Bulgaria-Trakija/Kokice

Last-modified: 2015-01-14 (水) 23:23:10

Kokice ~ Panagjuriste, Trakija, Bulgaria
コキチェ ~パナギュリシュテ、トラキア、ブルガリア


この踊りは、ブルガリア南東部トラキア地方の西のはずれの町パナギュリシュテのコパニッツァである。コキチェとは、マツユキソウという花のことである。


[Rhythm]  11/16 コパニッツァ Koanica (ct 1,2,3,4,5)

[Formation]  ナ・レッサのシングル・ライン。


[Figure]
meas   Part 1 Osnovno
1  右を向き、右足から2歩前進(ct 1,2)左足ホップしつつ、右足フック(ct 3)右足から2歩前進(ct 4,5)
2  meas 1 を繰り返す。
3  円内を向き、右足を右にステップ(ct 1)左足を右足の後ろにステップ(ct 2)右足を右にステップ(ct 3)左足クローズしつつ、両足バウンス(ct 4)両足バウンス(ct 5)
4  meas 3 を左右逆に行う。



Part 2 Gradi
1-2  Part 1 の meas 1-2 を行う。
3  円内を向き、右足を右にステップ(ct 1)左足を右足の後ろにステップ(ct 2)右足を右にステップ(ct 3)左足を前にプッシュ・キック(ct 4)左足をその場にステップ(ct 5)
4  右足を前にプッシュ・キック(ct 1)右足をその場にステップ(ct 2)左足を左斜め前にプッシュ・キック(ct 3)右足ホップしつつ、左足をCCWに回すようにして前から後ろに持っていく(ct 4)左足を右足の後ろにステップ(ct 5)


Part 3 Bij Otred
1-2  Part 1 の meas 1-2 を行う。
3  円内を向き、右足を右にステップ(ct 1)左足を右足の後ろにステップ(ct 2)右足を右にステップ(ct 3)左足を前にトー・タッチするが、左足ひざは内側に向ける(ct 4)左足をその場にステップ(ct 5)
4  右足を前にトー・タッチするが、右足ひざは内側に向ける(ct 1)右足をその場にステップ(ct 2)左足を左斜め前にプッシュ・キック(ct 3)右足ホップしつつ、左足をCCWに回すようにして前から後ろに持っていく(ct 4)左足を右足の後ろにステップ(ct 5)


Part 4 Stoj (Na Mjasto)
1-2  Part 1 の meas 1-2 を行う。
3  円内を向き、右足を右にステップ(ct 1)左足を右足の後ろにステップ(ct 2)右足を右にステップしつつ、左足を左に低く伸ばす(ct 3)左足クリック(ct 4)ホールド(ct 5)
4  ホールド(ct 1-2)左足を左斜め前にプッシュ・キック(ct 3)右足ホップしつつ、左足をCCWに回すようにして前から後ろに持っていく(ct 4)左足を右足の後ろにステップ(ct 5)


Part 5 S Levja
1-2  Part 1 の meas 1-2 を行う。
3  円内を向き、右足を右にステップ(ct 1)左足を右足の後ろにステップ(ct 2)右足を右にステップ(ct 3)左足を前にヒール・タッチ(ct 4)ホールド(ct 5)
4  左足を前にヒール・タッチ(ct 1)ホールド(ct 2)左足を左斜め前にプッシュ・キック(ct 3)右足ホップしつつ、左足をCCWに回すようにして前から後ろに持っていく(ct 4)左足を右足の後ろにステップ(ct 5)


Part 6 Strani Skoci
1-2  Part 1 の meas 1-2 を行う。
3  円内を向き、右足を右にステップ(ct 1)左足を右足の後ろにステップ(ct 2)右足を右にリープすると同時に、左足ひざから下を右足の後ろに上げる(ct 3)左足を左にリープすると同時に、右足ひざから下を左足の後ろに上げる(ct 4)ホールド(ct 5)
4  右足を右にリープすると同時に、左足ひざから下を右足の後ろに上げる(ct 1)ホールド(ct 2)左足を左にリープすると同時に、右足ひざから下を左足の後ろに上げる(ct 3)右足を前にヒール・タッチ(ct 4)ホールド(ct 5)右を向き、右足を後ろにステップ(次小節の ct 1)


Interlude
1-2  Part 1 の meas 1-2 を行う。


[Sequence]  前奏8小節→リーダー・コールに合わせて Part 1-6 を順に踊る。リーダー・コールは次のパートに移ることを示すもので、前のパートの最後の小節の ct 4-5 で「ホッパ」とかける。Part 6 の次は Part 1 に戻る。また、音楽には途中に2小節の間奏部分があるが、無視して踊り続けてもよいし、Interlude を行ってもよい(Interlude の前にはリーダー・コールはかけない)。ただし、ふつうは以下の構成で踊られる。
 前奏8小節→Part 1×4→Part 2×4→Part 3×4→Part 4×4→Interlude→Part 4×2→Part 5×4→Part 6×4→Part 1-6 meas 4 ct 5


[Note] ・Part 6 の次の小節の ct 1 では、右足を後ろにステップするので注意する。ただし、Part 6 で踊り終わるときには、右足をヒール・タッチしたままで終わる。
・トラキアの踊りなので、軽く腰を落とし、胸を張って踊る。下半身を安定させることが重要である。
・踊り手同士の間隔が狭くなりがちであるが、狭いと踊りが窮屈になるので、間隔を広くとるように気をつけること。


[Reference]
・指導部保有資料「Kokice」
・1991年度27期指導部長作成資料集