ソリッド・スネーク

Last-modified: 2010-03-11 (木) 16:22:15

本名はデイビット
伝説的兵士ビッグ・ボスをクローン技術で再現する「恐るべき子供達計画」によって誕生。日英混血とされており、クローン作成の核移植のために日本人女性の卵子が使われていた。六ヶ国語に精通[3]し、IQは180。育ての親となった人物は複数いるとされる。
アメリカ陸軍軍人からCIA(中央情報局)の秘匿工作員となり、後に傭兵、反メタルギア財団フィランソロピーの構成員として各種の事件に関わっていく。19歳前後でグリーンベレー(アメリカ陸軍特殊部隊)隊員としてイラク西部に潜入した湾岸戦争が初陣とされ、後に諜報部隊FOXHOUNDに入隊している。ソリッド・スネークとはコードネーム。
いかなる状況下においても任務をこなす、隠密潜入のエキスパート。FOXHOUNDの新人隊員でありながら1995年の「アウターヘブン蜂起」にて、軍事要塞アウターヘブンに単独潜入。これを陥落させ、核搭載二足歩行戦車メタルギアを破壊した。この一件から、「不可能を可能にする男」と呼ばれるようになる。
FOXHOUND除隊後はCIAのスカウトにより秘匿工作員(ディープ・カヴァー・エージェント)の非公式身分(ノンオフィシャル・カバー)として働くが、局の体制に反発し、約半年でCIAを去る。その後、カナダの奥地で療養生活を送るが「ザンジバーランド騒乱」に際して再び潜入任務を遂行、武装要塞国家ザンジバーランドを陥落させる。
ザンジバーランド騒乱後はアラスカ山脈ツイン・レイクスの湖畔で孤独な隠遁生活を送っていたが、「シャドー・モセス事件」により、ロイ・キャンベルに拉致同然に再び召集され、新たな任務を課せられる。
過去3度にわたり、メタルギアと核兵器の脅威から世界を救った伝説の英雄であるが、シャドー・モセス事件後、ブラックマーケットを通じて世界中に製造技術が流出したメタルギアを根絶する為に、NGOとして反メタルギア財団フィランソロピーを組織する。
喫煙者で、愛用の煙草は先折り煙草のモスレム、『メタルギア1』『メタルギア2』ではラッキーストライカーを吸っていた。『MGS4』ではザ・ボスなる銘柄を吸っているが、エンディングで「煙草は止めた。健康に悪い」と発言している。文庫版『メタルギアソリッド』ではゲーム版と違って外から煙草を持ち込んでおらず、味が落ちるのは妥協して、任務中に敵から奪ったものを吸っている。『MGS2』ではジョージワシントン橋で煙草を投げ捨てていたが、『MGS4』では携帯灰皿を使用するようになった。
潜入任務においては、ダンボールやドラム缶など、かぶって身を隠す道具を好み、ビッグシェル占拠事件で行動を共にした雷電に対しても、ダンボールの良さを熱く語っている。
他の勢力にクローンとして利用されないよう、生殖能力の除去や寿命の短縮といった遺伝子操作を受けている。

関わった事件

アウターヘブン蜂起(MG)

南アフリカの奥地、武装要塞国家アウターへブンに潜入した3人のFOXHOUND隊員のうちの一人だった。新人ではあったが、任務の途中でFOXHOUND総司令官のビッグ・ボスこそが黒幕だったと知り、その野望を打ち砕き、開発中の核搭載二足歩行戦車メタルギアも破壊している。

ザンジバーランド騒乱(MG2)

アウターヘブンを瀕死の重傷で生き延び、独立武装要塞ザンジバーランドの首領となっていたビッグ・ボスを討つべく、FOXHOUNDの新司令官ロイ・キャンベルの要請でザンジバーランドに潜入する。かつての戦友グレイ・フォックスとの対決やメタルギアとの戦いを制してビッグ・ボスを倒し、ザンジバーランドを陥落させた。
この後、いったんはFOXHOUNDを除隊、CIAのスカウトを受け、特殊工作員となったが、当局の体制に不満を抱き半年で退職、その後はアラスカで隠循生活をおくる。
この頃からトレードマークであるバンダナを着けている。

シャドー・モセス事件(MGS1)

隠遁生活中、元FOXHOUND司令官ロイ・キャンベル大佐から拉致同然の手段で強引に召喚され、新型のメタルギアREXを奪取したFOXHOUND実験部隊による武装蜂起が発生した核兵器廃棄処理施設シャドー・モセス島に単独潜入することになる。
各分野のスペシャリストによる無線での支援、メタルギア開発者のハル・エメリッヒ博士(通称オタコン)、現地で拘束されていた新兵メリルらのサポートを受けながら、ビッグ・ボスの遺伝子を受け継ぐゲノム兵やFOXHOUND隊員との死闘を繰り広げる。
サイボーグと化したかつての戦友グレイ・フォックス(フランク・イェーガー)とも戦う事になったが、後に彼の命がけの援護を受けてメタルギアREXの破壊に成功、事件の首謀者である、ビッグ・ボスの遺伝子を受け継ぐもう一人の蛇リキッド・スネークとの対決に臨む。

タンカー沈没事件,プラント占拠事件(MGS2)

シャドー・モセス事件の2年後(2007年)で、反メタルギア組織フィランソロピーのメンバーとして活動しており、極秘裏に開発された新型メタルギアの情報を得て、海兵隊の偽装タンカーに潜入する。新型メタルギアの存在を確認することには成功したが、リボルバー・オセロットの策略によってメタルギアは奪われ、タンカーは爆破されてしまう。スネークはこれに巻き込まれて死亡したとされたが、オタコンの用意した救命艇で生き延びていた。
タンカー沈没事件から2年後(AD.2009年)。愛国者達の思惑によって建造された海洋除染プラント「ビッグシェル」に潜入することになる。
プラント編の主人公である雷電の前では、当初Navy SEALsチーム10の隊員に変装し、「イロコィ・プリスキン」という偽名を使っていた。無線で連携しながら雷電と別行動を取り、爆弾処理やビッグシェルの実態調査を進めた。
ビッグシェルの正体が新型メタルギア「アーセナルギア」であることを突き止めた後は、雷電を囮に使い、オルガの協力を得てアーセナルギアに潜入する。オセロットの意思を乗っ取ったリキッド・スネークがメタルギアRAYで逃走した際には発信機を取り付けている。ソリダスとの戦いに勝利した雷電に、「愛国者達」に攫われたというオルガの子供を救出するとメッセージを残して姿を消した。
その後再び雷電と合流、オルガの子供である「サニー」を救出しようと計画するも老化現象の進行により救出を断念。雷電にサニー救出を任せ、オセロットの行方を探る。

リキッド・オセロット蹶起事件(MGS4)

プラント占拠事件から5年後(AD.2014年)。「オールド・スネーク」として登場。40代とは思えないほど肉体が老化しており、白髪に髭を生やした姿となる。低下した身体機能はマッスル・スーツを兼ねる新型スニーキングスーツで補い、リキッド・オセロットの抹殺を遂行すべく世界各地の戦場を転戦した。
急激な肉体の老化に伴い、体内のFOXDIEウィルスが無差別に人を死に至らしめるもの変異しつつあり、いずれは自らが周囲に死をまき散らすことを恐れ、リキッド・オセロットとの決着後、ビッグ・ボスの墓前で自殺しようとした。しかし直前でためらい、その場に現れた、死んだはずのビッグ・ボスと再会する。彼の口から事の全ての真実と、既に戦う必要が無い事を告げられ直後、FOXDIEによる発作で苦しみ死に逝くビッグ・ボスを看取ったそして、残された余命を生きるべく、オタコンと共に世界の進む道を見届ける事を決意する。

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(オールドスネーク)

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