サウンド

http://www.tm-creative.org/tutorials/general_soundformats/index.php より

はじめに

TrackMania では 3 つの音声形式 WAV, OGG, MUX を利用します。それぞれ異なる場所で異なる目的に利用されます。

必要なソフトウェア

音声を正しい形式に変換するために、以下のソフトウェアが利用できます。

Foobar2000 (フリー)

良い変換機能を備えたパワフルなプレーヤー

Winamp (フリー)

変換機能を備えており、よく知られている(ただし過大評価されている)プレーヤー。MUXの詳細情報登録の下準備も可能。

もし、音声の編集を行いたいのであれば、以下のソフトウェアも利用します。

Audacity (フリーソフトウェア)

音声編集ソフトウェア。OGG Vorbis用プラグインを導入すれば、MP3を編集したのちOGGに直接変換することも可能。ただし、MUXの詳細情報登録の下準備はできないので注意。

音声形式の詳細

WAV 形式

WAV は沢山のバリエーションがある、とても古い音声形式で、様々なコンピュータで広く使われています。
TrackMania は、そのバリエーションのひとつであり今日の標準である Microsoft/Windows PCM 16ビット 形式を使います。これは音声を劣化無し(CD音質と同等)で保存しますが、ファイルサイズは大きくなります。

TrackMania において WAV は、メディアトラッカーでの効果音や車のホーンなどの非常に短い音声にのみ使われます。

OGG 形式

OGG (正式には Ogg Vorbis) は近代的なフリーの音声圧縮形式であり、MP3 より良い圧縮品質を持っており、ゲームでよく利用されています。

OGG は TrackMania で利用するにおいて最適な形式です。

MUX 形式

MUX は正確には音声形式ではありません。TrackMania は OGG ファイルのヘッダデータを編集して .mux ファイルとして保存することができます。.mux ファイルは TrackMania においてのみ再生可能です。
この奇妙な手法は(著作権保護された音楽をトラックBGMにするなどの)権利問題を回避するためにあると噂する人もいますが、正確なところは誰も知りません。

TrackMania において MUX ファイルはレースBGMのカスタマイズにおいて利用します。(しかし、OGG ファイルも同様に利用できますので、普通にBGMにする際にはわざわざ変換する必要はありません)
なお、MUXファイルもOGGファイルと同様ステージでかけるランダムBGMとして設定できます。

MUXファイルの特長は、音楽が流れ始める時に、上に曲の情報が掲示されることにあります。故に、オリジナルステージで専用のBGMをかける時、相手はどんな曲が流れているのかが分かるので便利です。

変換方法は、
1．OGG Vorbisファイルを用意する
2．それをWinampに読み込ませる
3．Winamp上で詳細情報を登録する。有効なのは、"アーティスト"、"曲名"、"コメント"である。
4．TrackManiaを起動し、「ヘルプ」→「カスタムデータ」→「コンバートミュージック」で完成。

完成したデータは↓に保存されている。

My Documents/TrackMania/ChallengeMusics

ホーンの変更

Microsoft/Windows PCM 16ビット サンプリングレート 44100以下 モノラル
拡張子wavのファイルを以下のフォルダに置くことで、ゲーム中のプロフィールから選択できるようになります。

マイドキュメント\TrackMania\Skins\Horns

wav/oggファイル名をhornに変更し、車スキンのzipアーカイブ内に入れると、その車のみで使用可能。

ただし、上記のwavでは自分しか聞けない可能性も有り。
確実に他の人に聞かせたいのであれば、96kbps、44.1KHz、モノラルのOGGがお勧め。
ただし、10秒以内に収めましょう。

レースBGMのカスタマイズ

下記フォルダに OGG ファイルを置くことで、レース中の BGM をカスタマイズすることができます。なお、下の<環境>というディレクトリは存在していないので自分で作りましょう。

TrackMania\Skins\<環境>\Music\Race

複数の OGG ファイルを置いた場合、ランダムに選択されます。

なお、一定容量（5MBくらい？）以上のデータは再生不可能なので注意。

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