Bulgaria-Rodopi/Tragnala Rumjana

Last-modified: 2015-01-14 (水) 22:59:01

Tragnala Rumjana ~ Bulgaria
トラグナラ・ルミャーナ ~ブルガリア

 

 この踊りはブルガリアの踊りであるが、リズムがレスノトであることなど、マケドニア的要素を多大に持っている。そのため、ピリン、ショップ、ロドピのいずれかの地方の踊りであると思われるが、特定はできない。なお、トラグナラは「行った(主語は女性)」という意味である。

 

[Rhythm]  7/8 (ct 1,2,3)

 

[Formation]  Wポジションのシングル・サークル。

 

[Figure]
meas   Basic
1  円内を向き、右足を右にステップ(ct 1)身体をやや右斜め前に向け、左足を右足の前にステップ(ct 2-3)
2  円内を向いて右足を右にステップ(ct 1)身体をやや左斜め前に向け、左足を右足の後ろにステップ(ct 2-3)
3  円内を向いて右足を右にステップ(ct 1)左足スイングと同時に右足チュクチェ(ct 2)右足チュクチェ(ct 3)
4  meas 3 を左右逆に行う。

 

  Variation 1
1  連手を離し、右足から2歩でCWに1回転して再び連手する(ct 1,2-3)
2  Basic の meas 1 を行う。
3-4  Basic の meas 3-4 を行う。

 

  Variation 2
1-2  連手を離し、右足から4歩でCWに2回転して再び連手する(ct 1,2-3,4,5-6)
3-4  Basic の meas 3-4 を行う。

 

[Sequence]  前奏16小節→Basic×8→(間奏4×4小節→Basic×8)×2
 間奏では、リーダーがハンカチを1回回したら Variation 1 を行い、2回回したら Variation 2 を行う。回さなければ Basic を行う。ハンカチを回すのは、その前のパートの meas 4 である。

 

[Note] ・リーダーは、間奏についてのリーダー・コール(ハンカチを回す)を行う。リーダー・コールの順序は、Basic→Variation 1→Variation 2 と決まっているので、同じ間奏の中でこの順序を崩してはいけない。
※間奏の構成の例
 Basic   →Variation 1→Variation 1→Variation 1
 Basic   →Variation 1→Variation 2→Variation 2
 Basic   →Basic   →Variation 2→Variation 2
 Basic   →Basic   →Basic   →Basic
 Variation 1→Variation 1→Variation 2→Variation 2
 ただし、一番下の例のようなすべて Variation という構成は好ましくない。また、1回目の間奏と2回目の間奏には全く相関関係はない。

 

[Reference]
・1991年度27期指導部長作成資料集

 
© 1999 東京大学民族舞踊研究会