聖霊石と神霊兵器/ゴースト

Last-modified: 2024-02-08 (木) 00:52:15
  • 会話1
    • ナレーション「仮面ライダーゴースト。眼魔(ガンマ)に襲われ命を落としたが幽霊となり、生き返るために眼魔と闘った幽霊の仮面ライダー。眼魔界での闘いを経て生き返り人生を謳歌していたが、ある日日本各地に現れた次元の歪みの影響により、再び幽霊となってしまった。元の人間の体に戻る為に、ゴーストは次元の歪みを調べに向かった。」
    • ゴースト「また幽霊になっちゃうなんて・・・今度は一体どうしたら生き返れるんだろう?」
  • 会話2
    • ゴースト「人に聞いてみようとしても、今の俺が話しかけても気付かれないかもしれないんだよな・・・お?なんだこれ?」
    • ゴーストが見つけたのは聖霊石だった。
    • ゴースト「眼魂(アイコン)とは違うみたいだけど・・・この光る石を手にしていると、何か、力がみなぎる感じがする・・・」
    • エルザ「それは君が、人間とは違う肉体・・・エーテル体の肉体を持っているからだろうね。」
    • ゴースト「え?君、俺のことが見えるの?エーテル体って、どういうこと?」
    • エルザ「悪いけど、その質問には答えられないな。君はここで、私に祓われなければならないからね。」
  • 会話3
    • エルザ「君からは魔族のような悪しき力は感じられない・・・仮面ライダーゴーストと言ったね・・・何者なんだい?」
    • ゴースト「俺は、一度殺されて幽霊になったことがある。色々あって蘇ったんだけど、この変な空の歪みが出来た時にその時と同じ幽霊になってしまったんだ。」
    • エルザ「おそらく、次元の歪みから流れてくる大量のエーテルを浴びた影響で、君の肉体が一時的にエーテル化しているのだろうね。過去に近い経験をした人ほど、影響力は強くなる。」
    • ゴースト「やっぱり、この次元の歪みを何とかしないと元の身体には戻れないのか・・・ところで、この石は何なんだ?」
    • エルザ「それは聖霊石の原石だね。次元の歪みから流れてくる、聖霊力を多く持つ物質だよ。エーテル体が持っていると、エーテルを補給することができるんだ。」
    • ゴースト「そうなんだ。ねぇ、この石・・・俺が持っておいてもいいかな?」
    • エルザ「本当はその聖霊石を回収することも任務に含まれているんだけど・・・君になら、預けておいてもいいかな。少なくとも一般人が手にするよりは安全だろう。よからぬ輩に奪われぬよう、しっかりと持っておいてくれ。」
  • 会話4
    • 頼子「あの~、そこの幽霊さん。ちょっといいですか?」
    • ゴースト「・・・・・・俺、もしかして普通に人から見える幽霊になってる?それともこの子がスゴイのかな?さっきのシスターさんみたいに・・・」
    • 頼子「貴方が持っている聖霊石の原石、譲って下さい。私の聖霊魔術の研究も進みますし、オカルト業界の活性化にもつながりますよ!幽霊さんのこともみんなに紹介してあげます!」
    • ゴースト「悪いけど、これは譲れない。それに俺はまた人間に戻るつもりだから、幽霊として紹介されるのはゴメンだな。」
  • 会話5
    • ゴースト「ホウキが喋った・・・!しかもすごく態度がデカくて、パワフルだな・・・」
    • ミケ「おのれ・・・幽霊ごときが、魔王ミケランジェロに歯向かいおって!次に会った時はタダでは済まさんぞ!」
    • 頼子「もぅ、ミケ!負けたんだからもうおとなしくしていて!・・・・・・ごめんなさい、うちのミケが失礼なことを言ってしまって・・・」
    • ゴースト「いいよいいよ、俺の相棒も口が悪かったし。そういう奴の方が根はイイ奴だって、俺ちゃんと分かってるから。」
  • 会話6
    • スペクター「・・・やはり、また幽霊になっていたか。タケル・・・」
    • ゴースト「マコト兄ちゃん!どうしてここに?」
    • スペクター「お前のように、一般人が幽霊になる現象が続発している・・・その事態の解決に来た。・・・生ぬるいやり方では手遅れになる。ここは俺に任せて、お前は大天空寺で待っていろ。」
    • ゴースト「俺は俺で、全力でやっている。それに力ずくでやったところで、上手く行くとは限らないだろ?」
    • スペクター「言っても分からないガンコさは相変わらずだな。大人しく引き下がらないのなら、俺にも考えがあるぞ!」
  • 会話7
    • スペクター「タケル・・・お前の覚悟、見せてもらった。良いだろう、ここはお前に任せよう。・・・だが残された時間は短いぞ。このまま次元の歪みを放置すれば、最悪はこの地の人々全てが幽霊化することもありうる。」
    • ゴースト「ありがとう、マコト兄ちゃん。絶対に次元の歪みを封じて、みんなを人間に戻してみせる!」
  • 会話8
    • ゴーストはクラリーチェと出会う。クラリーチェは聖霊石を持っていた。
    • クラリーチェ「仮面ライダーゴーストさん、初めまして。私、西欧聖霊庁のクラリーチェ・ディ・ランツァと申します。先ほどは、エルザがお世話になりました。」
    • ゴースト「どうも・・・って、お姉さん・・・何か俺に対して怒ってない?」
    • クラリーチェ「あらあら、そんな事ありませんわよ?私の大切なエルザに手を付けた貴方に、恐怖と苦痛と、死を誘う絶望を・・・この手で抉り込んで差し上げたいだけですわ?」
    • ゴースト「絶対怒ってるじゃん!悪いけど、今の俺はもう死ねないんでね!それに絶望なんてしてやるもんか!!」
  • 会話9
    • クラリーチェは持っていた聖霊石を落としてしまい、それをゴーストが拾った。
    • ゴースト「あ・・・聖霊石だ。そう言えば、俺もこれを預かってたんだよね。任務で集めているって言ってたし、返したほうがいいかな?」
    • クラリーチェ「あぁ・・・・・・何てことでしょう・・・ドレクスラー機関が集めている重要な重要な聖霊石の原石を落としてしまいました・・・でも、きっと正義の仮面ライダーさんが・・・・・・聖霊石が沢山集まっていると言われている種子島へと向かい、異変を解決してくれるはずですわ!・・・・・・私は帰って、エルザに慰めてもらいましょう♪」
    • ゴースト「何?今のわざとらしい情報。・・・・・・でも、種子島に行けばいいんだね?ありがとうクラリーチェさん!俺行ってくるよ!」
    • クラリーチェ「あらあら、素直でいい子ですわね~。押し付けるつもりでしたが、本当に彼なら何とかしてくれるかもしれませんわね。」
  • 会話10
    • ゴーストはクラリーチェの情報を元に、種子島に来た。
    • ゴースト「クラリーチェさんは、聖霊石が集まっているって言ってたな。・・・なら、強い力を感じるこの辺が目的地かな?」
    • シャルラッハロート「ここには、ドレクスラー機関が完成させた神霊兵器が格納されている。‥‥‥日本を沈没させるためのね」
    • そこには3つの聖霊石を持った少女が居た。
    • シャルラッハロート「私が持ってる聖霊石の原石は3個、貴方は2個、合わせて5個もあれば神霊兵器の起動エネルギーは足りる。」
    • ゴースト「・・・そうか、ドレクスラー機関はその為に次元の歪みを・・・それで苦しんでいる人が、どれだけいると思っているんだ!」
    • シャルラッハロート「‥‥‥私はきっと、機関に操られている。理由なんかない。ただ聖霊石の原石を集めてくることだけを考えていた。けど、それでいいじゃない。それで。ソフィーが私を追いかけてきてくれれば。ソフィーが私を止めてくれれば。それなのにソフィーは来ない!ソフィーじゃない!貴方、何なの!?死にたいの!?殺されたいの!?」
    • シャルラッハロートはゴーストに問いかけた。
    • シャルラッハロート「ソフィーがいない世界なんて滅んじゃえ。滅んで壊れてみんな死んじゃえ。それって最高!あははははははははは!」
    • ゴースト「俺やアランやマコト兄ちゃん、皆がそれぞれの命を燃やして守った世界・・・俺が護ってみせる!」
  • 会話11
    • シャルラッハロートはゴーストに敗れた。
    • ゴースト「君も戦いたくて戦ってる訳じゃ無かったのに、手荒なことをしてごめん。でも俺はドレクスラー機関の計画を止めたい。どうすればいい?」
    • シャルラッハロート「ドレクスラー機関が某大戦から数十年かけて復活させ、完成された神霊兵器‥‥‥もう止められないんじゃないのかなぁ?」
    • 聖霊石の原石は全て何処かに飛んで行く。
    • ゴースト「!?・・・俺が持っている聖霊石にまで干渉するなんて・・・どんな力が働いているんだ?」
    • シャルラッハロート「死んじゃえ死んじゃえ。みんな死んじゃえ。死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね私も死んじゃえ‥‥‥あはははははははは!!」
  • 会話12
    • シャルラッハロートによって起動した神霊兵器がゴーストの目の前に見えていた。
    • ゴースト「くっ・・・!これが神霊兵器・・・・・・なんて大きさだ・・・!」
    • 「聖霊エネルギー供給源、聖霊核接続。1番、2番、3番、4番、5番、接続完了。聖霊エネルギー補給開始」
    • 神霊兵器の各部が機動し始める。
    • 「特殊聖霊貫通弾「グングニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。弾頭聖霊コーディング起動。8連聖霊クラスターロケット「スレイプニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。」
    • 神霊兵器は富士山火山の方角を見る。
    • 「日本列島沈没作戦攻撃座標指定、FJ35-2139YM138-4339、富士山火口設定完了。」
    • 神霊兵器は起動する。
    • 「神霊兵器「ラグナロク」設定完了。グングニル充慎完了までカウント30。スレイプニル充慎完了までカウント60。ラグナロク射出までカウント70。‥‥‥69‥‥‥68‥‥‥67‥‥‥66‥‥‥65‥‥‥64‥‥‥63‥‥‥62‥‥‥61‥‥‥」
    • ゴースト「お前たちは、人の尊い命をどれだけ踏みにじれば気が済むんだ!神霊兵器・・・・・・俺が絶対に止めてやる!命・・・燃やすぜ!!!」
  • 戦闘後
    • 「聖霊エネルギー補給源、喪失。聖霊エネルギー補給不能。防衛システム沈黙。」
    • ゴーストに聖霊石の原石を破壊された神霊兵器は崩れ始める。
    • 「オーディン、スレイプニル、グングニル、聖霊エネルギー充填シークエンス停止。神霊兵器「ラグナロク」射出シークエンス、実行不能、緊急停止。」
    • ゴースト「これが・・・人の命が持つ無限の可能性の力だ!」
  • クリア後
    • その後、各地の次元の歪みは各国聖霊庁の聖女の働きにより閉じられ、天空寺タケルを含む「人間の幽霊化」の現象も全て解決した。
    • 数日後
    • 大天空寺を、エルザとクラリーチェが訪れた。
    • エルザ「やぁ。私たちは次の任務の為にしばらく日本を離れる予定だから、その前にお礼を言いに来たよ。ドレクスラー機関の野望を未然に防いでくれたこと、感謝するよ。」
    • ゴースト「次元の歪みを封じてくれてありがとう。おかげで俺も人間に戻ることができたよ。」
    • クラリーチェ「いえいえ、仮面ライダーさんが神霊兵器を破壊してくれたから、私たちも歪みを閉じる活動に専念できたので、お互い様ですわ♪」
    • お腹の音が鳴る音が聞こえる。
    • ゴースト「・・・ゴメン。このところ忙しくてゆっくり食事をとる暇も無かったから・・・でもやっぱり、お腹が減るって、良いなぁ。」
    • エルザ「そうだね。食事が摂れること、それこそが人間が生きている証とも言えるからね。・・・良かったら、あんぱんでも食べるかい?」
    • ナレーション「こうして、次元の歪みを発端とする不可思議な事件は解決し、ドレクスラー機関の日本沈没作戦も阻止された。これからもこの世の『命』を繋ぎ、人の未来を守るため・・・仮面ライダーゴーストは闘うのであった。」