聖霊石と神霊兵器/ヴァイス&ゴットフリート
Last-modified: 2024-01-02 (火) 22:49:03
- 会話1
- ナレーション「ヴァイス。ドレクスラー機関によって後天的に聖霊力を植え付けられた戦処女。ドレクスラー機関日本支部壊滅作戦後、保護され、ペトラの組織に所属する。現在は次元の歪みへの対処、ドレクスラー機関の追跡という任務の裏で、失踪した親友の陰を追いかける」
- ヴァイス「ドレクスラー機関‥‥‥私が始末をつけよう‥‥‥シャルラッハロート、何故、独りで赴いた‥‥‥」
- 会話2
- えこ「あ!しろいおねぇちゃん!やっと見つけたの!えことあそぼーよー♪せんとーごっこ♪」
- ヴァイス「えこ、ここは作戦区域、侵入禁止だ。まさか私を追いかけて来たのか‥‥‥?命令は本部待機のはずだ。違うか?」
- カズ「ヴァイス、そう怒らないでくれないか。えこは君に会いたい一心だったんだ。少し付き合ってくれれば、ちゃんと帰るさ」
- ヴァイス「えこ、ラーゲルクヴィスト司令官殿は学園外でカズを描くなと厳命した。忘れたでは済まないぞ!」
- 会話3
- ヴァイス「自分もラーゲル・・・いや、私もペトラさんもえこの安全を第一に考えているんだ‥‥‥えこ、ごめん‥‥‥怒ってないから、な?」
- えこ「しろいおねぇちゃん、ごめんなさいなの。かえって、カズにーちゃんといっしょにおるすばんしてるの」
- カズ「ありがとう、ヴァイス。気を遣わせたね‥‥‥そうだ、帰る前にこれを渡しておこう。えこが見つけたんだ、必要なんだろう?」
- カズが渡したのはなんと聖霊石の原石だった。
- ヴァイス「聖霊石の原石か!‥‥‥ありがとう、えこ、カズ。私が帰投するまで、良い子にしてるんだ」
- 会話4
- ヴァイスはペトラと出会った。ペトラは聖霊石の原石を持っていた。
- ペトラ「あら、ヴァイス。奇遇‥‥‥と言うには必然性が強過ぎます。同じ任務に就いてますから当然ですわね」
- ヴァイス「ラーゲルクヴィスト司令官殿、提案です。本作戦の最終段階を迎えるにあたり、聖霊石の原石の所有権を私に譲渡願います」
- ペトラ「ふぅ‥‥‥ヴァイス、やり直しなさい。もう貴女は機関から解放された。普通、その様な言葉使いはいたしませんよ」
- ヴァイス「は、では、もう一度・・・ぺとらさんが持っている聖霊石の原石をどうしても渡して貰いたいんです‥‥‥よし!」
- 会話5
- ヴァイス「‥‥‥さすがはラーゲルヴィスト司令官殿。簡単に聖霊石の原石を奪えそうにない‥‥‥どうする‥‥‥本気を出すか‥‥‥?」
- ペトラ「‥‥‥いいでしょう、ヴァイス。これが私の持つ聖霊石の原石です。貴女に譲りましょう」
- ペトラは聖霊石の原石をヴァイスに渡した。
- ペトラ「この事件の幕を引くのは貴女が相応しい。物語ならばその展開を皆が期待します。あとは、結果で私を納得させなさいな」
- ヴァイス「は、感謝します!ドレクスラー機関が企んでいると思われる、最後の計画、必ず阻止してご覧に入れます!」
- 会話6
- ヴァイスは種子島に来ていた。そこには
- シャルラッハロート「ソフィー‥‥‥?私を追って来たの?」
- 親友であるシャルラッハロートの姿があった。残りの聖霊石の原石を持っていた。
- ヴァイス「ああ、当然だ。シャルラッハロート、お前が単独で行方を眩ませた原因は機関の最終計画が関係していると推測した。神霊兵器関連の任務に私は携わっていない。おそらくその辺りだろう。機関の計画を私にも教えてくれ。力になる」
- シャルラッハロート「なぁんだ‥‥‥私を追いかけてきてくれたんじゃないの。機関はこの島に隠蔽した神霊兵器の起動エネルギーを私に集めさせている。聖霊石の原石‥‥‥私が3個集めた」
- ヴァイス「私は2個確保している。仕掛けは知らないが聖霊石の原石を集めた者がここに集合する様に仕向けられているのか?」
- シャルラッハロート「神霊兵器が起動した後のことは知らない。どう?ソフィー、知って満足できた?満足したなら‥‥‥殺してあげる」
- シャルラッハロートはヴァイスに殺意を向ける。
- シャルラッハロート「貴女の為に私は闘うの‥‥‥私の為に闘わない貴女なんて私のソフィーじゃない。そんなの‥‥‥そんなの、いらないッ!!」
- ヴァイス「シャルラッハロート!?どうした、何故、私と闘う必要がある!?私とお前は」
- 会話7
- シャルラッハロートはヴァイスに敗れた。
- ヴァイス「何がお前をそうさせたのか判断できないがシャルラッハロート、何か思い違いをしてないか?」
- シャルラッハロート「あはは‥‥‥ふふ‥‥‥どうして、私を愛してくれないの‥‥‥ソフィー‥‥‥死ねばいいのに。私も死ね。ソフィーも死ね。死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねうふふ‥‥‥あはははははははは!!」」
- 聖霊石の原石は全て何処かに飛んで行く。
- ヴァイス「聖霊石の原石が引き寄せられていく。シャルラッハロート、話は後だ。私は機関の神霊兵器の阻止を最優先する」
- 会話8
- シャルラッハロートによって起動した神霊兵器がヴァイスの目の前に見えていた。
- ヴァイス「ドレクスラー機関の神霊兵器よ、何を企む。もっとも・・・どのような理由があろうと、貴様を破壊することに変わりはない」
- 「聖霊エネルギー供給源、聖霊核接続。1番、2番、3番、4番、5番、接続完了。聖霊エネルギー補給開始」
- 神霊兵器の各部が機動し始める。
- 「特殊聖霊貫通弾「グングニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。弾頭聖霊コーディング起動。8連聖霊クラスターロケット「スレイプニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。」
- 神霊兵器は富士山火山の方角を見る。
- 「日本列島沈没作戦攻撃座標指定、FJ35-2139YM138-4339、富士山火口設定完了。」
- 神霊兵器は起動する。
- 「神霊兵器「ラグナロク」設定完了。グングニル充慎完了までカウント30。スレイプニル充慎完了までカウント60。ラグナロク射出までカウント70。‥‥‥69‥‥‥68‥‥‥67‥‥‥66‥‥‥65‥‥‥64‥‥‥63‥‥‥62‥‥‥61‥‥‥」
- ヴァイス「シャルラッハロートの意志は私が引き継ぐ。攻撃目標、神霊兵器「ラグナロク」。ヴァイス、目標を破壊する!」
- 戦闘後
- 「聖霊エネルギー補給源、喪失。聖霊エネルギー補給不能。防衛システム沈黙。」
- ヴァイスに聖霊石の原石を破壊された神霊兵器は崩れ始める。
- 「オーディン、スレイプニル、グングニル、聖霊エネルギー充填シークエンス停止。神霊兵器「ラグナロク」射出シークエンス、実行不能、緊急停止」
- ヴァイス「目標の破壊を確認・・・戦闘終了。シャルラッハロートを保護し、帰投する」
- クリア後
- 数日後
- はぁと「あ、ヴァイスさん。早いね、もう来てたんだー♪えっと‥‥‥約束の5分前。遅刻じゃないね♪」
- ヴァイス「愛乃はぁと教官殿に指導を受ける身です、お待たせするなど許させません。本日は、よろしくお願いいたします」
- はぁと「きょ、きょうかんどの‥‥‥?えっと‥‥‥昨日、ぺとらんから電話があったけど、ケーキを作りたいってことでいいのかな?」
- ヴァイス「はっ!一般社会では昏睡中の友人が覚醒した際、回復記念のケーキを用意すると喜ばれると伺っています」
- はぁと「つまり、病院に入院しているお友達にお見舞いに手作りケーキを持っていきたい、ってこと‥‥‥かな‥‥‥?」
- ヴァイス「一般的にはそう表現するのですか。はい、その通りです。ケーキ作成の手順をご指導いただく存じます」
- 2人はキッチンでケーキ作りを始める。
- はぁと「先ずはスポンジを焼きまーす。オーブンを温めるから、材料を混ぜてくだーい♪」
- ヴァイス「はっ!了解です!10秒、作戦時間を頂きます!では!」
- はぁと「待って待ってダメーっ!もっと優しく愛情込めて!」
- しばらくして
- はぁと「え~と、これで焼き上がるまで60分。しばらく待ちます。何か質問はありますか?」
- ヴァイス「質問‥‥‥現在までの作業工程は理解した。今後の作業工程は教官殿の指導を受けてから発生するものであるとして‥‥‥では、ケーキ作成手順からは離れてしまいますが、私の質問に答えていただけますか?」
- はぁと「うん!何でもきいてね!ぺとらんの友達は私の友達だもん!答えられることなら何でも答えちゃうよ!」
- ヴァイス「‥‥‥年齢や性別は関係なく、物心ついた時からずっと一緒にいる。最初から、最後まで、ずっと一緒に。喜びも悲しみも、失敗も成功も、全てを分かち合い、わかり合える。そう言う関係を、何と呼べばいいのか‥‥‥仲間、戦友、友達、親友、恋人、夫婦‥‥‥どれも違うように思える‥‥‥私は一般社会で‥‥‥何とよべばいいのか‥‥‥」
- はぁと「うん、それはね、家族、って言うんだよ」
- ヴァイス「家族‥‥‥なるほど、家族‥‥‥そうか、家族と言えばいいのか‥‥‥」
- はぁと「このケーキ、家族の人にあげるの?がんばって作ろうね!きっと、喜んでくれると思うよ!」
- ヴァイス「はっ!ありがとうございます!」