限界突破2〜乗り越えろ、才の壁〜

Last-modified: 2015-08-19 (水) 17:38:43

   ★━━━………‥‥‥‥‥・・・
 女子プロレス界の激動、いまだ収まらず。
時代の節目が訪れることを予感したマリアは、
   日本行きのチケットを手配した・・
   ・・・‥‥‥‥‥………━━━★

公式
公式2

キラーカード情報

キラーカード情報
該当レスラーキラー効果備考
  電撃オンライン・まり蔵(SR)レアップ+1
  サンダーフェニックス(VR)
  電撃エレナ(VR)
  ライトニング未来(VR)
  伊勢屋 空歌(N)
  幌多 みのり(N)
  冴口みーな(HN)
  スクール飛咲(N)
  社務 さわり(R)
  一ノ瀬 栞(UR)レアップ+5

強豪レスラー

チーム名HP上昇値資金友情ptアイテム出現
アルバトロス2,000200Lv4毎にレアップ*1特設・1階~
常設・京都~
幽撃隊5,000600レアップ*1特設・10階~、特設・山奥1~6
黒船サイクロン10,0001,000レアップ*1特設・13階~
フラワリング・フラッフィ3,000300Lv3毎にレアップ*2特設・山奥1~
常設・奈良~
悪夢追跡チーム5,0003,000レアップ*2特設・山奥7~
ナイトメア・プチ30,0001,000レアップ*2特設・山奥13~

強豪テキスト

強豪テキスト
  • アルバトロス
    試合開始時全力を……引き出してみせるっ!
    ちゃっちゃと片付けて、お寿司食べいこっ!
    雑草魂! ガンガン見せるよ!!
    勝利後これがあたしたちの今の実力……でも、見ててよ。そのうちにっ!
    未決着あたしたちも捨てたもんじゃないってね! へへっ!!
  • 幽撃隊
    試合開始時大人の意地、見せてあげましょう!
    どこかで、あの時の生徒たちが見てるかも……
    体を使った授業、始めますよ!
    勝利後これくらいで……くじけてなんて、いられません!
    未決着これが私たちの「意地」です!
  • 黒船サイクロン
    試合開始時ど派手に暴れようぜぇっ!
    ご機嫌だね。本当にさ!
    いままでの鬱憤、はらそうか!
    勝利後ちっ! 仕方ねぇ……スシでも食いいいくか!
    未決着終わりにするには、まだまだは早いぜ!
  • フラワリング・フラッフィ
    試合開始時私たちこそ、リングの華っ!
    今日はどう咲き誇っちゃおうかな……?
    見かけで判断すると、痛い目みるからねっ!
    勝利時ふはー、まいった! 今回は私たちの負けっ!!
    未決着ふふ……まだ、やる?
  • 悪夢追跡チーム
    試合開始時鈴森は……私たちがとっちめる!
    鈴森をやる前に、あんたらを制圧といこうかっ!
    私たちの邪魔しないでねっ!
    勝利時くっ、一度戻って立て直すよっ!
    未決着こんな時だから、冷静に……
  • ナイトメア・プチ
    試合開始時ツートップが揃ってるだけでも幸せと思いなさい!!
    この団体で、最後の一暴れしてやるんだから!
    今回はハンデ付きよ! これで十分なんだから!
    勝利時くうぅ……まだ、まだよっ!
    未決着簡単に私たちを倒せるとは思わないでよね!

エリアボス一覧

エリアリングネームEXP資金友情ptアイテム
前半
1階"はぐれ雲"伊勢屋 空歌
2階
3階
4階"気まぐれフルコース"幌多 みのり
5階
6階
7階"忘我の槍-トランスランス-"冴口 みーな
8階
9階
10階"リングの飛び魚"スクール飛咲
11階
12階
13階"待宵草"社務 さわり
14階
15階
後半
山奥 1"懐かしき踊り子"古代 ウズメ
山奥 2
山奥 3
山奥 4"南国地母神"ソニア・メイジス
山奥 5
山奥 6
山奥 7"機動空母"キャリア赤城
山奥 8
山奥 9
山奥 10"静寂の果実"都坂 ユーリ
山奥 11
山奥 12
山奥 13"ゆるゆる小悪魔"リトルデビル鈴木
山奥 14
山奥 15

エリアボステキスト

エリアボステキスト
伊勢屋 空歌

1階
伊勢屋 空歌:

旅は道連れ、世は情け
私たちもリングという旅路を
歩いているようなもの
対戦相手は旅の同行者って
ところかしらね
一期一会の旅、
一期一会の試合
対戦相手から
「粋な奴と旅をした」
そう思われたいと願っている。
…………願っちゃってる。
そんな小さな女が私。
"はぐれ雲"
伊勢屋空歌。
いつか名実共に、
いなせな女になりたいものね。

試合前

さて、今の私がどこまで通用するか……

勝利時

これが今の、
弱い伊勢屋空歌なのよね
自覚できたわ……うん

(夜のオープンテラス)
正規軍神崎側近
一ノ瀬 栞

やー。
こっちよ、こっち。

ホワイトフェイス:

お待たせしました
一ノ瀬さん……って、
もう飲んでるんですか?

一ノ瀬 栞:

呑んでるわよ~。
お酒は命の水ですもの。
ほらほら、夕も

ホワイトフェイス:

今日は試合が
あるので……

一ノ瀬 栞:

えー、つまんなーい。
栞つまんなーい。
助けてあげた
のになー……
電撃側について
お仕置きされるトコ、
助けてあげたのになー。

ホワイトフェイス:

……えーっと……
……………………
……それじゃ、その……
今、一ノ瀬さんが飲んでいる
梅酒の、梅だけいただきます。

一ノ瀬 栞:

あら、お目が高い。
これはいいものよ。
とても、いいものよ。

リザルト

私は次の所に先回りしてるから

敗北時

今の私に負けるなんて……冗談でしょ?

2階
伊勢屋 空歌:

今回、マリアさんの元に
集った私たちね……
どっちかっていうと
自分の意思と言うより、
上にケツひっぱたかれてって
感じなの。
「お前ら、いつまで
 燻ってるつもりなんだ?」
……ってね。
粋な生き方したいなんて
言ってたけど……結局ね、
斜に構えていただけ
だったんだよね。
他人から見たら、
格好つけてただけ。
対面かなぐり捨てて足掻くのは、
いなせじゃないって
思っちゃってたのよ。
違うのにね。
この世界じゃ、
必死になれない奴の方が醜いの。
無様でも、嗤われても、
最後まで諦めない
生き方こそが……
粋ってもんだってね。

試合前

だから、今からでも……そうなりたいのよ

勝利時

はぁ……はぁ……
少しは、いなせな女に
近づけたかしら?
''試合前''にね。
上にケツひっぱたかれてって
言ったでしょ?
どうもね。
レスラー全体の底上げを
狙ってるみたい。
私みたいに、
下の方で燻っている層をね。
これって、やっぱり……

(夜のオープンテラス)
ホワイトフェイス:

……で。
私に何をやらせたいんです?

一ノ瀬 栞:

決まってるでしょ~。
電撃。
まさか、こないだので
全部終わったとか
思ってないわよね?

ホワイトフェイス:

………………
……拒否権は?

一ノ瀬 栞:

ないわよ。
恩赦もしたし、
報酬も前払いしたし~。

ホワイトフェイス:

……報酬?

一ノ瀬 栞:

あなた、まだ口に
ふくんでるじゃない。

ホワイトフェイス:

(コリコリ……)
(……高い梅になったなァ)

リザルト

ううん。人のことをどうこう言ってる時じゃないか、私は……

敗北時

本気、出してるの? そうじゃないでしょ……こんなものじゃないでしょ!?

3階
伊勢屋 空歌:

あ、そうそう。
言い忘れていたわ。
今回ね、マリアさんは
ここの最上階にいるはずよ。
私を含めて、
随分と熱心に指導してくれて……
頭が上がらないったら
ありゃしない。
特訓の効果がすぐに
出るわけではないけれど……
相応の成果は見せないとね。
マリアさんに、
恥かかせられないからさ。

試合前

さあ、いくよっ!

勝利時

はは……
今の私はこんなもんかぁ。
ホント、今まで編に格好つけて、
何やってきたのかなあ……私

リザルト

さ、先に進みなさい

敗北時

今の私があなたに勝てるって不思議な感じだけど……うん、よし!
幌多 みのり

4階
幌多 みのり:

やれやれ。
「お前はやれば出来る子だ」って
今回はここに放り込まれてたけど…
やれば出来る子って、
やる気になるまでが
大変なんだよ。
いつでもやる気に
なれるんだったら、
普通の出来る子だってーの。
ねぇ?

石狩 みな:

黙れ。
何でそんなお前に、
私が練習時間を割いて
つきあわなきゃ
ならないんだ。

幌多 みのり:

上の命令だからでしょ?
みなちゃんってば
頼られてるぅ~

石狩 みな:

……………………
………………

幌多 みのり:

いやー、切り込み隊長と
呼ばれる人は
一味違いますなぁ~

石狩 みな:

……………………
………………
(イラッ)

幌多 みのり:

あ! 何か今なら
出来る気がしてきたなー!
今ならあたし、
出来る子になれそうかなー!
あ、あたしの名前は幌多みのり。
キャッチフレーズは
"気まぐれフルコース"。
ちょっとの間、よろしくねーっ!

試合前

さあゴング! さっさとゴング!!

勝利時

あれー?
おかしいなー……
出来る予感がしたんだけどなー
気のせいだった。
てへっ。

石狩 みな:

……………………
………………
……ちょっと来い。
次にマリアさんの
ご指導いただく前に、
私が特訓につきあってやる。

幌多 みのり:

えっ、ちょっ……
まったまった、みなちゃん!
ターイム!
短気はノーよ! ノー!

石狩 みな:

はやくしろ。
今私は、無性に誰かを
蹴ったり極めたりしたい。

幌多 みのり:

うわー、
その誰かって誰さー!?

リザルト

もちろん私だよ!

敗北時

やたっ! 今あたし、出来る子!

5階
幌多 みのり:

あ~~~~~……
何か、今日はやる気でないわ~。
マリアさんの特訓で
疲れ果てたし?
みなちゃんは人のこと
蹴ったり極めたり
キスしたりするし?

石狩 みな:

キスはしてないだろ!
キスは!

幌多 みのり:

あれー……?
記憶違いでしたかな?

石狩 みな:

本当にもう……
貴様というヤツは……

幌多 みのり:

みなちゃんが
真面目すぎるんだよ。
昔の偉い人もいってたじゃん?
「明日やれることは、明日やろう」
って?

石狩 みな:

言ってない!

幌多 みのり:

え?
おっかしいなあ……
どっかで聞いたことが
あるんだけど……

試合前

ねえ? 聞いたことあるよね?

勝利時

あー……もー……
いいとこなかったー。
みなちゃんが
無理矢理戦わせるからー。
今は試合する
タイミングじゃ
なかったんだよー
やる気出たら
いけたんだけどなー。
タイミングさえあえば
良かったんだけどなー……

石狩 みな:

(イラッ)

リザルト

やべ、また怒らせたっ!

敗北時

ありゃ? 勝っちゃった?

6階
幌多 みのり:

…………………………
来たね。
やろっか?
…………どうしたの?
さっさとリングに上がりなよ

石狩 みな:

ふふ……
やっぱり、戸惑うよな。
こいつは普段
ぐーたらだが……
たまに、こうやって
スイッチが入るんだ。
こうなってる時の
こいつは、
ちょっと手強いぞ。
いつもこうだと
嬉しいんだが……

試合前

ほら、気合入れないと怪我するよ!

勝利時
石狩 みな:

どうだ?
立てるか?

幌多 みのり:

…………………
………だめ……
今回、マジでやって
負けたから……ちょっと駄目
……へこんでる……
3分ちょうだい

石狩 みな:

分かった

幌多 みのり:

…………みなちゃん

石狩 みな:

なんだ?

幌多 みのり:

私、強くなれるかな?

石狩 みな:

そのためにここに
来たんだし、
私が練習時間を割いて
つきあっているのだろう?

幌多 みのり:

……そっかあ。

石狩 みな:

そうだ。

リザルト

やっぱ……5分……

敗北時

ふー、お疲れさん!
冴口 みーな

7階
冴口 みーな:

…………………………
…………………………
…………
……こっち見んな。
キモイ。はっ倒すぞ。

友野 なるみ:

こらっ!
これから自分の腕試しに
つきあってもらうんでしょ!
なんて態度してる!!

冴口 みーな:

…………う……
………………
すみませんでした

友野 なるみ:

謝るのは私じゃ
無くて、向こう!

冴口 みーな:

すみませんでした。
私は冴口みーな。
忘我の槍(トランスランス)の、
冴口みーなと言います。
…………………………
(ぼそり)
怒られたの、
お前のせいだからな。

試合前

ムカつく……ぶっ倒す

勝利時

あー、くそっ!
にらみ合いなら
自信あんのにっ!

友野 なるみ:

ほら、興行じゃなくて
道場だよ?
手合わせが終わったら?

冴口 みーな:

………………………
……………………

冴口 みーな:

ありがとうございました!

(とあるカフェ)
ラズベリー咲川:

おまたせ。
なに、用事って?

ホワイトフェイス:

あー……何というか。
咲川さんに
手伝って欲しい
ことがありまして

ラズベリー咲川:

手伝い?

リザルト

(ぼそっ)次は、泣かせてやる

敗北時

ざまみろ!

8階
冴口 みーな:

ふー……
私、本当は1人でいるのが
好きなんだけどな。
1人でメニュー組み立てて
1人で黙々と練習して、
1人で試合して……

友野 なるみ:

そんなこと
言ってもねぇ。

冴口 みーな:

分かってますよ。
こんな考えしてるから、
私は今、行き詰まって
るんだって。
ここに引きずり出された
ことも……
ありがたいとは
思ってるんです。
思ってるんですけど、
素直に感謝するのは
癪にさわるっていうか……
そういう気持ち、
あるじゃないですか。

友野 なるみ:

あるかも知れないけど、
当人に向かって
言われてもねぇ?

冴口 みーな:

………………………………
(感謝してるって事を
 伝えたかったんだけどな……
 やっぱ私、口ベタだ……)

試合前

ま、しかたないか。

勝利時

はー、負けた

友野 なるみ:

ナイスナイス。
初戦よりは良かったよ。

(とあるカフェ)
ラズベリー咲川:

私に手伝って欲しい
ことがあるって?

ホワイトフェイス:

ええ。

ラズベリー咲川:

なんで私?
いつもみたいに
仲間に頼めば
いいじゃない。

ホワイトフェイス:

あいにく、
友達はいても
仲間はいないもので。
そして、面倒ごとに
友達は巻き込まない
主義なんで

ラズベリー咲川:

面倒ごとは私だって嫌よ
他をあたっ……

ホワイトフェイス:

神崎さんにも
関係すること
なんですが

ラズベリー咲川:

話を聞きましょうか!

ホワイトフェイス:

(…………………………)

ラズベリー咲川:

なーんて、ね。
今、私に声かけて
失敗したと思ったでしょ?

ホワイトフェイス:

脅かさないでください、
心臓に悪い。
咲川さんも友達と
同類なのかと……

ラズベリー咲川:

そんな騙されやすい
友達が好きなんでしょ?
私を巻き込みたかったら、
そんな話の持って行き方を
しないで。
内容によっては
巻き込まれてあげるから。
その上で。
私の前でその名前を
出すからには……
それ相当の
話なんでしょうね?

リザルト

(ぼそっ)次は、泣かせてやる

敗北時

結果で感謝を表せばいいよね。

9階
冴口 みーな:

とりあえず、ラスト一本か……
…………………………
友野さん。
ちょっと聞きたい
ことがあるん
ですけど……

友野 なるみ:

何?

冴口 みーな:

……………………
…………
やっぱり、試合の
後でいいです。
今話すと、
気が散っちゃうんで。

友野 なるみ:

そう。なら、後でね。

試合前

今度こそ、ぶっ飛ばす。

勝利時

あー……畜生、負けた。
友野さん。
それで''試合前''に
聞こうとしていた
ことですけど。

友野 なるみ:

ん?

冴口 みーな:

何で私なんです?
今回、ここに放り込まれた
連中って……
自分が言うのも何ですけど、
いつ切り捨てられても
おかしくないメンバーなんですよね。
そんな私たちを
鍛えないと
いけない理由って……

友野 なるみ:

え?
おかしくないでしょ。
所属しているレスラーを
全員強くしたいって
ことなんじゃない?

冴口 みーな:

……………………
(駄目だ、友野さんは
 素直すぎる。善良すぎる)
(石狩さんも腹芸が
 出来るタイプじゃないし……)
(お目付役の人は、
 何も知らないと
 思った方が良いか)

リザルト

仕方ない。今は特訓に専念するか……

敗北時

ふー……それで友野さん、話というのはですね。
スクール飛咲

10階
正規軍
サンデーモーニング軍団

あかり:

U!

キャシー・ホワイト:

O!

ハミング草野:

M!

メアリ・ノートン:

I!

サンデーモーニング軍団:

がんばれ魚美!
   いけいけ飛咲ーっ!

スクール飛咲:

やーやー、どもどもっ!
ただいま応援いただきました
スクール飛咲!
本名、飛咲魚美です!!
もー……
軍団のみんなついて
来ちゃって恥ずかしいなー。
もーっ!
あとMだけ声大きすぎ!!
えっと……
仲間がうるさくてごめんなー。
あたしの二つ名は
"リングの飛び魚"。
見ての通り泳ぐの大好き!
1年365日、
常に水着を着用している女!
今日は……

マジョラム吉井:

今日はリングと
いう何の大海を
泳ぐのよね!

スクール飛咲:

ちょ、それ私のセリフ!
私の決めセリフーっ!

試合前

んも……とにかく泳ぐよ!

勝利時

あー、負けたーっ!

あかり:

惜しかったよウオちやん!(注:誤字?)
もうちょっとだった!

キャシー・ホワイト:

よーし、残念会しましょ!
残念会!

サンデーモーニング軍団:

いいね、残念会!
カラオケいこー! カラオケ!
いいねー!
さんせーい!
どこ行く、どこー?
駅前なら割引券もってるー!
エーーーックス!!
徹カラはもう嫌ですよー?
コンビニ寄っていい?コンビニ!
アルコールは今日はパスねー

石狩みな:

騒がしいぞ
おまえらっ!

サンデーモーニング軍団:

わー切り込み隊長が怒ったーっ!
逃げろーっ!
待て! 子供か貴様らっ!!

(シーン……)

愛音:

次、行きましょうか……

リザルト

(逃走済)

敗北時

あー、試合後の体をプールでさましたい!

11階
あかり:

U!

キャシー:

O!

ハミング草野:

M!

ジャスティスX

X!

サンデーモーニング軍団:

がんばれウオノミクス!!
   いけいけ飛咲ーっ!

試合前

うー、もー!

勝利時

まけたーっ!

あかり:

今回はXさんの
せいだねー!

ジャスティスX:

申し訳なしッッ!

サンデーモーニング軍団:

おーごーりっ! おーごーりーっ!
Xさんのおーごーりっ!
くっ……致し方なし!

(本社事務所)
ラズベリー咲川:

さわちゃんさわちゃん

社務 さわり:

何ですかー?

ラズベリー咲川:

今、マリアさん
来てるでしょ?

社務 さわり:

あー、来てますねー。
何か、だめっこ動物集めて
何かしてるって話ですけど

ラズベリー咲川:

だめっこ?

社務 さわり:

私が言ったんじゃないですよ?
今回の強化面子。
普段が残念な子メインで
集められてるって噂で……
これ、今回の名簿です

ラズベリー咲川:

(ふーん……
 何か、駄目っていうより
 きっかけがつかめなくて
 低迷してる人っぽい面子か)

ラズベリー咲川:

というわけでね、
さわちゃんも
ねじ込んどいたから。

社務 さわり:

はい?

ラズベリー咲川:

だめっこ動物リストに。
急いで出向いて!

社務 さわり:

ええっ!

リザルト

あたし、魚介類が食べたいなーっ!

敗北時

あれ? ウオノミクス強い?

12階
スクール飛咲:

えー、前回は
おさわがせしたかなっ!
サンデーモーニングの
仲間たちは、
騒ぎすぎっていうんで……
出禁になりましたっ!
というわけで。
なーんか静かで
調子狂うけど……
今日はあたし1人!
さ、はじめよーっ!

試合前

最後の勝負だーっ!

勝利時

はー……
つきあってくれてありがとね。
最後に、お互いの
健闘をたたえるために
水着の交換を……
あれ?
そういうのしない?
やっぱこの風習、
仲間内だけかー。

リザルト

交換したくなったらいつでも言ってね!

敗北時

あたし、1人の方が調子良いのかなー?
社務さわり

13階
社務 さわり:

だめっこの森を
見つけたよーっ!
ママは何も
教えてくれなかったけどっ!
はーい!
だめっこ動物のさわりでーす!
今、半分ヤケになってまーす!
ううっ。
私、そんなにダメだったかなぁ……
咲さんにだめっこって
思われるほど……
でも確かに
フラワリングの中でも
目立ってなかったからなあ。
咲さん華があるし、
むっちゃんも恐れを知らずで
グイグイいくし……
うん……がんばらないと……
ごめんね、
半分ひとりごとでした!
正規軍"待宵草"
社務さわり!
よろしくおねがいします!

試合前

よぉし、がんばるぞぉ……

勝利時

くぅ……
でも、ここで諦めるわけにはっ!

(とあるカフェ)
姫小路 由樹:

ごきげんよう、咲川さん。

ラズベリー咲川:

あ、由樹さんおはー。

姫小路 由樹:

少々、よろしいかしら。
先ほど、気になる話を
聞いたもので……

ラズベリー咲川:

気になる話?

姫小路 由樹:

ええ。
あなたの前に玲子様の
直下だった彼女……
ヴァンプ鈴森さん
について。

リザルト

このままだと、ホントにだめっこになっちゃう

敗北時

やった! 咲さんに報告しなくちゃ

14階
社務 さわり:

お手合わせ前に、
マリアさんからの伝言を
伝えておきますね。
「事態が変わったので、
 今後の練習場所は変更。
 変更先はおって連絡する」
だそうです。
………………事態?
(私がだめっこ動物に
 加えられたのと、
 何か関係あるのかなぁ?)

試合前

いやいや、まずは目の前の戦いに集中集中

勝利時

くはー……
また、やられたー……
うう、そうだよね。
むっちゃんどころか、
咲さんにも勝った相手に、
私が勝とうって甘いよね。

佐和 むつみ:

私どころかって、
どういうことだーっ!

社務 さわり:

あ、むっちゃん。

佐和 むつみ:

もー、本当にさっちゃんは
無礼な人ですな!
人が心配になって
来てみればっ。

社務 さわり:

ごめん……

佐和 むつみ:

さっちゃんがここに
放り込まれたのはあれでしょ?
この先の戦争に
備えるためでしょ。
さっちーの親心だよ。

社務 さわり:

え、戦争?
なんのこと?

リザルト

ちょ、ちょっと向こうで話を

敗北時

咲さんに一度話を聞きに行こうかな

15階
(本社事務所)
星空 こがね:

ねえねえ、シロちゃん。
聞いた聞いた? あの話!

ホワイトフェイス:

今日も無駄に
元気だね。
あの話って……
どの話だい?

星空 こがね:

ナイトメアだよ!
鈴森さん!

ホワイトフェイス:

やぁ、今日も無駄に
元気だね。
あの話って……
どの話だい?

星空 こがね:

ナイトメアだよ!
鈴森さん!     (スクリプト管理ミス?)
団体割って
出て行くって話!
ナイトメア全員で
新しく旗揚げするとこに
合流するんだって!

ホワイトフェイス:

………………!
それは、
本当の話かい?

星空 こがね:

ホントホント!
何か、今日になって
その噂で持ちきりだよ!
禁断の引き抜きだって!
そうなったら、
それこそ全面戦争だよね!!

(トレーニングジム)
社務 さわり:

鈴森さんがウチを出て行くって
……信じがたいなあ。
だってあの人、
元は神崎さん直下だよ?
咲さんと同じくらい、
神崎さんラブだったのに。
団体内の抗争じゃ
ないもん。
出てくっていうのは、
ガチで裏切るって事で……

佐和 むつみ:

いやー、だから
スクープなんだよねー。

社務 さわり:

(それで……団体の底上げを?)
…………………………
…………
うん。わかった……
私も、がんばらないと。
改めて、お願いします!

試合前

いきますよ!

勝利時

はぁ……はぁ……
ありがとうございました!
そして……
また機会がありましたら、
お相手、お願いします!

佐和 むつみ:

うはー、さっちゃんシリアスー。

社務 さわり:

ちゃかさないで。

佐和 むつみ:

おやつにシリアルー?

社務 さわり:

グゥレイトなやつ、
買っておいて。

(夜の碑文谷公園)
ホワイトフェイス:

(一ノ瀬さんの話によると、
 むしろ鈴森さんはにべもなく
 断わったはずなんだが……)
(…………………………)
(噂を先行させて、既成事実を
 作ってしまおうって流れか。
 この業界ならではだけど……)
(気に入らないやり方だなァ)
第一部・終

リザルト

たくさん食べて、強くならなきゃ!

敗北時

むっちゃん、咲さんのところに行こ!
古代 ウズメ

山奥1
古代 ウズメ:

そっかぁ、
ナイトメアのみんな、
移籍するんだ

リトルデビル鈴木:

そうなのだー。
来週には私ら、
もういないのだ。

古代 ウズメ:

淋しくなるねぇ……

リトルデビル鈴木:

淋しいならウズメも
一緒に来たらいいのだ?
ナイトメアは今、
絶賛仲間を募集中なのだ

古代 ウズメ:

うーん……
っとぉ。その話は後でね。
待ち人、来たみたい。
はいはい待ってたよ~。
私は古代ウズメ。
まあ……
今回ここに集められた、
ちょっとくすぶってた
1人ってやつ?
民族舞踊とか、暗黒舞踊とか
かじってたからさー……
そっから"懐かしき踊り子"とか
呼ばれてるんだよ~。
早速、私の舞……みてみる?

試合前

それじゃ、早速……

勝利時

うーん……
やっぱり、うまく舞えないなあ。
この踊りのリズムを……
うまくプロレスに
取り入れられればなぁ。
頭の中では
出来ているんだけど……
ははは。
それがうまく行かないから
くすぶってるんだけどね~。

リトルデビル鈴木:

そんな時の
ナイトメアなのだ。
新しい団体で
心機一転するのはどうなのだ?
今なら、
移籍組はもれなく
給料アップらしいのだー。

古代 ウズメ:

え、うーん……

リザルト

まあ、返事は保留って事で。

敗北時

ってな感じ。お粗末様♪

山奥2
(本社事務所)
???:

違うもん、私やってないもん!

ナイトメア党首
ヴァンプ鈴森

移籍なんて嘘だもんっ!
信じてーっ

正規軍 神埼玲子直下
ラズベリー咲川

うーん……
信じてあげたいのは
やまやまなんだけど……

正規軍 神埼玲子直下
姫小路 由樹

今日の新聞にも
ガッツリ載っちゃって
るんですのよねぇ。

ラズベリー咲川:

っていうか、
ナイトメアの人たち、
荷物まとめ始めてるし。

ヴァンプ鈴森:

うそっ!

ラズベリー咲川:

それどころか、
一緒に移籍しないかって
正規軍や凶獣に
勧誘してる人までいるよ?

ヴァンプ鈴森:

なにそれーっ!?
知らないっ!
知らないよーっ!

(山奥の秘密特訓場)
古代 ウズメ:

やれやれ、
移籍のお誘いかぁ……
実際、揺らいじゃうよねぇ……
くすぶってる私を
好待遇で迎えてくれるって

リトルデビル鈴木:

だろだろ?
千載一遇の
チャンスなのだ!

古代 ウズメ:

うーん……

試合前

こんな揺らいだ状態で、うまく舞えるかなあ?

勝利時

はぁ……
リズムつかめないなあ。

リトルデビル鈴木:

どうなのだ?
移籍の決心は
ついたのだ?

古代 ウズメ:

…………迷うなあ……

(本社事務所)
姫小路 由樹:

それにあなた、
先週いませんでしたよね?
あれ、何でなんです?

ヴァンプ鈴森:

え? テレビの収録だよ?
ナントカの
秘境とかいうとこ。
会社の方から
連絡行ってない!?

姫小路 由樹:

……聞いてないですわねえ。
これってやっぱり……

正規軍 党首
女帝・神崎 玲子

フロントの仕業か……

リザルト

子供電話相談室にかけてみるかなぁ……

敗北時

舞えるもんだね……名付けて、「迷いの舞い」?

山奥3
古代 ウズメ:

よし、決めた。
鈴木、私決めたよ。

リトルデビル鈴木:

おお、
ついに決心したのかー?

古代 ウズメ:

うん。
私……移籍は、しない!

リトルデビル鈴木:

ええーっ!?
なんでなのだ!?
移籍すれば
給料も上がるし、
ここでくすぶって
いるよりいいと
思うのだ。

古代 ウズメ:

かもね……でもさ。
鈴木たちはいいよ?
その、新しい団体ってのに
直接声かけられてる
立場なんだから。
でもね。私は違う。
直接誘われたならともかく、
そんなおこぼれみたいな
移籍……
そんなの受けたら、
何ていうかさ……
私の魂が楽しく
感じなくなると思う。
そしたら、楽しく舞えない
気がする。
だから、私はここで舞うよ。

リトルデビル鈴木:

え~~~……

試合前

そして、自分の踊りを見つけるよ

勝利時

はぁ……はぁ……
つーわけで、悪いね鈴木。

リトルデビル鈴木:

ちぇーっ。

(夜の宿泊所)
リトルデビル鈴木:

あーぁ。
ウズメは頭が悪いのだ。
新しい所の方が
目立ちやすそうだし、
給料がいいっていうのに。
あーあ。
時間を無駄にしたのだ。
次は、誰に声をかけようか……

ホワイトフェイス:

それは、興味深い話だね

リトルデビル鈴木:

あっ!
ホワイトフェイス!

ホワイトフェイス:

今の話……
詳しく聞かせて
くれないかい?
場合によっては
協力してもいいよ。

リトルデビル鈴木:

本当か?
お前みたいに
頭のイイヤツが
協力してくれるなら、
ボーナスがっぽがっぽも
夢じゃないのだ!

リザルト

次は……前衛系術とプロレスをミックスしてみようかな……
                (注:前衛芸術の誤字?)

敗北時

うん、迷いがふっきれた分。体のキレが違うな!
ソニア・メイジス

山奥4
ソニア・メイジス:

まったく、
最近は騒がしくて
いけないね。
やれ裏切りだの、
移籍だのさ。
そんなことで
いちいち騒ぐのは
心にゆとりの無い証拠さ。
この国では
ゆとり教育ってモンを
心がけてきたんだろう?
あまり成果が
でているとは言えないね。
そもそもね。
この国の人間は
体が細すぎるんだ。
体が細れば心も細る。
ワタシの島では
そう言われて来た。
要は
何があっても動じぬ体と、
動じぬ心を持てばいいのさ。
ワタシみたいに……ね。
まあ、動じなさすぎて
「少しは危機感持て!」って
ここに放り込まれたん
だけどね!
ウフフフフッ!!
まあ、心配させるのも
本意じゃないし。
やれる事はやろうかねぇ。
これからしばらく……
"南国地母神"と呼ばれる、
このソニア・メイジスが
お相手するよ!

試合前

さあ、どっからでもかかって来な!

勝利時

まいったねぇ……
プロレスってのは、
心の強さだけじゃ
勝てやしない。
肉体も、
もっと強くしないとねぇ。

(夜の公園)
ホワイトフェイス:

お待たせしました。

???:

ほーんと、
待たせすぎだよ~

ホワイトフェイス:

初めまして、
楠見田かざりさん。
わざわざ呼び出したのは、
新団体のことで
お話を伺いたくて……
いえ……ジュエリーズの
ラヴ・オニキスといった方が
いいのかな?
ナイトメア移籍の噂を
広めたのは、あなたですね?

リザルト

もっと食べて太らないと……

敗北時

疲れたなら、安らかにお眠り。

山奥5

焦るのはワタシの性には
あわないけどさ。
ここで引けないって
意地もあるんだよ。
なんせワタシは、
ワタシと結婚したいっていう
男15人を
全員海に叩き込んで
島を出てきたんだから。
このまま異国で大地の養分に
なったんじゃ……
ふった男たちに申し訳が
立たないのさ。
イイ女ってのは、
期待に応えなきゃ
いけないからね!
ウフフフフッッ!!

試合前

フフフフフフッッ!

勝利時

やれやれ……
自分がふがいない。
もう一度、ミセス・マリアに
稽古をつけて
もらおうかねえ。

(本社事務所)
ヴァンプ鈴森:

私が神埼さんを
裏切るわけないでしょ!
わかってるよね?
神崎さんなら、
私のことわかってるよね!
だって私、
神崎さんの
直弟子だったもん!
優秀だったよね!
私、優秀な弟子
だったよね!?

神崎 玲子:

ああ……

ヴァンプ鈴森:

よかったー。
神崎さんに
疑われてたら
どうしようかと
思っちゃった!
でも、これで安心。
神崎さんさえ
信じてくれたなら……
あとは神崎さんに
まかせておけば大丈夫
だもんね!

神崎 玲子:

杏菜。

ヴァンプ鈴森:

はーい!

神崎 玲子:

お前は優秀な
弟子だったし。
かわいい後輩だ。

ヴァンプ鈴森:

え? やだもー
神崎さんってば。
そんなホントの事……
照れちゃうよ。

神崎 玲子:

だが……どうやら
この団体はお前の
ためにならなそうだ。

ヴァンプ鈴森:

はへ?

神崎 玲子:

出て行け。

ヴァンプ鈴森:

………………え?

リザルト

もっと食べて太らないと……

敗北時

この調子でいけば……申し訳もたつってもんさ。

山奥6

ワタシも、
結構包容力はある方だって
思ってたけど。
なんてーのかねぇ。
セカイはやっぱ
広いっていうのかねぇ。
ここの主のミセス・マリア。
あの人は心も体も
ワタシ以上だよ。
ある意味、理想さね。
あれを目指せば良い……
具体的な目標が
出来たってやつかね。
目の前の霧が晴れた気分さ。

試合前

ワタシの目標が見えたよ!

勝利時

まあ、すぐに結果が
出る訳じゃないか。
果実だって、
種を植えてから
五年十年かけて実るんだ。
風と太陽を浴びながら、
おだやかな心で
この肉体を育てていくさ。

(夜の碑文谷公園)
ホワイトフェイス:

ラヴ・オニキスさん。
二つ名は
"翻弄トラベラー"
でしたっけ?

ラヴ・オニキス:

あら、
知っててくれたの?

ホワイトフェイス:

もちろん。
いや本当……
その名の通り、
ウチの団体は現在
翻弄されていますよ。

ラヴ・オニキス:

人聞きが悪いな~。
私はナイトメアが
移籍するって「噂」を
聞いたから挨拶に
行ったまでだよ。
挨拶は大切でしょ?
それに、
「これはまだ公になっていない
話だから内緒ね」って
みんなに念押ししたしね~?

ホワイトフェイス:

みんなに……ね。
(皆に秘密の話をすれば、
 口の軽い者から
 話は漏れる。
 漏れれば、
 秘密にしていた連中も
 「自分の聞いた話は
 本当だったのか」と
 確信を得てしまう)
自分の手を汚さない。
実に実にご立派な
やり方で……

ラヴ・オニキス:

だから、
何のことかなぁ?

ホワイトフェイス:

いえ、いいんですよ。
そういう腹の探り合いは
時間の無駄なので……
本音で行きましょう。
たとえば私が移籍したら、
どんな待遇で
迎えてくれるのかとか。
星屑の連中を売ったら
いくら私の手元に入るのか
……とか。

ラヴ・オニキス:

へぇ……
そういえば、あなたは
"裏切りのクラウン"なんて
呼ばれてるそうね。
いいよ。
その方が話が早そうだし……

試合後

確実に、着実に、歩んでいこうかね。

敗北時

早くも三歩、目標に近付いたね!
キャリア赤城

山奥7
キャリア赤城:

ああ、もう
ムシャクシャする!
だってそうでしょ?
私たちプロレスラーは
試合で投げて、殴って、
飛んで極めればいい!
リングの上がすべて!
それが、何なの最近は!
引き抜きだの分裂だの!
ああもうっ……うんざりっ!!

石狩 みな:

落ち着け……赤城。

キャリア赤城:

そうはおっしゃいますが
先輩!
私……ナイトメアの連中と
決着つけてないんですよ……
こんなのって、ない!

石狩 みな:

大丈夫だ。
お互いリングに
立ち続けていれば……
いつかまた、
交わるときが来る。
いや……引き抜かれて
黙っているウチとは思えん。
すぐに戦うことになるさ。

キャリア赤城:

ですけど……

石狩 みな:

それよりも、ほら……
対戦相手が来ているぞ。
人を待たせるな。

キャリア赤城:

…………あっ……
…………こほん……
お見苦しい所を
お見せしました!
あなたとは、
ちょこちょこやり合ってるよね。
今さらだけど……改めて。
私は滝沢組のキャリア赤城。
二つ名は"機動空母"。
名前が赤城宮慕(くうぼ)だから。
単純でしょー?
ま、強そうだから……
そこそこは気に入ってるん
だけどね!
お相手、お願いします!

試合前

体力の限界まで、やりあいましょ!

勝利時

はぁ……はぁ……
負けたけど、
やっぱり試合は楽しいな。
余計なこと考えずに、
試合だけしてたいよ。
何で、そんな単純なことが
叶わないんだろう……

リザルト

私、バカだからさー。頭の中は、一つのことでいっぱい……

敗北時

対戦、ありがとうございましたっ!

山奥8

前回は不機嫌な所を
みせちゃったねー。ごめん!
私、滝沢組の中では
対ナイトメア係みたいな
ところがあったからさ。
つい感情的になっちゃって。
でも私なんか
まだマシな方だよね。
私より、ずっとナイトメアと
やりあっていた連中は……
もっとくやしいに決まってる。
野々村さんとか、
ユーリとか……

都坂 ユーリ:

……ううん……
……別に悔しさなんか、
……感じない……

キャリア赤城:

ユーリ!?
なぜこんな所に……
…………って……
行っちゃった。
何だったんだ……
何を、私に伝えようと……

試合前

いかん。集中集中……

勝利時

やり合ってた仲間との
別れが辛いのは……
私だけなのかな。
ユーリは何が
言いたかったんだろう……

(本社事務所)

ヴァンプ鈴森:
出てけって……
どういう意味?

神崎 玲子:

言葉の通りだ。
いくらフロントが画策しようが、
流れを作られようが……
ウチの社長が黙ってやられる
タイプだと思うか?
あえて見逃されていたんだろう。
「その方が面白い」
とか思っていそうだ。
あの人は、業界全体で考える
傾向があるからな。
すなわち……お前は、
いなくてもいいと
思われたという事だ。

ヴァンプ鈴森:

そんなーっ!
神崎さん
何とかして~っ!

神崎 玲子:

それだ。

ヴァンプ鈴森:

どれーっ!?

神崎 玲子:

杏菜。
お前が自分の力で
ここに残ろうとし……
足掻いたなら
手を貸してやっただろう。
しかし、
最初から私に頼ろうとする
その根性……
牙の無い吸血鬼など、
ウチにはいらん。

試合後

私は……

敗北時

対戦、ありがとうございましたっ!

山奥9
キャリア赤城:

ユーリの言いたかった事を
私なりに考えてみたんだ。
彼女は、
こう言いたかったに違いない。
お互いリングに
立ち続けていれば……
いつか、また交わるときが来る。
くよくよしていたって
仕方が無い! ってね!!
ですよね。
先輩!

石狩 みな:

あ……ああ。
そうだな。
………………………………
(まったく同じ事を、
 私が最初に言ったよな?)

試合前

スッキリしたところで……いくよっ!

勝利時

うん。気持ちは切り替えた。
当面の……
次なる目標を見つけたしね。
それは……あなたたちさ。
いつか、倒してみせるからね!
気づかせてくれたユーリにも、
後でお礼をいわなきゃ。

(夜の碑文谷公園)
ホワイトフェイス:

新団体……か。

ラヴ・オニキス:

うん、新団体はいいよー。
才能のある連中
ばっかりさ。
最初は「勇者」が
正規軍のエース。
彼女を中心にして、
新団体を「侵略」しにきた
モンスター軍団……
つまりヴァンプ鈴森率いる
ナイトメアを迎え撃つというのが
当面の筋書きになってるの。
ファンタジーでしょ?
もちろんその構図一色じゃない。
電撃ガールズや世界各地から
集められた強豪が集い、
状況に合わせて
主軸を変え展開する。

ホワイトフェイス:

なるほど。
そして、そのエースの命令で
このような切り崩し工作を
行っている……と?

ラヴ・オニキス:

まさか。
勇者様は何も知らないよ。
何せ勇者の名に恥じぬ
清廉潔白な人物だからね!
企てたのは私と……
ナイトメアを売り、
ウチのスタッフとして
働くことになってる
アンタの団体の
フロントの一部さ。
影から新団体をちょろちょろ
操るポジションになりたくてね。
とはいえ……
仲間(ジュエリーズ)は馬鹿な上に
信用できないからさー。
打算で手を組める
相方がほしかったんだよ。
アンタなら頼りになりそうだし。
悪いようにはしない。
星屑だかゴミ屑だか
しんないけどOKOK!
連中も高値で買うよう
はからってあげるよ。

ホワイトフェイス:

なるほど。
出来たての団体なら、
結構いいように
できそうだしね。

ラヴ・オニキス:

だろだろ?
二人でうまい汁吸おうぜー。
超吸おうぜー。

ホワイトフェイス:

なるほど、悪くない話だ。
損得勘定だけで考えれば、
とても悪くない話だ。
だが謹んで
ご辞退申し上げる。

リザルト

覚悟しておいてよ♪

敗北時

ふはーっ 爽快ーっ!!
都坂ユーリ

山奥10
都坂 ユーリ:

……うん……うん?
……ちょっと前に
あったばかりだけど……
一応、あいさつしておくね……
こんばんは、都坂ユーリです。
……………………………
……………
………………ものまね……
だったんだけど……あれ?
……おかしいな……
鉄板の業界ネタだったのに……
……仲間内では……
大爆笑だったんだよ?

試合前

あのね……ラッシャーが田園コロシアムでね……

勝利時

負けた……
ものまねはウケないし……
……負けるし……
今日は……散々……

(本社事務所)
神崎 玲子:

……杏菜はどうしてる?

正規軍ソニックファミリー家長
ソニックキャット

泣きながら
荷物をまとめてるのさね。

神崎 玲子:

そうか……

ソニックキャット:

そうかじゃないの!
かーわいそー、
かーわいそっ。
あんなちゃんてば、
かーわいそっ!
レーコちゃんは
言葉が足りないの!
もっとおんなのこには
優しく言って
あげないとハートが
ぢくぢくしちゃうのさね!

神崎 玲子:

半端に優しくしても
仕方がないだろう。
いや、半端に甘やかした
からこそのケジメだ。
あいつがナイトメアを
立ち上げたのは……
私の直下を離れたのは、
私を倒すと言ってくれたから。
私に引導を渡すのは
自分だ……と言い放ったから。
つい、嬉しくなって……
甘やかしてしまった。

ソニックキャット:

杏菜ちゃんも、
調子のりしーだものねー。

神崎 玲子:

だがあいつは……
逆境でこそ輝く素材だ。
泣きっぱなしで
終わるはずがない。
いつか、私の首を
獲りに来てくれる。
私はあいつを信じてる。

ソニックキャット:

ンモー。
だからそれを本人に
言ってあげれば
いいのにー。

試合後

次のネタ……どうしよう?

敗北時

……笑い……こらえてたんでしょ?

山奥11

……え?
赤城さんがお礼いってた?
……名とメアが出てくの……
どうでもいいって
私が言ってたから?
……あの人は……
いつも深読みしすぎる……
ホントに……
どうでもいいのに……
どうせ、すぐにやりあう……
あなたも……知らない?

試合前

まぁいいや……やろ……

勝利時

……知らないんだー……
……ふーん……
そのうち……教えてあげるね……

(トレーニングジム)
リトルデビル鈴木:

鈴森さんが泣いてるって
……どういうことなのだ?

雪女:

どうもこうもないわよ。
ハメられちゃったみたいなの、
私たち……
それで神崎さんにも
見捨てられたって。
もう、涙と鼻水だらけで……
見てられない。

リトルデビル鈴木:

なんなのだ……それ?
だって私は、
もう決まった話だって聞いて
他のレスラーも勧誘すれば、
ボーナスがもらえるって……

(夜の宿泊所)
ラヴ・オニキス:

「これは秘密だよ?
 秘密だけど、
 公然の秘密というやつかな。
 ボーナスには限りがあるから、
 早い者勝ちになると思うな」

(トレーニングジム)
雪女:

噂が、話が広がるのが
早くて……ね。
手の打ちようがなかったわ。
業界的には面白くても、
当事者としては
たまったもんじゃないというか。
こうなった以上。
仕掛けたヤツを
後悔させてやりたいというか
……

リトルデビル鈴木:

(……私のせいなのか?
 私のせいで、鈴森さんが
 泣いているのか?)

リザルト

くぅ……

敗北時

私に負けるようじゃ……ダメだよ?

山奥12
(夜の碑文谷公園)
ラヴ・オニキス:

あ、そう……
断るんだ?
こんないい話を断る
なんて欲が無いね。

ホワイトフェイス:

欲はあるよ?
そりゃ生きた人間だからね。
でもね、私はクラウン(道化師)なんだ。
人を騙しもするし、
驚かせもする。
けれど、不幸の涙を
流させてはいけないんだよ。
愚者ではあっても、
腐った人間には
なりたくないものでね。

ラヴ・オニキス:

あれぇ、おかしいなぁ。
喧嘩を売ってるように
聞こえるんだけど?

ホワイトフェイス:

そう聞こえるかい?
聞こえたのなら、
予想より理解力があるね。
花丸をあげよう。

(山奥の秘密特訓場)
都坂 ユーリ:

……さ……やろ……

試合前

これが……最後の挑戦……

勝利時

……うん?
……ああ……さっきの?
すぐにやりあうって
……意味……?
ほんとにそのまんまの
意味なんだけどなぁ……
説明すると……長くなるから、
その時になったら……
声をかけるね。

(夜の碑文谷公園)
ラヴ・オニキス:

スパーリング?

ホワイトフェイス:

ああ、そうだ。
ここでやって、万が一にも
警察沙汰になったら
お互い嫌だろう?
道場でのスパーリングなら、
何とでも言い訳が立つ。

ラヴ・オニキス:

ふん、くだらない。
お前のような雑魚、
やろうと思えば5分で
つぶせるぞ?

ホワイトフェイス:

それが口だけで
無いことを祈るよ。

ラヴ・オニキス:

……いいだろう。
後悔するなよ
言っておくが、
ジュエリーズの中でも
私は一つ抜けているんだ。
私を倒したければ……
滝沢なりソニックなり、
軍団のリーダー格でも
つれてくるんだな。

ホワイトフェイス:

必要ないね。
あとしばらくすれば……
ジムのリングもあくはずだ
恐れなくば、くるがいい。

ラヴ・オニキス:

私のものにならないなら
叩きつぶしてやるよ。
あんたは色々と
邪魔になりそうだからね。

リザルト

その時にまた……ね

敗北時

うん……うん!
リトルデビル鈴木

山奥13
マリア・ビアダレル:

乙女は誰もがオンリーワン!
いらっしゃい。
待っていたわ……
待ち焦がれていたわ。
そうよ私がビアダレル。
また来てくれて嬉しいわ。
さっそく私自身が
お相手しましょう。
と言いたかったのだけれど……
ちょっと事情が変わってね。
少し待ってて欲しいのよ。

リトルデビル鈴木:

お願いするのだ……
私にチャンスを
くれなのだ……
知らないこととはいえ、
鈴森さんを悲しませる手伝いを
してしまっていたのだ……
このまま、役立たずは嫌なのだ。
この団体の敵になる
私だけど……
短い間で良いから
私を鍛えて欲しいのだ!

マリア・ビアダレル:

もちろんOKよ。
OK以外の返答を
知らないわ。
そうよ私はビアダレル。
乙女の頼みは断れない女。
あなたは今まさに
芽吹こうとする新緑。
少し遅れた春の訪れ。
私は……
私を頼る女の子を
見捨てたりはしない。

リトルデビル鈴木:

ありがとうなのだっ!

マリア・ビアダレル:

そのかわり……
私の特訓は苦しいわよ。

リトルデビル鈴木:

少し手加減して
欲しいのだ!

マリア・ビアダレル:

…………………………
鍛えて欲しいのよね?

リトルデビル鈴木:

鍛えて欲しいけれど
苦しいのは嫌なのだ!
……だめか?

リトルデビル鈴木:

そこで駄目とは言わないのが
マリア・ビアダレル。
ふふふふ……
面白いわね。面白いわ。
その厚顔無恥さが、
あなたのオンリーワンなのね。

試合前

対戦相手に告ぐ! 全力を出す必要はないのだ!!

勝利時

い、いたいのだ…
もうちょっと
手加減して欲しいのだ。

(-インド某所-)
新団体所属レスラー
スジャータ

トパーズ。
そろそろ船の出る
時間デスヨ。

新団体所属レスラー
ラヴ・トパーズ

あら……
もうそんな時間?
うふふふっ。
久しぶりの日本だわ。
帰ったらたっぷり愛の
布教をしなきゃ。

スジャータ:

この国の秘術を
体得したトパーズなら
きっと出来マスヨ。

リザルト

世界は広いのだ……

敗北時

私は褒められてのびる子なのだ!

山奥14
雪女:

鈴木ー。
支度できた?
そろそろ向こうに
行かないと……

リトルデビル鈴木:

雪女さん……
後から合流するから
先に行って
欲しいのだ。

雪女:

そう……わかった……
早めに来るのよ?

リトルデビル鈴木:

時間が無いのだ……
手っ取り早く、
お手軽に強くして
欲しいのだ!

マリア・ビアダレル:

いいわ、その調子よ!
わがままっぷりよ!!
さあ、見ててあげるから
存分におやりなさい!

試合前

対戦相手に告ぐ! 全力を出す必要はないのだ!!

勝利時

いたい……いたいのだ……
こんなに痛いのは
もういやなのだ……
でも……

(夜のオープンテラス)
一ノ瀬 栞:

鈴森のことだけどさぁ……
もうちょっと優しく
言ってあげても
よかったんじゃないのぉ?

神崎 玲子:

皆に言われたよ。
……私自身、
焦りがあったのも自覚している。
女帝と呼ばれてから、
それなりの時も過ぎた。
私だっていつまでも
強くはいられない……
力が衰えて、
どうしようもなくなってから
王座を追われるなんて
ゴメンだ。

一ノ瀬 栞:

ふふ。そういう意味じゃ……
井上さんは幸せ者よね。
実際、玲子に
感謝してると思うわよ。
安心して頂点から下りることが
出来たんだもの。

神崎 玲子:

私も、期待してるんだ。
鈴森や日高、野々村……
それに、今まさに成長中の
連中に。
まぁ、それはそれとして……
あいつを泣かせた奴は
許さんがな。

一ノ瀬 栞:

いや、直接泣かせたの
玲子でしょ?
ま、でも……いいわ。
大丈夫よ。
そこも含めて、
玲子の思い通りに
してあげたから。

リザルト

でも……

敗北時

これなら……新しい団体で役に立てるのだ!

山奥15
ナレーション:

そして……
新団体はその形を作り始める

新団体暫定エース
ブレイブ勇子

ここが……
新しい団体のある街かぁ。

新団体所属レスラー
プリーステス聖光院

ここが……
私たちにとって
試練の場になると
いうことでございますね。

新団体所属レスラー
ブロディア

ギャハハハハ!
ここが新しい遊び場かーっ!

新団体ヒール側暫定トップ
ヴァンプ鈴森

絶対倒してやるんだからっ!
余所の団体の看板持って、
いつかその首
とっちゃうんだから!
ぐすっ……私を嫌ったこと、
後悔させてあげるんだから。

新団体所属チーム
電撃ガールズ

やっと、本番みたいだよ!
いよいよ、ですか。

新団体所属チーム
ネオ・ジュエリーズ

トパーズ、帰ってくるって!
インド人連れて!!
帰ってこなくていいのに……
返り討ちにしてやる。

(山奥の秘密特訓場)
リトルデビル鈴木:

ううっ!
もう時間が無いのだ!
はやく!
早く強くなりたいのだ……

マリア・ビアダレル:

ふふふ……
苦労する覚悟があれば、
早く強くなれるかも
知れないわよ?

リトルデビル鈴木:

嫌なのだ!
楽して強くなりたいのだ!
そこは譲れないのだ!!

マリア・ビアダレル:

……………………
グッドよ!
少女!!

試合前

早く私の経験値となるのだーっ!

勝利時

負けたのだ……
まだまだ私は弱いのだ……
ちく……しょう……

マリア・ビアダレル:

あらあら、気絶しちゃうなんて
仕方の無い子ねえ。
楽して強くなりたいくせに、
こんなにボロボロになって……
今回も、
良いものをみせてもらったわ。
頑張る女の子は、
誰もがやはり美しい。
そうよ私はビアダレル。
乗除の美を慈しむ女……

(夜のトレーニングジム)
ラヴ・オニキス:

待たせたかな?

ホワイトフェイス:

少しね。
……1人かい?
意外だな。
助っ人でも
連れてつれてくるかと (註:原文のまま)
思っていたのだが……

ラヴ・オニキス:

必要ないからだよ
ホワイトフェイス。
レスラーとしての
お前の実力は
せいぜい中堅。
言っただろう?
私を倒したいなら
軍団のリーダーでも
連れてこいってな。
さっさとリングにあがれ。

ホワイトフェイス:

断る。

ラヴ・オニキス:

………………は?

ホワイトフェイス:

私はスパーリングを
しないかと誘っただけで、
私がスパーリングするとは
言ってないよ。

ラヴ・オニキス:

はぁ?
今さら臆病風に吹かれたか?
だとしても許さないけどね!!

神崎 玲子:

違うな。
お前の相手は私だ。

ラヴ・オニキス:

かっ……神崎玲子ッ!
…………炎の女帝ッッ!?
何……この……
じょ……女帝がなんだってん……

(無言で威圧する女帝)

ラヴ・オニキス:

あ……
……や……
………………その………………

ホワイトフェイス:

喜びのあまり
言葉も無くしたかい?
無理も無い。
怒れる女帝に
拝謁する栄誉など、
滅多に賜れぬのだから。
礼には及ばない。
その栄誉に耐えられる
心が無ければ
潰れてしまうのだからね。
それでは、ごゆっくり。
そして、さようなら……

(徐々に暗転)

本当にあの梅は……
高くついた。

第二部・終

リザルト

新団体でも……ぬるく頑張るのだ!

敗北時

これならっ、ミドルデビルくらいは名乗れるのだ!

特設スカウト会話

桐咲姉妹・前半

1~3階
姉:

焦ることはありません。ゆっくり上がっていきましょう。

妹:

伝説のコーチかー……

姉:

ええ、普通、腕の良いコーチは才能のある選手について、さらに才能に磨き上げるものだけれど……あの人は別

姉:

埋もれている選手、伸び悩んでいる選手に積極的に関わって、眠れる才能を呼び起こすタイプ

妹:

埋もれている人を掘り起こすかー……意図しては、なかなかできないよね。

姉:

ええ、だからこそ彼女は現役でありながら「伝説」と言われるの。
彼女に言わせると、どんな人間にも才能は眠ってるそうよ。誰でも、才能の宿った卵を持って生まれるのだとか。

妹:

あー、何か前回聞いた気がする。その卵が孵った人が「天才」と呼ばれる人たちなんだよね。

姉:

ええ、マリアさんは言っていたわ。「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく」。

妹:

……何か、どっかで聞いたことがあるような?

姉:

「己の殻を破壊せよ。リングを革命する為に」

妹:

マリアさん、日本のアニメ見てるよね!? なんか逆さの城がでてくるようなやつ!!

姉:

さあ? でも、日本にもよく来ていたみたいだから見てても不思議ではないわ。

妹:

うーん。でもマリアさん凄いなー。私も0.5人前とか言われてるけど……

姉:

マイナス0.5人前ね。

妹:

私も0.5人前とか言われてるけど! マリアさんに教えられたら、有能な秘書になれるのかなー!

姉:

それは……どうかしら。マリアさんが引き出すのは、あくまでもレスラーとしての才能だから。

妹:

むむ、そうかぁ。残念。

エリアクリア後(15階15-4まで共通)
姉:

とりあえず、一区切りね

妹:

はひー、ちかれたー

姉:

まだ、この階にいますか?

妹:

早く先に行きたいような……休んでいたいような……

4~6階
姉:

まだまだ、先は長いですよ。

妹:

延々と同じ風景だと……こお、何か他のことをやりたくなるよね。配信とか配信とか……あと配信とか!

姉:

やるの?

妹:

うん、いくつか質問もたまってきたし。やるよー、ネット配信……ポチッとな!

姉:

(質問の準備、質問の準備……と)

妹:

はーい、全国一千万の男子小学生、女子小学生のみなさーん。真梨のなぜなにコーナーだよっ!

姉:

もうその挨拶、定番になっちゃったのね。

妹:

なっちゃったのでした! はい、おねーちゃん質問!

姉:

はい。「プロレスでは悪役の事を『ヒール』と呼ぶのだと始めて知りました。他にプロレスならではの言葉ってありますか?」 (注:始めて?初めて?)

妹:

うーん、プロレスならではかどうか分からないけど業界用語はあるよー。いっぱいあるよー! それじゃ、今回はそういった言葉を中心に説明していこう!

姉:

業界用語といっても……必ずしもすべての人がすべての用語を使うとはかぎらないけどね。

妹:

まあ、メジャーぽいのだけいっておけばいいんじゃないかなっ。

姉:

「ツープラトン」

妹:

2人がかりでの攻撃ね。タッグマッチの定番だよっ!

姉:

「ジュース」

妹:

血のこと。流血ねっ! アクシデントで流血した時なんかは「生ジュース」って呼ばれるよ。

姉:

「バンプ」

妹:

受身! とってもとっても大事!

姉:

「しょっぱい」

妹:

元々は相撲用語! 塩をまかれた土俵にねっころがったりする人……つまり、弱いレスラーを揶揄する言葉。そこからプロレス的に「お客さんを満足さる実力が無いこと」「つまらない」を指す言葉になったよ! (注:誤字?)

姉:

「ギミック」

妹:

レスラーの演じるキャラクターのこと! ナイトメアなんかはモンスターを模したギミックレスラーの集団だよね。そういう分かりやすいギミックの他にも「××姉妹」とか言いながら、実はまったくの他人ということも!

7~9階
姉:

今回、マリアさんに預けられた人選……なにか偏っていますね。

妹:

そうだねー。リリィさん以外、あまり目だった人がいない感じかなー。なんかリリィさんだけ特別って感じ。

姉:

思い当たることと言えば……リリィさんは今まで来日外人扱いだったけれど、今度団体所属になるんですって。

妹:

それでかー。

姉:

ええ。そのうち姉妹揃っての所属になるんじゃないかしら。

妹:

ライアン姉妹って、ギミック姉妹じゃないよね?

姉:

ええ。本当の姉妹よ。あれで他人だったらむしろ怖いわ。

妹:

似てるもんねー。

姉:

ええ。性格も……

妹:

そっか。リリィさんも日本に住むのか……こないだ、電撃のコンテストで大量の合格者が出ていたし。大所帯になるね

姉:

そうね……

妹:

おや?微妙な反応。

姉:

何か上の動きが怪しいのよねぇ。

妹:

上って……社長?フロント?

姉:

どっちもかしら。それぞれが何かで動いてる感じ。

妹:

うわ……やだなー。何か後で無茶振りされそう。

姉:

その時はその時で対応するしかないわね。

妹:

へーい。

10~12階
姉:

今回は、それぞれの軍団からお目付役も来てますね。

妹:

その、お目付役の人たちはマリアさんの訓練受けないのかな?

姉:

コーチするかどうかを決めるのはマリアさんだから。

妹:

才能あって、マリアさん的に食指が動かないとか?

姉:

そうかもね。

妹:

ふーん……まあいっか! それでは、真梨ちゃんの配信を再開するよーっ!!

姉:

まだやるの?

妹:

やる! 例えお姉ちゃんと戦うことになったとしても!

姉:

そう……

妹:

ジョ、ジョークジョーク! 何ファイティングポーズなんかとっちゃってるかなーっ!

姉:

何となく?

妹:

何となくで人生終わりたくないよっ! はいっ、質問読んで!!

姉:

はいはい。「電撃ガールズのライトニング未来さんは、本当に未来から来たんですか?」

妹:

そういう質問を正面からされたなら。業界の人間としてはこう答えるしかない! 「はい、そうです」とッッ!!

姉:

まあ、そうなるわね。

妹:

千葉の夢の国のネズミの人だって、みんなどういうものか分かってるでしょ? でも、もし公式に質問されたら「中の人なんかいませんよ」って答えると思うの。そういうこと。

姉:

ソニックさんは宇宙人よね。

妹:

あかりさんは魔法少女だし、鈴森さんは吸血鬼。これ、公式見解。

13~15階
姉:

もう一息です。がんばりましょう。

妹:

ふはー……エレベーター使えば一瞬なのに。

姉:

それじゃ意味が無いでしょう?

妹:

そりゃ、そうなんだけど……まあいいや。配信の続き、いくよーっ!

姉:

まだやるの?

妹:

やるっ!

姉:

はいはい。「コンテストの結果はいつ発表されますか? また、どこまで発表されますか?」

妹:

えーとね。時期的に……みんながこの配信見てるときにはもう出てる可能性あるけど……おそらく、次の記事の時に載っけてもらうことになると思います!

姉:

その方向で進めています。もし、真梨の発言が間違っていたときは申し訳ありません。その時は本人に責任をとらせますので。

妹:

ええっ、私のせいっ!? っていうか、責任ってどうとるの!?

姉:

古来より、責任の取り方なんて決まってるでしょう?

妹:

古来からの責任の取り方は、現代日本では認められてないと思うなーっ!
え、えっと……それからっ。電撃さんで発表されるのは、佳作入選の方々までです!どんなレスラーが参戦してくるか知りたい人は、電撃オンラインさんをチェックしてね!

姉:

そして、惜しくも入選に漏れた方々ですが……

妹:

眠らせておくいはとても惜しい人たちが一杯いるので、電撃さんの記事が出た後に公式HPまたはブログでそれなりに紹介します! 確約は出来ないけれど、そこからの敗者復活参戦もありえるかもっ!!

姉:

だそうです。おたのしみに~。

エリアクリア後
姉:

とりあえず、一区切りね

妹:

はひー、ちかれた

姉:

早く、先に進みたいわね。

妹:

まーまー。一休み一休み。
桐咲姉妹・後半

山奥1~3
姉:

足を踏み外すと危ないそうです。慎重に進みましょう。

妹:

っていうか、何でこんな所でトレ-ニングしてるの!?

姉:

何でも、ここは霊山でスピリチュアルな力が眠っているとか……

妹:

へー……

姉:

嘘だけど。

妹:

なんでサラっとそういう嘘つくかな!? 信じたよ。そういうもんなんだなって信じちゃったよ!!

姉:

まさか、簡単に信じるとは思わなくて。

妹:

ありそうじゃん! 実際にあるかどうかはともかく、そういうゲン担いでのトレーニング!

姉:

そういうのがまったく無いとはいわないけれど……主な理由は、最近の騒動ね。

妹:

あー

姉:

今やってる特訓は、ウチの秘密兵器を作ろうって意図もあるから。部外者の来づらい所にしたんじゃないかしら。

妹:

なるほどなー。

姉:

あ、そこの蛇は毒持ってるから気をつけるのよ?

妹:

ぎゃーっ! いることそのものに気づかなかったーっ! こわーっ! 山こわーっ!

エリアクリア後(山奥15-4まで共通)
姉:

とりあえず、一区切りね

妹:

はひー、ちかれたー

姉:

まだ、このあたりをさまよいますか?

妹:

さっさと先に行きたい……

山奥4~6
姉:

足を踏み外さないでくださいね。救助ヘリは高いらしいので……

妹:

ヘリ前提なのっ!?

姉:

結構険しい場所よ。一応宿泊所には電気水道が通っているけれど、ガスはプロパンだし。

妹:

プロパンかぁ……

姉:

携帯の電波は入らないし。

妹:

あっ、圏外! これじゃ配信コーナーできないじゃんっ!!

妹:

うう、PCがただの重い板になっちゃった……

姉:

いい機会よ。周囲の景色を楽しみながら進みましょう?

妹:

景色かあ……

姉:

ええ。いい所でしょう?

妹:

山の幸とかなっていればなあ。

姉:

また食い気……

妹:

いーじゃん。折角なんだから山の珍味とか~。

姉:

山の幸があっても、そのままで食べられそうなものはなかなか無いわよ。

妹:

果実とかは?

姉:

そういうのはだいたい秋じゃないかしら。

妹:

くっ……

山奥7~9
姉:

ここからしばらくは鈴を鳴らしながら進みますね

妹:

なんで?

姉:

熊が出るとか。

妹:

ぎゃーっ! もうここやだーっ!!

姉:

大丈夫。騒がしくしていると熊は寄ってこないらしいから。

妹:

ほんとに?

姉:

ええ、人に慣れた熊以外は。

妹:

……人に慣れた熊以外って?

姉:

人間のことを知らない熊かしら。

妹:

じゃあ、人に慣れた熊って?

姉:

人里に下りたり、人を襲ったことのある熊ね。稀に飼われている熊も含むわ。
特に人を襲ったことのある熊に対して鈴は「エサがここにいますよー」って合図になるとかならないとか。

妹:

そっちの方がやばい気がするんだけどーっ!?

姉:

真梨。

妹:

な、なに?

姉:

その昔、「熊殺し」ウィリー・ウィリアムスという空手家がいたのよ。

妹:

う、うん。名前は知ってる。

姉:

ウィリーと戦わせるためにスタッフが熊を檻から出したのだけれど。
熊が檻から出た途端、スタッフはウィリー1人を残して全力で逃げたと言うわ。つまり、熊と戦う人がいれば、他の人はただ逃げればいいの。

妹:

え、それって……

姉:

そういえば、マネージャーって逞しくて男らしいと常日頃から思ってました。

妹:

この流れでそんな事いうと真っ黒にしか感じないよお姉ちゃんーっ!

山奥10~12
姉:

随分とこの山にも慣れてきました。サクサク進めそうです。

妹:

こんな短時間で適応できるのお姉ちゃんだけだよー。

姉:

そお? 気構えの問題だと思うけど……

妹:

いや、無理……
それにしても、今回は現場振り回されてるねー。

姉:

そうね。現場が荒れて騒ぎになることはよくあるけれど……こういう形での政治的ひっかきまわしは珍しいわね。

妹:

よく受け止めたよねー……みんな。

姉:

この業界の人は、流れを大事にするタイプが多いから。
例え意に添わなくても、その方が「盛り上がる」と感じたらそっちの方へ突進しちゃう。そういうタイプが非常に多い業界。

妹:

芸人さんも、そういう傾向あるみたいだよねー。

姉:

そうね。良くも悪くも「エンターテイナー体質」というか……

妹:

わかるわかる。「押すなよ、絶対押すなよ」って言ってるから押さなかったら「何で押さないんだよ」って怒る感じ。

姉:

まあ、だからこそ……それを打算で利用する人は嫌われるのだけどね。

山奥13~15
姉:

最後まで気を抜かずに進みましょう。

妹:

そういえば、もうじき黄金週間……

姉:

世間の休日は、私たちの繁忙期よ?

妹:

分かってるよっ。
ただ、まだ私……その時期の展開聞いてないなーって。

姉:

あら、伝えてなかったかしら?

妹:

え、もう決まってるの?

姉:

ええ。
今度新しく出来る団体に、「旗揚げのご祝儀」を送るんですって。

妹:

ご祝儀?

姉:

さっそく新団体にちょっかいをかけるの。ウチから何人か切り込ませる形で。

妹:

早! 普通、そういうの相手団体のカラーが出来てからやるんじゃ……

姉:

裏切った連中の思うままにされたらシャクでしょ? だから社長、早速手配してたわ。

妹:

おとなげなー……ウチの社長、おとなげなー。

姉:

近いうちに、内部全員に通達があるんじゃないかしら……

エリアクリア後
姉:

今回はここまでね。

妹:

もう山はいやだー。

姉:

山の空気はおいしいわね。

妹:

空気以外のものも食べたいな-。