■RL名
ジニア
■アクトトレーラー
アンジェリカという少女を知っているかい。
幼い頃に事故に遭い、脳以外を機械化する全身義体で一命を取り留めた少女だ。
幼年期の義体化例は少なくてね、今後の研究につながると話題になったもんさ。
義体は寿命を縮めるっていう話が広まった今じゃ、もう昔の話だがね。
今じゃ義体は軍用品か、もしくは命知らずな物好きくらいしか使わない。
でもね、世の中には彼女みたいに義体に命を救われた人は数多くいる。
だから彼女は自分の主治医と一緒に、安全な義体の開発に乗り出した。
これから語られるのは機械の体でしか生きられない少女と、
彼女を支える者達による未来につながる戦いの記録さ。
トーキョーN◎VA THE AXLERATION
「アンジェリカ・レポート」
これは未来に運命をつなげるための物語。
■ハンドアウト
『トーキー』用ハンドアウト
・コネ:アンジェリカ 推奨スート:クラブ
クイックスタート:遊撃記者
君は事件を取材し、報道する記者だ。今回君が取材しているのはアンジェリカという、千早が開発している医療義体テスターの少女である。かつて義体化で命を救われた彼女は、少しでも似たような境遇の人たちを救いたいという。
最近は義体の暴走事件なども起きており、義体に対する世間の目は冷たい。果たして君の報道で、その風潮を変えることはできるのだろうか。
【PS:アンジェリカのことを報道する】
『クグツ』用ハンドアウト
・コネ:ラファエル・ロン 推奨スート:スペード
クイックスタート:企業戦士
君は企業のために活動する工作員だ。今回の君の任務は義体開発部主任ラファエルが主導する医療義体開発プロジェクトのサポートである。
この義体は脳への負担を軽減し寿命の減少という危険を克服することを目指しており、完成すれば縮小していた義体市場の復活も見込めるという。
だがそんな画期的な技術となれば他社からの妨害も十分に予想される。そこで君の出番、というわけだ。
【PS:医療義体開発プロジェクトを成功させる】
『ニューロ』用ハンドアウト
・コネ:ハボック・ランクック 推奨スート:クラブ
クイックスタート:ニューロキッズ
君は電脳技術に優れたハッカーだ。そしてハボックはそんな君にひけをとらない優秀なハッカーで、何度も一緒にビズをこなしてきた仲間でもある。
だがある日、そのハボックと連絡が付かなくなってしまう。ウェブ上の痕跡から死んではいないようだが何らかのトラブルに巻き込まれているのかもしれない。
取り越し苦労ならばいいのだが、君は念のため彼の近況を調べることにした。
【PS:ハボックを助ける】
『イヌ』用ハンドアウト
・コネ:レイ 推奨スート:ダイヤ
クイックスタート:正義の猟犬
君はこの町の犯罪を捜査し、犯人に裁きを下す捜査官だ。そんな君が追いかけているのは最近多発している義体暴走事件だ。
身体の過剰な機械化によるストレスから暴走するという事例はこれまでもあった。だが近年、そういった事件が爆発的に増加している。
その裏に何者かの意図があると見た機動捜査課課長レイにより、君はこの事件の捜査を命令されたのだった。
【PS:義体暴走事件を解決する】
■PL人数
4人
■初心者対応
全身義体というテーマを扱う関係上多少は世界観の理解があったほうが楽しめると思います。
N◎VAについての知識がなくても攻殻機動隊などの近未来をモチーフにした作品のイメージができれば問題はないでしょう。
データ的にはクイックスタートでも活躍できる程度の難易度を想定しておりますので、ルールに不慣れな方でもご参加いただけます。
■所要時間
4時間程度
■レギュレーション
使用サプリメントや経験点については特に制限は加えません。
ただし難易度的にはクイックスタートのキャストが参加しても問題ない程度のものになります。
使用するクイックスタートに関してはハンドアウトに記載しております。
■特記事項
本シナリオでは《暴露》の使用を想定しているシーンがある。
またこれ以外に2発以上の防御神業がない場合、ゲストの神業のみでキャストが死亡する可能性がある。
■RLからの一言
どうも、ジニアと申します。
初めましての方も、お馴染みの方もどうぞよろしくお願いします。
今回のテーマは全身義体。これまでいくつものシナリオでテーマにされてきた魅力的な題材です。
TNXになって全身義体はリスクが周知されて使用者が大幅に減ったという設定があります。
これは掘り下げたら面白いテーマになるのではないかと思い、今回のシナリオを書きました。
義体が廃れつつある社会で、義体でしか生きられないというハンディキャップ。
それを乗り越えようとする少女の生き様を、トーキーが写し取る。
全身義体というテーマに対して少し変わったアプローチができたかなと思っております。
テーマや空気に少しでもピンときたら、きっと楽しめると思います。
どうぞよろしくお願いします。