電光戦記/アカツキ
Last-modified: 2024-04-22 (月) 21:47:55
- プロローグ
- 紀元二六六Ⅹ年…前大戦末期、同盟国から新兵器を輸送中に北極海で沈んだ潜水艦が突如浮上する。その中から現れたのは技術研究のため派遣された旧帝国陸軍技官アカツキであった。冬眠制御によって半世紀の間生き長らえた彼は覚醒と同時に残された任務を再開する…
- アカツキ「どれだけ時が経とうと関係ない・・・任務を続行する」
- 会話1
- 大陸を南下するアカツキに電光機関を狙うマフィアの兇手が待ち受ける…
- マリリン「そこのお兄さん」
- アカツキ「何だ?」
- マリリン「貴方の電光機関、私に譲ってくれない?」
- アカツキ「・・・何故電光機関を知っている?」
- マリリン「教えるわけないじゃない。力ずくでも頂くわよ」
- 会話2
- アカツキ「電光機関は特秘の筈だが…何処で情報を得た?」
- マリリン「・・・私の依頼人が口にしたのを聞いたのよ」
- アカツキ「電光機関を知るとなると帝国の者か・・・先を急ぐとしよう」
- アカツキはそのまま去っていった。
- マリリン「電光機関・・・まだ諦めないわよ」
- 会話3
- 帰国したアカツキを待ち受けていたのは任務解除命令を持つ陸幕の特殊工作員だった…
- 鼎二尉「貴方がアカツキさんですね」
- アカツキ「お前は現代の帝国軍の者か?」
- 鼎二尉「はい、鼎と申します。早速ですがアカツキさん・・・貴方には任務を中断して電光機関を渡してもらいます」
- アカツキ「何だと!?」
- 鼎二尉「これは上からの命令です。力づくでも従ってもらいます!」
- 会話4
- 鼎二尉「これが貴方の答えですか」
- アカツキ「許せ…自分にはまだやり残した事があるのだ」
- 会話5
- 遂に現れた使者はかつての同僚、不律だった。半世紀の時を経て地獄の釜は再び開く…
- アカツキ「不律…達者のようだな」
- 不律「…気付いておったか」
- アカツキ「研究所に行けば必ず接触があると踏んだ」
- 不律「あの状況で良く生き延びたと言いたい所じゃが…」
- アカツキ「やはり何か知っているのか…」
- 会話6
- アカツキ「まさか奴らが逃げ延びていたとは…」
- 不律「そうだ、奴らはゲゼルシャフトを設立し、良からぬことを企んでいる。一刻も早く奴らを倒せ!」
- 会話7
- 修道女姿のエージェントは神の名を唱えながら銀の引鉄に指をかけた…
- アカツキ「何が目的だ?」
- アノニム「アカツキ試製一號・・・私達が探しているゲゼルシャフトの基地を教えてもらうわ」
- 会話8
- アカツキ「ゲゼルシャフト基地を探しているだと…?」
- アノニム「私はゲゼルシャフトを支援する異端・ペルフェクティ教団の壊滅・そして教団が持つ「復活の秘蹟」奪取のために派遣されたの。貴方からゲゼルシャフトの基地を聞き出そうとしたけど一旦引かせてもらうわ」
- アノニムは撤退した。
- 会話9
- 第三帝国最大の研究機関、秘密結社「ゲゼルシャフト」。戦後、彼らはアジアの秘境にその拠点を築いていた…
- アカツキ「此処が奴らの拠点か」
- ゾル「待て」
- アカツキの前にエレクトロゾルダートが現れる。
- アカツキ「兵士・・・それに戦術電光服だと?」
- ゾル「侵入者を排除する」
- 会話10
- エレクトロゾルダートが倒されるとアドラーが現れる。
- アドラー「侵入者…誰かと思えば死に損ないのサルではないか」
- アカツキ「親衛隊か…そこをどけ」
- アドラー「フ…俺は衛兵のようにはいかんぞ」
- 会話11
- アドラー「馬鹿な・・・この俺まで・・・」
- アドラーはその場で倒れた。
- アカツキ「戦術電光服に複製體か…急がねばならぬ」
- 会話12
- ゲゼルシャフト基地の中枢。そこには「完全者」と名乗る少女が立っていた…
- アカツキ「貴様はもしやペルフェクティ教団の者か?」
- 完全者「如何にも、我は完全者。貴様に我が教団の力を見せてやろう」
- 会話13
- 完全者「これ程とは・・・しかし我らはいずれ「最終解決策」を実行する。何があろうとな」
- 完全者はそう言いながら姿を消した。
- アカツキ「奴の言っていた「最終解決策」とはまさか…」
- 会話14
- 大戦末期に開発を中止された禁断の決戦兵器…ゲゼルシャフトは既にその復元を完了していた…
- アカツキ「馬鹿な!?」
- アカツキの前に電光戦車が姿を現した。
- アカツキ「何故開発が中止された兵器が此処に!?」
- 会話15
- アカツキによって電光戦車は大破し、機能停止した。
- アカツキ「奴らは何て物を蘇らせたんだ…」
- 会話16
- 基地最深部で稼働する巨大な電光機関。そこで待っていた者は…
- アカツキ「何故お前がこんな所にいる」
- ムラクモ「それはこっちの台詞だ試製一號…」
- アカツキ「「任務ニ失敗セシ時ハ電光機関ヲ総テ破壊セヨ」お前の命令だったな「アカツキ零號」よ」
- ムラクモ「まさか生還する者がいるとは思っていなかったのでな」
- アカツキ「やはり全滅を承知で北極航路をとらせたのか…」
- ムラクモ「無限の電力で装甲を溶かし電子兵器を無力化する…電光機関を独占した我らが最終戦争に勝利し新世紀秩序における「現人神」となるのだ」
- アカツキ「世迷言を…電光機関は全て破壊する」
- ムラクモ「ほう…やる気か。完成なったこの六〇式…旧式の貴様に勝機は無い」
- 戦闘後
- ムラクモ「グハァッ!… ハァッ…ハァッ…ハァッ…」
- アカツキ「やはりその白髪…結果は分かっていた筈だ」
- ムラクモ「否…この死の力…私は……乗り越え…た…」
- アカツキ「人は神でも機械でもない…これで終わりだ」
- クリア後
- 紀元二六六Ⅹ年Ⅹ月…チベット奥地で大規模な崩落事故が発生した。各国の調査隊が派遣されるも巨大な岩塊以外に何も発見する事は出来なかった…