後はjpcspを再起動しつつ慎重に。
ソフトウェアレンダリング
- Use Software Rendering (very experimental, not yet complete, too)
- ソフトウェアレンダリングを使用する (まだ実験段階で全然完成していません)
描画をソフトウェアで行います。
ハードウェア描画では不具合の出る作品で改善されるかも知れません。
上記の通り開発途上のため、かえって不具合が増える可能性もあります。
その他
- オプション⇒設定⇒メディア
- メディアエンジンを使用する
- オーディオのデコードにSonicStageを使用する
- メディアファイルをTMPフォルダに展開
- flash0フォルダの非純正フォントを使用する(r2438以前)←はチェックして上手く表示されないときは外すといいかも?
- Use debug font (disable flash0 fonts)(r2439以降)←は通常チェックを外します
※SonicStageは別途インストールしなくては動作しません。
- オプション⇒設定⇒メモリー
- 無効なメモリーアクセスを無視←はJava.lang.OutOfMemoryエラーでフリーズする時は外すと先に進める場合があります
画質の向上
これらはPCのスペックを考慮した上で適用して下さい。
- 最近(r2470以降?)のrevは「GEグラフィック~」にチェックして表示倍率を上げるとポリゴンの解像度も向上します(一部例外ソフトあり)。
- グラボ側でjava.exe(64bit版はjavaw.exe)に対してアンチエイリアスをかけるとポリゴンのギザギザも取れて更に綺麗になります。
負荷の軽減
- グラボ側でjava.exe(64bit版はjavaw.exe)に対して垂直同期を強制的にオフにすると軽くなります。
※正確なタイミングが要求されるゲーム(音ゲー等)では描画や判定が不安定になるかも知れません。
チート(CWCheat)
使い方
チート⇒CWCheat
開いたウィンドウにチートを入力、もしくはコピーしたチートをCtrl+V(右クリックメニューは開きません)でペーストします。
ウィンドウ左下のOn/Offラジオボタンを押す毎に有効/無効を切り換えられます。
チートウィンドウは(恐らくメモリが許す限り)何枚でも開く事が出来るので、常時オンにしたいものとそうでないもので分けると良いかも知れません。
※プログラムを書き換えるコードの場合、JPCSPを再起動するか元のコードで上書きしない限りオフにはなりません。
また、保存はできませんので、手元にテキストか何かであらかじめ保存しておくといいでしょう。
※効果が確認されている系統の全てのコードの効果を保証しません。ゲームによっては効かない場合もあります。
r2562以降
cheat.dbが使用出来るようになりました。
フォルダ直下(Compiler.xmlがある階層)に置いて下さい。
ゲーム名やコメント行に日本語(マルチバイト文字)が含まれていても問題ありません。
読み込むにはチートウィンドウの「Import from cheat.db」を押して下さい。
今の所個別のOn/Offには対応していないため、従来通り複数ウィンドウで対処して下さい。
※cheat.dbを一から作る場合はANSI(シフトJIS)で保存して下さい。
r2542以降
"_L "を省かなくても使えます。
"_C0 "で始まるコメント行を入れても無視されます。日本語(マルチバイト文字)が含まれていても問題ありません。
シリアルコード(0x8)、ポインタコード(0x6)、パッドコード(0xD)も効いているようです。
古いrev
指定アドレス書き込みのみ有効でシリアル化されたコードは使えません。
シリアル化されたコードは復元することにより使えます。(演算コード等も未対応)
入力方法は"_L "を除く0xから始まるコードで複数行可。
"_C0 "で始まる行も不要です。
下記は変換例「英雄伝説 零の軌跡」
経験値最大
_C0 ALL MEMBER EXP MAX
_L 0x80457E7C 0x000A001A
_L 0x10008D5F 0x00000000
↓
ロイド
0x20457E7C 0x00008D5F
エリイ
0x20457EB0 0x00008D5F
ティオ
0x20457EE4 0x00008D5F
ランディ
0x20457F18 0x00008D5F
......
セピス全種9999
_C0 ALL SEPITH MAX
_L 0x8045C070 0x00070002
_L 0x1000270F 0x00000000
↓
0x2045C070 0x0000270F
0x2045C074 0x0000270F
0x2045C078 0x0000270F
0x2045C07C 0x0000270F
0x2045C080 0x0000270F
0x2045C084 0x0000270F
0x2045C088 0x0000270F
現時点では単純に指定アドレスを書き換えるだけの対応のようです。
特殊コード(0x8,0x3,0xE....)は復元化等を行い0x0,0x1,0x2
で始まるコードに変換することによりほぼ動作します。
(それでも動かないコードもありますのでその場合はあきらめましょう)
wav変換
手動で変換
- 音が鳴らない場合の暫定対応
動作確認リスト中において音がならない等記載されているタイトルの一部は
このアドレス(中文)(魚拓)を参考にしてみてください。
スーパーロボット大戦と同様な症状において音がならないソフトウェアの場合、多くのタイトルにおいて
劇的に改善し、音が正常に再生するようになります。
- 以下、ID:Mywv0U1I氏による日本語解説
スパロボZ2 wav変換説明。長くなるけど勘弁な。
まず中文説明サイトのリンク先にあるファイルをすべて入手。
但し最後の★春林文件批量改名系6.8というのはただのリネームソフトで
Windows7だと互換モードでないとエラーが出るため同様のソフトなら何でも可。
ツールをすべてインストールしたら一度エミュで普通に起動し、終了する。
- ExtractDataを起動。
エミュフォルダのtemp\ULJS00379\File-341832\PGDfile.raw.decrypted(312,375KB)を開く。
もし容量が違っていたら違うフォルダを探す。この容量のファイルが音声ファイルだと思われる。
ポップアップが出るので「設定を開く」をクリック。
2番目のタグ「抽出設定」をクリック。
出力先フォルダをpsp-Convertie+Renamerをインストールしたフォルダを指定。
OKを押すとさっきのポップアップが出ているので「はい」をクリック。
21719個のファイルが出てくるのでSHIFTを押しつつ全て選択する。
右クリックして選択範囲を抽出。 - psp-Convertie+Renamerをインストールしたフォルダを開く。
先ほど抽出した21719個のファイルがあるはず。
この中のRenamer.exeをクリック。
「GO」をクリック。
するとここにAtracというフォルダができその中にAtrac-00000A3C-00003A34-88346D19.at3
こんな感じの名前のファイルができているはず。
いくつか変換されずに残るファイルがあるのだがこれは放置。なぜ残るのか不明。 - DNRiperを起動。
図の通り進みat3ファイルの指定フォルダに先ほどのpsp-Convertie+Renamer内の
Atracフォルダを指定。
終了するとAtracフォルダ内にat3p_monoというフォルダができているはず。
ここにできたファイルが次で使う目的のファイル。 - sound forgeを起動。
図の通り設定。
ここで変換を指定するのが先ほどのat3p_monoフォルダ。 どこか適当なフォルダへ変換したファイルの保存先を指定する。
実行。8Gを越す2万いくつかのwavファイルができたはず。 - リネームソフトで先ほどのファイルの拡張子をwav→at3.decodedへ変換する。
出来上がったファイルをエミュ内のtmp\ULJS00379\Atracフォルダへ入れる。
後は解説図通りエミュのセッティングをしてやれば声が再生されるはず。
これで第一話しか確認していないけど私の環境では再生されている。
ただ再生されるといってもぶつぶつ切れたり、ノイズ入ったりだけど。
(音の最初にノイズがのる場合はEclipsか何かで最初の44バイトをスキップするコードを書くか、WAV変換時にRAW PCMで出力)
monoAT3による全自動変換
wav変換なしに音声がでるようになるmono_ATRAC3PLUS_Autoplay_assistant_toolとかいうツールができたみたい
フォーラム
ttp://hi.baidu.com/csxpgege/blog/item/ded114f2db4c1a0ab17ec56e.html (おそらく公式)
ダウンロード
ttp://yunfile.com/file/csxpgege/fd1fd3b5/
一応簡単な使用法
- Sound Forgeをインストール(開発者はSound Forge 9をベースに開発してる模様)
- JPCSPを起動しやりたいゲームのtmpフォルダを作る(一度でもそのゲームを起動していれば作成されている)
- JPCSPを起動させたままmono_AT3+を起動し、メニューバーからLanguage→Englishを選択する。
- 音声を再生させたいゲームのフォルダ(例:jpcsp-windows-x86\tmp\ULJM*****\Atrac、*****はゲームID)を指定する
- Launch Sony Sound Forgeを押し、インストールしたSound Forgeの実行ファイル(例:Froge100.exe)を指定し起動させる
- Startを押す
起動しない場合は注册COMDLG32.batをクリックするか別途VB6ランタイムをインストールする(VB6は日本でも比較的利用されているランタイムなので後者推奨)
PCやエミュのverなど相性しだいでは再生されない部分が出てくるかも・・・。
atrac3plus2wavで全自動変換
Jpcsp r3081(64ビット)以降の場合下記手順でモノラル音声(ボイス)も再生可能になります。
・atrac3plus2wav.exeをJpcsp\lib\windows-amd64フォルダに入れる
・SoundForge9.0eをデフォルトのインストール先にインストール
・Jpcspのstart-windows-amd64.batを右クリックして5行目を以下のように編集して上書き保存
変更前:
set PATH=%PATH%;lib\;lib\windows-amd64\;
変更後:
set PATH=%PATH%;lib\;lib\windows-amd64\;%ProgramFiles(x86)%\Sony\Sound Forge 9.0\FileIO Plug-Ins\atracplug
・atrac3plus2wav.exe
ttp://www.emunewz.net/forum/showthread.php?tid=129065 (要登録)
・SoundForge9.0e
ttp://www.sonycreativesoftware.com/download/updates/soundforgefamily
※r3081から一時フォルダ(tmp\(GameID)\atrac)に作成されるファイル名がhash値算出処理の追加により変更されました。
これによりボイス再生時にファイル名が重複していまい異なる台詞が再生される問題が改善されているようです。(スレpart13で報告有り)
ファイル名の長さが変わっているのでtmpフォルダ内の旧ファイルは削除しても問題ありません。
旧ファイル名(半角英数23文字+拡張子がwav及びoma):Atrac-????????-????????.wav/oma
新ファイル名(半角英数32文字+拡張子がwav及びoma):Atrac-????????-????????-????????.wav/oma
手動で削除するのが面倒な場合はこちらにバッチファイルを用意してあるのでtmpフォルダに置いて実行してください。
ttp://www1.axfc.net/uploader/so/2854561.zip?key=tmpcleaner
コメント
- セーブ出来ない…セーブしようとすると固まるorz -- 2013-06-20 (木) 05:23:08
- r3248でセーブの扱い変わった影響かセーブ自動読み込みのぷよぷよ7が正常動作しない。3247では読めた。 -- 2013-06-23 (日) 12:48:12
- ぷよぷよではないんだが同じように自動読み込みで動作停止、又は画面真っ暗ってのを複数確認したが○連打?で回避できた。要確認 -- 2013-07-11 (木) 03:02:58
- バージョン07?何か変わったの? -- 2013-07-02 (火) 08:15:29
- 指定されたレジストリキーまたは値が見つかりませんと出たのですがどうすればいいのですか? -- 2013-08-23 (金) 11:07:08
- javaが32bitか64bitで違うものをインストールしてる可能性がある。OSじゃなくてブラウザで認識して勝手に選択されるから -- 2013-08-25 (日) 15:24:08
- mac10.6で起動しましたが、音が鳴りません。winと同じように対応すればいいのでしょうか? -- 2013-10-11 (金) 11:04:40
- 本体DLページ ウィルスだらけじゃねえか -- 2015-01-31 (土) 08:11:31
- リライト起動しないやけどヘルプ -- ( ¯•ω•¯ )b? 2016-02-13 (土) 00:54:26
- rewriteは設定デフォルトでUMD読み込んで実行したあとメモステ抜けと言われるところでメニューの -- 2016-04-30 (土) 06:52:05
- 途中送信失礼、メニューのメモステを抜くってのを押せば起動は出来る。俺はrewrite moon編のedが見れないんだが誰か見れた人います? -- 2016-04-30 (土) 06:53:58
- どうすればタッチでクリックできますか? -- 谷口まなと? 2017-04-30 (日) 12:18:55
コメントの前の○をチェックするとその相手にレスできます。