シーン6

Last-modified: 2008-04-28 (月) 22:59:54

【本番初日 開演1時間前】


2007年クレアール祭。ついにこの日がやってきた。
本番を控えた部員は、それぞれの楽屋で準備をしつつ待機をしている。
そこへ慌ただしく駆け込んでくる姿が目に入った。

湊「ゴメン、遅れた~」
一宮「クラスの方で手間取った」
村河「部長、副部長が遅れて来るなんていい度胸してるなぁ」
綺咲「その衣装って……」
湊「あ~着替えてる時間なくて」
一宮「クラスのだよ。見なかったことにして」

どうやら二人はクラスの出し物を終えて来たようだ。


・楽屋を覗く(M)
・忙しそうなので止めておく(N)
シーン6分岐一覧


<分岐終了後>

湊「そろそろ開場の時間だな……」

そこには、そっと客席を覗く湊の姿があった。
舞台袖に今回の参加者が集まる。少ない人数で良くここまで出来たものだ。
能登川「ついにこの時が来ましたね!」
黒羽「そうだね。色々あったけど」
苦労はしたがその分、充実感がそこにはあった。出来る事は全てやった。
一宮「じゃ、部長から今回の公演に関して一言どうぞ」
湊「えぇ!?急に言われてもなぁ……」
焦る湊。
湊「えっと。この13人で今日までやってきたわけだけど、みんな良く着いて来てくれた事に感謝するよ。本番でも悔いの無いように。お客さんに演劇魂全てをぶつけに行こう」


【本番初日 開演5分前】


騒つく会場にチャイムが鳴り響く。
そしてアナウンスが流れた。

湊『本日はクレアール祭演劇部公演、集-十二匹の物語-にお越しいただきありがとうございます。
  この日を迎える為に、演劇部一同頑張って来ました。楽しんでいただければ嬉しいです。
  それでは、まもなく開演となります。
  携帯電話の使用は舞台の進行及び、他の人の迷惑となりますので電源をお切り下さいますようお願いします』

舞台上では緊張に包まれている部員達の姿がある。


・舞台上をみる(O)→辰・酉
・上手袖をみる(P)→子・丑・未・卯
・下手袖をみる(Q)→申・午・寅・巳・亥


<分岐終了後>

チリン、チリン、チリン。
再びチャイムが鳴り響く。
そしてゆっくりと客席が暗くなり、拍手と共に幕が上がり始める。