つばさの丘の姫王 A red and blue moon -finite loop-

一人の見習い執事が、機関車が走り工場が建ち並ぶ近代都市から、とある地方へとやってきた。
執事学校の学校長から、実習先としてそこの領主館を指定されたのだ。


ウィングフィールド領中央に建つ巨石柱の門。
その門の向こうには、精霊や妖精が生活の中に溶け込んでいる不思議な村が存在していた。


そこで、執事を待っていたのは――。


狼を従えた、若く美しい女主人。
その女主人に傅く、幼い少女の外見をしたメイド長。
どこか神経質そうな先輩執事。
有能そうな雰囲気を漂わせている老執事。
オリエンタルな容貌の料理長。


女主人の誕生日に行われる、村をあげての祭りの日が近づくにつれ、女主人を取り巻く謎は深まり――
そして、ほどけていく……。

• ヴィヴィアン・N・M・N・ウィングフィールド(CV:かわしまりの)

  【主人公】165cm/45kg/18歳と11ヶ月
  不可思議な村の女領主。若く美しい容姿にクールな物言い、オトコマエな性格。常に薄く笑っており、年に似合わぬ迫力を持っている。
  「ようこそ、ウィングフィールドへ。」

• クリストファー・ラッケンブース(CV:若宮光太郎)

  【新人執事】178cm/63kg/18歳と9ヶ月
  執事になるべく努力している、明るく聡明な青年。貴族出身ではなく、父親が一代で財を築いた商家の次男坊。都会っ子。
  「頑張りますから、見捨てないでくださいっ！」

• エドリック・ブラン・クロンマクノイズ(CV:柴木幕流)

  【先輩執事】182cm/60kg/23歳
  物静かな眼鏡の執事。ウィングフィールド内で、五本の指に入る名家の一人息子。実家の者は代々、ヴィヴィアンに仕える執事職を担っている。
  「はい、貴方の仰せのままに……」

• ダウス・モーディ・ドゥー・ハーゲスト(CV:荒木幸男)

  【老執事】190cm/88kg/永遠の75歳
  ヴィヴィアンの事を名前で呼ばず「小娘」と呼ぶ。常にさぼっている。どこかに姿をくらませる。ウィングフィールドの住人から「働かない執事」と呼ばれている。仕事が出来そうな風情で、よくわからない威厳のある老執事。
  「いい気になるな、小娘。」

• ペチュニア・ストロベリーキャンドル(CV:青葉りんご)

  【メイド長】129.3cm/25kg/（見た目）8歳
  子どものように見えるが、言動は大人以上の少女。ヴィヴィアンの屋敷のメイド長。デキるドS。
  「わざと世話をやかせるのが趣味なのでしょう？」

• グリム・八角・カペルスウェイト(CV:いちごみるく)

  【ペット】190cm/70kg
  鋭く赤い目の大きな白狼。ファンキーで人語を話す。ヴィヴィアンのペット。お風呂大好き。
  「もふもふも挑発無限大に要求するぞ！」

• ティーズ・フィンバラ(CV:青島刃)

  【料理長】190cm/70kg/永遠の19歳
  オリエンタルな衣装をまとっている精霊。どのような料理もさっくり完璧に作ることが出来るスーパー料理長。色々と優雅で、何をするにも艶がある。ありすぎる時もある。
  「やあ、またつまみ食いに来たのかい？」

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