生物化学系
Last-modified: 2011-02-05 (土) 17:46:35
- もともと農芸化学系?と言ったらしい。(正式旧称忘れた)
- その割に有機化学の研究室は1つしかなく、他は酵素、微生物、遺伝子、植物関連の研究室となっている。
- 研究室一覧
- 生物有機化学
・略称は「有機」
・生物化学系で唯一、有機合成化学を主体とした研究室。もともとは農薬を扱っていた。
(他の研究室でもテーマによっては有機化合物を扱うこともある
が、合成をメインに行っているのは、生物化学系ではここのみ)
・基本的に植物や生物を扱わない。
・農薬、抗生物質、香料、フェロモンなど、自然界に存在する微量
な有用活性物質を対象に、全合成達成/開発を手掛けている。
- 応用微生物学
・略称は「応微」
・農学部の華である微生物を扱うことのできる研究室の一つ。
・主に大腸菌などの原核微生物とファージを研究対象としている。
・細胞構成成分の生合成機構の解明といった基礎研究から、
菌が生産する酵素の機能/活性の解析などの応用研究まで、
扱う範囲は広い。
・食品や環境、疾病などに関連して、納豆菌、黄色ブドウ球菌、
生分解性プラスチックなどの研究も行っている。
- 遺伝子情報システム学
・通称「五味研」、略称は「遺伝子」
・応微と違って、主に麹菌や酵母などの真核微生物を扱っている。
・遺伝子組み換え技術を基本に、生命工学の観点から技術開発
に繋がるような研究を行っているらしい。
・一番新しく開講された研究室で、農学部の移転に伴い研究棟の
増設が認められなかったため、プレハブ棟に研究室を構えている。
・が、移転計画が大幅に遅れているため、結局10年間もプレハブで
研究生活を送っている。曰く「本館よりも新しい建物だから、
地震が起きた時はこっちの方が安全だろうね」
- 分子生物学
・略称は「分子」
・真核生物、特に動物細胞や動物個体、酵母などを中心に、
その遺伝子機能の解析を手掛けている。
・農学よりもやや基礎医学に近い感じ。
- 分子酵素学
・略称は「酵素」
・酵素や蛋白質の生体内での挙動を研究しているらしい。
・主にキナーゼ、プロテアーゼや、農薬の探索を対象としている。
・農学や食品化学というよりは、やや薬学に近い感じ。
- 植物細胞生化学
・略称は「細胞」
・植物の窒素代謝、特に窒素を栄養として同化させるための酵素
であるGS/GOGATを研究対象にしているらしい。
・イネやシロイヌナズナの他、微生物を扱うこともある。
・植物を育てる機会は多いが、フィールドワークは稀で、育てた植物
の酵素や蛋白質の機能を解析することがメイン。
- 植物栄養生理学
・略称は「植栄」
・生物化学系で最も長い歴史を持つ。
・主に無機栄養素の吸収、光合成を研究しているらしい。
・イネなどを研究対象として扱う。
・植物細胞生化学と比べると生理学寄り。
・こちらも植細同様、フィールドワークを行うことは稀。
- 各研究室の雰囲気は、{検閲により削除}
↑学生実験の時に、TAにさりげなく聞いてみると良いと思う。
一緒に他の研究室のことも聞いてみると、客観的な情報や評判が得られるかも。
- 植物系でもないのに植物関連の研究室が2つ(植物細胞生化学と植物栄養生理学)もあるのは色々と歴史的な背景があるらしい。
- 6つの学系の中で学生実験(3年生が履修する基礎実験)が最もハードであると言われている。毎日実験は当たり前、夕方6時過ぎに実験終了もザラ、時には日付を跨ぐことすらある。
- 実験のためならば夏休みや春休みも(半分くらい)返上する。(但し、ゴールデンウィークや文化の日などの暦の上の休日はきちんと休みになる)
- 各実験が終了する毎に打ち上げと称した飲み会が行われる。正直これがないと実験なんかやってられない。
- 学部3年生は就職活動が行いづらい。実験は基本的に全て出席する必要があるので、就職活動全盛期の2月や3月に企業の説明会や選考会に参加できないこともしばしば。修士を出ずに学部卒での就職を希望する人は、覚悟して望むべし。