ナゼル

Last-modified: 2013-12-08 (日) 03:36:15

◽︎ナゼル /15歳/特大出刃庖丁及び鉈

閉鎖病棟 アルカトラズにて実験体として収容されていた、
初期レベルのオスだった。

その実験の唯一の成功例であったが、
事実を隠蔽しようとした閣軍の命令により、
地下に幽閉され、その存在を消されていた。

長い時を得て、アルカトラズに訪れた、
クロイツェル率いる、精鋭部隊BW6に発見され、「ナゼル」として入隊を果たす。

感染媒体であった男性としての肉体や、
汚染された一部を根本的に改造できなかった後遺症として、
オスである、アイツ、と、少女である、ナゼル、との、「ジキル・ハイド発作」に苦しむ。

オスになった時には、記憶欠陥が生じる為に、あまりその時の事を覚えてはいない。
発作時には、無差別に人を襲う傾向がある。
身体麻痺または気絶させる事でしか、その発作を止める術は、今のところない。

発作は、きっかけもなく発生する場合が多いものの、
過去のトラウマのきっかけとなるものが現れるとなる傾向にある。
オスとの戦闘時に、2つの人格が安定していると、人間離れした超人的能力を発揮する。

染色体、生殖器官、ホルモン等がアンバランスな為に、髪の一部色素が抜けてしまっている。
少し癖っ毛の残る、乱雑な散髪跡が残る短髪、後頭部や耳下には、
剃髪にされた際に伸び切らない、刈り上げ後が残っている。
血の気がないような青白い肌。
腹部に大きなケロイドと、胸部から頸部にかけて手術跡が残る。
左目が三白眼、右目は翠と碧を混ぜたような深海色の切れ長な瞳をしている。
右目の下に泣き黒子がある。

吃音傾向にあり、常に無口であるが、クロイツェル、リバティや
心を許した人間とは、口を聞く事もある。
その場合は、単語をツトツトと喋る程度でしか会話が不可能である。

以前、他部隊と遭遇した際に発作が出たせいで、他部隊勢に怪我を負わせた事から、
クロイツェル達は、他部隊との接触を極力行わない様にしている。

両肩、両膝、手の甲は常に甲冑で覆われ、
機動性を重視して、ケロイドや手術跡が
チラリと見える程度には、やや露出もしている。
あまり身長は高くない。
感情は表に出さず、ジッと人を見ることが多い。