聖霊石と神霊兵器/レイナ・ヴァンス

Last-modified: 2024-01-28 (日) 14:46:57
  • 会話1
    • ナレーション「レイナ・ヴァンス。貴族「ヴァンス伯爵家」の第一継承者だが、リスティの生き方に感化され、継承権を放棄して旅に出た。
      ある日発生した次元の歪みに巻き込まれ、漂流したレイナがたどり着いたのは、並行世界(パラレルワールド)だった。
      そこで聖女と出会ったことで彼女の運命が動きだす」
    • レイナ「見た事ない建物や物があんなに・・・此処は一体?」
  • 会話2
    • レイナ「?・・・これは・・・」
    • レイナが拾ったのは聖霊石だった。
    • クラリーチェ「そこのお人、お待ちなさい」
    • レイナ「!?・・・あなたは誰?見た感じは聖女に見えるけど・・・」
    • クラリーチェ「私達は政府の密命を受けた者と言っておきます。悪い事は言いません。今すぐにそれをこちらに渡してください」
    • レイナ「待って!此処は何処なの、この石が何か関係あるの!?」
    • クラリーチェ「その質問に答えることは出来ません。これ以上こちらの邪魔をするのなら実力行使を行います」
  • 会話3
    • レイナ「はぁ・・・唯の聖女じゃないと思っていたけど・・・強かった」
    • クラリーチェ「貴女も中々の強者のようですね」
    • レイナ「教えて・・・此処は何処、この石は何なの?」
    • クラリーチェ「教えましょう。それは聖霊石・・・日本上空に発生している次元の歪み・・・これを封じる為に必要な高純度のエーテル体の結晶です」
    • レイナ「聖霊石・・・」
    • クラリーチェ「この空にある歪みは聖霊界などの異世界に繋がり、超常現象をこの地に引き起こし、あらゆる物をこの世界に引き寄せています」
    • レイナ「そういえば・・・私もあれに飲まれて此処に・・・じゃあ」
    • クラリーチェ「成程・・・貴女は次元の歪みに飲まれて此処に来たのですね。でしたらレイナさん、貴女に聖霊石を預けます」
    • レイナ「えっ良いの?」
    • クラリーチェ「はい、それは貴女が元の世界に戻るのに必要になります。それに貴女の様な強い人が持っていた方がいいかもしれませんしね。どうかお願いします」
    • レイナ「分かった。聖霊石は私が持っておくわ」
  • 会話4
    • エルザ「そこの君、ちょっといいかい?私は西欧聖霊庁ローゼンベルク支部のエルザ・ラ・コンティという者だ」
    • レイナ「聖霊庁?」
    • エルザ「お願い、どうかその聖霊石をこちらに譲ってほしい。それは危険な物なんだ」
    • レイナ「それは出来ないわ・・・これはクラリーチェから」
    • エルザ「クラリーチェ!?どうしてその名を・・・まさかクラリスから略奪したのか!?」
  • 会話5
    • エルザ「そうか・・・クラリスが君に」
    • レイナ「うん、私も元の世界に帰るためにも集めているの」
    • エルザ「分かった。彼女が信頼して渡したのなら何も言わない。聖霊石は任せるよ」
  • 会話6
    • レイナはクローデットと出会う。クローデットは聖霊石を持っていた。
    • レイナ「姉様!?それに何で聖霊石を!?」
    • クローデット「レイナか・・・妙な渦に飲まれて此処に来たらまさかお前に会えるとはな。この石は先程見つけた。その時にこの女と戦闘になったがな」
    • クローデットの足元にクラリーチェが倒れていた。
    • レイナ「クラリーチェ!姉様、どうして彼女を!?」
    • クローデット「言ったはずだ、この女と戦闘になったと・・・そしてレイナ、貴様を捕獲する!」
  • 会話7
    • レイナ「ごめんなさい。姉様が酷い事を」
    • クラリーチェ「いいえ、私も貴女を守ろうとしたまでです」
    • 2人の元にエルザが現れる。
    • エルザ「2人共、此処に居たんだ!」
    • レイナ「どうしたの?」
    • エルザ「種子島に異常に高い聖霊力が検出されたんだ!おそらく大量の聖霊石がそこに集まっているらしい!」
    • クラリーチェ「でしたらすぐに・・・うっ」
    • レイナ「私が代わりに行くわ、クラリーチェは休んで。エルザ、案内して」
  • 会話8
    • 同行するエルザが感じる強い聖霊力を辿り、レイナは種子島に来た。
    • レイナ「此処が聖霊石が集まっている場所なのね・・・聖霊石は何処に?」
    • エルザ「!?君が何で此処に居るんだ、シャルラッハロート!」
    • シャルラッハロート「ここには、ドレクスラー機関が完成させた神霊兵器が格納されている。‥‥‥日本を沈没させるためのね」
    • レイナ「神霊兵器って何?・・・それは何なの?」
    • そこには3つの聖霊石を持っている少女が居た。
    • シャルラッハロート「私が持ってる聖霊石の原石は3個、あなた達は2個、合わせて5個もあれば神霊兵器の起動エネルギーは足りる。」
    • エルザ「此処に神霊兵器が在るのか、それは何処に隠されているんだ!」
    • シャルラッハロート「‥‥‥私はきっと、機関に操られている。理由なんかない。ただ聖霊石の原石を集めてくることだけを考えていた。けど、それでいいじゃない。それで。ソフィーが私を追いかけてきてくれれば。ソフィーが私を止めてくれれば。それなのにソフィーは来ない!ソフィーじゃない!あなた達、何なの!?死にたいの!?殺されたいの!?」
    • シャルラッハロートはレイナとエルザに問いかけた。
    • シャルラッハロート「ソフィーがいない世界なんて滅んじゃえ。滅んで壊れてみんな死んじゃえ。それって最高!あははははははははは!」
    • レイナ「そんな事はさせない!貴女を止めてみせる!」
  • 会話9
    • シャルラッハロートはレイナに敗れた。
    • レイナ「正気に戻って!貴女自身はこんな事望んでないはずよ!」
    • シャルラッハロート「ドレクスラー機関が某大戦から数十年かけて復活させ、完成された神霊兵器‥‥‥もう止められないんじゃないのかなぁ?」
    • 聖霊石の原石は全て何処かに飛んで行く。
    • エルザ「何だ!?聖霊石が飛んでいく‥‥‥どうして‥‥‥?」
  • 会話10
    • シャルラッハロートによって起動した神霊兵器がレイナ達の目の前に見えていた。
    • レイナ「これが神霊兵器・・・この世界の人がこんなものを造り上げたの?」
    • 「聖霊エネルギー供給源、聖霊核接続。1番、2番、3番、4番、5番、接続完了。聖霊エネルギー補給開始」
    • 神霊兵器の各部が機動し始める。
    • 「特殊聖霊貫通弾「グングニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。弾頭聖霊コーディング起動。8連聖霊クラスターロケット「スレイプニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。」
    • 神霊兵器は富士山火山の方角を見る。
    • 「日本列島沈没作戦攻撃座標指定、FJ35-2139YM138-4339、富士山火口設定完了。」
    • 神霊兵器は起動する。
    • 「神霊兵器「ラグナロク」設定完了。グングニル充慎完了までカウント30。スレイプニル充慎完了までカウント60。ラグナロク射出までカウント70。‥‥‥69‥‥‥68‥‥‥67‥‥‥66‥‥‥65‥‥‥64‥‥‥63‥‥‥62‥‥‥61‥‥‥」
    • レイナ「此処で止めないと取り返しのつかない事になる・・・一人の戦士として止めてみせる!」
    • クローデッド「お前一人では無理だ。・・・助太刀してやろう。」
    • レイナ「姉様!?・・・いえ、今は水に流しましょう。助力感謝します!行きましょう!」
  • 戦闘後
    • 「聖霊エネルギー補給源、喪失。聖霊エネルギー補給不能。防衛システム沈黙。」
    • レイナに聖霊石の原石を破壊された神霊兵器は崩れ始める。
    • 「オーディン、スレイプニル、グングニル、聖霊エネルギー充填シークエンス停止。神霊兵器「ラグナロク」射出シークエンス、実行不能、緊急停止」
    • レイナ「勝ったのね・・・良かった」
  • クリア後
    • ナレーション「神霊兵器に備わった聖霊石がレイナに破壊された直後、突如種子島上空の次元の歪みから光が降り注いだ。
      強烈な光が消えた後、レイナとクローデッドの姿はそこには無かった。残されたエルザは理解のできぬ出来事に困惑しながらも、気を失っているシャルラッハロートを保護してその場を後にした。」
    • 光に包まれたレイナが目を開ける。
    • レイナ「ここは・・・?」
    • レイナが周囲を確認すると、そこは森の中だった。夜空には次元の歪みは現れていない。
    • レイナ「・・・帰ってこれたんだ」
    • クローデッド「・・・そのようだな。今日の所はこのまま引き下がるとしよう。だが次は今回のような温情は無しだ。覚悟しておけ、レイナ・・・」
    • レイナ「姉様・・・私も、もっと強くならなきゃ・・・!」
    • ナレーション「こうしてレイナの異世界の旅は終わった。しかし、レイナの戦いと旅はこれからも続くのだった。」