K卓:あるば『イナガキフォンの王子様』

Last-modified: 2017-03-30 (木) 22:53:27

■RL名
あるば


■アクトトレーラー


それは、安物のポケットロン。
曰く、開発費はN◎VA市民の血税。
曰く、謎のアプリが行政府に個人情報を送信している。
そして、たまに爆発する。
多少高くても、千早製を買うべきだと、誰もが忠告する。司政官の名を冠するガラクタ――イナガキフォン。

 

しかし、そんな代物が、小さな恋の橋をかけることもある。
ひとりの新人アイドルのもとに届く、不思議なメッセージ。どこの誰かもわからない。
けれど、その言葉からにじむ、あたたかな人柄に少女は惹きつけられる。

 

彼のリアルに繋がる手がかりはただひとつ。
差出人のハンドルは――。

 

トーキョーN◎VA THE AXLERATION
『イナガキフォンの王子様』

 

かくて運命の扉は開かれた。


■アクトハンドアウト
各キャストには、以下の設定が推奨・追加される。
①『フェイト』:フリーランスの探偵
②『ニューロ』:フリーランスのハッカー
③『イヌ』:ブラックハウンド機動捜査課
④『トーキー』:フリーランスの記者
⑤『レッガー』:河渡連合のヤクザ


▼①推奨スタイル:フェイト
コネ:シュシュ 推奨スート:【理性】
ウェブでしか面識のない「わたしの王子様」を探してほしい……
今回、キミのもとに舞い込んできたのは、
そんなロマンチックな依頼だった。
依頼人は現在売り出し中の新人アイドル、シュシュ。
手がかりはただひとつ、「ガッキー」というハンドルのみ。
【PS:王子様を見つけ出す】


▼②推奨スタイル:ニューロ
コネ:"泣き虫"リーヴィア 推奨スート:【感情】
キミの友人、ネヴァーランドのリーダーであるリーヴィアが相談事を持ちかけてきた。
近頃、夢島の近辺に、メガコーポの非合法部隊がうろついており、子ども達が怯えているのだという。
彼らはブラックチョコという宝物を探し回っているらしい。
【PS:ブラックチョコの謎を追う】


▼③推奨スタイル:イヌ
コネ:真璃花・ブロックマイアー 推奨スート:【外界】
氷の静謐の能天使が、N◎VAに潜伏している。
捜査を開始しようとした矢先、N◎VA行政府秘書長の真璃花が、じきじきに機動捜査課に激励にやってきた。
彼女は一刻も早く、この能天使を始末しろと、隊員達に食ってかかる。
この事件の裏になにがあるのだろうか。
【PS:真教浄化派のテロを阻止する】


▼④推奨スタイル:トーキー
コネ:結城あや 推奨スート:【外界】
破滅のひきがね、ブラックチョコ。
それはどこにでも転がっている都市伝説のひとつ……そのはずだった。
しかし、N◎VA行政府の検閲によって、噂話のすべてはウェブから削除された。
彼らはなにを隠そうとしているのだろう。
トーキーとしての本能がうずいた。
【PS:N◎VA行政府のスキャンダルを暴く】


▼⑤推奨スタイル:レッガー
コネ:河渡白夜 推奨スート:【理性】
近頃、カーライルの兵隊が、アサクサにまで足を伸ばしている。
噂ではブラックチョコというアウトフィットを探しているらしい。
奴らがどんなシノギで稼ごうと構わないが、河渡連合のシマに土足で踏み入ってもらっては困る。
キミは河渡白夜の頼みで、調査を始めた。
【PS:カーライルをだしぬく】


■PL人数
 3~5人


■初心者対応
 N◎VA初心者さんも参加可能です。
 システムや世界観についてはWikipediaや各種ネット辞典で
 おおまかに把握していただければ問題ありません。
 アクトハンドアウトはBBSで事前に割り振りますが、
 キャストは当日にクイックスタートを使って作成することも可能です。
 TRPG初心者さんの場合は一名までであれば対応できます。


■所要時間
 5時間(事前準備をBBSで行います)


■レギュレーション


●使用経験点
 追加の経験点配布はありません。
 クイックスタートでの参加も可能です(後述)。
 さらに使いたい場合は、手持ちの経験点をもちこんでもかまいません。
 その場合は念のため50点を上限とします。
 手持ちキャストの持ち込みもOKです。
 経験点50点以上の使用したい場合はご相談ください。

 

●クイックスタート
 クイックスタートで参加する場合は、以下のサンプルキャストを使用することを推奨します。
『①フェイト』:不屈の探偵(『TNX』P83)
『②ニューロ』:ニューロキッズ(『TNX』P98)
『③イヌ』:正義の猟犬(『TNX』P84)
『④トーキー』:遊撃記者(『TNX』P89)
『⑤レッガー』:任侠剣士(『TNX』P93)

 

●達成値制限
 制限なし。ゲストの最大達成値は21です。

 

●キャスト作成に使用可能なルールブック
『基本ルールブック』
『ジ・アザーサイド』
『クロス・ザ・ライン』
『クローム・メモリーズ』
『ビハインド・ザ・ダーク』
『ヘヴン・ダウンビロウ』
『ゲーマーズ・フィールド別冊29 トーキョーN◎VA 22nd Anniversary』
『スーパーシナリオサポート』シリーズ

 

●必要な神業
 ゲストが使用する即死系神業だけでキャストが死亡することを防ぐため、
 キャスト全員で 3個以上の防御系神業が必要だ。
 また、《真実》《電脳神》に使用方法が想定されている。
 《制裁》によってゲームを有利に進めることができる場面がある。

 

●主に使用する技能
 本シナリオの情報収集で主に使用する社会技能は、
〈社会:ストリート、警察、テクノロジー〉などである。

 

●採用選択ルール
 『クロス・ザ・ライン』のSPSルールを採用します。
 プレイヤーは特に該当ルールを確認している必要はありません。


■特記事項
 このシナリオはN◎VA行政府が販売しているポケットロン、
 イナガキフォン(『TOS』P122)を題材としています。


■RLから一言
 参加希望者多数ということで、応援にかけつけました追加戦士、あるばともうします。
 今回ご用意いたしましたのは投稿型シナリオ共有サイト「Neuro/CrowD(http://dappleox.web.fc2.com/nova/NeuroCrowD/)」のNo.005「イナガキフォンの王子様」です。
 これは自分が『TNX』ではじめてつくったシナリオで、
 ありがたいことにたくさんの反響をいただきました。

 

 そこでこの機にそれらのプレイ経験の蓄積をもとにこまかな改修をくわえ、
 もう一度このシナリオを楽しんでみようと思っています。
 まだ「イナガキフォンの王子様」を遊んでいないかた……
 あるいは「中身知ってるけど、ネタバレには口をつぐんで参加するよ」という豪の者は
 ふるってご参加ください!