聖霊石と神霊兵器/廿楽冴姫&ヴァンリー
Last-modified: 2024-01-02 (火) 20:56:49
- 会話1
- ナレーション「日本聖霊庁の次元の歪みへの対策に今回も冴姫は自ら協力を申し出る。しかし、その過程で耳にした奇妙な噂。次元の歪みから現れる聖霊石の原石を集めるとあらゆる願いが叶う。真偽は定かではない。だが」
- 冴姫「次元の歪み‥‥‥早くなんとかしないと‥‥‥聖霊石の原石を見つけたら確保‥‥‥?噂なんて気にしない。そうよ、気にしない」
- 会話2
- 冴姫は今度はえこと出会った。
- えこ「おねえちゃんたち、どこなの?しろいおねえちゃんとあかいおねえちゃん、どこなの?えことあそんでほしいのに‥‥‥」
- 冴姫「こんなところで迷子だなんて‥‥‥どうしようかしら‥‥‥遊んであげたいけど、時間もないし‥‥‥」
- えこ「おねえちゃん、えこ、あそんでほしいの。せんとーごっこ、しようよ!えこ、つよいってみんなほめてくれるの!」
- 冴姫「戦闘ごっこ?強い?え?なに‥‥‥この聖霊力、相当強い‥‥‥!ただの子供じゃないの?」
- 会話3
- えこ「あおいおねえちゃん、つよいの!えこにかったおねえちゃんには、さっきひろったこれぷれぜんとするの♪」
- えこが冴姫に渡したのはなんと聖霊石の原石だった。
- 冴姫「これ!聖霊石の原石じゃない‥‥‥!お姉ちゃん、これ探してたの。ありがとう、えこちゃん」
- えこ「えこはおねえちゃんたちをさがしにいくの。あそんでくれてたのしかったの♪おねえちゃん、ばいばいなの♪」
- 会話4
- 冴姫は今度はあかねと出会う。
- 冴姫「あなたも聖霊石を?」
- あかね「そうよ。私が勝ったら聖霊石は頂くわ!」
- 会話5
- あかね「負けたぁ~」
- 冴姫「ごめんなさい‥‥‥譲るわけにはいかないの」
- 会話6
- 冴姫はヴァイスと出会う。ヴァイスは聖霊石を持っていた。
- ヴァイス「民間人、警告する。違う‥‥‥そこの貴女、お願いです。作戦行動の阻害は強制排除、いえ、私の邪魔をしないでください‥‥‥?」
- ヴァイスは冴姫に警告してきた。
- ヴァイス「‥‥‥一般的な日常会話は失敗率が高い‥‥‥その聖霊石の原石における所有権を放棄、原石を置いて、撤退。立ち去ってほしい」
- 冴姫「無理ね。聖霊石の原石は誰にも渡さない。これは他人から譲ってもらった大切な…あなた‥‥‥もしかして‥‥‥?」
- ヴァイス「交渉の余地無しと判断、無力化し、奪取…ではなく‥‥‥こちらの要求に応じないのならば手荒く譲ってもらいたい‥‥‥できた!」
- 会話7
- 冴姫「間違ってたらごめんなさい。えこちゃんが探していた白いお姉ちゃんってあなたのことじゃない?」
- ヴァイス「‥‥‥よし!殺さないように手加減できた!もう私は機関の戦処女ではない‥‥‥もう敵を殺す必要もない、殺さなくていい」
- ヴァイスは何か呟いていた。
- ヴァイス「民間人の所有する。貴女の持っていた聖霊石の原石は譲ってもらった。私は次の任務に向かう」
- ヴァイスは立ち去った。
- 冴姫「そんな?いつの間に!?今の戦いの最中に?ああもう!待ちなさい!追いかけないと‥‥‥」
- 会話8
- 冴姫はヴァイスを追って種子島に来た。ヴァイスはある人物と出会っていた。
- ヴァイス「シャルラッハロート、ここにいたのか。消息を絶ったのは機関の最後の計画を阻止する為だと予測していたが」
- シャルラッハロート「そう、神霊兵器の起動を阻止する。ソフィー、貴女のいる世界を護るために。私と、貴女の、世界を護るために」
- ヴァイス「何故、単独で動いた?私とふたりで作戦にあたれば、速やかに解決でき」
- シャルラッハロート「私は貴女のためにひとりで行動した!それなのに貴女は追いかけてくれない!私の為に、動かない!私の為に!」
- するとシャルラッハロートはヴァイスを拘束し、聖霊石の原石を全て奪った。
- ヴァイス「シャル‥‥‥ラッハ‥‥‥ロート‥‥‥放せ‥‥‥どうした‥‥‥?聖霊石の原石を‥‥‥どうする気だ‥‥‥?」
- シャルラッハロート「このまま貴女を殺して私も死ねば、私たち、ずっとずぅっと、一緒でしょ?貴女は私のもの、私は貴女のもの‥‥‥それなのに」
- シャルラッハロートは冴姫を見る。
- シャルラッハロート「邪魔する奴がいる‥‥‥ソフィー、待っててね。先に殺さなきゃいけない奴がいるから」
- ヴァイス「‥‥‥何を言ってる?私たちは機関から解放された。もう誰も殺す必要もない!」
- 冴姫「あなた‥‥‥正気なの!?目を覚ましなさい!‥‥‥話が通じる相手じゃなさそうね」
- 会話9
- シャルラッハロートは冴姫に敗れた。
- 冴姫「もういいでしょう?その人を放してあげて」
- シャルラッハロート「あはは‥‥‥ふふふ‥‥‥どうして邪魔するの‥‥‥?どうして私とソフィーの邪魔するの?死ねばいいのに。みんな死ねばいいのに。死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねうふふ‥‥‥あはははははははは!!」
- 聖霊石の原石は全て何処かに飛んで行く。
- 冴姫「あっ!聖霊石の原石が飛んで‥‥‥吸い込まれてる?どこに‥‥‥?嫌な感じ‥‥‥」
- 会話10
- シャルラッハロートによって起動した神霊兵器が冴姫の目の前に見えていた。
- 冴姫「こ、これは‥‥‥なに?一体、何なの!?まさか‥‥‥これが神霊兵器‥‥‥?」
- 「聖霊エネルギー供給源、聖霊核接続。1番、2番、3番、4番、5番、接続完了。聖霊エネルギー補給開始」
- 神霊兵器の各部が機動し始める。
- 「特殊聖霊貫通弾「グングニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。弾頭聖霊コーディング起動。8連聖霊クラスターロケット「スレイプニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。」
- 神霊兵器は富士山火山の方角を見る。
- 「日本列島沈没作戦攻撃座標指定、FJ35-2139YM138-4339、富士山火口設定完了。」
- 神霊兵器は起動する。
- 「神霊兵器「ラグナロク」設定完了。グングニル充慎完了までカウント30。スレイプニル充慎完了までカウント60。ラグナロク射出までカウント70。‥‥‥69‥‥‥68‥‥‥67‥‥‥66‥‥‥65‥‥‥64‥‥‥63‥‥‥62‥‥‥61‥‥‥」
- 冴姫「日本列島沈没作戦!?ふざけないで!そんなこと、させない!絶対に!そんなことさせないわ!」
- 戦闘後
- 「聖霊エネルギー補給源、喪失。聖霊エネルギー補給不能。防衛システム沈黙。」
- 冴姫に聖霊石の原石を破壊された神霊兵器は崩れ始める。
- 「オーディン、スレイプニル、グングニル、聖霊エネルギー充填シークエンス停止。神霊兵器「ラグナロク」射出シークエンス、実行不能、緊急停止」
- 冴姫「何とかなったみたいね‥‥‥これで一安心だけど‥‥‥聖霊石の原石は‥‥‥失われてしまった‥‥‥」
- クリア後
- 数日後
- 冴姫「聖霊石の原石を集めたら願いが叶う。そんな噂があったの。嘘だってわかってた。だけど」
- 冴姫はフィオナと話していた。
- 冴姫「だけど‥‥‥もし本当だったら‥‥‥フィオナを人間に戻してもらえるかも‥‥‥そう思ってたけど‥‥‥結局、ドレクスラー機関って組織に踊らされてるだけだったわね‥‥‥わかってはいたけど、悔しい‥‥‥」
- フィオナ「ありがとう、サキちゃん。私のために、がんばってくれて‥‥‥本当に嬉しいな‥‥‥」
- 冴姫「‥‥‥結果が出せなきゃ、意味がないわ」
- フィオナ「そんなことないよ!私、サキちゃんが友達でいてくれる、それだけでもすごく力になるよ」
- そこにアンジェリア達が来る。
- アンジェリア「おーい、ベソかきメイド。そろそろ次元の歪みが閉じちゃうぞ‥‥‥時間切れだ」
- 冴姫「フィオナ、ごめんなさい‥‥‥私がもっと力になれることがあれば‥‥‥」
- フィオナ「サキちゃん、またね!いつか人間に戻って、一緒に学校に行く。約束、忘れてないよ!」
- フィオナはアンジェリア達と共に聖霊界に帰っていった。
- 冴姫「‥‥‥‥‥‥私、何やってるんだろう。ホントに‥‥‥バカみたい‥‥‥」
- すると、冴姫の下にはぁとが通りかかる。
- はぁと「冴姫ちゃん、どうしたの‥‥‥?」
- 冴姫「ごめん、はぁと‥‥‥今は、ひとりにして‥‥‥」
- はぁと「‥‥‥‥‥‥」
- はぁとは冴姫に優しく寄り添った。
- 冴姫「はぁと‥‥‥お願い、ひとりにして‥‥‥‥優しくされたら、我慢できない‥‥‥」
- はぁと「私ね、知ってるよ。冴姫ちゃんが、誰よりもがんばったこと。フィオぽんのために、がんばったこと
- はぁとは冴姫に励ましの言葉を向ける。
- はぁと「自分を責めたりして欲しくないよ。冴姫ちゃんは、自分の為じゃなくて、フィオぽんのために、がんばったんだよ。冴姫ちゃんは、胸を張って。護らなきゃ。泣いたっていいよ。冴姫ちゃんの側に私がいるよ。私がいるから‥‥‥安心して、泣いていいよ」
- 冴姫「‥‥‥はぁと。私、ちょっとだけ泣くから‥‥‥ありがとう‥‥‥」