さて…俺と女が風邪をうつしあってから一月ほど
衣替えも終わり段々と暑くなっている最近だ
男友「だっりぃいいいいい」
そう言うな…俺だって嫌だ…
男「これが終わればお前の言う楽園が待ってるんじゃないか?」
男友「う…そうかもしれないが…」
女友「ほら、お馬鹿!しっかりやりなさいよね!」
無論俺のことじゃないだろ?
男友「ふぁーい、にしても結構暑いなぁ…」
女「男友?暑いのか?」ニタリ
男友「あぁ…意外と汗がd ブシュウウウ
男「あーあ…余分な事言うからw」
女に水をかけられて男友はびしょぬれだ
女「涼しくなったかあああ!?男もどうだああああ!?」
猛烈に断らせてもらう
男「断る!」
そう言って俺はサイドに上がる…
女「あ!逃げるなああああああ!!!」
俺たちは今学校のプール清掃をしている
よおおおおおおおし!
準備は万端!!後はKIAIだあああああ!!
キーンコーンカーンコーン
女「男おおおおおおおおおお!!!」
何時もとは違う時間だが、私はチャイムが鳴ると同時に男を呼び出した
男「ん?なんだ?こんな時間に」
女「いいからちょっとこおおおおおおい!!!」
ちょっぴり…大事なんだ…
そして私は屋上へ男を引っ張っていく
男「なぁ…次水泳で着替えないといけないんだが…」
ごもっとも…だが
女「私も水泳だぞ?忘れてるのか?」
男「あ、そうだったなw」
…よし
女「男おお!!ほんのちょっと…後ろ向いててくれ…」
男「ん?あぁ…」
スルスルスル
男「っな!脱いでるのか?」
女「良くわかったなぁぁあ!!いいぞおおお!!」
男「…」
恐る恐るこっちを向いてくる男が可愛い
女「どうだああああああ!!高校初の水着姿だああああ!!!!」
男「…どうだと言われても…」
女「男に一番初めに見せたかったんだあああ!!!!」
こいつはなんで…くそ…
男「…とととりあえず、遅れるわけにはいかないからさ」
どもってしまった…
男「プール行こうぜ?」
女「そうだなあああ!」
男「そのまま行くなよ?上に何か着ろよ?」
女「ぁ…そうだな///」
忘れてたのか…
男友「絶景絶景…」
お前何しに来たんだ?
まぁ…クラスの男子の視線の半数以上が…
女友に行ってるのは…悲しき男の性か…
授業はつまらなく、平泳ぎかクロールで永遠と泳がされていた
すると
先生「よし、お前ら掃除の褒美だ。残りは好き勝手遊んでろ」
サービス良すぎだろ先生
生徒『キタアアアアアアアアアアアア!!!』
お前らシンクロしすぎ
先生「ただし!」
生徒「…」ゴクリ
先生「授業中だからプール及びプールサイドから出ることは許さん」
生徒「いやっほおおおおおおおおおおおおお!!!」
奇声を上げながら飛び込む輩が数名
温泉と間違えてるのか入りながら雑談するの数名
2コース限定で邪魔されずに泳ぐ奴数名
そして俺は突然背後から飛びつかれ水に沈む
男はどこだ!いたあああ!!
女「男おおおおおおおおおおお!!!!」
飛びついた拍子に水泳帽が脱げるが気にしない
苦しそうな男が水面上に上がる
男「頼むから殺さないでくれよ…」
女「そんな事はしなああああい!!溺れたら私が助ける!!!」
男「助けてくれるのはいいが、原因はお前なんだからな」
そういって水をきるために髪の毛をかきあげる男
女「…」ニタァ
男「…何を笑ってるんだ?」
しまった、思わず顔が反応してしまった
女「なななな何でもないぞおおお!!」
そう言って恥ずかしさをごまかすために抱きつく
また私と男は水の中へ
女「ごぼぼぼぼ…ごぼぼごぼごぼぼぼごぼぼごぼぼぼ」
男!好きだ!好きで好きでたまらない!!
男には伝わらないだろうな…それでもいい…
笑顔の水泳の授業は、一瞬にして終わったような気がした
女友「誰だああああああああああああああ!?」ドギャ!
??「ぐぇ!」
??「逃げろ!!!散れ!散るんだ!!!」
女友「馬鹿かお前らああああ!!!」
覗きか?ま、男はそんなことすまい…
もし見たいと言うなら…私は…できるだろうか…
男「なんで俺も…はぁ」
ふざけるな…なんで俺も正座で授業受ける事になってるんだ…
覗きの犯人は男友とその他数名なのに…
男友「連帯責任じゃしょうがないなw」
何か奢らせてやる…くそ…
キーンコーンカーンコーン
女「男おおおおお!!って男も覗きに来たのかああああ!!?!」
男「違う…連帯責任だとよ…」
帰ろう帰ろう…っといたたたたたた…立てない…
男「あははは、痺れて立てないやw」
ッスと目の前に手が
女「捕まれ!」
男「ん、ありがと」
なんとか立ったは良いがふらついてしまう
男「うわわ」
女「大丈夫か?w」
女に支えられる…情けない…
ふわりと何かが匂う
男「ん?何の匂いだ?」
女「あぁ、女友から借りた何かのスプレーの匂いだろ。プール臭いよりはマシだと思ってな///」
女の子なんだな…あれだけ叫びまくっても…一応…
女「なぁ、そう言えば結局覗いた犯人って誰なんだ?」
男「男友とその連れ数人だな、何か奢らせてやる…」
そうか、女友の言った通りだったな…
女「あ、ちょっと女友にメールを送らせてくれ」
男「おぉ、って覗きについてか?」
女「そうだけど?」
男「…俺から聞いたって事は伏せとくように伝えるなら許可しよう」
なんでだ?まぁいいが
女「わかった」
P P P P P P P P P P P P P P P P P P P
ふぅ…なかなか慣れないもんだなぁ…
聞いてみようかな…どうしようか…
女「なぁ男おおお!?」
男「なんだ?」
女「男も…女の子の裸見たいのかあああ!!!?!?///」
男「…なんで突然そんなことを聞く」
女「覗きには来なかったようだがどうなんだろおおお!!とな…///」
男「別に…」
お?見たいと言うわけはないかぁ…
女「もし…見たいと思うなら…えん…遠慮なく言ってくれえええええええ!!!」
男「…」
言えるかよ…裸見せろ?自分が変態ですって言ってるようなものじゃないか…
女「私は…がんばるよ///」
顔を赤らめて下向く位なら言うな
男「…まぁ、覚えとくわ」
返答に困ったが…そう答えといた
女「お!おう!!」
いつか来るかもしれないしな…
その時には…使わせてもらうんだろうな…
EX
女友「男友く~ん?」
男友「なんだ気持ち悪いな…」
女友「覗きの犯人が偉そうな口利くな…」ボソ
男友「だだ誰がそれを!?」
女友「そんなのは誰でもいい…貴様の選択肢は二つに一つだ」
男友「っぐ」
女友「覗きのレッテルを貼られるか…言う事を聞くか…」
男友「なんでございましょうご主人様…」
女友「よろしい…」