聖霊石と神霊兵器/デミトリ・マキシモフ

Last-modified: 2024-04-22 (月) 08:18:42
  • 会話1
    • ナレーション「デミトリ・マキシモフ。かつて魔界の覇権を手にするべく、魔王ベリオール・アーンスランドに戦いを挑んだ末に追放された人間界にて力を蓄え、太陽光をも克服した吸血鬼(ヴァンパイア)の魔界貴族。日本に発生した大量の次元の歪みから放出されるエーテルに興味を持ち、日本を訪れる。」
    • デミトリ「ククク、心地よい力の流れを感じる・・・この力に惹かれ集う者の血を堪能するとしよう」
  • 会話2
    • リリカ「よーし、1個ゲーット!さ~て、次はどこに探しに行こっかな~!」
    • デミトリ「フフフ・・・お嬢さん、独りかな?よろしければ、今宵の私のダンスパートナーとなってくれないかね?」
    • リリカ「・・・・・・・・・(なにコイツ。キモッ)」
    • デミトリ「恐怖で声も出ぬようだな。だが安心したまえ、その恐怖もすぐに快楽へと変わる。私のしもべとなることによってな!」
    • リリカ「・・・ウッザ。何かムカつくし、これってぶっ飛ばしてもセートーボーエーってヤツだよね?」
  • 会話3
    • リリカ「こ、こいつ魔族じゃん・・・しかもめっちゃ強い・・・マジヤバッ!!」
    • デミトリ「その羽・・・魔族と人間のハーフか。・・・今日はカクテルでは無く、純粋な人間の乙女の血を飲みたかったのだが・・・まぁ良い。今宵は君の血で乾杯といこう」
    • リリカ「私の血!?うわーっ、こっち来んな―ッ!!!!」
    • リリカは無我夢中で手にしていた聖霊石を投げつけるが、デミトリはそれをキャッチする。
    • デミトリ「これは・・・?魔界から流れてきた石か。手にしているだけで魔力が満ちていく感覚がする・・・」
    • リリカ「?・・・・・・アイツ、私が投げた聖霊石に気を取られてる感じ?・・・チャ~ンス!」
    • デミトリの隙を突いて、リリカはその場から逃げ去った。
    • デミトリ「ほう、人間界ではこんな石ころを聖霊石と呼んでいるのか。彼女もこれを集めていたな・・・フッ、ならばこの石を獲物をおびき寄せる罠として使うとするか」
  • 会話4
    • クラリーチェ「・・・デミトリ・マキシモフ公。お姿を拝見するのは初めてですが、貴方の噂はかねがね聞いておりました」
    • デミトリ「・・・人間界の極東の地で魔族に出遭えるとはな。珍しい夜もあるものだ。何者だ?名乗りたまえ」
    • クラリーチェ「クラリーリェ・ディ・ランツァと申します。元はミケランジェロ公に仕えるしがない魔族でしたが、今は人間界(こちら)で西欧聖霊庁のシスターをやっております」
    • デミトリ「ミケランジェロ・・・知らんな。低級魔族やその従者の顔など、道理で覚えていないはずだ。その魔族崩れのシスターが、この私に何の用だ?」
    • クラリーチェ「西欧聖霊庁より貴方の討伐命令が出ましたから・・・というのは建前です。マキシモフ公、貴方フェルフネロフ公のお嬢様にいたずらなさったそうですわね。彼女をからかうのは私の特権ですのよ?いくら高位の魔族と言えど、勝手なことをされては私もぷんぷんしちゃいます!」
    • デミトリ「・・・つまりは私があの少女に手を出した恨みを晴らしたい、ということか。フン、下らないことで立場の違いも弁えず突っかかる・・・だから貴様は低級魔族なのだ!」
  • 会話5
    • デミトリ「同じ魔族でも格の違いというものがあるのだよ。マナーを知らぬ無礼者にはこれ以上付き合えん」
    • クラリーチェ「およよ・・・私もいじめられちゃいましたわ。ですがマキシモフ公、これで貴方は私の一番の親友の怒りを買いました。お覚悟なさいませ♪」
  • 会話6
    • エルザ「・・・・・・止まれ。デミトリ・マキシモフ」
    • デミトリ「ほう、人間にしてはなかなかの殺気・・・討伐者(ハンター)か。何故わざわざ声をかける?私をデミトリ・マキシモフだと知っているのなら容赦なく襲いかかってくればよいだろう」
    • エルザ「お前たち魔族と一緒にするな。私はフェアじゃない闘いをするつもりはない。準備ができたならそちらからかかってこい。私はエルザ・ラ・コンティ・・・・・・西欧聖霊庁の悪魔祓い(エクソシスト)として、そしてクラリーチェ・ディ・ランツァの友として、お前を討つ!!」
    • デミトリ「その悍ましき憎悪の感情、気に入った。少し遊んでやろう・・・Let’s play!!」
  • 会話7
    • エルザ「くっ、何ということだ・・・私の悪魔祓いの技が、通じないなんて・・・!」
    • デミトリ「悲観しなくてもよい。君が弱いわけではない。私が100年の時を経て強くなり過ぎた・・・ただそれだけの話だ。では、魔族を忌み嫌うハンターの血・・・じっくりと味わうとしよう」
    • エルザ「そこまで好きにさせるつもりはないよ・・・これでありったけだ、受け取れっ!」
    • エルザは隠し持っていた大量の聖水の瓶をデミトリに叩きつけ、その隙に逃げ去った。
    • デミトリ「・・・フン、小賢しいマネを・・・まぁ良い。この聖霊石を持つ限り、新しい獲物はまたやって来るだろう」
  • 会話8
    • デミトリはモリガンと出会う。モリガンは聖霊石を持っていた。
    • モリガン「あら、久しぶりの人間界なのに、嫌な顔に会っちゃったわ」
    • デミトリ「モリガン・アーンスランド・・・何故貴様もその石・・・聖霊石を持っている!」
    • モリガン「たまたま使い魔が拾ってきただけよ。それにこれ、大層な名前がついているけどただの魔界にある石ころじゃない」
    • デミトリ「その魔界の石ころが、人間どもをおびき寄せる格好のエサとなるのだよ。その価値が分からぬ者が持っていても仕方が無かろう。貴様の命と共に私が奪ってくれる!」
    • モリガン「あら、お熱いこと。人間界でうざったいしがらみを取り除くというのも、悪くないわね」
  • 会話9
    • デミトリはモリガンに勝利し、彼女から聖霊石を奪い取った。
    • モリガン「興が削がれたわ。そんな石、勝手に持っていけばいいじゃない」
    • デミトリ「本気を出していないお前を倒しても、何の意味も無い。いいか、アーンスランド家現当主モリガンよ。次に我々が合う時は、魔界の覇権争いに決着を着ける。そのことをよく覚えておけ・・・!」
    • モリガン「はいはい。じゃあね、次は魔界で楽しい時を過ごしましょう」
  • 会話10
    • デミトリはヴァイスと出会う。
    • ヴァイス「民間人、警告する。違う‥‥‥そこの貴方、お願いです。作戦行動の阻害は強制排除、いえ、私の邪魔をしないでください‥‥‥?」
    • ヴァイスはデミトリに警告してきた。
    • ヴァイス「‥‥‥一般的な日常会話は失敗率が高い‥‥‥その聖霊石の原石における所有権を放棄、原石を置いて、撤退。立ち去ってほしい」
    • デミトリ「この聖霊石が欲しいのかね。よかろう。だが、対価として君のその血を頂くことになるが・・・?」
    • ヴァイス「交渉の余地無しと判断、無力化し、奪取…ではなく‥‥‥こちらの要求に応じないのならば手荒く譲ってもらいたい‥‥‥できた!」
  • 会話11
    • ヴァイス「敵対対象、魔族と確認。・・・現時点での戦力での無力化は困難と判断し、作戦内容を一部変更して続行する・・・!」
    • デミトリ「ほう、ただの人間のようでもあり、此方側(ダークストーカーズ)に近い存在でもある・・・珍品だな。さぞかし血の風味も珍しかろう・・・」
    • ヴァイスは何か呟いていた。
    • ヴァイス「魔族の所有する・・・貴方の持っていた聖霊石の原石は譲ってもらった。私は次の任務に向かう」
    • ヴァイスは立ち去った。
    • デミトリ「そう何度もやすやすと逃がすと思うか!レア物の血・・・一滴残らず私のものだ!」
  • 会話12
    • デミトリはヴァイスを追って種子島に来た。ヴァイスはある人物と出会っていた。
    • ヴァイス「シャルラッハロート、ここにいたのか。消息を絶ったのは機関の最後の計画を阻止する為だと予測していたが」
    • シャルラッハロート「そう、神霊兵器の起動を阻止する。ソフィー、貴女のいる世界を護るために。私と、貴女の、世界を護るために」
    • ヴァイス「何故、単独で動いた?私とふたりで作戦にあたれば、速やかに解決でき」
    • シャルラッハロート「私は貴女のためにひとりで行動した!それなのに貴女は追いかけてくれない!私の為に、動かない!私の為に!」
    • するとシャルラッハロートはヴァイスを拘束し、聖霊石の原石を全て奪った。
    • ヴァイス「シャル‥‥‥ラッハ‥‥‥ロート‥‥‥放せ‥‥‥どうした‥‥‥?聖霊石の原石を‥‥‥どうする気だ‥‥‥?」
    • シャルラッハロート「このまま貴女を殺して私も死ねば、私たち、ずっとずぅっと、一緒でしょ?貴女は私のもの、私は貴女のもの‥‥‥それなのに」
    • シャルラッハロートはデミトリを見る。
    • シャルラッハロート「邪魔する奴がいる‥‥‥ソフィー、待っててね。先に殺さなきゃいけない奴がいるから」
    • ヴァイス「‥‥‥何を言ってる?私たちは機関から解放された。もう誰も殺す必要もない!」
    • デミトリ「メインディッシュが一皿増えた所で、私には何の問題も無い。2人まとめて賞味してやろう!」
  • 会話13
    • シャルラッハロートはデミトリに敗れた。
    • ヴァイス「シャルラッハロート・・・逃げ・・・ろ・・・!!せめて、お前だけでも逃げ延びてくれ・・・!」
    • シャルラッハロート「やだよ・・・ソフィー、私たち2人はどこでも一緒。貴女が死ぬときは私も死ぬ・・・・・・これ以上はもうダメなんだから・・・一緒に死のう?・・・・・・あいつも、神霊兵器で・・・道連れにしてやるから・・・!」
    • デミトリ「悲しむことは無い。君たちの麗しい友情に免じて、2人まとめて我が闇のしもべとして、永遠の時を2人で生きる権利を与えようではないか」
    • 聖霊石の原石は全て何処かに飛んで行く。
    • デミトリ「・・・ム?何やら強力な力を感じる・・・何が起きている?」
  • 会話14
    • シャルラッハロートによって起動した神霊兵器がデミトリの目の前に見えていた。
    • デミトリ「これが、人間どもの造り出した最終兵器ということか?なんと無粋な・・・・・・」
    • 「聖霊エネルギー供給源、聖霊核接続。1番、2番、3番、4番、5番、接続完了。聖霊エネルギー補給開始」
    • 神霊兵器の各部が機動し始める。
    • 「特殊聖霊貫通弾「グングニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。弾頭聖霊コーディング起動。8連聖霊クラスターロケット「スレイプニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。」
    • 神霊兵器は富士山火山の方角を見る。
    • 「日本列島沈没作戦攻撃座標指定、FJ35-2139YM138-4339、富士山火口設定完了。」
    • 神霊兵器は起動する。
    • 「神霊兵器「ラグナロク」設定完了。グングニル充慎完了までカウント30。スレイプニル充慎完了までカウント60。ラグナロク射出までカウント70。‥‥‥69‥‥‥68‥‥‥67‥‥‥66‥‥‥65‥‥‥64‥‥‥63‥‥‥62‥‥‥61‥‥‥」
    • デミトリ「戦処女(ウァルキュリア)の娘共の血を食らう前の前菜だ・・・軽く片付けてくれるわ!」
  • 戦闘後
    • 「聖霊エネルギー補給源、喪失。聖霊エネルギー補給不能。防衛システム沈黙。」
    • デミトリに聖霊石の原石を破壊された神霊兵器は崩れ始める。
    • 「オーディン、スレイプニル、グングニル、聖霊エネルギー充填シークエンス停止。神霊兵器「ラグナロク」射出シークエンス、実行不能、緊急停止」
    • デミトリ「下らんな・・・所詮下等な人間の造ったもので、この私を倒すことなどはできんのだよ!」
  • クリア後
    • 数日後
    • ペトラ「起動したはずの神霊兵器は次元の歪みと共に消失、同時にヴァイスとシャルラッハロートの2人も姿を消した・・・そして、クラリーチェにエルザ、あの2人を退けた魔族、デミトリ・マキシモフも日本から姿を消している・・・あまりにもタイミングが一致しすぎている。まさか・・・・・・」
    • ゼニア「そのまさかが当たってしまったな。あの2人らしき人物がトランシルバニアで見つかったと報告があった。信じられんが、あの人為聖女たちがその魔族に捕まり拉致されたということだ」
    • ペトラ「・・・・・・!!すぐに2人の奪還に向かいます!」
    • エルザ「ペトラ、私たちも同行するよ。あの吸血鬼(ヴァンパイア)への対策も十分に施した。今度こそは負けない!」
    • クラリーチェ「私たちの友であり家族である2人に手を出した罪・・・マキシモフ公にはたっぷり償っていただきますわ」
    • トランシルバニアの森の奥深くの居城の一室に、デミトリは滞在していた。
    • デミトリ「ほぅ、西欧聖霊庁とやらが私のしもべを奪い返すために本腰を上げたか。面白い・・・聖女どもめ、いつでも来い。返り討ちにして、全員の血を私が飲み干してやろう!」
    • ヴァイス「デミトリ様・・・戦闘の際は、是非この私に戦わせてください・・・あなた様が血を飲みやすいよう、敵の全身を切り刻んでくれましょう・・・」
    • シャルラッハロート「あァんソフィー、仲間外れにしないで。貴女がやるなら私も手伝う。この城に来たやつみーんな鎖で吊るしてズタズタにしちゃうんだからぁ!アハハハハハ!!!」
    • デミトリ「ククク、頼もしいことだ・・・聖女と戦処女の殺し合いを眺めるのも、また一興か・・・せいぜい丁重に客人をもてなしてやることだ!フハハハハ!!!!」
    • 戦処女(ウァルキュリア)の血を吸い、彼女たちを下僕としたデミトリ・マキシモフ。彼を討たんと終結した聖女たちが、デミトリを討伐し、仲間を救出し、闇の洗脳を解くことはできるのであろうか・・・?