J卓:生方一寛『獣たちの挽歌 或いはシルバニア・ファミリー最後の日』

Last-modified: 2019-12-01 (日) 19:17:53

■RL名
生方一寛


■アクトレーラー
“ザ・ウィーク”報告。

 

 月曜日。シルバニア・ファミリー、トーキョーN◎VAに上陸。
 “パパ・ヘッジホッグ”の襲撃により、“聖家族”ミレイラ・ストレイツォ、家族ともども殺害される。

 

 火曜日。モードレッド・カーライル、ラス・ヴェガスに召還命令。
 同日、“復讐の魔弾”クーゲル、“嗤う死神”により監禁。

 

 水曜日。“ショコラ・ヘアー”によるウェンズデー・マーケット襲撃事件。
 死者86人。重軽傷者多数。
 死者のうち2名はクーゲルズ・チャンバー。

 

 木曜日。“ジュニオ爺さん”ことジュニオ・ランバート捨て身の反撃。
 シルバニア・ファミリーの“12モンキーズ”壊滅。ジュニオ・ランバート死亡。

 

 金曜日。クーゲルズ・チャンバーの『①カブトワリ』、仲間とともに反撃を開始。

 

 土曜日。『①カブトワリ』一行、シルバニア・ファミリーへの大規模攻撃を敢行。

 

 ……そして、運命の日曜日がやってくる。

 

 トーキョーN◎VA the Axleration
『獣たちの挽歌 或いはシルバニア・ファミリー最後の日』

 

 響け咆吼。轟け銃声。それが、おまえの運命への弔鐘だ。


■キャスト作成
 キャスト作成の前に、ハンドアウトをコピーしてプレイヤーに配ること。

 

●クイックスタート
 本シナリオでは、サンプルキャラクターの使用を推奨しない。

 

●コンストラクション
 コンストラクションの場合、以下の推奨スタイルをペルソナで取得することを推奨する。
『①カブトワリ』:カブトワリ/クーゲルズ・チャンバーの一員
『②レッガー 』:レッガー /カーライル・シンジケート、円卓の騎士
『③ニューロ 』:ニューロ /電脳盗賊
『④カブト  』:カブト  /ボディガード
『⑤イヌ   』:イヌ   /バウンティ・ハンター


■レギュレーション
●経験点の使用
 本シナリオは、キャストの使用経験点が、0点~50点程度を想定している。作成済みのキャストを使用する場合経験点の使用は制限しないが、他のプレイヤーの楽しみを奪わないように注意すること。
 また、高経験点キャストがいる場合、ゲストデータを調整することがある。

●防御系神業
 本シナリオでは、ゲストが使用する即死系神業だけでキャストが死亡するのを防ぐため、キャスト全員で3個以上の防御系神業を所持することを推奨する。

●使用可能なデータ
『トーキョーN◎VA the Axleration』ルールブック、および関連商品にてFEAR社が発表したデータを使用可能とする。
 ただしルールブック以外のデータを使用する場合、必ず掲載冊子などを持参すること。

●達成値
 敵ゲストの最大達成値については、概ね単体で22~23で作成されている。ただし、他のゲストの支援を受ける場合にはその限りではない。


■アクトハンドアウト


●①カブトワリ用ハンドアウト
 シナリオコネ:“キャラメル・ドッグ”  推奨スート:理性(スペード)
 推奨スタイル:カブトワリ キャスト間コネクション:『②レッガー』

 おまえはクーゲルズ・チャンバ―の一員。“復讐の魔弾”クーゲルが持つ魔弾の一発だ。そんなおまえを、クーゲルはその弾倉に込めた。
 目標は、委員会の命令でマーダー・インクにとって代わろうとするシルバニア・ファミリー……そのボス、“キャラメル・ドッグ”カヴァス・シルバニア。“王の番犬”のふたつ名を持つ名誉ある男。身内殺し? おまえは弾丸だ。弾丸は狙う相手を選ばない。伝説に歌われる、7発目の魔弾以外は。
【PS:魔弾は必ず命中する】


●②レッガー用ハンドアウト
 シナリオコネ:モードレッド・カーライル  推奨スート:生命(ハート)
 推奨スタイル:レッガー キャスト間コネクション:『③ニューロ』

 おまえは“約束の王”の命でこのトーキョーN◎VAへとやって来た。目的は、王の娘、モードレッド・カーライルに召還命令を届けること。
 命令を受け取った少女は粛々と従い……だが、最後にお前に囁いた。「残念だな。ボクはこの街が、クーゲルたちが齎す暴力が気に入っていたのに」と。そして、命令を届けたあと、おまえがどうするかは指示されていない。……魔弾の最後くらいは、見届けてもいいかもしれない。
【PS:モードレッドの“お願い”について考える】


●③ニューロ用ハンドアウト
 シナリオコネ:“嗤う死神”キース・シュナイダー  推奨スート:外界(ダイヤ)
 推奨スタイル:ニューロ キャスト間コネクション:『④カブト』

 おまえは今日、ウェンズデー・マーケットで買い物をするはずだった。だが、有難くない知り合いからの有難い電話がお前を救った。
 電話の主はキース・シュナイダー。カーライル・シンジケートで、“嗤う死神”の名で知られる男。そして、死神が命の代価を要求するのは当然だった。クーゲルズ・チャンバーの『①カブトワリ』という人間への協力。それが、おまえの命の代金だった。
【PS:クーゲルズ・チャンバーに協力する】


●④カブト用ハンドアウト
 シナリオコネ:ヴィルヴェリア・マーティン  推奨スート:感情(クラブ)
 推奨スタイル:カブト キャスト間コネクション:『⑤イヌ』

 マーダー・インクの“ジュニオ爺さん”と言えば、仕事で幾度かやりあう羽目になった凄腕の殺し屋だ。そんなジュニオが、突然お前に連絡してきた。
 まるで死人のような声で話すジュニオは、驚いたことにおまえに依頼したいのだという。護衛対象は彼の弟子でもある殺し屋、ヴィルヴェリア・マーティン。殺し屋の依頼で殺し屋を護る。なんとも奇妙な依頼だが、彼の声にはそれを断れない迫力があった。
【PS:ヴィルヴェリア・マーティンを護る】


●⑤イヌ用ハンドアウト
 シナリオコネ:“キャラメル・ドッグ”  推奨スート:外界(ダイヤ)
 推奨スタイル:イヌ キャスト間コネクション:『①カブトワリ』

 おまえはバウンティ・ハンター。賞金稼ぎだ。おまえには、ずっと追っている賞金首がいる。カーライル・シンジケートの“キャラメル・ドッグ”カヴァス・シルバニア。
 莫大な賞金がかかった相手だが、お前が追っているのは金のためだけではない。おまえは、大切なものをやつに奪われた(※)。やつがこのトーキョーN◎VAにやって来たのは千載一遇の好機。悪魔と手を組もうとも、必ず、かの悪党を狩らなければならない。
【PS:“キャラメル・ドッグ”を狩る】

 ※奪われた大切なものについてはRLと相談のうえ任意に設定してよい。


■NPC
●“キャラメル・ドッグ”カヴァス・シルバニア クロマク◎
 全員が動物の被り物をした狂えるマフィア、シルバニア・ファミリーのボス。犬の被り物をした男。“王の番犬”とも呼ばれる、アーサー・カーライルの忠実な部下。

●“嗤う死神”キース・シュナイダー レッガー◎
 カーライル・シンジケートの円卓の騎士。“復讐の魔弾”クーゲルのお目付け役としてN◎VAに滞在する、“約束の王”直属のメッセンジャー。

●“復讐の魔弾”クーゲル クロマク◎
 マーダー・インクの首領。“委員会”の決定により、排除されようとしている。


■所要時間
4~5時間


■RLからの一言
今回はカーライル・シンジケートの内部抗争ものを用意いたしました。マフィア映画が好きな方、カーライル・シンジケートが好きな方、かわいい動物さんが好きな方はご参加いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。