投資
サブプライム問題で世界規模の金融パニックが起きている。
今後のシナリオの検証なくしては、おちおち寝てもいられない。
ほとんど失ってしまった金融資産を保全すべく、頭を柔軟に、視野を広く考えてみる。
サブプライムローン問題
- ファニーメイ、フレディマックの国有化
- 債権保有国、保有企業が明らかに。連鎖の危機。
- 米国大手金融機関の破綻
- リーマン破綻→野村がアジア、欧州事業を買収
- バンカメ、メリルリンチを買収
- ワコビア、シティとウェルズ・ファーゴの買収合戦
- ゴールドマン、モルガン・スタンレーは持ち株銀行へ
- BNPパリバ、フォルティス買収へ
- 金利上昇(LIBOR 5倍に!?)、クレジットクランチ
- 政府系ファンド、資産急落に含み損急拡大
- 資金の出し手は、各国中銀に
- オマハの賢人
- バフェットは、GSとGEに出資。
世界恐慌
- 資金はいずこへ?
- 安全資産
- 現金、タンス預金(デフォルトリスク高まる)
- 金地金(有事の金は生きているのか!?)
- 安全資産
- 飛び火
- 米国発の金融危機が、欧州に飛び火。相対的に円が買われる形で、ここ数日で急激に円高に。
- 為替が全面に円高傾向にあり、輸出企業には大ダメージ。
- 金
- 政府、中銀が保有。
- [読み]投資マネーは、資産整理に躍起のため、金への非難の前にいったん整理の動きがあろう(いったん売りの動き)。その後、再度投資先として、金地金へのマネーシフトは起こるのではないか。
- [読み]金価格高騰がもたらすもの
中央銀行が保有する金地金の価値が上がるわけであり、売却によって国有化に使った資金の穴埋めが少しは出来るのではないか?ただ、大量に保有する金の売却は困難か!?
日本
以前、財布の紐は堅いようだが・・・。もともとネガティブなので、被害は少ないのかも。
しかし、「貯蓄から投資へ」の流れの中、ここ数年リスク資産の持ち高を増やしてきた個人も多いはず。彼らの心理状態は最悪だろう(僕も)。
- 不動産
- 今まで資金の出し手は外資であった。主要なプレイヤーはだいぶ退場した様子。新規プレイヤー(豪州系)は今後も資金を引き上げないかは不透明。