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GB版では、電源を入れてからのエンカウントパターンが固定化されており、疑似乱数を使用する関係で決められた順序で乱数を消費していけば戦闘中の行動順や敵の行動内容、ダメージや命中・回避の結果、ステータス成長やアイテムを落とすパターン、エスパーが特殊能力を覚えるパターンも必然的に固定化される。
そのため、戦闘後にセーブして電源を入れなおして再開し、同じエンカウントパターンの相手に全員が前回と同じ行動を選択すれば前回と全く同じ結果になるし、逆に行動を変えて乱数調整することでこれらの結果を任意に変えることできる。
あくまでも電源を入れなおしたときの話であり、【ソフトリセット】で再開した場合は乱数テーブルが変わるのでエンカウントパターンを含めてすべての結果が変わる。
初代GB実機であれば電源を入れて敵が出るフィールドに立った瞬間に1回目の戦闘(出てくる敵も場所により固定)が起きるため、非常にやりやすい。GBポケットやGBカラー、スーパーゲームボーイだと最初の出現パターンが異なる場合がある。
行動パターンさえ変えなければ2回目、3回目の戦闘でも乱数固定は続く。初代GBなら1回目の戦闘のあと4歩目で2回目、さらにもう1歩で3回目。
何番目のキャラのHP成長、もしくは行動によるパラメータ成長、もしくは特殊能力習得(【エスパー】のみ)という形で成長パターンが決まるので、並び替えを行うことで別のキャラにその乱数を流用することも可能。
武器種だけ変える(力成長⇒素早さ成長)ことで戦闘中の行動パターンさえ変わらなければ同じ乱数で他のパラメータを上げるということもできる。
同じタイプの行動(【単体攻撃】、【グループ攻撃】(重火器、魔法書)、【全体攻撃】、【技攻撃】(パンチ)、盾、回復)であれば耐性の影響がないかぎり使う乱数が同じになることが多い。
同じ乱数を使っても成長率が低いものは上がらない場合がある。防御以外はエスパーよりも【人間】の方が上がりやすく、同じ種族なら同じ乱数で同じように上がる。
まずは人間キャラで行動パターンを変えながら成長に使える高値の乱数を見つけ、並び替えてエスパーに流用できるか試すのが効率的だろう。
この方法で最も安定して上げられるのは【HP】であり、【力】・【素早さ】・【魔力】は繰り返し成長させていくと、1撃で倒せなかった敵を1撃で倒せるようになったことによって乱数がズレてパターンが変わったりする。
技攻撃の場合はそもそも残り回数が変わるとダメージレンジが変わるため、同じパターンを維持したければ同じ回数の技を複数そろえておくと安心。
また、素早さを成長させていると途中で行動順が変わってパターンが変わってしまう可能性もある。
武器アイテムをすべて外して戦闘中に行動できないようにしたキャラは、行動順がどこになろうが乱数を消費しないので成長パターンに影響を与える心配はない。
なお、戦闘中のパターンが多少変わっても結果として戦闘中に消費した乱数が同じであれば戦闘後の成長パターンは変わらない。
パーティメンバーや装備内容が同じであれば、一度中断してシナリオを進めても、また同じ場所に戻ってきて電源技を行えば同じパターンを呼び出せる。
最後に注意点であるが、GBの主電源を何度もON/OFFする性質上、セーブデータが消えるリスクと隣り合わせの裏技であることは留意して起きたい。
何度も電源技を繰り返して「俺TUEEE」しているとある日突然カーソルが「つづき」ではなく「はじめる」に合わさっていて
のテロップが流れて絶望するのはよくある光景。
そして当たり前だがやり過ぎるとゲームバランスは跡形もなく崩壊する。
